Wizadry8 プレイ記録 28.イニシエーション

ラパクス城・寺院

アイス
「部屋の中に妙な香りが漂っているわ。ジャコウかしら…」



ルガード
「あそこに見える鏡は…ラパクスリフトでも見た転送の鏡のようですね」

メタル
「部屋は行き止まりだから、ここに入るしかなさそうだな」

トシ
「よいしょっと…。お、景色が変わった」

ファロウ
「ここは密室みたいだぜ。こんな所にワープさせて、どういうつもりだ?」

ディージア
「見て!あそこの檻の中に大きな土塊のモンスターがいるわ!」



ルガード
「こちらの壁に、檻を開くと思われるスイッチがあります」

メタル
「こいつらを倒さないと先に進めないというわけか…。仕方ない、戦闘の準備をして檻を開けよう」

アイス
「イニシエーションっていっても、結局戦闘なのね」



ディージア
「…ふぅ、頑丈で面倒なやつだったわ」

トシ
「ん…?檻の奥に人が…」



メタル
「アル・セデクサスみたいな恰好をしている…。ここの神官か?」

ディージア
「こんな所でずっと待ってるなんて、大変な仕事ね」

アル・アサイズ
「まず、最初にオマエ達がアル・セデクサスに提供できるものは金。 でもその後で、彼女はそれ以上のモノを要求する。この謎についてよく考えなさい。オマエ達に他の何を要求しているのか!」

アル・アサイズ
「ワタシはオマエ達といつでも一緒にいるが、それは1つの側面だけ を示している…赤い川が流れるもう1つの側面をオマエ達に見せないため。ワタシは全てを感じるが、物事を知る心はない。さあワタシが何か答えるのだ」

ファロウ
「え、なんだって?突然なに言ってるんだこいつ?」

ルガード
「もはや伝統のリドルですね」

トシ
「これは苦手なジャンルだぜ…」

アイス
「赤い川というのは、きっと血のことね。全てを感じるけど心がない…ってことはつまり…」

メタル
「分かった!答えは『皮膚』だ!」

ルガード
「ふむ、おそらく間違いないでしょうね」

ディージア
「きっとそうよ!私もそう思ってたわ」

アル・アサイズ
「これは次にオマエ達が提供するものだ。お前の皮、骨を被う肉だ。 オマエ達がアル・セデクサスに提供できるものはそれだ」

メタル
「げえっ!何だって!」

トシ
「あ!消えた…!やっぱり幻影だったのか!」

ルガード
「部屋の中央の柱が開いて、中にローブが現れましたよ。これがアル・アドリアンの言っていた物では?」



アイス
「これがカンズーね。儀式に用いる衣装かしら…」

ファロウ
「うおっ!床も開いた!ここから下のフロアに行けるみたいだぜ」



メタル
「まだ続くのか…。仕方ない、飛び降りよう」

ルガード
「しかし、さっきの女の言葉は一体…」

ディージア
「ここも、さっきと同じで檻とスイッチしかないわ」

トシ
「今度は檻の中にウォーターエレメンタルがいるぜ」



ファロウ
「これ絶対、他の属性のエレメンタルも出てくるな」

ルガード
「さっさと倒してしまいましょう。攻撃力は高いですが、さほど強敵ではありません」

アイス
「奥には、またさっきと同じ女の人がいるわ」



アル・アサイズ
「金を提供し、肉を提供した。次に、この謎について良く考えよ。他 に何をオマエ達に要求しているのか!」

アル・アサイズ
「ワタシやオマエが知るべき全てのもの。しかしオマエから来ても、 私は何も得ない。壁紙で仕切られるはなく、何千もの物語がある。孤独な牢の中で住んでいる。さあワタシは何か答えなさい」

ファロウ
「またリドルかよ。うーん、何千もの物語に孤独な牢の中か…」

ルガード
「答えは『心』ですね」

ディージア
「ええ?何で?」

ルガード
「おそらく、先ほどのリドルと何らかの関連があるはずです。まず金を捧げ、次に肌、肉を捧げたら、次は心を要求されると考えるのが順当です」

アル・アサイズ
「それが3番目にオマエ達が提供できるものだ。オマエの知識、心、 知っている全てのもの。それこそが彼女の渇望に捧げるもの、オマエの知識と経験を捧げよ。それこそが、女性に最もふさわしい」

メタル
「うむ、正解だったみたいだ」

アイス
「さっきと同じように、柱からカンズーが出てきたわ。今度はヘルメットよ」



トシ
「また床が開いたぜ。次のフロアも同じみたいだな」

ファロウ
「どこまで続くんだろうな、この部屋」

メタル
「次はエレメンタル・ファイア・ロードか!こいつはなかなか強い!」



ルガード
「私の楽曲で痺れさせて戦いますか」

ディージア
「見るからに魔法生命体のくせに、錯乱したり麻痺したりするあたり中途半端ね」

トシ
「よし、撃破!どうせまた奥にさっきの女がいるんだろ」



アル・アサイズ
「オマエ達のような若者の目の中には、金や肉を提供する意思は見え ない。オマエ達の時間は限られており、情熱に隠され、恐怖に隠されている。この謎をよく考えるのだ。さもなくば、恐怖の中に取り残される」

アル・アサイズ
「私には4つの部屋があるが、そこにはテーブルも椅子もない。感情 を代表するが、真に自分の物ではない。ドラムの音、定期性、強さ、そして真実。私がその役目を終える時、オマエもまたその役目を終える。さあ私は何か答え なさい」

アイス
「これは簡単ね。答えは『心臓』よ」

アル・アサイズ
「これが4番目にオマエ達が提供できるもので、しかも最高の物だ。 オマエの心臓、愛、献身、すべての被造物の見えない絆。それを闇の女王であるアル・セデクサスに捧げよ。彼女の所へ行け。そして用意されている衣装を着て 自分自身を捧げるのだ。これこそがラパクスのしきたり、我々の血の継承だ」

メタル
「…柱の中からダガーが出てきた。これが最後みたいだな」

ルガード
「ここから元の場所に戻れるみたいですよ」

アイス
「これまでのリドルをまとめると、イニシエーションを受けるためには金、肉体、心、そして命を捧げよということみたいね。どこまで本当のことなのかし ら…」





メタル
「おい、言われた通りにカンズーとやらを取ってきたぞ」

アル・アド リアン
「そう、そなた達のセレモニーを行うとしよう。まず、カンズーを身に付けろ。次にこの先の寺院にある祭壇まで進むのだ。そして、その祭壇にダークネクター を注げ。そなた達に相応の価値があるならアル・セデクサス様が現れる」

トシ
「黒い液体をくれたぜ。これがダークネクターってやつか」

ファロウ
「これで、ようやくアル・セデクサスにお目通りできるんだな」

アル・アドリアン
「闇の女王、全てのラパクスは彼女より生まれる。そなた達ももうすぐ彼女に会えるだろう」

ルガード
「では、祭壇へ行ってみますか。この奥の部屋のようです」

アイス
「さっき貰ったイニシエーションバッヂが鍵になってるみたいね」



メタル
「これが…祭壇か」



ディージア
「うわー、なんか見るからに禍々しいわ」

ファロウ
「こいつら絶対に邪教徒だろ」

アイス
「ここでカンズーを着て、ダークネクターを注げばいいのね」

ルガード
「では、誰がこれを着てイニシエーションを受けますか?これまでに聞いた話からすると、儀式を受ける者は色々と捧げることになりそうですが…」

メタル
「やはり、こういった儀式は女性が適してるだろう。この衣装も見るからに女性用だしな」

ディージア
「ちょ…勝手に決めないでよ!こんな怪しげな儀式絶対にイヤよ!」

アイス
「同じく…」

トシ
「もちろん俺も嫌だぜ」

メタル
「うーむ、思った通りの反応だ…」

ルガード
「では、RFS-81にやらせましょう。衣装も装備できるようですし」

RFS-81
「高価な物体を発見」

ファロウ
「お、意外と似合ってるぜ。馬子にも衣装ってやつだな」

アイス
「え?さすがにRFS-81はちょっとマズいんじゃないの…?」

ルガード
「テンプル団に入るのに人種は問わないと言っていたし、多分大丈夫でしょう」

トシ
「そもそも生物ですらないんだけどな…」

メタル
「では、ダークネクターを注ぐぞ」

ファロウ
「おい、祭壇の上に…!」



アイス
「アル・セデクサス!突然現れたわ!」

アル・セデクサス
「オマエ達は我の手に何を差し出すのじゃ?」

メタル
「さっきのリドルの答えのことだな。確か…『肌、肉体』だ!」

アル・セデクサス
「オマエ達は暗く深い我が渇望に何を提供するのじゃ?」

アイス
「次は『心』ね!」

アル・セデクサス
「オマエ達の心も体も我のものだ。今差し出すものとして何が残って いるのじゃ?」

トシ
「そして最後は『心臓』!」

アル・セデクサス
「それらの事が正しいなら、オマエ達は我に犠牲を捧げるか?」

メタル
「ああ、捧げよう」

アル・セデクサス
「犠牲となるものはオマエ達の誰だ?」

メタル
「俺達のかけがえのない仲間…RFS-81だ」

アル・セデクサス
「この者は我にふさわしくない…」

メタル
「ぐ…!ダメか…!」

ファロウ
「まあ、当然といえば当然だけど」

アイス
「さすがに無理があるわ」

メタル
「こうなってしまっては、もうディージアがやるしかない!」

ディージア
「な、なんで私なのよ!」

トシ
「やっぱ、こういう大役を任せられるのはディージアしかいないと思うんだ」

ファロウ
「清らかな心と、悪魔も羨むような美貌、両方を兼ね備えてるのはディージアしかいないぜ」

ディージア
「ま…まあ、そうかもしれないわね。でも…」

アイス
「大丈夫、もし何かあっても、リザレクションパウダーですぐに復活させるわ」

メタル
「よし、もう一押しだ!おい、おまえからも何か言ってやってくれ、アル・セデクサス!」

アル・セデクサス
「この女は我にふさわしくない…」

メタル
「…え?」

ディージア
「…え?」

トシ
「…ダメっぽいぜ」

ルガード
「うーむ、少しアクが強すぎましたかね」

ファロウ
「やっぱ悪魔の目は誤魔化せねーな」

ディージア
「……」

アイス
「じゃあ、この人ならどうですか?」

メタル
「な…俺を!?」

アル・セデクサス
「すばらしい選択だ…」

ルガード
「受け入れてくれるみたいですよ。最初からそうすればよかったですね」

ディージア
「な…なんか納得がいかないわ!」

メタル
「お、おい…!ちょっと待て!俺は…!」



オマエ達は気を失っていた…何時間も…。
オマエ達の誰も、生贄としていなくなった者に気付かない。オマエ達 が目覚めれば、心配し始める。しかし今は眠るのだ…。
オマエは身じろぎつつ夢を見る。彼女の甘美な笑い声を聞きながら、 お前は体が動くかすかな音を聞く。そして事は終わる。
オマエの夢は再び闇に戻る…。
オマエは起き上がり、オマエは再度完全であることに気が付く。








アイス
「終わったみたいね。急に眠気が襲ってきたから何が起こったのかは分からないけど…」

メタル
「……」

トシ
「なんだ、ピンピンしてるじゃないか」

ファロウ
「でも放心状態だぜ」

メタル
「……」

アイス
「特に外傷は無さそうだけど…大丈夫かな?」

ルガード
「この儀式は男性にしか受けられないものだったようですね」

ディージア
「なーんだ。でも、何されてたのか気になるわ」

メタル
「…イニシエーションは終わった…。奥に行こう…」



アル・アド リアン
「ようこそ。テンプラーになったことで祝辞を述べさせてもらおう! これでオマエ達は我々の仲間ラパクスのテンプラーだ。これからは全てのドアに入ることを許可する。そして我々の物はおまえ達の物でもある。契約は成立し た」

ファロウ
「おお、ついにテンプラーとして認められたぜ!」

アル・アドリアン
「おまえ達が覚えておくことは3つある。1つ、ラパクスを決して裏 切らないこと。裏切者は必ず抹殺される。
2つ、おまえ達は我々とアル・セデクサスの一部であることを忘れる な。アル・セデクサスは必要な時はいつでもリフトにいる。
最後に忠告する。壁の近くにいろ。そうすれば傷つかない。言うべき ことはそれだけだ…」

メタル
「俺達の名がテンプル騎士団の名簿の一番最後に記されている!」



トシ
「でも、ラパクスってダーク・サヴァントと同盟してるんだろ?その傘下に入るような形になっちゃったけど、これで良かったのかな?」

アイス
「アル・アドリアンの3つの忠告も気になるわ…」

ルガード
「まあ…ともあれ、これで城の中を自由に歩き回れるようになったことですし、隅々まで探索してみましょう。もうラパクス兵から襲われる心配も無さそうで す」




ラパクス城・地下

アイス
「地下は牢獄になってるみたいね」



メタル
「こういう所にこそ、有益な情報や宝があるものだ」

ファロウ
「お?こっちの壁にレバーみたいなのが付いてるぜ。これは動かしてみるしかないな(ガコン)」

ディージア
「私たち、もうこの城で何してもいいもんね」

トシ
「おお!壁が開いて奥に入れるようになったぜ!隠し通路ってやつか」



ルガード
「城の地下牢に隠された通路ですか。これは宝が期待できそうですね」

アイス
「でもなんか…変なニオイがするわ。奇声も聞こえるし…」

メタル
「まあ古そうな城だからな。魔物でも潜んでいるのかもしれない」

ファロウ
「この先には広そうな部屋があるみたいだな。中にラパクスが大勢いる…」

トシ
「ラパクスなら、もう俺達を襲ってくることもないな」

メタル
「いや、何か様子がおかしいぞ。これは…」



ディージア
「ラパクス同士で殴り合ってるわ!何なのこいつら!」

アイス
「みんな見るからに正気じゃないわ。この部屋は何なの…?」

トシ
「こいつら酔っ払ってるんじゃないのか?よく見ると部屋中に酒瓶が落ちてるぜ」

ルガード
「ここはアルコール中毒者の隔離部屋か何かなのかもしれませんね」

ファロウ
「とりあえず、こいつら見境なしに襲ってくるから倒しておかないとな」

ディージア
「あー、もう!鬱陶しい!」

メタル
「奥にも部屋があるみたいだ。中に誰かいるのか?」



コンスタブル
「オラァ何ダァ…オメェ達は何している…この部屋は俺のもの だァ…」

トシ
「俺達は最近テンプル団に入った者だ」

コンスタブル
「おい…今は飲んじぇ…ヒック…飲んでいるんだぞ。つまりそのぉ… ヒック!」

ファロウ
「ダメだ、話にならねぇ。こいつも重度のアル中だぜ」

アイス
「何かを聞き出すのは無理そうね」

メタル
「厳格なテンプル団の影に、こんな奴らもいたとはな…」


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