Wizardry#5(FM-Towns)
プレイ記録14 ソーン


災渦の中心まで文字通りあと1歩、というところまできたが、まだ問題がある。
そこに行くためには、4人の王の門からそれぞれの元素の三軸の門へ行き、同じようにクローンと戦い、球体の質問に答えなくてはならない。
そして、この4回の手順は連続して行わなくてはならず、一度町に戻るとまた最初からになってしまう。
つまり、あの強力なクローンと4連戦しなくてはならないのだ。
その後には当然、ラスボスとの戦いが待っているため、生半可な実力では途中で力尽きてしまうということ。

これらを行うには、現在のレベルではかなり不安が残るので、ここで最後の修行をすることにした。
行き先はもちろん…フェニックスの部屋だ!

彼の質問にわざと間違えることで、ここで延々と戦うことができる。
フェニックスは必ず単体で出現するため、この前衛が3人がかりで攻撃すれば、まず1〜2ターンで戦闘は終わるし、万が一に先制してブレスを吐かれてもさすがに一撃で全滅することはない。
4人パーティーだと1回で得られる経験値は約3万と大量な上、落とす宝もかなり上質。
リドルから戦闘終了まで10秒もかからないので、極めて安全かつスピーディにレベル上げができるのだ。


こうして、史上名高い稼ぎポイントであるフェニックス道場での修業を経て、大量の経験値を入手した。
フェニックスさんが不死身なのをいいことに、ひたすら虐殺を続けた冒険者達は地獄の悪魔たちをも倒せるような力を手に入れたのだ。

思った以上にレベルアップ速度が速かったので、あっという間にレベル27前後となった。
ここからは大量のキーアイテムが必要になるので、、レベルが上がってACもかなり低くなったニンジャの装備を全て外す。

これだけあれば世界は救えるだろう。
ということで、いざ!






再びトランプの王達を通過して、三軸の門へ降り立つ。

悩ましいのがクローンとの戦いだが、ここで策を閃いた。
従来のシナリオでは、一度冒険を中断してから再開する時には、組んでいるパーティー単位でしか選択できなかったが、このシナリオではキャラクター単位で選択して再開できる。
つまり、この4人で中断した場合、再開する時に1人だけを選択すれば、残りの3人をその場に置いて単独で行動できるのだ。
このシステムを利用して、ビショップ1人だけでクローンに挑む。

このレベルであれば、ビショップのバディほぼ一撃で勝負が決まるので、装備を外して魔法耐性をゼロにすれば、実に簡単に勝てるのだ。
敵ビショップはティルトウェイトなどを唱えてくるが、2〜3発程度なら耐えられるので、こちらのバディの方が先に決まる。
戦闘終了後に仲間を探して合流すれば、その後のイベントも問題ないし、仮にこちらが負けてもすぐに回収してカドルトで復活できるというセーフティネット付きだ。
この手法で、あっさりとクローンを倒して、それぞれの杖を使って青、黄、赤の3つの球の円にロウソクを灯す。


そして、3度目のクローンを倒したところで、最後のカードであるクラブのエースが手に入る。
これで4つ目の門を通過できるようになる。

空気・白が司るのは、終わりから始まりまで、そして相反する全て。
つまり、9つのロウソク全てを灯すことになる。
すると、球から顔が現れて最後の質問が発せられる。

『我は、なにものでもなし。我に名や顔はなくとも、我は三者の全てであり、それらを超えたものでもある。我は、生命をとりまく姿無もの、それゆえ我が象徴は空気。我は、生命に光をもたらししもの、それゆえ我が色は全ての色。考えるがよい、この問を。みたび問は放たれ、みたび答は得られた。問われしことみたび変わらず、答、みたび異なる。今ひとたび考えるがよい。三つの答え、すべて正しきものなり。これぞ三者の王国の本質。その全てが己自身の真実を持ち、その全てが己自身の答えを持つ。考えるがよい。 我は三者の統一なり。我が王国は三者の全てを含み、我が名は理解をもってあまねく知れ渡る。さあ、答えるがよい、この問に。全ての生き物の中で三者の王国を全て含むものは唯一つ。三者全てを理解する者のみが、理解し得る唯一のもの。唯一なるもの、その名とは?』


…という、これまでの全てを含んだ謎かけだ。
この答えは、今までの冒険の中では示されてはおらず、純粋にプレイヤーが考えなくてはならない。
現在、過去、未来、成長、自然、変化…これら全ての側面を持った生き物、それはつまり我々『人間』が答えとなる。

これにて、三つの側面を持つ四つの力は正しく導かれた。
あとは、災渦の中心の結び目でゲートキーパーが神聖な儀式を行うことで、世界は平衡を取り戻す。


<地下8階 全体図>







4つの問いに答えた後に中心へ行くと、炎は次第に力を弱めて中に入れるようになった。
そこに囚われていた人影が、冒険者に語りかける。

しかし、その直前に人影は消えてしまい、まがまがしい怒鳴り声が頭上から響く。

『ならず者よ、ゲートキーパーはもうここにはおらん!奴はこの私が永遠に天空の虚無の中に葬り去ったわ!そして、今こそ私の約束の時。このぬるぬるのヒキガエルめ!!』

こうして、この災渦を引き起こした張本人であり、ブラザーフッド寺院の異端者ソーンとの戦いとなる。
それにしても、ぬるぬるのヒキガエルとはあんまりじゃないか。

ソーンは、強力な悪魔を数多く引き連れているのもさることながら、彼女自身が魔法の楯によって守られているため、あらゆる攻撃を無効化してしまう。
普通に戦っても冒険者達には絶対に勝ち目がない無敵の相手なのだ。

ではどうするのか?
ルーンから聞いた、『いよいよ最後の対決の時を迎えても恐れる必要はない。消滅した者も失われはしない。召喚の呪文を唱え、彼らをその運命から救うことさえできれば』という予言が、ここで用いられることになる。
『消滅した者』とは、先ほどソーンによって虚無の中に葬り去られたゲートキーパーのこと。
つまり、彼の言うとおりに召喚の呪文を唱えれば、その運命から救うことができるのだ。

ここで召喚呪文バモルディかソコルディを唱えると、ゲートキーパーが蘇る。
中盤で覚えるような呪文が最後の最後でまさかの大抜擢だ。
コルツで敵の攻撃を防いでターン終了すると、パーティーの欄にゲートキーパーが加わっている。


このゲートキーパーが、アブリエルの呪文を使うことでソーンの魔法の楯は力を失い、攻撃が通用するようになる。

2ターンをかけて、ようやく本当の戦いが始まるのだ。
もちろん、ソーンも悪魔達も強烈な攻撃を仕掛けてくるから、生半可な実力ではゲートキーパーがアブリエルを使う前に全滅してしまう。


しかし、フェニックス道場で圧倒的な力を身に付けた冒険者達は、敵の猛攻をものともせず、その間にも悪魔達を切り刻む。
鍛え抜かれた手刀で、イフリートも一撃よ!


が、しかしソーンの攻撃を受けてニンジャが首を刎ねられてしまった。
こいつもワードナと同じく魔術師のくせにクリティカル持ちだったんだな。

よくよく見たら、ニンジャは直前にに空気の杖を装備したまま外し忘れていて、全裸のACボーナスが無くなっていた。
このせいでソーンの攻撃を喰らってしまったのだろう。すまんなニンジャ。


残ったソーンは、ティルトウェイトなどの強力呪文を唱えてくるものの、このレベルでコルツを重ねがけしている冒険者達の敵ではない。
最後はサムライの攻撃で倒された。

こうして、メイルシュトロームを引き起こしたソーンは死んだ。
復活したゲートキーパーによって、世界は均衡を取り戻すのだ!



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<現時点のステータス>

名前

種・性格

LV

AC

HP

SAMURAI

Hum/N

28

-9

18

18

17

18

18

18

246

19

7

装備 マスターカタナ シールドプロマジック プレートメイル+3 ブラスサレット ミルダールグローブ カプリコーンクローク
LORD

Dwf/G

28

-10

18

18

18

18

17

18

285

17

6

装備 ファイアーソード シールドプロマジック プレートメイル+2 ジュエルドアーメット ミルダールグローブ ブレイサー+1
NINJA

Hum/G

27

-5

18

18

16

18

18

18

201

24

6

装備  
BISHOP

Elf/G

28

1

18

18

18

18

17

17

215

17

10

装備 マンキーワンド チェインメイル+2 レザーサレット レザーグローブ ゴールドメダリオン