五つの試練プレイ記録 ノッキーの井戸 05

「憂国の青いリボン」はブレスダメージを半減させる効果があったので、僧侶の絽るる(ろるる)に装備させておく。
そして、これを持って地下1階の兵士が通行止めしていた場所を通過すると、予想通りエレベーターがあった。




が、このエレベーターを使っても、これまでのフロアで目新しい場所には行けなかった。
いずれも踏破済エリアへの扉の閂を外せるだけで、特にイベントもない。
地下4階にいたっては、エレベーターは「使用中」と書かれたトイレの中であった。


他に何処か行ける場所があったかと、色々探してみると、地下4階の仁王像の門を通過できるようになっていた。



このフロアは、「憂国の城」という名称だからか、このリボンが通過の印になっているのかな。




「憂国の城」の中は、出現する敵が外よりも若干強くなっていた。



だが、意外と不死属性の敵が多いのか、侍の刀で結構なダメージを与えられる。
魔術師2人もマダルトを使えるので、出し惜しみしなければ、さほど問題はない。
レベル11で僧侶の絽るる(ろるる)がマディを覚えたし、状態異常も怖くないだろう。






…でも、ドレインはされた。



まあ、いいけどさー。
レベル13になるまでは、どうってことないけどさー。





しばらく探索してみると、各所にスイッチやワープ装置、鉄格子などが見つかる。
どうやら、これらを操作して通路を開いていくという構造のようだ。
仕組みは分かったので、この憂国の城を隅々まで歩いてスイッチを探す。
すぐに下に降りる階段が見つかったが、先に城の探索を済ませておいた方が良いだろう。

途中で、こんな貼紙も見つけた。

 

何のことだか分からないが、何のことか分かる時が来るだろうから、こうやって写真に取って記憶の片隅に入れておく。



あちこちをグルグル回っても全然先に進めないので、こりゃ一体どういうことだ、と若干諦観モードに入り始めた時、流音(るい)が隠し扉を発見!
上の階でも何箇所かあったけど、この隠し扉というやつは、どうにも苦手だ。
やっぱ、これって盗賊じゃないと発見しづらいんだろうか?


で、この隠し扉を進んで行くと、桜咲く広い庭園に出た。

その庭園は、満開の桜だった。
空からは晩春の柔らかな光がふりそそぎ、まるで水彩画の中に入ったような幻想的な淡いピンクと滲んだ青い空のコントラストは、君たちを殺伐とした現実から乖離させ、なんともいえない和やかな気分が、一時、君たちを包んだ。
・・ふと、耳を澄ますと庭園の奥のほうから、陽気な囃子の音が聞こえる。
君たちが陽気な囃子の音にさそわれるように桜花が舞うピンクのカーテンの奥に目を凝らすと・・
なんと、鬼たちが酒盛りをしている・・!!
・・・
・・・気づかれた!!



と、この幻想的な風景の中で、鬼共との乱闘となった。



最近は、お花見の席で、こういったトラブルが増えています。
皆さん、マナーを持って、お花見を楽しみましょう。


さて、あっさりと酒呑童子らを返り討ちにし、周囲に血桜を咲かす。

 

そして、散乱した死体の中を探すと、彼らの持ち物から鍵が見つかった!
こいつを持って帰って鑑定してみると、「アットマークキー」なる鍵であった。

アットマーク…これまでのフロアで、@という印の付いた扉があったので、間違いなく、そこで使用するものであろう。









さて、@の扉は地下2階、アキハバラの町と、地下4階の野崎家で見たので、まずはアキバへ行ってみる。

そして、扉を開けていくと…

 

フム…これは何を意味する記号であろうか?

 

 

歓声と共に襲い来る猫型モンスター&第五トラウマ!
なんだか、時代を感じさせる奴です。

可愛らしい見た目に反して中々に強力で、呪文を連発してきたため、コルツの壁を突き破って何名か焼死してしまった。
だが、召喚たランプの精の助力もあって、無事殲滅できた。



このシナリオは、召喚モンスターを連れ歩けるので、積極的に活用しとこう。


ここで、その名も「第5トラウマ」なるアイテムを入手する。
重要アイテムだとは思うが、今すぐに使うような物ではなさそうだ…。


続いて、地下4階の野崎家にあった@のドアを開けると、下に降りる階段が見つかる。
だが、ここを降りてみるも、すぐに水路で行き止まりになってしまい、先に進むことができなかった。
となると、憂国の城の中で見つけた降り階段かな…。









地下5階に下りる前に、ここらで敵が強くなってきたから、全滅に備えて魔術師を1人控えに回すことにした。
レベル11の輝星(きらら)をOUTし、代わりに怜麗(れれ)をINする。
レベルの高い魔術師が1人いれば、もしもの時の経験値稼ぎも楽になるだろう。



さて、城の階段から下に降りると、早速、何かが現れた。

 

そう、河童だ。
このフロアは、その名も「河童ヶ淵」といい、行く先を水路で遮られている。
どうやら、この河童が沼の渡し守のようだが、先に通してくれない。
おそらく、渡し賃を渡さなくてはならないのだろう。
無論、先ほどアキハバラで見つけた「トラウマ」は渡し賃とはならなかったようだ。
そんなモノ貰っても迷惑千万だしな〜。


しかし、ここは心当たりがあったので、すぐに町へ戻って酒保にそれを買いに行く。
何故か最初から売っている、このアイテムは、まさに河童のための物であろう。



にしても高い。
ロイヤルスイート泊まれるぜ?
こいつは、攻撃回数増加の効力があることから、何か非合法なブツの隠語なのでしょうきっと。



そんなわけで、河童とのトレードは成立し、水路を自由に通行できるようになるアイテム、「河童の渡し守」をいただいた。
さあ、これでようやく、この沼を探索できる。…と思いきや…。



なんと、またしても水流!
水に踏み込んだ途端に、別の岸まで流されてしまう。
しかも、今度は精神の湖と違って1歩たりとも自由が利かない。
数多くある水路への進入口から、それぞれ何処まで流されるかを覚えておかなくてはならないということだ。
こいつは、デュマピックだけだとキツイかなぁ…。



腹をくくって、全ルートをシラミ潰しに調べていくが…ここは、もう敵が強い強い。
強力ブレスを吐いてくる毒巨人や、琵琶法師、平知盛、八百比丘尼など、皆さん、とても強い。



つーか、平知盛って誰だよ。
武将なのか鬼なのかハッキリしろ。

そう思ってウィキペディアで調べてみました。
あ、何だか彼の銅像と、このグラフィック少し似てる。



こうして、何度も流されて各地を調べていくと、所々に、「壱」とか「参」とか書かれた扉がある。
中にはスイッチがあり、「壱」のスイッチを入れたら、「弐」の扉が開くようになる…といった仕掛けのようだ。
そして、「参」まで押したのだが、その次が見つからない。
どうやら、「伍」まで押すことで、この水流が止まるようなのだが…もうグルグル回りすぎて、どこを押して、どこを押してないのか分からなくなってきてしまった。
この五つの試練のスイッチって、ONなのかOFFなのか、見分けがつかないんだよな…。









探索も難航した頃、地下4階の憂国の城で、一箇所入っていない扉があったことに気付き、そこにあったスイッチを解除する。
すると、更に別の降り階段が現れた。


同じく、河童ヶ淵に降り立つのだが、こちらでは、色々とメッセージが現れた。

石碑が建っている。それはひどく古いものらしかったが、刻まれた文字は、何とか判読できた。
(↓以下、ドラッグで反転)

我々がかつて手にしていた、あの”希望”は、いまや、六つの断片に引き裂かれている。
やがて、そのすべての傷跡を知るモノに再びその姿を見せることだろう。



奥には、河童の老人も暮らしていた。

部屋に入ると、黒檀のゆり椅子に腰掛けた白髪の年老いた河童が居眠りをしていた。
老河童は、侵入者である君たちに気づくと何を思ったのか、徐に語りはじめた。
(↓以下、ドラッグで反転)
いまから七十余年ほど前、ワシら河童の世界では大きな戦があった。
おおいくさは東の大国カッパピアの経済危機に端を発し、やがて、カッパピアの経済に依存していた各国の経済は次々と破綻していった。
各国の都市という都市には失業者が溢れ、ワシたちは、先行きの見えない未来と現行のシステムに疑心を抱き、わけもわからず・・維新だ!!革命だ!!とみな声高に変革を叫んだ。
やがて・・経済危機による貧困の怨嗟と革命の気勢がよんだ暗雲が世界を包み河童史史上、最も凄惨で大規模な戦乱となったのじゃ・・
ワシは・・いまも、あのおおいくさのことを思い出すのじゃが・・いまもって、なんであんな事になってしまったのか、皆目わからん・・
じゃがの!!この「河童ヶ淵」も、あの戦で一度は滅んだのじゃが・・あの戦の最後の最後・・本当に最後でワシらの手に「希望」が滑り込んできたのじゃ!!
その「希望」と言うのはのぅ!!希望と云うのは!・・のぅ・・はて?なんじゃったかのぅ・・
老河童は、記憶を思い出せないのが辛いのか、悲しげに首をかしげていたが、やがて、諦めたのか、またウツラウツラと居眠りを始めてしまった。
そして、さいごにそっと寝言のように呟いた。
そうじゃ・・あれは、まだ、この淵の何処かに沈んでいるのかもしれんのぅ・・



この老河童のセリフ、そして、その隣のオフィス「RYUNOSUKE」、と書かれた部屋の中にいる、額の広い小説家…



ここいらのメッセージの元ネタは、芥川龍之介の小説「河童」と推定されます。
河童の世界を舞台とした、社会風刺的、自己批判的な小説ですが、これを丸々、このシナリオの舞台背景に置き換えると…色々と、つじつまが分かってきます。




そんな河童の国の出来事を聞き、先に進んで行くと…「市ヶ谷駐屯地」と書かれた扉があった。
何故に、突然この場所にこんなモノが…?

そして、扉を開けると…

その広場に足を踏み入れたとたん、強い日差しに瞳を焼かれた。
(↓以下、ドラッグで反転)
あまりの眩しさに思わず仰け反った君たちの足元では、熱く湿った土煙が舞いあがり、両足を伝わって不快な熱風が顔を撫でる。
まるで盛夏の海水浴場を思わせるような強い日差しが降り注ぐ広場の空には、嘘のように蒼い青空に、これまた白々しいほどに白い見事な入道雲が浮かんでいる・・
広場の正面には鉄筋コンクリートの大きな建物があり、その建物の前には”河童”の群衆が、ひしめき合って異様な熱気を放っている。何か不穏な空気を感じた君たちは、慎重に近づくことにした。
”あの愚かしい、世界戦争の果てに手に入れた奇跡・・そして・・半世紀もの時間を以って培ってきた希望を、お前たちは、いま!!あっさりと、捨てようとしている!!”
陽炎がゆらぐ炎天下のバルコニーでは、カーキ色の軍服に日の丸鉢巻を締めた汗まみれの人物が軍刀を片手に河童の群集に向かってアジ演説をしている・・
なんと、驚いたことに、バルコニーで軍刀を振り上げて演説している人物は”ノッキー”その人だった!!
バルコニーには、ノッキーの他に彼と同じ軍服を着た数人の若い河童たちが眼下の群集を威嚇するように睨みおろしている・・
”ほんの一握りの・・敗戦と云うトラウマに精神をとらわれ続ける老いた政治家たち・・そして、己の未来を自らが描けないがためにカビの生えた奴等の思想に盲従する、哀れな若者たちに・・
お前たちは!!自堕落な、お前らは!!またしても・・この国の未来を・・そして、この国が培ってきた希望を!!うっちゃちまっおうって、云うのか!!”
ノッキーは絶叫して握り締めた軍刀を眼下の群集に向かって振り下ろした!!その時!!
興奮のボルテージがレッドゾーンを振りきってしまった一部の河童たちが建物の壁に張りつくと、あっという間に駆け上がりノッキーに襲い掛かった!!
”怒&★馬※%殺$〜!!!”わけのわからない罵声を発しながら、群集たちは次々とバルコニーによじ登り、あっという間にノッキーたちをとり囲んだ!!
もみクシャにされるノッキーとその仲間たち・・ノッキーの生命に危険を感じた君たちは、群集に向かって銃を構え、そして、一瞬、躊躇したあと・・発砲した!!



そんなわけで、非常にライオットな状況の中、河童シビリアンの集団との戦闘となる。



見ての通り、所詮はシビリアンなので、大して強くはなかった。
せいぜい毒攻撃をしてきたくらいだ。

しかし…

銃弾を浴びて・・群集は、蜘蛛の子を散らすように逃げ散った。
(↓以下、ドラッグで反転)
バルコニーの中央では、もみくちゃにされた”ノッキー”が、ひとりボロ雑巾のようにたおれている・・
どうやら、彼の”同士”たちは乱闘のドサクサで逃げ出したようだ。
やがて、ふらふらっと立ち上がると、自嘲したような苦笑を浮かべるノッキー・・
”・・群集に向かって発砲するとはね!!君たちは・・恥ずかしくないのか?・・やはり、僕は、君たちとは、相容れないようだな。
おっと!!近づかないでくれよ!もう・・捕まる気はないんだ。”
ノッキーは、片手を突き出して君たちを制止すると、いつからそこにあったのか、彼の目の前で揺れる一筋の銀色の糸を両手で掴んだ。
すると、ノッキーの身体は鞠のように弾んだかと思うと、あっという間に、数十メートル上空に飛び上がった!!
驚いた君たちが空を仰ぐと、入道雲の中、後光を背負った僧衣姿の老人が釣竿のリールを必死になって巻いている。
どうやら、あの老人が釣竿でノッキーを天空へとひきあげているらしい・・ ア然と空を見上げる君たち・・
すると、ノッキーの消えた天空から”はらり、はらり”と、何かが落ちてきた。そして、声が響く・・
まぁ・・もう少しつき合ってもらうよ!!



こうして、アイテム「ノッキーの日記」を入手。
これを持ち帰った一行は、任務達成となった…。

 

しかし、もちろん全く解決していない。

エンディングの最後に、「井戸一階北西にて待つ」というメッセージと赤錆びた鍵が添えられていた。
当然のように、ここから次なるダンジョンが始まるのであった。



いや〜、しかし怒涛でした。
最後の市ヶ谷駐屯地のイベントは、やはり真女神転生のゴトウのモデルとなった人が、元ネタなのでしょうか?
この人の作品については、まだ後期のものを読んだことがないので何とも言えませんが、この場所で訴えかけている情景は、まさにそのものだったと思います。
これが先の河童のカリカチュアと合わさり、実に熱い展開となりました。
ついでに最後のやつも、また芥川の有名な小説が元ネタとなっているのでしょうか?

こいつは、続きが楽しみです!









交代したメンバーは、最初のメンバーよりも優秀なので、このまま行こうと思う。
盗賊用の装備が揃ってきたので、流音(るい)を前列に出して、絽るる(ろるる)後列に下げ、パーティーの生存率も上がっただろう。

しかし、誰もビショップに転職できないのがキツイ。
そろそろ、金も不足してきたので何とか能力値が伸びてほしいところだ。
 

名前

種・性・属

職業

LV

HP

愛李(らぶり)

Dwf/女/悪

Fig

11

18
+2

10

13

16

11

15

115

14

1

AC 2

モスバーグM590 フルプレートメイル テッパチ ヴァンブレイス

而莉(じぇりー)

Dwf/女/善

Sam

11

20
+2

15

17

18

15

9

119

14

1

AC 0

無銘の刀 ポリカーボネート盾+1 大鎧 テッパチ 剣道の籠手

絽るる(ろるる)

Hob/女/善

Pri

12

8
+1

11

16

11

13

19

85

15

3

AC 3

S&WM29 光る鎖帷子 テッパチ 皮の手袋 憂国の”青いリボン”

流音(るい)

Hob/男/中立

Thi

12

15
+2

11

13

15

18

20

74

15

0

AC 3

次郎長ブレード ポリカーボネート盾+1 防弾チョッキ改 強化テッパチ

怜麗(れれ)

Gno/女/善

Mag

9

13

19

13

16

10

11

62

14

4

AC 9

警棒 迷彩服

悪駆愛(あくあ)

Hob/男/善

Mag

12

11

18

12

10

15

20

49

15

2

AC 9

警棒 迷彩服



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