Wizardry#5(FM-Towns)
プレイ記録09 マンフレッティの店


さあ、次なるは地下5階だ。
既にレベル上げのために何度かここには来ているし、地下5階にはエレベーターですぐに行けるため、このフロアの探索は比較的楽だ。

ここには降りてすぐに掲示板があり、そこには『ようこそ、マンフレッティの店へ *娯楽の殿堂*』というポスターが貼られている。

『壮大なお祭り騒ぎ 今宵、仮装パーティーあり <好評イベント>狂乱の部屋、ガラスの舞踏場、プレイハウス ミステリーシアター』
…と以下に書かれている。
生死を賭けた深淵のダンジョンの中に突然と現れる謎の遊戯場。
それが、この地下5階、マンフレッティの店なのだ。


少し歩くと、扉の前にビッグマックスという名の衛兵が立っている。
この先がマンフレッティの店になっており、彼からチケットを購入しないと中に入れてくれない。

しかし、チケットを一度買えば、彼に渡しても半券を返してくれるため、再度入場して思う存分このマンフレッティーの店を堪能できるようになっている。
なかなかリーズナブルなシステムだ。
さあ、払った金の分は楽しませてもらおうか!


なお、このセリフはFM-Townsでも健在でした。

プレイハウス・ミステリーシアターというアトラクションの内容を最も短い文字数でかつ印象的に表した名文である。



早速店内に踊り込み、手近なところから攻めてみる。
入口から左右に分かれた通路に並べられた小部屋に入っていくと、一番奥に仕掛けられていた『すべり台』に足を踏み入れてしまう。

これはシュートのようなもので、一気に地下6階まで強制ワープさせられてしまった。
ワープした先には、すぐ近くに店に戻るためのすべり台が用意されているものの、ここで出現するのは当然地下6階の強力な敵なので、危うく入店した早々にいきなり死ぬところだった。



気を取り直し、店内の北側の大部屋に入ると、そこは『ガラスの舞踏場 今宵は社交ダンス』と書かれていた。
この店の目玉イベントということで、外のポスターにも書かれていたものだ。

近くには男性用トイレもある。
扉を開けると中にいるロイヤルロードが襲い掛かってくる上に、なぜか逃げられないという危険な場所だ。

ガラスの舞踏場の中は一本道ではあるが、かなり長い通路を歩かなくてはならない。
しかも、道中の数多くの扉では固定エンカウントが起こるため、非常に消耗させられる。
仮装パーティーということで、出てくる敵もヴァンパイアやフランケンシュタイン、ウェアウルフ、美女と野獣、などなどなどバラエティに富んでおり、これらの怪物に扮した来客達と戦うことになる。


いや、来客じゃなくて本物のモンスターなのかもしれないけど。
とにかく敵もかなり強いので、この舞踏場では何度も途中で引き返して町で回復しながら進んで行くこととなった。


一番奥まで行くと、そこには入口にあった男性用トイレと同じく、女性用のトイレが用意されている。
この中ではどんなイベントが…! という場面だ。

中から出てくるのはロイヤルレディ達。
戦闘になる場合もあるが、これまでのNPC同様に会話ができる。
人を呼ばれたくなければ金を払え、とのことで、500ゴールド払うと情報を教えてくれる。

なお、このレディ達はフロア中を徘徊しており、トイレじゃなくても会うことはできるため、特にここに行く必要はなかったりする。
それどころか、この女性用トイレの近くに、店の入口付近につながっている隠し扉を発見したため、頑張って鏡の舞踏場を攻略する必要もなかったわけだ…。
地図を作ると分かるが、この鏡の舞踏場は、その名前の通り大きく左右対称の形となっているのだ。

<地下5階 鏡の舞踏場付近>



彼女達から聞ける話の中で重要なものは、泥棒と時の話、そして神の見地の知識を求めるなら釜を探せ、という話だ。
また例に漏れずクリアに不可欠なヒントなんだよこれが…。







ここらでレベル14に上がり、ロードが第6レベルの呪文を習得する。
ゲーム中で最も重要な回復呪文マディが、ここで使えるようになった。

よくぞ一発で覚えてくれた。
HPも高くなってきたので、もうディアルマなどでは回復が追いつかないし、この呪文じゃないと治せない石化攻撃をしてくる敵も増えてきた。
また、ビショップもここでラハリトを習得して攻撃力も増加。
ようやく次の段階に来たって感じだな。



さて、続いては店の南側にある『狂乱の部屋』へと行ってみる。

ホールの中に入ると、そこかしこで獣のような奇声が響き渡り、『ガブリ!』と噛み付かれたりもする。 なるほど、狂乱しとるねえ。

この声の主は、鏡の舞踏場にもいたヴァンパイアや狼男などの仮装した来客達だ。
近づくと襲ってくるから、来客とはいえ殺さざるを得ないが、この店は本当にどうなっているのだろうか。
そもそも、店の衛兵と思われるロイヤルガードですら襲ってくるあたり、この冒険者達が本当に正しく店を利用しているのか、という点にも疑問を持った方がいいかもしれない。


このホールの中では舞踏会をしているらしく、ズンチャッチャッ!と律儀に踊って押し戻されてしまうポイントがある。
この勢いはリトフェイトでも回避できず、ランダムでくるくる回りながら移動することになってしまう。

ホールの隅を調べると隠し扉が見つかり、このズンチャッチャッが邪魔して通れないポイントの先にある部屋に行くことができる。
その中には、1人の盗賊がいた。

彼の名はSNATCH(スナッチ)、名前からして泥棒である。
話しかけても大して答えてくれないばかりか、こちらの物や金を盗もうとしてくるような輩だ。
しかし、先ほどの女子トイレのご婦人方から聞いた話を思い出すと、『泥棒は自分が何を知っているのかも知りません。手掛かりは時の中にあります』と言っていた。
これがヒントとなっている。
スナッチに『時』について尋ねると、世界の全ての時を持つLOON(ルーン)という人物について、情報を教えてくれるのだ。

ルーンは小さなロケットを持っており、スナッチは以前にそれを盗もうとしたけど、爆発して奇妙な場所に飛ばされてしまったという話をしてくれた。
そのロケットは、ガラスで覆われていて、全部黄金でできていて、中身は真鍮と魔法の水晶だったそうだ。

なぜ、材質についてこんなに細かく…?
と疑問に思うところだが、これがまた覚えておかないと先に進めない謎解きになっている。
スナッチから話を聞いた後は、道中で宝箱から手に入れたロビンソードをブレイサー+1と交換して先に進む。
この狂乱の部屋の先は、さらに広いホールとなっており、そこの隅に地下6階に降りる階段があった。


<地下5階 狂乱の部屋付近>




さて、問題はここからだ。
先ほどスナッチから聞いた話は、実は地下3階の北部にある、白いカーテンのかかった部屋に関わりがある。
ここには『時の失われた部屋』という小部屋があり、中を調べると『多次元霊化機』なる不思議な装置が見つかる。

この装置の背面からは、+と−が書かれた赤と黒のワイヤーが出ているので、これをネッシーの泉の近くで見つけたバッテリーにつなぐ。
すると、装置が起動してボタンが輝き始めるのだ。

ボタンは9つあり、それぞれに金属や鉱石などの名前が書かれている。
装置自体には何の説明も無いため、何のことやら分からないが、目ざとい男であれば、ここで先ほどスナッチから聞いたルーンのロケットの材料…金、ガラス(ケイ素)、シンチュウ、水晶…が含まれていることに気付くであろう。
おもむろに、その4つの材料のボタンを押すと、機械がうなりはじめて突然閃光が走る!
すると、そこには金色の懐中時計が出来上がっていた。

この多次元霊化機というのは、英語だとParadimensional Etherealizerという。
Etherealというのは「霊的な」という意味もあるけど、「エーテル化合物」という意味もあり、どちらかと言うと、この装置は「多次元化学結合機」といった方が分かりやすい。
いわゆる3Dプリンタのように、原材料を入れると完成品が出来上がる、といったようなイメージをしていたのだろうかと思われます。

そんなわけで、ここは日本語版の分かりづらい訳によって難しいイベントとなってしまったけれど、要は材料を入れればモノを作ります、という機械だったのです。
スナッチがロケットと言っていたのは、盗むのに失敗して中を見ることができず懐中時計と分からなかったから、というわけなんですな。



<現時点のステータス>

名前

種・性格

LV

AC

HP

SAMURAI

Hum/N

14

-2

18

17

12

17

18

17

104

19

5

装備 ロングソード+2 ターゲット+1 スケイルメイル+1 ブラスサレット レザーグローブ ブレイサー+1
LORD

Dwf/G

14

-4

17

13

18

18

10

17

152

17

3

装備 ファイアーソード ヒーターシールド+1 プレートメイル+1 レザーサレット アイアングローブ ブレイサー+1
NINJA

Hum/G

14

-3

17

14

13

18

17

18

102

23

4

装備 バトルアクス+1 ターゲット+1 スケイルメイル+1 ブラスサレット アイアングローブ ブレイサー+1
BISHOP

Elf/G

14

4

17

18

18

14

16

10

69

17

3

装備 サークレッドバッシャー チェインメイル+1 レザーサレット レザーグローブ



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