Wizadry8 プレイ記録 27.風雲ラパクス城

山岳地帯

メタル
「そろそろラパクスの領域に入る。敵には警戒するんだ」

ファロウ
「さっそくラパクスの集団を見つけたぜ!向こうも気付いたみたいだ」



ディージア
「よーし、戦闘開始ね」

トシ
「こいつら雑兵でも頑丈だから、まともに相手すると手強いんだよな」

ルガード
「麻痺させたり同士討ちさせても長引きますからね。面倒な相手です」

ファロウ
「おい、なんか様子が変だぞ。ラパクスの後ろから誰かが攻撃してるみたいだ」

アイス
「別のパーティーみたいね。加勢かしら…?」



メタル
「こんな荒野の真ん中で、いったい誰だ?」

ルガード
「あそこの洞窟から出てきたようです。彼らもラパクスと戦っていたのでしょうか?」

ディージア
「でも、おかげでラパクスも全部倒したわ!」

トシ
「いやー、助かったぜ!あんた達は誰だい?」



アンセルム
「君達には心から感謝申し上げる。君達の応援がなければ我々は確実 にラパクスに殺されていた。私の名はアンセルム、アセンション教団のリーダーだ」

メタル
「アセンション教団のアンセルム!アルニカのロード・ブラフィットからその名前を聞いたな。あなたがそうだったのか」

アンセルム
「君達のことは聞いているよ。運命の導きにより我々はこうして出会 えたのだろう。君達は我々を助けるように運命付けられているのだと信じている」

ファロウ
「そりゃ心強いな!協力してくれるのか?」

アンセルム
「我々は同じ目的で動いているが別々に行動するべきだ。私がモナス テリーを離れてからというものサヴァントは私の行動を監視しているようだ。君達と行動を共にすることで君達に同じ運命を負わせるわけにはいかないのでな」

ルガード
「まあ、我々も十分すぎるほどサヴァントに狙われているんですけどね」

アンセルム
「サヴァントの出現により、アセンションは祝うべき時ではなく恐ろ しい悪夢になってしまった。ある夜アルニカの市民は轟音と共に目のくらむような光で叩き起こされた。一体何が起こったのかと外に出てみると、町に巨大な塔 が建っているではないか。その後サヴァントが現れ、ハイガルディがアセンションピークへ行こうとすれば、塔の中に仕掛けた爆弾を爆発させ、町全体を吹き飛 ばすと脅してきたのだ。そして彼はドミナスへ接近する全ての宇宙船を打ち落とし始めた。町には彼の手下であるトルーパーがうろついて、人々を恐怖に陥れ た」

ファロウ
「こんなことをするダーク・サヴァントをアセンションさせようなんて、ほんとベラの言ってることは分からねーな」

アンセルム
「サヴァントは我々に様々な困難を強いている。もし我々がアセン ションしようとすれば、サヴァントは爆弾のスイッチを入れ、我々の大切な家族や親友、同胞たちを葬ってしまうことだろう。それほどの犠牲を払ってまで、 サークルへ入る価値があるのだろうか?私には判らぬ…」

メタル
「アセンションについて詳しく知っているか?」

アンセルム
「肉体を持つ者がコズミックサークルへ入り、コズミックロードの持 つ力全てを得る。それがアセンションと言われている。我々ハイガルディこそ、コズミックロードによってアセンションに選ばれた種族なのだ。少なくともダー ク・サヴァントが現れて我々を脅かすまではそう思っていた。しかし、今となってはわからなくなってきたよ」

ルガード
「あなたの使命は失われたデスティネ・ドミナスを取り戻すことと聞きましたが、そちらはどうなっていますか?」

アンセルム
「コズミックロードはその全ての知識をデスティネ・ドミナスの中に 封じ込めた。そしてそれはロードからハイガルディへ委ねられたのだ。それはいつの日かハイガルディがアセンションし、コズミックサークルでロードに加わる という啓示だったのだ。だがそれはマーテンという者によって盗み出されてしまい、彼の消息は今でも不明だ。そしてデスティネ・ドミナスもまた長い間行方知 れずのままなのだ。私は長い間そのありかを探しているのだが、徒労に終わっている」

ディージア
「有力な情報も何も見つけてなさそうね。この件に関してはハイガルディの連中は当てにならないわ」

アイス
「やっぱり、あのネッシーがいた水洞が怪しいわね。あそこに向かったって情報が最後よ」

アンセルム
「その昔マーテンはデスティネ・ドミナスをモナステリーから盗み出 したのだ。ハイガルディは彼を追ったが捕まえることはできなかった。彼は気がふれたと言う者もいるが、神の啓示による行動だと言う者もいる。いずれにしろ ハイガルディにとっては大問題なのだ。デスティネ・ドミナスがないとアセンションができないのだからな!」

メタル
「とりあえず、俺達はラパクスの領域へ向かう。この辺は危険だから気を付けるんだぞ」

アンセルム
「また会おう」




ラパクス・アウェイ・キャンプ

RFS-81
「警告、ラパクス・アウェイ・キャンプには強力な敵の存在を確認してイマス。そのためRFS-81は立入を禁止されてイマス」

ファロウ
「なんだって?ラパクスのキャンプ…ってのは、この先のことか?」

アイス
「前にこの辺に来た時には、そんなものは無かったわ」

ルガード
「この恐れを知らないアンドロイドが尻込みするとは、余程のことですね」

ヴィ
「ねえ、ちょっと片付けなきゃならないことがあるの…一人にしておいてくれると助かるんだけど?別に心配いらないわよ。一人でも大丈夫だから。じゃ、また あとで…」

トシ
「ヴィまで!」

ディージア
「ねえ、こんな所に入って大丈夫なの?」

メタル
「危険かもしれないが、話の分かるラパクスと接触するチャンスだ。少し様子を見てみよう」



トシ
「うわー、こりゃ大勢いるな…。キャンプってだけあるぜ」

テンプラー ガード
「このラパクスキャンプへの立入が許可されているのはテンプラーのみである。立ち去れば危害は加えぬ。入ろうなどと思わぬことだ」

ルガード
「天ぷr」

アイス
「はいはい、じゃあ引き返しましょう」

ファロウ
「まともにやり合える数じゃねーな。そのテンプラーってのになれば、中に入れてくれるっぽいけど…」

メタル
「仕方がない、先にラパクスの城へ行ってみるか」

アイス
「リフトで会った悪魔アル・セデクサスも、城でイニシエーションを受けろとか言ってたわ。何か関係がありそうね」

ディージア
「あ、RFS-81がさっきの場所でまだ待ってるわ」



ルガード
「前に別れた後も、アルニカの市街で待機し続けていましたね。よくHLLのパトロールに破壊されなかったものです」

トシ
「ヴィはもう姿も見えないのに、なんて忠実な奴なんだ」

ファロウ
「この星の誰よりも信頼できるな」




ラパクス城・中庭



アイス
「ふう、ラパクス・リフトを越えたわ。この先がラパクスの城ね」

メタル
「さあ、突入するぞ!サヴァントの盟友であるラパクスは、説得に応じなかったら完全に滅ぼすしかない!」

RFS-81
「位置:ラパクスキャッスル 敵の存在:多数 生命体:多数、ラパクスのみ データ:ラパクスの都市。ラパクステンプル団の所在地」

ファロウ
「当たり前だけど敵の数が多いな。ここを強行突破するのは骨が折れるぜ」

トシ
「くそっ!城壁の上から矢や魔法を射かけてくるぞ」

メタル
「城壁に登って敵を殲滅しないと一方的に矢の的だな」

アイス
「ミサイルガードの呪文で身を守りながら戦いましょう」



ルガード
「しかし、正攻法以外に方法は無いものですかね…。本拠地に正面から突入なんて自殺行為ですよ」

ディージア
「扉が見えるわ。あそこから城の中に入れそうよ」

トシ
「ふ〜、もうヘトヘトだ…」



ファロウ
「ラパクスのわりには城の中はキレイなもんだぜ」

メタル
「ここで一休み…といきたいけど、ここからが本番だな」




ラパクス城・1階



ルガード
「思った通り、敵の数が尋常じゃなく多いですね」

トシ
「こんな敵の真っ只中じゃ休憩も満足にできないぜ…」

メタル
「早いところ、そのテンプル団ってのを見つけないとな」

ディージア
「あのアル・セデクサスって奴、城の中に招くなら衛兵に伝えておいてほしいもんだわ」

ファロウ
「おい、この曲がり角の先…かなり大勢いる気配がするぜ…!」

アイス
「え!?こんな細い通路じゃ隠れようがないわ」

メタル
「戦闘はなるべく避けたかったが、ここは戦うしかなさそうだな」

ルガード
「待ってください。私に策があります」

トシ
「今度は何だよ」

ルガード
「コーナーを曲がって敵の視界に入る前に、範囲攻撃のスクロールやボムを向こう側に投げつければ、見つかる前に先制攻撃ができます。

ファロウ
「ああ、そうだな。でも、ラパクスは頑丈だから一発やそこら先制攻撃したところでタカが知れてるぜ」

ルガード
「そこで、このデスクラウドのボムを使いましょう。即死性の雲を数ターンの間まとわりつかせるという上級魔法です」



ディージア
「そういう系の呪文って、大抵効果が薄いんじゃないの?」

ルガード
「まあ、ものは試しですよ。…(ポイッ!)」

メタル
「……」

アイス
「……あ、なんか悲鳴が聞こえるわ」

ディージア
「……」

トシ
「……静かになったな」

ルガード
「どれ、ちょっと様子を見てみますか」

ファロウ
「あ!すげえぞ!全員死んでるぜ!」



ルガード
「思った以上の効果ですね。敵が密集している場所は、このアイテムで乗り切りましょう」

ディージア
「アイテム投げただけで経験値と宝がどっさり手に入るなんて最高ね!」

トシ
「こんなに簡単に人を殺せてよいものだろうか…」





ファロウ
「しまった!またラパクスに見つかったぞ!」

アイス
「待って!襲ってくる様子がないわ。味方かもしれないから話しかけてみましょう」



フェロ
「やはりアンタ達か!アンタ達がラパクスキャッスルに着いてから噂は聞いていたよ。アンタ達がテンプラーになるようには見えないが、早く団員になるべき だ。そうすればワタシの兄弟達の対応も変わってくる」

メタル
「おお!ようやく話のできるラパクスが!」

ディージア
「ていうか、なんでこいつ血だらけなの?」

ルガード
「さっき我々がラパクスの兵士と戦っている時に、彼も巻き込まれていたようですね」

トシ
「そういえば、後ろの方でラパクス同士が殴り合ってたな」

ファロウ
「仲間同士だってのに血の気の多い連中だぜ」

フェロ
「おしゃべりはもうたくさんだ!ワタシの武器や防具を買いにここまで来たのだろう。もちろん知っているだろうが、ワタシは特注品も扱っている」

アイス
「彼はラパクス城の鍛冶屋のようね。アルニカの武器屋のラパクスからも彼の噂は聞いたわ」

フェロ
「突然の質問だが、アンタ達はラパクスキングに派遣されて来たのか?」

メタル
「キング?いや、ラパクスの王には会ったことがないが…」

フェロ
「キングが新しいパーティーをキャンプに派遣したという話は知っているが…。そこにはティーラングとアンパニの捕虜が捕らえられているが、全く話そうとし ないそうだ。アンタ達の任務は捕虜を尋問して情報を聞き出すことだろう」

トシ
「ティーラングとアンパニだって!?ラパクスのエリアに派遣されたアンパニってまさか…」

ディージア
「こいつらに殺される前に助けてあげた方がいいわね」

ルガード
「どのみち、テンプラーにならないとキャンプには入れません。どうやって入団するか方法を知っていますか?」

フェロ
「“忠誠心はあるか?”我が種族を表現するのにふさわしい言葉だ。そう、ワレワレは自らの種族とキングのためにテンプラーとなり忠誠を尽くしているのだ。 しかし、ラパクスの血を受け継がない者でもテンプラーになれるぞ。その儀式は非常に魅力的だ。まずは、寺院にいるアル・アドリアンに会って話をするべき だ。彼が指示をしてくれる」

メタル
「寺院か…。よし、とりあえずその人物を探してみよう」






ルガード
「うむ、ここの衛兵達もデスクラウドで全員斃れたようです」

ファロウ
「真面目に戦うのが馬鹿馬鹿しくなるくらい便利だな」

アイス
「でも、数に限りがあるから無駄打ちはできないわ」

メタル
「ここは城の食堂みたいだな。どうりで兵士が大勢いたわけだ」

ディージア
「食堂なんて来たから、お腹が空いてきたわ。なんか食べる物ないかしら」

ファロウ
「奥の倉庫にアイテムが色々落ちてるぜ。まあ、大した物はないけど、食料もあるんじゃねーの?」

ルガード
「ボーンクラッシャーという酒がやたら落ちてますが、これはラパクスの好物のようですね」

トシ
「名前からしてロクでもねえ酒だな…」

ディージア
「ぎゃあああ!!」

メタル
「ど、どうした!?」

ディージア
「ト…トリニーが吊るされてるわ!」



ルガード
「ふーむ、こんな所に食肉と一緒に吊るされているということは、やはり…」

トシ
「こんな愛苦しい動物に何てことを!」

アイス
「トリニーがラパクスを恐れてる理由がよく分かったわ」

メタル
「この上のフロアが寺院になっているみたいだ。ここの探索が済んだら、さっさとアル・アドリアンという人物を探してこよう」

アイス
「でも、これだけラパクス城を荒らし回ってるのに、テンプル団に入れてもらえるのかしら…」

ルガード
「大丈夫です。先ほど別の場所で見つけた書物にも、『アル・セデクサスは、身分の上下、血縁の有無を問わずテンプル団に入団する者全てを歓迎する』と書い てありまし た。能力さえあれば、多少の狼藉には目を瞑ってくれるはずです」



トシ
「多少っていう言葉じゃ済まされないことしてる気がするけどな」

ファロウ
「あそこから奥に入れそうだぜ。門番らしき奴がいる」



サーダン
「俺はオマエ達を知っている…一度オマエ達を追ってアルニカまで行ったことがある!木陰に隠れて追跡していたが、オマエ達は気が付かなかったようだな。こ こアル・セデクサスの寺院でオマエ達にまた会えるとは、不思議だ。オマエ達はとても勇敢だ」

ディージア
「私達、実は色んな奴らから見張られてたのね」

サーダン
「テンプラーとなるためのイニシエーションを受けに来たのか?それなら中へ入るがいい。寺院の中にいるアル・アドリアンからイニシエーションの儀式につい て説明があるはずだ」

トシ
「儀式って、なんか嫌な予感がするよなぁ…」

アイス
「あの部屋にいるのがアル・アドリアンって人みたいね」



アル・アドリアン
「サーダンの話では、我々の仲間に加わりたいそうだな。ワタシには、いまだ信じられないことだ。もちろんラパクスの血を受け継ぐ者以外がテンプラーへ加わ ることは非常に珍しい。だが、我々はそなた達を歓迎しよう。アル・セデクサス様もそう所望されているようだ」

メタル
「これだけラパクスと敵対していても歓迎してくれるのか。案外、彼らは懐が深い連中なのかもしれないな」

ディージア
「どこが懐が深いのよ。さっきのトリニー見たでしょ」

アル・アドリアン
「ここからそれ程遠くない場所にある寺院で入団のためのイニシエーションが行われる。そこへ行き、アル・アドリアンに遣わされたと言うのだ。さすれば、ア ル・セデクサス様のカンズーが与えられるので、それを持って戻ってこい。戻ってきた時に、次の指示を与える」

ファロウ
「カンズー…?なんだそれ?」

アイス
「女性物の衣装の種類よ」

ルガード
「では、とりあえず行ってみますか。もう1つラパクスが守っている入り口がありましたから、そこが寺院の入口でしょう」

トシ
「ここもラパクスが守ってるな…。おーい、中に入りたいんだけど」

サイディン
「誰の使いで来た?」

メタル
「アル・アドリアンからの使いだ。ここでイニシエーションを受けられるんだな?」

ディージア
「こいつら見た目が同じだから区別がつきづらいわ」

サイディン
「そうか、イニシエーションを受けるために寺院に入ることを希望しているのか。アル・セデクサスはオマエ達を歓迎しよう。しかしその前に…いくらか払う気 はあるのか?」

ディージア
「え?なに?もしかして、お金かかるの!?」

メタル
「仕方ないな。ほら、これでいいか?」

サイディン
「オマエ達はアル・セデクサス様に価値あるものを差し出すのだ…それにより、オマエ達のイニシエーションは始まる」

ファロウ
「やれやれ、中に入るだけで金がかかるのかよ。俗っぽい寺院だぜ」

ルガード
「早速台座に何かが置いてありますよ。これは…バッヂでしょうか?」



アイス
「これが入団のバッヂみたいね」

メタル
「イニシエーションか…なんだかガーディアのダーンの塔を思い出すな」


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