五つの試練プレイ記録 #0 [1980年作品] 02

地下2階に降りた階段の近くにも、作者の方からの注釈があった。



ここは『リルガミンの遺産』の1階を思わせるような、迷宮内に湖があるという構造らしい。

あの構造は、確かに斬新だと思います。
初めてあのシナリオをやった時、迷宮の中なのに『そこは浜辺 目の前には暗い湖……』などというメッセージが出てきて感激したものです。


この地下2階では、この湖を越えていくためのキーアイテムを探す……という展開となりそうである。






しばらく探索していると、敵のレベル1忍者との戦いで、前衛3人が毒を受けてしまった。
毒攻撃と言えばレベル3忍者のオハコだったが、このシナリオではレベル1忍者の技になっているようだ。
後でモンスター図鑑でも確認してみたが、もちろん首切りもしっかりやってくる。
こいつはレベル1とは言え、かなりの強敵だ。


まだラツモフィスは習得していないし、ポーションも高価だから買っていない。
となると、ダメージを受けつつも、歩いて町まで戻らなくてはならないが……



クリス……ヘイ、クリス!
見えるか、町の灯りだ!
ほら、歩こう……そうだ頑張れ、もう一息さ。

……おいおい、何を弱気なことを言ってるんだ?
ほら、町に帰って酒場に行けば、マスターがいつものやつを用意して出迎えてくれるぜ……だから……
おい……クリス……?
そんな……ウソだろ……?
……クリーーーースッ!!




クリストファー死亡。
でも、その後すぐに1250Gで復活しましたがね。







マップを埋めつつ探索を続けると、床にこんな表示がある部屋に着いた。



地下1階のものと同様、この記号が何かの単語を表しているようである。
これは……JOKE(ジョーク)かな?
各階にあるとなると、やはり#5を彷彿とさせるな。


この部屋から更に奥に進むと、何やらありそうな部屋に辿り着く。



このメッセージも、何やら見覚えがありますね。

探してみると『?置物』を入手。
置物とくれば、#1でお馴染みの『カエルの置物』か『熊の置物』がパッと思い浮かぶ。

だが、戻って商店に行って鑑定すると、『アヒルの置物』なるアイテムであった。
アヒルといえば……そう、#5の『ゴムのアヒル』に象徴されるように、ウィザードリィでは最も水泳的な生物である。
おそらく、これによって湖を越えることができるのだろう。



ついでに、手持ちのアイテムに鑑定額の高い剣が見つかった。
+1クラスの武器であろうか?

確かめてみたかったが、先日クリストファーを蘇生してゴールドが足りなくなっため、ここで司教をパーティーに加入させることにした。
鑑定君も後々必要になるだろうしな。


………………………………・
………………………………・

アンソニー
「なあクリス、ニュースがあるんだ。今日うちのチームに新入りが来るらしいぜ。それもドワーフの司教だって話だ」

クリストファー
「ドワーフの司教……そいつは随分とクレイジーな野郎だな」

アンソニー
「その新入りが何日で音を上げるか、ひとつ賭けをしないか?」

クリストファー
「いいとも。まあ……10日ってところじゃないかい?50ドル賭けよう」

アンソニー
「じゃあ俺は、ジュリーにいびられて3日で辞めるのに、100ドル賭けるぜ」

クリス&アンソニー
「HAHAHA」

ジュリー
「私は辞めないに1000ドル賭けるわ」

アンソニー
「おっと(笑)急に驚かせないでくれよ、ジュリー」

ジュリー
「あら、あんた達は知らないのね。あの新入り、キャラメイク時のボーナスが16もあるのよ」

クリス&アンソニー
「!!」


………………………………・
………………………………・


ということで、鳴り物入りのドワーフの司教ケビンを、魔術師ベンジャミンの代わりに加入させた。
ボーナス値16のドワーフのくせに司教という、才能の無駄遣いをしている男だ。


さっさとレベルを上げて鑑定させると、剣の正体はメイジマッシャーであった。



盗賊にも装備可能な、+1相当の武器である。
盗賊を前列に出すにはまだ装備が心許ないので、これは戦士ダニエルに装備させることにした。







湖を渡る前に、その他のエリアを調べていると、鍵のかかった扉を見つける。
盗賊が開錠できる種類の物のようだ。

この開錠扉と、上の階にあった隠し扉のシステムは#5が初出だと思ったが、実は#0から実装の予定があったのだろうか?
確かに、このシナリオには#5を思い起こさせる物が多くあるしな……。


先に進むと、一回り強い雑魚敵が出てくる小部屋が連続で続いた。



マハリトとモリトで何とかなるが、合計で15回以上の戦闘が続いたので、さすがにちょっとキツかった。

そして、最後の部屋には再び……



ここを調べると、今度は『ブタの置物』なる物を見つけた。豚……これも、どこかを通過するのに必要な物なのだろうか……?







アヒルの置物によって湖を渡ると、すぐに下に降りる階段が見つかる。
これで地下2階は全て回ったようだ。




そのまま地下3階へと向かうと、この階はいきなりダークゾーンであった。



地下2階にもダークゾーンは少しあったが、降りていきなりダークゾーンだと、やはり恐怖感が違う。

幸いダークゾーンはすぐ終わったが、周囲を少し回ったら先に進めなくなってしまった。
上の階に別の階段があるのか、それとも、また隠し扉があるのか……と思ったが、ここでミルワを唱えてみたら解決した。

明かりを照らすことで初めて見えるシークレットドアがあったのだ。



……ということである。
#4は、その最初の最初しかやったことがないのですが、あのシナリオならではの、一層面白い仕掛けとなったと思います。

この階の最初のダークゾーンは、この効果をより際立たせるためのものでしょうかね。



更に先に進むと、これまた見覚えのあるようなメッセージが。



ここから先は、通路と玄室で構成された迷宮ではなく、不規則な形の広い通路が続く、洞窟っぽい構造となっている。
行き止まりなどにはピットが仕掛けられており、#2ダイヤモンドの騎士の、地下4階を思わせるような、なかなかいやらしい造りだ。









ここらで出てくる敵は、レベル3メイジやレベル5プリーストなど、ちょっとした珍種を見つけたような気分になる奴らだ。
いずれもモリトで倒せる範囲だが、同じく出現するレベル3忍者のクリティカルが厄介である。
クリストファーとジュリーが首を刎ねられ、危なくなった時もあった。


だが、ここでジュリーがレベル8となってマポーフィックを習得し、受けるダメージはかなり減った。
AC4〜5の者がAC2〜3になるのは、かなり違いが出てくる。
更に、アンソニーが無事にリトフェイトを習得したので、ピットは恐れるに足らなくなり、探索は一気に楽になった。
オリジナルの形にこだわるのであれば、こんな便利呪文に頼るなどもってのほかなのですが、バリバリ使わせてもらいます。


この洞窟を進んで行くと、途中で不気味な泉を発見。



これは体力回復の泉であった。
やはり#2の地下4階に似ている。


そして……




なんと、ここでマーフィー先生登場!

僕らの知っているマーフィー先生とは若干名前が違うが、強さや経験値は、いつもの先生と同じだった。
先生、今後僕らが全滅したり、強敵に出会って行き詰まった時には、またお世話になります!



そんなところで、この階の探索は終了。
この階は、通路の広い洞窟が大部分を占めていたのと、進入できないエリアが結構あったのとで、マップはかなり早く埋まった。



次は地下4階だ。









名前

種・性・属

職業

LV

HP

クリストファー

Hum/男/悪

Fig

8

15
+2

11

6

17

13

10

89

14

2

AC 4

ロングソード 小型の盾 鎧

ダニエル

Elf/男/悪

Fig

8

16

15

12

16

12

7

79

15

0

AC 4

メイジマッシャー 鎧 銅の小手

ジュリー

Gno/女/悪

Pri

8

10
+2

9

17

14

15

11

61

15

1

AC 5

フレイル 小型の盾 胸あて

メリッサ

Hob/女/悪

Thi

8

10

9

11

7

18

17

42

14

0

AC 8

メイジマッシャー 革鎧

アンソニー

Hum/男/中立

Mag

8

13

18

9

10

10

11

36

15

0

AC 9

杖 ローブ

ケビン

Dwf/男/悪

Bis

7

14
+1

15

15

14

12

11

50

15

0

AC 8

メイス 革鎧



僧侶ジュリーはディアルコ、ラツモフィス、マポーフィックをちゃんと習得した良い子。 
攻撃呪文は、今のところモリトがあれば十分過ぎるが、#1を基準に考えると、地下4階以降はマカニトを是非とも習得してほしいところだ。

また、#1と比べて防具がかなり貧弱なので、受けるダメージは多い。
だが、五つの試練はオリジナルよりも若干HPが高くなる傾向があるように思うので、おかげで助かっているような感じである。

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