Wizadry8 プレイ記録 14.銀行へ行こう

アルニカ入口

トシ
「ようやくアルニカに着いたぜ。しばらくぶりだな」





メタル
「あそこにいるのはマイルスじゃないか。アルニカに帰ってたんだな」

マイルス
「新しい仕事の話がある。この仕事はいわゆる正義の為ってやつだ。割のいい話さ」

ディー ジア
「割のいい仕事?それはタイミングがよかったわ!」

ファロウ
「少しでも金を稼がないといけないからな」

マイルス
「内容はこうだ。今アルニカは大変な状態にある。それで、銀行は俺にその安全を確保してくれと依頼してきたんだ。でな、銀行強盗がまず調べるのは、金庫室 だろ?」

メタル
「まあ、そうかもな」

マイルス
「そこで、強盗が押し入る前に金庫室から貴重品を取り出しておくという話だ。賢い作戦だろ?そこで俺が雇われたのさ。興味はあるかい?」

トシ
「へー…」

アイス
「…な、なんか変な仕事ね」

マイルス
「俺の情報によると、刑務所から金庫室へ通じている古いトンネルがあるそうなんだ。トンネルを見つけて中に入ろう。さあ、行くぜ」

ルガード
「銀行から依頼されているのに、何故そんなトンネルから行く必要があるのでしょうかね」

ファロウ
「相変わらず怪しい奴だな…」

メタル
「とりあえず、銀行に行ってみよう。さっきのラッツ・ラッツの金も引き出さないといけないしな」





アルニカ銀行


トシ
「ここの銀行はちゃんとガードもいるのに、そんなに危険な状態なのかな…」

ルガード
「確かに町中ハイウェイマンだらけではありますがね」

ロラック
「アルニカ銀行へようこそ。ご入金ですか、それともお引き出しですか?または他のご用事でしょうか?」

メタ ル
「ええと、このチェックを…」




<これは脅しだ!金を出せ。有り金を丸ごとよこすんだ!そうしねえと、てめえの面をぶっ飛ばすぜ!>


メタ ル
「…あ、いや、何でもない」

アイス
「どうしたの?」

ディージア
「早くチェックを見せてお金を下ろそうよ」

メタル
「ま、また今度にしよう。ちょっと外に出た方がいいな、うん」







メタル
「ふぅ、あんな脅し文句が書いてあったとは…。危うく銀行強盗未遂になるところだった…」

ファロウ
「あのラットキン、それで銃なんて寄越しやがったのか!」

ディージア
「なめた真似してくれるわ」

ルガード
「確かに銀行ならば10万ゴールドくらいありそうですが、さすがに白昼堂々と強盗はできないですね」

アイス
「マイルスの言ってた仕事を請けてみる?ちょっと怪しいけど…」

トシ
「牢獄に金庫に通じるトンネルがあるとか言ってたな…。明らかに銀行側は承知してない気がするけど」

メタル
「様子だけでも見てくるか」

アイス
「牢獄は、以前にマーテン巡査のバッジを見つけた所ね」

ファロウ
「そうそう、確か奥に独房があったんだよな…」





トシ
「おい、見つけたぞ!床板を外したら、地面に穴が開いてるぜ!」





ルガード
「よくもまあ、こんな所を掘り抜いたものですね」

アイス
「そういえば、以前この中に2人くらい囚人がいたけど、彼らが掘ったのかしら…」





ファロウ
「ここを掘るために、わざと囚人になってたりしてな」

メタル
「着いた!トンネルの下に部屋があるぞ」

トシ
「とう!……うごっ!足が…!」

ファロウ
「いてて…床まで結構距離があったな」





ディージア
「わ〜、アイテムが色々置いてある!ここが銀行の金庫室みたいね」

ルガード
「油布マントにダイヤモンド・エペですか…。まあ、悪くはないですが、そこまでの品でもないですね。ゴールドも置いてないようですし」

トシ
「おい、見つかるとやばそうだから早く出ようぜ…。この装置のスイッチを押せば、地上まで転送してくれるみたいだ」

アイス
「『緊急避難口 アルニカ銀行の安全サービスの一環 我々は従業員の死亡数低減に努めています』…だって」

メタル
「まあ待て。こっちにも頑丈な扉がある。この先に何かがあるとは思わないか?」

ディージア
「確かに、金庫室ってからには、これだけのアイテムじゃないはずよ。この先にも行ってみないとね」





ファロウ
「おいおい…この扉、鍵が8つも付いてるじゃねーか…。さすがの俺でも、こんな頑丈な扉を開けるのは厳しいぜ」

ディージア
「は?何言ってんの?」

ルガード
「こんな金庫に入れる機会なんて、そうそう無いんですよ。できる限りのことをやっておくべきでしょう」

メタル
「ほら、ロックピックも使え。何としてでも開けるんだ」

ファロウ
「こんな時ばっかり無茶言いやがって!」

アイス
「頑張って…!」

ファロウ
「うぐ…これは難しいぞ…!あっちを開ければこっちが閉じて…」

ディージア
「ノックノックの呪文を覚えておけばよかったわ」



<数十分経過>


トシ
「ふわ〜、見てるのも飽きてきたな」

ディージア
「わたし寝てるから、扉が開いたら起こしてね」

ルガード
「ファロウが鍵を開けている間に、ここでブレイクタイムにしましょうか。いいエールがあるんですよ」

アイス
「あ、ガーディアから持ってきた、ブラザー・モーサーのお茶もあるわよ」

ファロウ
「ぐぐぐ…!」

メタル
「しかし、これだけ時間をかければ、そろそろ…」

ファロウ
「む…!?(カチッ)」





ファロウ
「あ…開いた…!開いたぞー!!」

トシ
「え?本当に開いたのか?」

メタル
「よくやった!これで奥に入れるぞ」

ディージア
「やったー!すごいじゃない!」

ルガード
「やりますね。正直なところ、もっと時間がかかると思っていましたよ」

ファロウ
「ふふ…。まあ、自分でも驚いてるんだけどな。開錠してる最中にも成長してる実感があったつーか、なんつーかさ」

トシ
「でも、さっき扉を開けた時に、何か警報みたいな音が聞こえたような…」

アイス
「奥は行き止まりでエレベーターがあるわ」

ファロウ
「さあ、乗ってみようぜ。どんな宝が隠されているのか楽しみだな」

ディージア
「ドキドキしてきたわ」

メタル
「む…上に向かうようだな。何だか豪華な部屋が見えてきたぞ」





トシ
「うーむ…。やっぱり、見覚えのある部屋だ…」

アイス
「ねえ、あそこに銀行の守衛がいるわ。受付嬢のロラックも…」

ルガード
「なるほど、ここは銀行のロビーみたいですね」

ディージア
「え?ちょっと…ヤバいんじゃないの?」

メタル
「み…見つかる前に、もう一回降りるぞ!」







メタル
「ふう…。緊急脱出装置で、なんとか地上まで戻れた…」

ルガード
「金庫室はさっきの部屋のみで、マイルスの教えてくれたトンネルを通れば、扉を開ける必要はなかったということですね」

ディージア
「あんなに苦労して鍵を開けたのに無意味だったってこと?」

アイス
「無意味どころか、顔を覚えられちゃったから、もうあの銀行には行けないわ」

トシ
「中に入ろうものなら攻撃されちまうぜ」





ルガード
「やれやれ、誰かさんが短絡的なことをしてしまったせいで、私達もすっかりお尋ね者ですよ」

ファロウ
「お…俺のせいにするか?」

メタル
「だが幸い、町を歩いてるパトロールからは襲われないようだ。あの銀行にはもう近づかないようにしよう」

ディージア
「腹立つから、ちょっとマイルスに文句言ってくるわ!」





マイルス
「おやおやおや?誰かと思ったら、裏切り者達じゃねえか!」

ディー ジア
「裏切り?こちらこそ、あんたのせいで銀行強盗に間違われて死にそうになったのよ!」

トシ
「間違ってるわけではないんだけどな…」

マイルス
「この俺が銀行の仕事をもちかけてやったのに、俺抜きでおまえ達だけで仕事をやりやがったそうだな!ヘッ!これからは、デカイ仕事は俺だけでやることにす るぜ」

アイス
「すねちゃった…」

ルガード
「どうやら、彼も一緒に連れて行ってほしかったみたいですね」

メタル
「しまったな…。彼を怒らせてしまったようだ…」







メタル
「町で何か情報は集まったか?」

ファロウ
「武器屋のアントンから、特注品に必要な材料を聞いたぜ。ビーストスレイヤー・アクスとかスティールハイド・ブレストプレートとか、結構良さげな物を造っ てくれるみたいだ」

トシ
「材料はまだ全然足りないけど、覚えてたら集めておこうぜ」

アイス
「こっちはロード・ブラフィットから、アセンションについて話を聞いてきたわ」


−−−−−−−−−−−−

ブラフィット
「ドミナスで最も神聖な場所。ここからコズミックサークルへアセンションするのです。アセンションを成し遂げるためには、コズミックロードの知識を自ら学 び、自らがコズミックロードにふさわしくならなければならないのです。我々はデスティネ・ドミナスがその道を示してくれるものだと考えていたのですが、随 分と昔にそれはモナステリーから盗まれてしまったのです」

アイス
「モナステリーの修道院にいたハイガルディ達は全員で旅立ったのよね。修道院のリーダーは確か…」

ブラフィット
「アンセルムは我々のリーダーです。彼は今デスティネ・ドミナスを探しています。それがないとアセンションはできないのです。ダーク・サヴァントより先 に、探し出せることを常に祈っています」

−−−−−−−−−−−−


ディー ジア
「結局、そのアンセルムの行方も分からなかったけどね」

ルガード
「こちらは、宇宙船の発着場にあった装置を見てきました」

メタル
「トリントンで見つけた『HLL』と書かれた銀色の球体が、この装置の窪みにピッタリだったんだ」




トラッキング・モジュールがインストールされました。
HLLトラッキング・シーケンス初期化
メモリより回復…


ルガード
「おかげで装置の機能は復活したみたいですが、この星に来た宇宙船の座標を検索するだけのようだったので、今はあまり役に立ちませんでしたね」

ファロウ
「じゃあ、皆あんまり有益な情報はなかったってことだな」

トシ
「そろそろ町を出てアンパニの基地へ向かおうぜ」

メタル
「そうだな。出る前にマイルスに声をかけていくか。さっき機嫌を損ねてしまったしな…」


 


メタル
「やあ、マイルス、元気か?さっき会ったけどさ…」

マイルス
「一緒にいる所を見られるとまずいんでね…。当局へ通報されるぜ


ファロウ
「そっけねーな…。結構怒ってるみたいだぜ」

メタル
「こっそりとチャームの呪文を使うか。よっと…これでどうだ」

マイルス
「……」

ディージア
「ね、機嫌直してよ。ほら、チャームチャーム」

マイルス
「……」

アイス
「効いてるみたいよ」

トシ
「お、心なしか笑顔になったんじゃね?」

マイルス
「よお、あんた達にピッタリの仕事があるぜ。興味はあるかい?」

メタ ル
「おお、いつもの気さくなマイルスに戻ったな。いやー、よかったよかった」

ファロウ
「今度はいいのを頼むぜ」

マイルス
「仕事の内容はこうだ。銀行強盗があって、何者かがダイヤモンドを盗んだ。俺はそのダイヤのありかを知っているが、取り戻すにはそれなりの抵抗が予想され る。場所はアルニカ郊外で、モナステリーとギガスの間にある。ゴロツキ共がキャンプを張っているらしい。そこが俺たちの目指すところだ」

トシ
「強盗って…俺達のことじゃないよな…?」

ルガード
「我々よりも先に、その強盗が金庫室に入り込んだのでしょうかね」

ファロウ
「あの銀行、どんだけ狙われてるんだよ…」

アイス
「そういえば、地下の金庫室でも『従業員の死亡低減に努める』って書いた紙を見かけたわ…」

ディージア
「そいつらが強盗に入ったせいで、私達が入った時にロクな物がなかったのね!許せないわ」

メタル
「協力しようマイルス。今度はお前も連れて行こう」

マイルス
「もちろん仲間になるよ!」

ルガード
「では、ヴィはここで待機しててもらいましょう」

ヴィ
「わかったわ。後でヘ・リのバーで会いましょう」

メタ ル
「アンパニ基地があるギガスの道中みたいだから、ちょうどよかったな。じゃあ出発するぞ!」


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