五つの試練プレイ記録 #0 [1980年作品] 01

今回プレイするタイトルは、『#0(ZERO)』というものです。
シナリオについての詳しい説明は公式ページを見ていただきたいところですが、簡単に説明すると、ウィザードリィの原典である『#1.狂王の試練場』に先立って製作されたシナリオであるということです。
シナリオ1の前に作られたものだから、シナリオ0……ということですね。
シナリオ1の試作品のような位置付けで、当然発売などはされておらず、データのみが残っていたものが、このたび五つの試練のシナリオエディタで復活したというわけです。

五つの試練の性質上、種族の特性値や呪文、細かな計算式などが若干異なるため完全移植とはいかないでしょうが、基本的なデータがちゃんとしていれば、かなりの再現度となることと思います。
これは、ウィザードリィファンとしては非常に楽しみなシナリオであります。


なお、PCを換えてから何故かツイッター版が自動投稿してくれないので、今回はツイッターのログは保存されません……。








では、いつものようにキャラメイクを開始。
前回の反省を踏まえ、最初から16人登録しておくことにした。

よほど酷い状況に陥らない限りは、ここまで使うことはないと思うが、念のためというやつだ。


出来上がったキャラは……

番号 種族 性格 職業 BP 名前
1 人間 男 戦士 7 クリストファー
2 ノーム 男 中立 戦士 7 デイビッド
3 ホビット 女 魔術師 8 アマンダ
4 ホビット 女 盗賊 6 メリッサ
5 人間 女 戦士 16 ティファニー
6 ノーム 男 僧侶 9 ウィリアム
7 ノーム 女 司教 7 ジェニファ
8 エルフ 男 戦士 18 ダニエル
9 ドワーフ 男 司教 16 ケビン
10 エルフ 男 魔術師 7 ジョン
11 エルフ 男 中立 戦士 7 スティーブン
12 人間 男 中立 魔術師 7 アンソニー
13 ノーム 女 中立 戦士 17 ローレン
14 ノーム 男 中立 魔術師 6 ベンジャミン
15 人間 男 中立 魔術師 19 コーディ
16 ノーム 女 僧侶 9 ジュリー

最低限パーティーは組めそうではあるが、盗賊が1人、僧侶が2人しかいないのが心細いところか。
司教が2人とかボーナス10台のエルフ戦士とか、いつものように無駄が多い。


ちなみに、この名前は一般的なアメリカンのファーストネームです。
海外のポピュラーな名前のトップ100を、年代別に調べられるホームページを見つけたので、1980年代アメリカの人気ネームから無作為にピックアップしました。
粋なアメリカンジョークが飛び交う愉快なパーティーとなるでしょう。

うん、多分しばらくは見分けつかんわ、これ。



で、この中から[戦士クリストファー、戦士ダニエル、僧侶ジュリー、盗賊メリッサ、魔術師アンソニー、魔術師ベンジャミン]の6人でパーティーを組んだ。

商店に売っているアイテムは、おおよそ#1と同じだ。
戦士にはロングソード、盗賊にはショートソード、僧侶にはメイスかフレイル、といったところ。

しかし防具は、小型の盾が400G、兜が1000G、銅の小手が6000Gもして、明らかに他のアイテムよりも高額である。
戦士、僧侶ともに、90Gの鎖帷子しか装備できない状態だ。
だが、この価格も後につながる何かを感じてしまう。


こちらが城の看板。



特にストーリーの設定は無く、おそらく、この程度のものだろう……との注釈あり。
まあ、#1でもストーリーはゲーム中ではほとんど語られなかったしね。







迷宮に入ると、いきなり看板がある。
こちらは、作者の方からの注意書きのようだ。



ふむ……どうやら、いきなり#1の地下3階のような構造らしい。
似たような部屋と通路にピット……という仕掛けということだ。

そう聞いてしまうと、通路を歩くのすら怖くなる。
レベル1でピットって即死の可能性ない……?



慎重に進むと、エンカウントの発生する玄室を見つけた。



敵はカピバラ。
#1では地下3階で出てくる敵である。

え?ちょっと……勝てるのこれ……?

なんせ#0だから、戦闘バランス等も後の作品のような調整である保証はない。
とりあえず、できる事は限られているので、カティノとバディオスで恐る恐る様子を見てみる……。


が、心配は杞憂だったようだ。
カティノはちゃんと効き、その後の戦士達の攻撃一撃でカピバラは倒れた。
どうやら、レベル1でも戦える強さとなっているようだ。
安全に戦えるとなれば、あとはもうパターン通りに、この玄室と町との往復を繰り返してレベル上げをすることにした。

カピバラの他に出現する敵としては、オーガ、スライム、ローグ、ローニン、などなど……。
なんとなく、全体的に#1の地下3階を彷彿とさせる敵が多い。
オーガとか、出てきた瞬間にOH,MY GOD!な感じだったが、こいつもレベル1戦士の攻撃で簡単に倒せる相手であった。


他にも、#1の地下3階を彷彿とするどころか、そのままのメッセージまである。



やはり、作者の方のメッセージ通り、#1の地下3階のような……というか、#1の地下3階が、このフロアを元に作られたと考えるべきか。







そんなこんなでレベル2、レベル3となり、アンソニー、ベンジャミンの魔術師2人がデュマピックとメリトを習得する。
このメリトの存在だけで、旧ウィザードリィのシナリオよりも序盤の難易度は格段に下がっているだろう。
今回はノーリセット以外の縛りは特に考えていないので、バンバン使っていく。

HPにも余裕ができ、デュマピックで地図を確認できるようになったので、ここらで本格的に探索を進めることにした。
看板に書いてあった通り、十字路で均等に区切られた区画には似たような構造の部屋ばかりが並ぶため、方位を示せるデュマピックの呪文がないと、紙マッピングをしていても厳しいと思われる。



そして、ちょっと通路を進むと、十字路の真ん中でいきなりピットに引っかかった!
まさに#1の地下3階を思わせるような仕掛けである。
ダメージは小さいものの、このような不可避な場所に仕掛けられると非常に困る。

自分が初めて#1をやって地下3階に挑んだ時には、オートマッピングがあったにもかかわらず迷って全滅したことを思うと、この構造は非常にシンプルでありながらも、かなり凶悪な罠であると言えよう。

………と書いたが、当時の死因の大部分は、ピットの上でキャンプを張ってしまったことだということを思い出した。
あれこそが最大の罠。


だがまあ、リトフェイトでピットを回避できてしまう五つの試練では、このシナリオのように最序盤で不可避なピットを仕掛けるのが、最も効果的な使い方なのかもしれない。







ピットでダメージを受けながらも探索を続ける。
幸い死者は出なかった。



「回れ右!」の他にも、意味深なメッセージはいくつかあった。
おそらく何の意味もないものであろうが、かの有名な「トレボーサックス」や、#5の各階に彫られた記号などを思い起こすようなものだ。




これらのメッセージの他には、盗賊が気配を感じる隠し扉もいくつか見つかったが、これも本来あった物なのだろうか?
まあ、扉の中には何もなかったから、見つけても見つけなくても大して問題はないのだろうけど。



そんな事を色々と憶測しているうちに、地下1階は全て回り、下に降りる階段も見つかった。
特に何のイベントも無く、この構造自体が仕掛けといった感じだ。



マップの左下の部屋は、おそらくエレベータールームであろうか?


この階で得られる経験値は50〜200程度の少ないものなので、このまま地下2階へ向かうとしよう。









とりあえずレベル5まで上がった。
五つの試練はモリトが強いから、多少敵が強くても大丈夫だろう……と思う。

名前

種・性・属

職業

LV

HP

クリストファー

Hum/男/悪

Fig

5

14
+2

10

7

14

11

10

41

14

0

AC 4

ロングソード 小型の盾 鎧

ダニエル

Elf/男/悪

Fig

5

16
+2

13

11

16

12

7

52

15

0

AC 5

ロングソード 鎧

ジュリー

Gno/女/悪

Pri

5

10
+2

8

16

15

14

9

40

15

0

AC 6

フレイル 胸あて

メリッサ

Hob/女/悪

Thi

5

8
+2

8

9

7

17

16

25

14

0

AC 8

ショートソード 革鎧

アンソニー

Hum/男/中立

Mag

5

12

17

8

11

10

11

20

15

0

AC 9

杖 ローブ

ベンジャミン

Gno/男/中立

Mag

5

10

12

13

9

14

7

21

14

0

AC 9

杖 ローブ



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