Wizadry8 プレイ記録 35.アセンション

アセンションピーク山頂

メタル
「この神殿…ついに着いたか?」



トシ
「中に誰かいるぞ!あれは…ダークサヴァントか?」





ダークサヴァント
「私がコズミックサークルへ辿り着く前におまえ達に会えたとはすば らしい!おまえ達がここに来ることは分かっていたぞ。この愚か者め!」

ディージア
「どうでもいいけど、こいつも歩いて登ってきたのかしら」

ルガード
「同じく苦労した身として、先にアセンションさせるわけにはいきませんね」

ダークサヴァント
「自分達が神になれるとでも思ったのか?何という愚か者だ。私はお まえ達やこのドミナスが滅ぶさまを見ていてやる」

ファロウ
「お前がアルニカに仕掛けた爆弾は解除したから、ドミナスを破壊することはできないぜ」

ダークサヴァント
「何だと!?そんなバカな…貴様…。おまえ達が私の爆弾を…絶対に おまえ達を逃がしはせん!」

アイス
「サヴァントがゲートの中に入っていくわ!」



メタル
「あ、待て!早く後を追うんだ!」

ベラ
「私について来い!奴の行き先を知っている。間に合えばいいのだ が…」



トシ
「ベラ!いつの間に後ろにいたんだよ」

アイス
「ベラもゲートの中に入って行っちゃったわ」

ファロウ
「あいつは空飛べるから、ここまで来るのも楽そうでいいよな」

ディージア
「ここまで一緒に運んでくれてもよかったのに」

ルガード
「我々も続きましょう」





トシ
「す…すげー!これがコズミックサークルって所か?」

アイス
「神秘的な光景ね…!」

ルガード
「神の居所たるに相応しいですね。いよいよアセンションの時も近づいてきました」

ヴィ
「さあて!あたしのそばを離れないでよ!ダークサヴァントとの戦い は避けられないんだから…それにこの戦いは、あらゆる人々のためのものよ!さあ、行くわよ!」

RFS-81
「位置:コズミックサークル 敵の存在:1 生命体:3 データ: コズミックフォージおよびコズミックロードの所在地。ダークサヴァントの目的地」

メタル
「敵の存在:1…てのはダークサヴァントのことだろうが、生命体:3ってのは誰だ?ダークサヴァントとベラと…」

ファロウ
「空を見上げると星がよく見えるぜ。この外は宇宙空間なのかもな」



トシ
「とにかく、先に進もうぜ。早くあいつらを追わないと…」

ルガード
「1本道だから、進んでいけばダークサヴァントに追いつくはずです」

メタル
「いた、サヴァントだ!ベラもすぐ近くにいる!」



ダークサヴァント
「どこにいる?コズミックロード達はどこだ!」

アレセイデス
「おまえには分かっているはずだ…新しい運命には新しいロードが必 要なのだ。そして古いロードはその役割を終える!」

ルガード
「アレセイデス…あと1人の生命体とは、彼のことだったようですね」

ディージア
「ていうか、あいつ生物なの?」

ダークサヴァント
「私がそれを信じると思うか?アレセイデス!どこにいる?ヤツラは どこだ!」

アレセイデス
「信じようが信じまいが、関係ない。彼らが行く時だ。そして、おま えもまた行かねばならない」

ファロウ
「あいつら…何を言い争ってるんだ?」

ダークサヴァント
「私は絶対に行かんぞ!復讐を遂げるまではな!」



アイス
「あっ…!アレセイデスが…!」

トシ
「ば…爆破された!サヴァントの奴、なんて事を…」

メタル
「復讐とか言っていたが、何のことだ…?」

ベラ
「コズミックフォージ!我々の唯一の希望!その力により、過去の出 来事をなかったことにすることもできるのだ。急ぐのだ!」

ファロウ
「ベラ!」

ディージア
「相変わらず急に出てくるわね」

ベラ
「このフォージで書かれることは現実になる。この本を書き直すことで、ダークサヴァントを抹殺できるのだぞ!」

メタル
「な…なるほど!サヴァントより先に、コズミックフォージを手にしなくては…!」



アイス
「コズミックフォージ…!アラム城で見たこの筆が、また目の前に…!」

ファロウ
「あの時は目前にして奪われたけど、今度はこうして手にすることができたな。これがコズミックフォージ…!」

トシ
「で…でも、書き直すったって、どこをどう書いていいのやら…」



サヴァントのイメージを瞳に焼き付けたまま、その本を読む。最初は その膨大な量と絶えず現れるサヴァントの名前で混乱した。
そして突然、ページをめくることを止めた。
該当するページが本能的に分かったのだ。
そこにはこう書かれている。

ルガード
「ありました。ダークサヴァントについて書かれたページです…しかし、これは…」



”「流刑の宣告」
汝は力を乱用し、我々コズミックロードの意志を操り返し無視した。 よってここに永遠に追放…”

メタル
「追放…?ダークサヴァントが…ここから追放されていた…だと?」

ダークサヴァント
「そういうことだ…」



ダークサヴァント
「私は生命を創造した。しかし他のロード達は私を傲慢だと避難し た。それでも私は3つのアーティファクトを作り、人々に与えた。神と融和する機会を与えるためにな」

アイス
「あの3つのアーティファクトを作ったって…どういうこと?あれは確かフォーンザングが…」

ダークサヴァント
「なのに他のロード達は、私を危険な狂信者だと判断した。そして、 連中が望んだことは全くもって驚くべきことだったよ。私はサークルから追放されたのだ」

ヴィ
「そうだったの…あいつが、フォーンザングなのね…」

メタル
「ダークサヴァントが…フォーンザング…だと…!」

ダークサヴァント
「私は追放され、死すべき存在として地に下った。しばらくは昔の私 のままだった。優しく、弱く…信心深いままでな。が、時が経つにつれ、ロードが間違って いることに気付いたのだ!奴らは単に宇宙の知識を我が物に留めておきたかっただけなのだ。私はそれを共有しようとして…コズミックサークルから追放されて しまったというわけだ。
確かに私は力を失った。が、知識は無事だった!だが死すべき存在で 何ができる?このままでは確実に老いと病の餌食になってしまうだろう。そう思った私は少し修正をかけることにした…。こうしてフォーンザングはダークサ ヴァントとなったのだ」

ルガード
「かつて自分を追放した神々に復讐するために、その身をダークサヴァントに変えて、このコズミックサークルまで戻って来たわけですか」

ダークサヴァント
「追放される前に、私はアーティファクトの隠し場所と鍵を作ってお いた。その鍵は守護者に託しておいた。そのためだけに創造した守護者にな…」

ヴィ
「あたしのことだわ…あたしの家族は鍵の守護者だって言っていた。 今まで何のことだか分からなかったけど…」

ダークサヴァント
「そこで鍵であるヴィ・ドミナが必要だったのだ。その目の遺伝情報 こそ、アーティファクトの力とロードの力を解除するコードだったのだよ!もちろん、彼女には気の毒なことになってしまったがね」

ヴィ
「そんな問題じゃないよ。あたし達はフォーンザングとその象徴する 物を崇めていたんだ。アイツが来て、こんな事になるまでは…」

アイス
「ガーディアでもドミナスでも、フォーンザングは創造主として崇められていたわ。それが…ダークサヴァントと同一人物だったなんて…」

メタル
「マーテンが言っていたのは、このことだったのか…。ダークサヴァントは善と悪の面を持っている…」

ダークサヴァント
「そして今、その時が来たのだ!さあ、私に本とフォージを渡せ。私 とおまえ達で共に新しい運命を創造しようではないか!」



ファロウ
「お…おい、どうするんだ…?」

ルガード
「ここでフォージを渡せば、ダークサヴァントが新たなコズミックロードとなり、彼の復讐は完了するでしょう。確かに、彼はかつてロードの1人だったわけで すから、元あった場所に戻る…ということですが…」

メタル
「いや…こいつはもうフォーンザングではなく、悪の帝王ダークサヴァントなんだ。こいつがコズミックロードになったら、どんな未来になるか分からな い…」

ディージア
「じゃあ、この『フォーンザングが追放された』ってことが書いてあるページを破っちゃえば?」

トシ
「そうか!そうすればフォーンザングがダークサヴァントになったという過去が無くなって、目の前のダークサヴァントは消える…ということか!」

ファロウ
「おお、そんな使い方もできるのか!そうすれば全部解決じゃねーか」

アイス
「サヴァントがいなかったことになれば、彼によって引き起こされた数多くの災いも無くなるってことね。でも…ということは…」

ディージア
「じゃあ破るわよ。せーの…!」

メタル
「待て!それを破るということは、過去が無くなるということだ。つまり…」

ルガード
「ダークサヴァントが現れたのは、少なくとも私達が アラム城へ行く前の出来事でしょうから、あの時以降の事は全て無かったことになってしまいますね」

トシ
「なに!?…ということは、俺達はどうなるの?」

アイス
「私達の存在が消えることは無いと思うけど、ダークサヴァントが現れた以降のことに、つじつまが合わなくなる…。おそらく破った過去と一緒に、私達のこれ までの冒険も全て消えてしまうわ」

メタル
「このドミナスに来たことはもちろん、ガーディアでの出来事も全てダークサヴァントが関わっているから、奴がいなければその過去も存在しないことになる。 俺達だけでなく、アンパニやティーラング、ラパクス、そしてヴィも、全てが変わってしまうだろう」

ディージア
「もしかしたら、私達が出会う前から過去が変わってしまうってこと…?」

ルガード
「冒険に出ることもなく、出会うこともなくなっているかもしれませんね」

ファロウ
「そんな…ここで宇宙の神になったとしても、それはさすがに…」

アイス
「ダークサヴァントを消すということは、私達の過去を消すのと同じことよ。片方だけを消すことはできないわ」

メタル
「悲惨なことも沢山あったが、苦楽を共にした仲間達との記憶や、自らの足で歩んだ世界まで消すわけにはいかない。だから、過去を変えることなく、ここでコ ズミックフォージに新しい未来を書き加え る!」

ダークサヴァント
「おまえ達には一行たりとも書かせるわけにはいかぬ!ここで死ぬが いい!」



トシ
「そうだな。ダークサヴァントを消すなら、ここで戦えばいいんだ。過去まで変える必要はないさ」

メタル
「こいつを倒せばコズミックフォージは俺達のものだ!」

ファロウ
「サヴァント兵を召喚してきたぜ!」

アイス
「こっちもエレメンタルを召喚して戦わせるわ」

ルガード
「私はドラムを叩いて味方全員をヘイスト状態にしてサポートしましょう(ズッダン!ズズダン!ドコドコドコドコ)」

ディージア
「ありがたい効果だけど、うるさいのよそれ」

メタル
「ベラやヴィも一緒に戦ってくれる!俺達はサヴァントに一斉に攻撃するぞ」



トシ
「かなり強いけど、こっちの攻撃は通じるぜ!」

ファロウ
「こいつとはガーディアでも戦ってるし、それほど無茶な戦いじゃないさ」

ディージア
「このっ!脳天砕いてやるわ!」

アイス
「ニュークリアブラスト・レベル7!」

ルガード
「やはり魔法攻撃は効果が薄いですね。直接攻撃に切り替えましょう」

トシ
「よし、ヴィの蹴りが決まった!」



ファロウ
「こんな最終局面にきて、単なる蹴りが通用するとはな…」

アイス
「お供のサヴァントヘンチマンは、召喚したエアエレメンタルとベラが蹴散らしてくれてるわ」

ディージア
「もう少しよ!サヴァントも血まみれで弱ってる!」

ルガード
「では、ヘイストの効果が切れたのでもう一発ドラムを…(ドンドコドンドコ)」

メタル
「いいから攻撃に参加しろ!」

アイス
「スーパーマンの呪文をかけたわ…!これで攻撃力が高まったはずよ」

トシ
「おお、超人のごとく力がみなぎってくるぜ!電光石火!」

ファロウ
「効いてるぞ!あと少しだ!」

メタル
「今度こそ俺が止めを刺す!さらばだダークサヴァント!」



ルガード
「サヴァントが息絶えました!」

ファロウ
「これでコズミックフォージの邪魔をする奴はいなくなったな!」

ディージア
「じゃあ、私たちが好きなように未来を書いていいってこと?」

メタル
「よし…コズミックフォージの所へ行こう…!」


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