Wizardry #2 プレイ記録 07.ファイナル

クリア目前にしてパーティーは大打撃を受けてしまった。

いなくなった者の代わりに、8番目のメンバー・忍者ルイージを加入させる。
もはや第2パーティーに残しても救助隊となれるだけ力はないだろうから、レベル上げをするために連れて行くことにした。

とりあえずは、消失した兀突骨とともに消えてしまったKOD'Sシールドを再度入手しに行かなくてはならないので、詳細は省くが再び地下2階でマジックシールドを撃破した。



そして再び地下6階。
これだけ不幸が続くと、もう歩いていても嫌な予感しかしない。
そんな予感を反映してか、入って早々にヴァンパイアに奇襲を受けて弁慶が2レベルドレインされる。



とことんツキがない。
プレイヤーの弱気というのは、不思議なことにゲーム内でも連動しているものなのか。



その後しばらく戦っていると、ようやく七魔王(仮)のハイマスターが出現した。

#1とは姿が変わっていて複数で出現するものの中身は大差ない。
一応最強クラスの敵という位置付けだが、ティルトウェイト一発でお供含めて爆殺できる相手だ。



これまでの鬱憤を込めて、盛大に呪文を使って全滅させた。

これで……残るは一戦……!



で、ここでイアナがレベル13となった時点で司教に転職させる。
そして、今度は安全のために地下2〜3階で少々レベルを上げた後に、手持ちの未鑑定の宝を識別させたところ……



なんと、君主の聖衣があった!
プレート+5があることは何となく予想していたが、まさか君主の聖衣まで所持していたとは驚きだ。
それっぽいアイテムは持っていなかったはずなので、直近のハイマスター戦で入手したものだろうか?

でも、このシナリオってKOD'Sの防具があるせいで、君主の聖衣のありがたみが非常に少ないんだよなぁ……。

同じ三種の神器ならば村正が欲しかった……。







しばらく後、アークデーモンのパーティーに再び遭遇する。



奇襲を受けたが、こいつらはブレスを使わないので特に問題はない。

あまり被害もなかったので、レアアイテムのために戦いを挑むが、今回はティルトウェイトの効きが悪かった上に、アークデーモンが1ターンで倒れなかったため、かなりの被害を受けてしまった。


まず弁慶がアークデーモンにドレインを喰らい、グレーターデーモン共のマダルトでテリーとルイージが死亡。
マディが遅れていたら、更に死者が出るところだった。



攻撃力が高くないから、呪文が効かないデーモンやジャイアントは厳しいな……。







しかし、一向に最後の七魔王(仮)のサイデルが出現しない。
他の魔王はもう2〜3回くらい戦っているというのに、なぜこいつだけ出ないんだ。

もうちょっと、という状況がもどかしく、ついつい戦闘がやっつけになってしまいがちとなり、危ない目に遭ってしまった。



戦いには勝ったが、ここでマイルフィックが唱えた呪文がジルワンではなくマダルトやティルトウェイトだったら……下手したら全滅だったかもしれない。


その後も何度も戦闘を重ねるも、敵の出現テーブルというのも偏っているものなのか、出ない時には出ないものだ。







そして遂に!



出やがったー!!

しかも先手を取ってしまったので、これはもう勝ったも同然!

KOD'Sヘルムが唸る!KOD'Sガントレットも燃え上がる!




結果、先制攻撃ターンのうちに敵は全滅する。

最後の七魔王は実にあっけなく滅んだ。
サイデルも、まともに戦ったらワードナ級の強さは持っているはずなのに、攻撃のターンすら与えずに戦闘終了とは、なんともこのシナリオらしい幕切れとなった。


これで……ついに七魔王全てを倒した。







ようやく最後の時だ。

最終エリアに行けるのはKOD'S装備を身に付けた者1人のみ。
このメンバーだとゴリ、ティナ、弁慶の3人のみが可能だが、僅かな距離とはいえ迷宮を1人で歩くことになるため、マロールとマディの使えるティナが行くのがベストであろう。

さすがにここで全滅してロストとかなったらネタにもできない。



さて、ダイヤモンドの装備に身を包んだティナがマロールで地下5階にワープし、そこから最後の間に入る。




質問に答えて先に進み、地下1階へワープ。

ワープと同時にディンクが出現したので一刀の元に斬り捨てる。
前を遮るでない!


そしてニルダの祭壇にて、再度質問に答えてニルダの杖を授かる。



ニルダの杖を受け取るとすぐにマロールで入口までワープした。
歩いて戻ると何回か玄室戦闘があるからだ。
ティルトウェイトで簡単に勝てるだろうが、一応安全策を取った。


これで全ての称号が揃う。







ニルダの杖を持ち帰ると、ティナにニルダの守護者の称号が与えられ、他5人にダイヤモンドの騎士の称号を与えることができる。
これらは当然最後まで冒険を共にした仲間である、ゴリ、弁慶、テリー、イアナ、ルイージに与えるべきものであるが……。


順番に与えていくと、あと1人のメンバーのカテリーナのみは称号を付けることなく残ってしまう。
彼女のみ、称号を得られないばかりか今回一度も出番がなかった。

これまで同様のルールで進めると、このシナリオのクリア称号を得たティナ達6人は、これで使用不可能となる。
よってカテリーナに称号を付けるためには、単身で迷宮に入り、再びKOD'S装備を集めなくてはならない。


これはほぼ不可能なことである。

ざっと考えただけで、そもそも地下2階のマジックシールドを突破するのにレベル40くらい必要だろうか……。
そして、レベル100のマジックソードの直接攻撃を回避する手段はないので、間違いなくクリティカルを受けて死ぬ。


開始前から既に不可能と分かっているようなことは、さすがにやっても仕方ないだろう。

ここまで転送したキャラクターであるのに、迷宮に挑むこともなく終わってしまうのは心苦しいものがあるが、共に戦う仲間がいなくなってしまうことも今回の制限の一つであるので、運が悪かったと思って諦めてもらうしかない。

まあ、全く戦うことなく終了して生還というのも、一応ハッピーエンドでしょう。



さあ……これでようやく長い旅が終わった。













シナリオ#2「ダイヤモンドの騎士」も無事終了となりました。

いや、あまり無事じゃなかったかもしれないですが……。


最初の編成に僧侶と盗賊がいなかったことが、全ての原因だったかなと思います。
おかげで無理な転職を余儀なくされ、思うように成長できずに死亡を繰り返してしまいました。

また、このシナリオの特徴でもあるのですが、とにかく敵も味方も派手にハジケ飛ぶので、こちらが強かろうが弱かろうが全く読めない展開が続き、ある意味最後まで全く気が抜けませんでした。



このシナリオの悲壮なストーリー、テンポ良く進む戦闘、度を越えて強力な装備の存在、全然出てこない数多くのレアアイテムなどなど、実は#1ではなくてこの作品こそが、後の様々な派生Wizの大元となっているような気もします。


ただ、#1の追加シナリオというか、追加ダンジョン的なコンセプトなのに敵の強さが#1からあまり変化していないのが、ちょっと残念なところ。
圧倒的な数で攻めてくるのは脅威を感じますが、追加モンスターも含めてティルトウェイトで瞬殺のため、ちょっと味気ないかなと思いました。

レベル100超のKOD'Sシリーズは確かに強いのですが、所詮は単体での出現なので、そこまで強敵とはなり得ません。
こいつらが5体まとめて出てきたりしたら面白かった……というか勝てないだろうな。
歴代Wizでも最強クラスの敵となれたんじゃないかと思います。


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