Wizadry8 プレイ記録 11.大湿地帯

第6の大枝(ラットキンツリー)


トシ
「肝心なことを思い出したけど、トリニーの依頼はどうするんだ?」

ディージア
「仲良く取引しちゃったけど、あのラットキン達は追い出さないといけないんでしょ?」

メタル
「そうだったな。だが説得して撤去してくれるような連中ではなさそうだしな…」

アイス
「アストラル・ドミナを取り戻すにはラットキンの力は是非借りたいところだし…どうしよう?」

トシ
「とりあえず、他にラットキンがいないか探してみようぜ」

ファロウ
「バルローンの部屋に落ちてたこの鍵で、どこかに入れるんじゃねーか?」

ルガード
「ラットキンの鍵だけにラットキーですね」

ディージア
「はいはい」

メタル
「本当にそういうアイテム名なんだぞ」

ファロウ
「じゃ、とりあえず探してみようぜ」








アイス
「この扉…中から何か物音が聞こえるわ」

トシ
「どれ、試してみるか(カチャカチャ)」

ファロウ
「お、開いた」





トシ
「ぎゃっ!」

メタル
「でかい!」

ディージア
「こ…こいつもラットキンなの?」

ルガード
「これがマドラスから聞いたブリーダーのようですね」

ファロウ
「でかいだけあって、とんでもない攻撃力だ!こいつはヤバいんじゃねーか!?」

アイス
「マイルスがやられちゃったわ!」

メタル
「扉の入口を死守するんだ!2匹同時に戦って勝てる相手じゃないぞ!」





トシ
「た…倒した…。こんなに強いラットキンがいたとは…」

アイス
「マドラスは、ブリーダーさえ倒せばラットキンは増えないから、あとは何とかなるって言ってたような気がするわ」

メタル
「ならば、とりあえず体裁上は彼らの依頼は解決したということだな」

ディージア
「じゃあトリニーから御礼を貰えるってわけね」

メタル
「バルローンがここからいなくなると俺達も困るから、これ以上のことをする必要はないだろう」

ルガード
「彼にはアストラル・ドミナの奪取を頑張ってもらわなくてはなりませんからね」

メタル
「紛争は完全に解決せず、長引かせて双方から利益を享受する…。バルローンが言うとおり、これが上手く立ち回るコツだな」

トシ
「死の商人かよ…」

アイス
「とりあえず、マドラスに報告しに行きましょう」





メタル
「…というわけで、ラットキンのブリーダーは退治した。これでもう彼らが増えることはないだろう」

マドラス
「遂にやったネ!勝利だ!こりゃ、大騒ぎだ、宴会だ!君達のおかげでトリントンは救われたんだヨ!すっごい、すっごい感謝するヨ!まあ、オイラにできるこ とはこれだけだから。オイラは貧乏だからね…」

ファロウ
「…って、御礼の言葉だけか!?あれだけ苦労させたんだから、もっと誠意を見せるべきだろ」

マドラス
「でも、ネズミの問題は解決したからこれで好きなところに行けるヨ!オイラはいろいろな所に行ったことがあるし、一般的なことや特殊なことも知っている ヨ!」

トシ
「え?こいつ仲間になるの?」

メタル
「じゃあ、冒険につきあってもらうとするか」

マドラス
「もちろんいいさ!オイラの技術、すごいよぉー。なんたって、一流のガジェッティアーなんだぜ!」





ディージア
「少なくとも、さっきのラットキンを倒すために使ったリザレクションパウダー2つ分は働いてもらわないとね」

ルガード
「トリニーのガジェッティアーならば、腕は確かでしょう」

アイス
「そうね、本物のガジェッティアーの技術を一度見てみたいわ」

ファロウ
「人を偽物みたいに言うな」

トシ
「じゃあ、マイルスとはここで別れて、代わりにマドラスを旅に連れて行くか…。世話になったな、マイルス」

マイルス
「いやあ、楽しかったぜ。また会おうな。いつでも仕事を用意しておいてやるから、また手伝ってくれよ」

トシ
「また力が必要になったらよろしくな」

メタル
「そうだ、マイルスはマーテンズ・ブラフという場所について何か知っているか?そこにマーテンの残したメッセージがあると聞いたんだが…」

マイルス
「マーテンズ・ブラフにある古い要塞のことだろ?簡単には行けないけど、不可能なことじゃないさ。一番の方法は、古い鉱山トンネルを抜けることだ。行きた いんならそれが近道さ。ただし俺が以前行った時は、あそこには誰もいなかったから、今でも通れるかどうかはわからないけどな。何でもティーラングとかいう 連中がそこに住み着いたようだぜ。連中は野菜なのか、動物なのか、それとも鉱物なのか…それすらもよくわからんね」

ディージア
「なるべくティーラングとは関わり合いたくないけど、そこには行かないとならなそうね…。まあ、仕方ないか」

ルガード
「では、東に向けて出発しましょうか」






スワンプ




ルガード
「ここら一帯は広大な湿地になっていますね」

ヴィ
「あちゃ、スワンプね。相変わらずべたべたした不快なところ。知ってる?ここには家くらいの大きさをしたカエルの化け物がいるんだってさ。用心していくわ よ」

マドラス
「スワンプはあぶねえとこヨ!すんごい昔の話だけど、ハイガルディの盗賊がここいらのでっけえ草をかき分けてどこかへ向かったってネ。どこ行くのかと思っ て、オイラ達、跡つけたヨ!行き先はマーテンズブラフだったヨ!」

メタル
「その盗賊とは他ならぬマーテンのことだな。他のトリニーからも話しに聞いたとおりだ」

ディージア
「あーやだやだ。こんな泥だらけの所、さっさと通り抜けちゃおうよ」

トシ
「そうだな。長居してても絶対いいことなさそうだ。家くらいの大きさのカエルなんて見たくもないし」

メタル
「沼を突っ切って渡ってしまうか」

ファロウ
「よっしゃ、じゃあ全力ダッシュだ!向こう側まで誰が早く着くか競争だぜ!」

アイス
「あ、待って。そこには何か…」





ファロウ
「うごおおぉお!」

トシ
「ゲホッ…な、なんだ!?突然爆発したぞ!?」

ルガード
「どうやら発火性のガスが発生しているようですね。ほら、そこに看板が立っています」

メタル
「『危険:ガス発生』か…。よく見ると、至る所にそれっぽい跡がある」

アイス
「迂闊に走ると危険ね。周囲を確認しながらゆっくり歩かないと…」

トシ
「とんでもない沼地だな」

ファロウ
「うう…なんで近づいただけで爆発するんだ…」

ルガード
「ここにも立ち往生している旅人がいますよ。お互い苦労しますね」





ディージア
「あれ?この人、いつの間に現れたの?…ていうか、どこかで見たことない?」

ダーク・サヴァント
「見つけたぞ、この恩知らず共が!よくも私からアストラル・ドミナを盗みおったな!」

アイス
「ダ…ダーク・サヴァントよ!」

メタル
「なぜこんな所に!」

ダーク・サヴァント
「私がこの、このニセモノにだまされると思っていたのか?!おまえ達、気は確かか?さあ、よこせ…私に本物を渡すんだ!!!」

トシ
「??なに言ってるんだ、こいつ…?」

ディージア
「この星で会ったのも今が初めてなのに、盗めるわけないでしょ」 

ダーク・サヴァント
「フムゥ…どうやらおまえ達は…私の話がわかってないようだな?一体、どうしてこんなことになったのだ?盗んだ奴を見つけ出して、跡形もなく始末してくれ るわ!」

メタル
「消えた…!奴の幻影だったのか…?」

トシ
「アストラル・ドミナを盗む…。まさか、バルローン達がやったんじゃないのか?」

ルガード
「こんな芸当ができるのは彼らしかいないと思いますが、信じられない仕事の早さですね」

アイス
「ダーク・サヴァントが何かを捨てていったわ」





ファロウ
「これが偽物のアストラル・ドミナか?」

メタル
「見た目だけはそっくりに造ってあるが…」







ファロウ
「ハアハア…。敵は強いし爆発だらけだし、もうボロボロだ…」

ディージア
「しかもこの沼、やけに広い…」

アイス
「さっきのアストラル・ドミナだけど、一度トリントンに戻ってバルローンに確かめてくる?」

メタル
「いや、せっかくここまで来たんだから、先に沼を渡ってマーテンズブラフに行っておこう」

ルガード
「あそこに家が見えます。中で一休みさせてもらいましょうか」





ディージア
「ふ〜、これで少し休憩できそうね」

トシ
「中に人がいるぞ。盗賊とかではなさそうだな…」





アイス
「あのー…こんにちわ」

クロック
「出てけ!このヌルヌル野郎!」

ファロウ
「だ…誰がヌルヌル野郎だ!」

クロック
「おっと、すまねえだ!あんた達をマーテンズブラフのクモ野郎と勘違いしちまっただよ。連中のせいで、ここのところ客が来なくなっちまったもんでなあ!」

トシ
「クモ野郎って、ティーラングのことか」

ディージア
「どうやったらアレと見間違えるのよ!」

クロック
「さて、どんぞ好きな物を選ぶだよ。全部中古だけどよ、いいもんそろえてるだ。本日の目玉商品はパフュームだよ」

ルガード
「ティーラングがいなくても、こんな危険な沼地じゃ商売にならないとは思いますがね」

メタル
「マドラスの言っていたスワンプの友人クロックとは、あんたのことか?」

クロック
「オラのことだ。オラはこの辺じゃ誰よりも長く行きてるだ。マーテンが生きてりゃ話は別だけどよ」

アイス
「マーテンについて詳しいことを知っているらしいわね」

クロック
「そら、ちょっとはずんでもらわんどな?」

メタル
「情報料か…。仕方ないな、ほら」

クロック
「ああ、マーテンならよーく知ってるだ。けど百年も前の話だよ!奴はブラフから逃げてきたんだ。どこへ行ったか知りてえってか?んだな、教えてやるだよ。 シー・ケイブスだ!HLLの連中はデスティネ・ドミナスを必死に探していたみてえだったけどよ」

ルガード
「シー・ケイブス(海の洞窟)ですか…」

クロック
「オラが奴に、安全な場所へ行ぎなって言っただよ。古い洞窟以上に安全なとこはどこにもねがったからな。マーテンを探しているんなら、そごへ行ぐだよ」

ファロウ
「そりゃ、どこにあるんだ?」

クロック
「そら、ちょっとはずんでもらわんどな?」

メタル
「またか!ほら、これで足りるか?」

クロック
「シー・ケイブスを探してるんなら、教えてやってもいいだよ。そご行ぐにはベイジンを通らなきゃならねえだ。つまりリンジンに頭を切り落とされねえように しねえとダメだ。こごから北に行く橋があるから、そごから海に入れ。そごがあんた達の探してるところだよ」

トシ
「ベイジン?リンジン?」

クロック
「水のあるとこに住みつくおっかねえ連中だよ!」

ルガード
「この星に暮らす種族のようですね」

メタル
「これからマーテンズブラフに行くんだが、そこについては何か知らないか?」

クロック
「そら、ちょっとはずんでもらわんどな?」

ファロウ
「またか!」

ディージア
「この強欲ジジイ!」

メタル
「ほら、話せ!」

クロック
「話してやるべ!オラが知ってるのは昔は要塞だったってことだ。HLLの要塞だったんけどよ、ずいぶんと昔から使われなぐなっただよ。何でも軍事費とかの 削減だそうだ。それからマーテンとその仲間がそごを占領したんだ。マーテンがいなくなってがら百年位経つけどよ、ずっとホガーの頭みてえに空っぽだっただ よ。ティーラングが住み着くまではな!あのクモ野郎は後悔してるんでねえがな。なんせマーテンがそこいら中に罠を仕掛げでったから!連中がマーテンを探し ても、そごにはいねえしよ!」

トシ
「罠だらけの城か…。なんかイヤな予感しかしないなぁ…」

ルガード
「やはりティーラングもそこにいるんですね」

クロック
「あんた達は見てねえのがい!?あいつらならブラフでウヨウヨしてるだよ。どっから来たのか知らねえけどよ、要塞を占領しちまっただよ」

メタル
「なるほどな…。マーテンの行方も気になるが、とりあえずはブラフに行ってみるか。シャーマンからも言われていたことだし」


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