Wizardry 外伝3 プレイ記録 06　古の神

街に戻ってミケラ商店のおやじに報告すると、約束どおり城に入れるよう口利きしてくれたので、早速ダリア城に行く。
すると、城では王ではなく執事が応対をしてくれた。

『「私は王の執事。ほぅ、今までの冒険者とは目の輝きが違いますな。王に会わせる前に是非ともお願いしたいことがあります。実は、アガン王が魔族に騙され、呪われた仮面を付けられてしまいました。私達の配下の者に探らせたところ、どうやら王に呪いをかけた者は南の洞窟にいるらしいのです。南にある市街地の先に入れるようにしておきますので、どうか、呪いを解く手掛かりを見つけてください。このままでは、アガン王が不憫でなりません。王の呪いが解ければ、多大な報酬をお渡しできるでしょう」』

ということで、ようやく王を救い出すための依頼を受けられた。
南で衛兵が通行止めをしていた箇所が通れるようになり、その先の市街地に進めるようになったのだが…

ここがなかなか広い。
すぐに洞窟とやらがあると思ったのだが、この市街地は3マップ分連続している広大なものであった。
出てくる敵は弱いものの、マップを埋めるだけでも大変だ。

途中には盗賊のレベルが足りないのか、開錠できない扉もある。
単純にもう少し後で行くべきポイントなのか、今レベル上げをして行くべきポイントなのか判断が付かないところだが、後回しにして一通り回ってみる。

フィールドマップも埋まってきた頃、道中で見つけた民家では、この国の神にまつわるメモ書きを見つけた。

かつて、この国の地下には龍の姿をした神がいたが、魔族が国を支配してからは姿を消していた。しかし、最近になって復活の兆しがある、とのことである。
この国の龍の神っていうと、やはりアイツなのか。
いや、しかしアイツは地下じゃなくて山にいたからなぁ…。

ウェイバル
「ふう、それにしても広いですね。かつては、よほど大きな市街地だったみたいです」

コルティナ
「うーん…絶対に見たことあると思うんだけどな、ここ…」

エッゴ
「旦那方、こっちに階段を見つけたぜ。おそらく迷宮の入口だ」

ベッケル
「うむ、これが執事の言っていた洞窟のことだろう」

コー
「ドウクツ　ジメジメシテル　オレ　ジメジメシテル　スキ」

セルム
「あ、死体が転がってるわ。これはダリア城の兵士かしら」

ウェイバル
「床に血でダイイングメッセージが書かれていますね。『アガン王に呪いをかけたのは、この国を守る神であった』…とあります」

コルティナ
「この神って、ここに来る途中に民家で見た、龍の姿をした神のこと？」

セルム
「そんなもの本当にいたのかな」

エッゴ
「そんなバカな、龍なんて伝説上の生き物だぜ」

コー
「ムカシバナシ　マニウケル　ヨクナイ」

ベッケル
「お前達を見ていると、とてもそうは思えないが…」

ということで、ようやく目的地の洞窟を発見した。
死体があったエリアは行き止まりで先に進めなかったが、そこに降りる階段付近には隠し扉があり、そちらからもう1つの入り口が見つかった。
かなり遠い場所であるが、街外れからは直接来ることができるようなので助かる。
来るたびにフィールドの長い行程を歩かされたら、たまらんからな。

早速地下1階を探索。
出てくる敵はかなり強力になっており、一撃で倒すにはマダルト以上の呪文か、ドラコンのブレスでないと厳しい。

やはり魔術師呪文の使い手が2人は欲しいところ。
バードのス・トーヴァは、侍よりは呪文習得速度が速いようで、ラハリトまでは使えるようになったが、ここから先はレベルアップ速度も遅くなるので、もう一つ及ばない。

回復の方では、レベル11となったウェイバルがマディを無事習得。
こいつは初期能力が高かったから、HPも戦士並に高くて安心できる。

錬金術師のカリチアも第6レベルでHPを全快させるカディオスという呪文を覚えたので（マディと違って状態異常は治せない）、こちらも地味ながらありがたい。
錬金術は、パーティー全体の状態異常を治すモルフィスや、アイテムを識別するカルドゥといった呪文や、味方の攻撃力と呪文無効化能力を恒常的に高めておくことができる常駐呪文、マオスロとフォフィックも、なかなか便利である。
本家でいうマカニトに相当するマトカニという呪文も、こちらのレベルに応じて効果が上がっていくようなので、いずれ役立つだろう。

地下1階は、特に仕掛けもなく普通に降り階段が見つかった。
デュマピックによると、ここは地下6階まであるようなので、まだまだ先は長い。

降りた先の地下2階は、大広間の壁に悪魔の壁画が描かれており、その3つの目の部分が空洞になっている。

ここにピッタリ入れられる物は、寺院でダリアが落とした銅のメダル、商店街でガリアンリーダーが落とした銀のメダルであった。

この大広間には、周囲に6つの扉があり、目の塞がった髑髏によって閉ざされているが、悪魔の目（左、真ん中、右）にメダルを入れることで、対応する扉が開くようになっていた。
銅のメダルのみ入れた場合で、左右中の3パターン、銅と銀のメダルの2枚を入れた場合で3パターン（2枚入れる場合は、銀と銅を逆にしても同じ）、合計6 パターンが、それぞれの扉に対応しているということだ。
まあ、どれが正解で、どれが不正解かは関係ない。
こういったダンジョンゲーの常として、全てのパターンを試してマップを埋めないことには安心して先に進めない。

ということで、ひたすらマッピングと戦闘を繰り返す。
出現する敵は地下1階とさほど変化無いが、なにぶん数が多い。

前述のとおり、こちら側で必殺の攻撃力を持っているのはドラコンのブレスと魔術師の呪文だけなので、4グループも出てこられると、どうしても危険なヤツが残ってしまい、ダメージを負ってしまう。
しかも、優先して倒すべきスペルユーザーが、リザードプリースト、ドラコンメイジ、ムークビショップ、といった名前からしてHPが高いヤツらばかり出てくる。
最初は、リザードの僧侶とかドラコンの魔術師なんて、ロクな呪文使ってこないだろ（笑）、と楽観視していたものの、バディやらマダルトやら、十分に殺傷能力の高い攻撃をしてくるため、そのHPの高さと相まって非常に凶悪である。

また、ここらで『きりさきのけん』や『ますらおのよろい』など、+1相当の武具が徐々に手に入り始めた。
中でも、侍用の武器『かたな』を手に入れたことで、ベッケルの攻撃力が大幅に上がり、強力な戦士2人に隠れがちだった侍に、ようやく日の目が当たった。

特にこの外伝シリーズでは、成長が遅く防具に制限のある侍は、どうしても純粋な戦闘力では戦士には敵わないので、こういった専用装備が手に入るかどうかで、強さが大きく変わってくる。

とはいえ、まだまだ前衛は火力不足なんだけどね…。
攻撃力よりも、命中率がどうも低いような気がしてならない。

地下2階のメダルの扉の先は、それぞれに降り階段が用意されていた。
間違ったルートはすぐに行き止まりになるだろうと予想していたが、どうも6つ全てのルートが、少なくとも地下4階まで続いている様子。

しかも隠し扉も非常に多い。
階段室も普通に隠されているものだから、行き止まりに当たったらまず壁を調べてみることが必須と言えるほどだ。
今のところ、盗賊が気配を察知した隠し扉は、一番最初のダンジョンである墓地の地下の一箇所だけだったんだけど、さすがに見つけにくすぎないかな。
この隠し扉システムは、どうも好きになれない。

そんな中、地下4階の一室で紐の先に付いていた瓶を発見。
鑑定すると『さびとりオイル』であった。
別の場所では『きんのかぎ』も見つける。

この先に進むのに必要なキーアイテムであろうことは、名前からして想像に難くない。

しかし、戦闘の方では苦労が耐えない。
地下3階、地下4階と降りていくにつれ、敵はどんどん強力になっていき、味方も死者続出である。

死ぬだけならまだしも、サキュバスのエナジードレインによってセルムとベッケルがレベルを下げられ、HPも大幅にダウンしてしまう。

被弾が多くなってきたので、そろそろ全体攻撃呪文が欲しい。
レベル上げをしなくてはならない時が来たか。

ということで、ここで探索を中断してレベルを底上げすることにした。
この洞窟の地下2～3階であれば、ラダルトだけでも何とか戦える範囲である。

ここはただひたすら戦っていただけなので、詳細は省きます…。
1度の戦闘で約3000前後、多い時は5000～6000もの経験値が手に入るので、レベル13までは、そこまで遠い道のりではなかった。

こうして、まずは魔術師マーチと錬金術師カリチアをレベル13にして第7レベルの呪文まで習得させた後、それぞれ僧侶と魔術師に転職させた。

僧侶ウェイバルはまだレベル13になっていないが、とりあえずこの2人が全呪文を覚えただけでも十分だ。
やはり、コレが使えるようになっただけで、攻撃力は格段に上がる。

これで戦力的には申し分なくなったので、洞窟の探索を再開する。
マロールでワープしながらマップを埋めていけば、あとは楽々と埋まっていく。
道中で見つけた錆びた扉には、拾った錆び取りオイルを使うことで先に進めるようになり、その先には地下5階に降りる階段があった。

そして、地下5階で金の鍵を使って進んで行くと、「これ以上、進んではならぬ」という謎の声が聞こえてくる。
そう言われても進まないわけにはいかんやろ。

いかにもなメッセージだったので、その先ではボス戦でもあるのかと覚悟していたが、行き止まりの部屋の中には誰もおらず、1枚のコインが落ちていたのみだった。

鑑定してみると、このコインは金のメダルであった。
地下2階の悪魔の壁画で使用した、銅のメダル、銀のメダルとセットで使用するものっぽいので、その足で地下2階にマロールし、悪魔の壁画の目に入れてみる。

金・銀・銅の3つの目が入ると、悪魔の描かれた壁は崩れ去り、その先に新たなる道が開く。
壁の向こうにあったのは、なんとエレベーターであった。

地下2階から6階まで、これで移動できるようだ。
このシナリオではダンジョンの形式が大分変わってしまったけど、エレベーターが出てくると、いよいよ後半戦って感じがするな。

＜現時点のステータス＞

名前	種・性格	職業	LV	力	知	信	生	早	運	HP	年
	エルフ/中立/女	Val	13	16	15	14	16	17	14	105	18
セルム	AC0　ハルバード　ますらおのよろい　てつのたて　かわのかぶと　かわのこて
	ドワーフ/悪/男	Sam	12	18	12	15	19	11	13	126	20
ベッケル	AC-1　かたな　どうよろい　かたあて　しんちゅうのかぶと　てつのこて
	人間/悪/女	Pri	10	12	12	13	15	12	15	95	21
マーチ	AC4　モーニングスター　どうよろい　かわのかぶと
	人間/悪/男	Nin	12	17	15	14	16	17	14	68	18
バルク	AC-1　きりさきのけん　どうよろい　ささえのたて　しんちゅうのかぶとかわのこて
	エルフ/中立/女	Thi	12	13	14	15	16	18	13	72	18
コルティナ	AC4　とうぞくのゆみ　ごうかなかわよろい　かわのかぶと　かわのこて
	フェアリー/悪/女	Mag	7	9	13	11	10	17	13	44	22
カリチア	AC3　ほのおのつえ　きりのローブ
	リズマン/中立/男	Fig	12	21	10	13	20	15	12	128	16
コー	AC1　バトルアックス　プレートメイル　てつのたて　かわのかぶと　かわのこて
	ドラコン/悪/男	Fig	12	19	13	12	21	17	14	137	17
エッゴ	AC0　きりさきのけん　ますらおのよろい　てつのたて　かわのかぶとかわのこて
	ラウルフ/悪/男	Pri	12	15	13	18	19	18	15	121	15
ウェイバル	AC5　フレイル　むねあて　かわのかぶと
	ムーク/中立/女	Bar	11	14	11	12	15	14	17	47	14
ス・トーヴァ	AC6　こがたのゆみ　かわよろい　かわのかぶと　かわのこて　ねむりのふえ　ちんもくのハープ

←プレイ記録05へ　　　プレイ記録07へ→

Wizardry 外伝3 プレイ記録 06 古の神

Wizardry 外伝3 プレイ記録 06　古の神