Wizadry8 プレイ記録 25.捕虜

ベイジン



ディージア
「ふ〜、広場にいた奴らはこれで全部ね」

アイス
「この集落の首領だったみたいね。さすがに手強い相手だったわ」

ファロウ
「この星は凶暴な種族が多すぎるぜ」

メタル
「じゃあ、一軒づつ見て回るか」

ディージア
「小屋の中にある物は根こそぎ持って行くわ!」



ルガード
「小屋の中は先ほどの奇襲の攻撃範囲外ですから、まだまだ用心してください。リンジンが潜んでいる小屋もありそうです」

トシ
「この小屋は…牢屋みたいだ。中に誰か囚われてるぜ」



ファロウ
「アンパニがいるぜ!なんでこんな所に?」



アイス
「もしかして彼が行方不明の…」

ルガード
「奥の牢にも誰かいます。人間の女性みたいですね」

メタル
「女性だと!アンパニは後回しだ。そちらを救出しよう」

トシ
「よしきた!」



ジャン・エッテ
「あなたは…誰…」

メタル
「リンジン共に捕まっていたんだな。もう心配ない、奴らは全員毒殺した」

ルガード
「この女性、どこかで見たことがありますね」

ジャン・エッテ
「あぁ、待って…あなた達を覚えているわ…。失われたガーディア の…」

トシ
「彼女は…ジャン・エッテじゃないか!」

ディージア
「誰だっけ?」

アイス
「ガーディアで何度か出会ったヘラゾイドよ。何故こんな所に…」

ジャン・エッテ
「覚えている?あれから色々な事があったわ。あなた達が去ってから ハイガルディが約束の通り現れ、そして私たちはドミナスまで来たのです。運命を果たし、 奪われたアストラル・ドミナを取り戻すために…もう少しだったのに…」

ファロウ
「え?てことは、そこの砂浜に墜落していた船は…」

ジャン・エッテ
「ダーク・サヴァントに船を撃ち落され…私が唯一の生存者…でも、 もうダメ。私はアセンションできない…でもあなた達ならできるかも…。もしサヴァント が…阻止して…」

アイス
「これは…ヘラゾイドの旗?何でこんな物を私達に…」

トシ
「おい、しっかりしろ!」



ルガード
「…息絶えました」

アイス
「旗には『ヘラゾイドよ、永遠なれ』…と書いてあるわ」

メタル
「ヘラゾイドはハイガルディの末裔…ガーディアに伝わっていた予言を信じて、この星までやってきたのか。しかし、こんな結末に…」





トシ
「ジャン・エッテ…」

ルガード
「そこにいるアンパニ兵も、ついでに助けておきますか。正直そんな気分ではありませんが」

ディージア
「ジャン・エッテも、こいつらくらい頑丈だったらよかったのに」

ファロウ
「おい、助けに来たぜ。さっさとここから出ろ」



グランプ軍曹
「さあ時間だぞ、二等兵!」

メタル
「誰が二等兵だ!」

アイス
「あなたが行方不明の部隊の生き残り?」

グランプ軍曹
「俺がどれ程長くここにいたか知っているのか?ここで何をしてきた か知っているか?教えてやろう!I.U.F.史上最悪の任務についていたの だ。ヤミアーはその角が脳に突き刺さっていたに違いない…」

トシ
「助けに来てやったのに、エラそうな奴だな」

グランプ軍曹
「正直、ヤミアーは何を考えているのか分からん!俺の部隊はここま で任務で来たが、海の巨大怪物に食われてしまった。それから俺はそのヒレの ある怪物の捕虜にされる始末だ」

ファロウ
「やっぱ、あのネッシーに食われたのか…」

ルガード
「まあ、軍曹だけでも無事でよかったじゃないですか」

グランプ軍曹
「俺がI.U.F.の支援を期待していたと思ったのか?答えはノー だ。おまえ達は来たが、しかし遅すぎる。ヤミアーはもっと早く救援をよこす べきだった。とにかく、すぐにマウント・ギガスまで送り届けろ。これは命令だ」

ディージア
「こいつ、何でこんなに高圧的なのよ!ジャン・エッテの代わりにこいつが犠牲になればよかったのに」

メタル
「こんな奴でも、一応は救助する任務だ。連れて基地へ戻ろう」

ルガード
「パーティーが一杯だから、スワンプまで行ってアーかヴィと別れなくてはなりませんね」

ファロウ
「面倒くせえ奴だなぁ…」




スワンプ 〜 アルニカ


グランプ軍曹
「おまえ達は俺をI.U.F.基地まで無事に送り届けることが任務 となるぞ(着けば、ヤミアーは驚くだろうよ…)」

ディージア
「聞こえてるっての」

アイス
「ヤミアー将軍に相当な不信感を抱いているようね」

ファロウ
「まったく、捕虜にされたばかりか、不平不満ばかりで全然なってねーな」

トシ
「グランプ軍曹にも、俺達の冒険の厳しさを思い知らせてやるか。仮にも上官なら、それなりの働きも見せてもらわないとな」

メタル
「よし、とりあえずここから出るぞ。スワンプを抜けてアルニカ付近の転送装置へ向かおう」

ディージア
「ふん、同行してる間に私がさんざんいびってやるわ」

ファロウ
「おい軍曹、とりあえず最前列を歩いてもらおうか」

ルガード
「この男…かなりの使い手ですよ。私のアナライズによると、力96で体力100という、かなり上級クラスの戦士です。」



アイス
「え!?それって私達より強くない…?」

メタル
「……」

グランプ軍曹
「お前達にはここがマウント・ギガスに見えるのか?ここはスワンプ だ!目を開けてよく見ろ!俺はマウント・ギガスに行かねばならんのだ!」

メタル
「イ…イエッサー!このスワンプを抜けて陸路で基地へ戻る所存であります!おい、みんな上官殿をお守りして行軍しろ!」

トシ
「ラ、ラジャー!」

アイス
「さすがに特殊部隊の隊長を任されていただけあるわ」

ルガード
「皆さん、向こうからサヴァント兵がやってきます…!」



サヴァント・ トルーパー
「おまえ達とムークの仲もおしまいだ!我々がムークを始末したから な!」

メタル
「何だって!ムークが…!?」

アイス
「とにかく迎え撃ちましょう!」

ディージア
「さっきの半魚人に比べれば楽な相手ね」

トシ
「武器スキルがかなり高くなってきたから、攻撃をあまり外さなくなったな。俺達も強くなったもんだ」

ファロウ
「ガジェットの扱いも大分上達してきたぜ」

ルガード
「軍曹も凄まじい勢いで敵を殴りつけていますよ。驚異的なパワーとスピードです」

アイス
「なんでこの人、大人しく捕まってたんだろう…」

メタル
「とうッ!…いつも通りのサヴァントの雑兵だな。全然大したことない」

ルガード
「アルニカが心配だから先を急ぎましょう。間もなくトリントンです」

グランプ軍曹
「お前達はトリントンに立ち寄る理由があるようだな!だが、お前達 の任務は俺をヤミアー将軍の所まで連れて帰ることだということを忘れるな! (そうして奴をぶん殴ってやる!)」

メタル
「し、承知しております軍曹!ただちにトリントンを通過してハンパワーマー装置まで向かうであります!」

トシ
「やれやれ、気の短い上官だぜ…」

アイス
「ここからアルニカへ続く道は、前にラットキン達と交渉して警護してくれることになってたから、安全に通行できるはずね」

ファロウ
「ちょうど向こういるのが、そのラットキンじゃねーか?」



ラットキン・ハラス
「コズミックサークルを探しているそうじゃねぇか。こいつぁアルニ カにあるぜ」

トシ
「ん?なんだ突然?」

ラットキン・ハラス
「サークルに何回も出たり入ったりしていると目眩がして昏睡しちま う。コンスイ…コンスイミック…コンスミック…コスミック…コズミッ ク・サークル…ギィギィギィ」

トシ
「……」



ファロウ
「…って、何で襲ってくるんだよ!」

ィージア
「ちょっと!話が違うじゃないの!」

ルガード
「裏切られましたか。やはりラットキンは信用なりませんね」

メタル
「数だけで大したことのない相手だ。さっさと片付けてやる」







グランプ軍曹
「マウント・ギガスへ向かう途中でアルニカへ立ち寄るだけだろう な?(待ってろよ。ヤミアーをとっちめてやる!)」

ディージア
「軍曹がうるさいから、先に基地に送り届けちゃおうよ。なんか独り言多いしさ」

アイス
「アルニカに行くのはその後ね」

ルガード
「ここからなら、すぐにハンパワーマー転送装置です。送り届けたら、また戻ってきましょう」



メタル
「軍曹殿!アンパニ基地に到着いたしました!」



グランプ軍曹
「お前達の協力には感謝している!またここに戻って来れるとは思わ なかったからな。お前達はI.U.F.の誇りだ!さて、ヤミアー将軍の所ま で連れて行ってもらおう。(そして将軍をぶん殴ってやる!)」

トシ
「まったく、くたびれる任務だったぜ」

ディージア
「本当にヤミアー将軍をぶん殴ってくれるか楽しみね」

ルガード
「さあ、将軍に会いに行きましょう」



ヤミアー将軍
「兵士諸君…」

グランプ軍曹
「ヤミアー将軍、お話ししたいことがあります!」

ファロウ
「さあ軍曹、今までの鬱憤を晴らす時だぜ!」

グランプ軍曹
「私が経験したことは防げた事だと思います。将軍が…将軍が、そ の…彼らが将軍の命令に従っていれば、です!戻って来れたことを嬉しく思いま す。(お前達からは何も聞きたくない。分かったなら、ただ黙っていろ!)」

アイス
「将軍を前にヘコヘコしだしたわ!」

ルガード
「とんだ腑抜けですね」

ヤミアー将軍
「グランプか!ああ、信じられない!もう死んでしまったと思ってい た!君達はよくやった。よくぞ私の部下を連れ戻してくれた。グランプは疲れ ているようだ。君達が休息をとってから、何が起こったか話そう」

グランプ軍曹
「俺をここまで連れてきてくれて、皆には感謝する。他の死んだ兵士 達については残念でならない。俺はさらに調査を続けてみる。また、どこかで 会おう」

メタル
「ふう、やっとパーティーから離れてくれたか…。一緒にいたら気が休まらないよ、まったく」

ディージア
「上に媚びへつらって下に厳しいとか、最悪の上司だったわ」

トシ
「で、話ってのは何だい?」

ヤミアー将軍
「これ以上明確な任務はない。この任務はすべてのミッションの目的 そのものだ。諸君はマーテンズ・ブラフにあるティーラングの根城に侵入する のだ。なお、この任務は極秘任務だ!」

メタル
「おお!ついに!」

ヤミアー将軍
「いいか、よく聞いてくれ。認めたくはないが、奴等は戦略上優位に 立ちつつある。この事態を君達に打開してもらいたい。連中が優位になってき ているのは兵士の数に原因がある。どの報告を見ても、連中は繁殖しているとある。どうも、ナーギストという母船で繁殖しているようだ」

ディージア
「どこでも繁殖するような連中ね」

ヤミアー将軍
「そんな場面は想像したくないが、何としてもその繁殖を止めなくて はならない。だが、船は隠蔽されており、我々には破壊できない。しかし、地 上施設なら叩ける可能性がある。連中は地上に何らかの転送装置を持っているらしい。もしそれを破壊できれば我々にもチャンスが出てくるというものだ」

ルガード
「以前にティーラング基地の地下を探索した時に、次々とティーラングが送り出されてくる装置を見つけましたね。あれのことですか…」

ヤミアー将軍
「成功すれば連中は地上に展開できなくなる。そうなれば、我々とし ては上等なのだ。以前の調査隊は潜入できなかったが、このEMPがあれば潜 入できるはずだ。転送装置を探してきてくれ。頼んだぞ!」

トシ
「EMP?」

ヤミアー将軍
「エレクトロ・マグネティック・パルス・デバイス、つまり電磁パル ス装置だ。我々は長年ティーラングの装備を集めて、収集物からこの装置がで きた。これはとても強力な装置だ」

ファロウ
「へえ、すげえな!…でも、これどっかで見たことあるな」

アイス
「前にティーラング基地に潜入した時に、同じ物を拾ったわ」

メタル
「なぜアンパニ軍の機密がティーラング基地に…」

ヤミアー将軍
「諸君の為に祈っておこう…」



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