Wizardry #1 プレイ記録
IBM版 その2:マスターレベル編
マーフィー先生との修行を続け、レベル11まで上がった。
これ以上は、さすがに先生の修行だけでは厳しいし、カシナートの剣以外の装備品も集めなくてはならない頃だろう。
こうして、一行は晴れてマーフィー塾を卒業し、地下9階へ戦いの舞台を移した。
ハーメイ
「さっき見つけた鎧は、中立の鎧だったぞ。少しずつ装備が揃ってきたな」
オルドゥス
「HPも多少は上がってきたから、この辺りで死ぬことも少なくなってきた」
ベッス
「この調子なら、地下10階でも戦えそうじゃないか?メネッティの攻撃が当たれば、どんな奴も一発だしさ」
メネッティ
「ウウ…イッパツ!」
ストラッド
「おいおい、そう言って帰って来なかった奴が何人いると思ってるんだ?グレーターデーモンやポイズンジャイアントに出会って逃走失敗したら、それで終わり
なんだぞ」
オルドゥス
「危険なのは地下9階も一緒だろ。ここだって十分に全滅する可能性があるんだから、今更ちょっとくらい変わらないさ」
メネッティ
「Nothing venture Nothing have(冒険をしなくては、何も得ることはできないであろう)」
ハーメイ
「うむ、メネもそう言っている。何事も挑戦する姿勢が大切だと俺も思う」
ベッス
「じゃ、行ってみますか〜」
オルドゥス
「地下10階…どんな財宝が俺たちを待っているのか、楽しみだな!」
ストラッド
「なんだか悪い予感がしてきたのう…」
と、意気込みながら地下10階で2回ほど戦ってみた。
そして…
出現した相手は、ウィルオーウィスプとファイアドラゴン。
レベル11のパーティーでも楽勝で勝てる相手である上、経験値もアイテムも、そこそこ美味しい敵である。
ファイアドラゴン戦で傷を負ってしまったので、早々に城に戻って回復する。
ついでに、アイテムの鑑定をしにボルタック商店へ行ってみて、思わず吹いた。
この未鑑定のアイテムを見たら、分かる人には分かることでしょう。
そう、?STARSという不確定名称のアイテムと、鑑定額が30000Gのグローブは、それぞれ1つずつしか該当する物がない。
どちらも、このシナリオ#1で最高級にレアなアイテム、「手裏剣」と「銀の小手」である。
あの地下10階での2回の戦いで、このレアアイテムがそれぞれ手に入ってしまったのだ。
前回地下9階で手に入ったカシナートの剣といい、なんという幸運であろうか!
まあ、手裏剣は誰にも扱えないし、銀の小手は勿体ないから装備させないで店に保管しておくんですがね。
だって、ACが余分に2程度下がったところで、死ぬ時は死ぬから。
人が死ぬよりも、全滅してアイテムが無くなることの方が怖いという、ウィズプレイヤーの性なのでした。
さて、思わぬ幸運に逆に恐ろしくなったので、再び戦いの場を地下9階に移す。
けども…
マスターニンジャにブッ殺されたり、
キメラのパーティーに先制攻撃を喰らって全滅寸前まで追い込まれたり、
爆弾の罠を作動させて黒コゲになったり、
吸われたり、
と、まあヒドイ有様だった。
あのまま地下10階で戦い続けなくて良かったと言うべきか。
オルドゥス
「うぐっ…お、俺はもうダメだ…」
ストラッド
「マディはかけてやらんぞ。お前を回復させても、あまり意味が無いからな」
オルドゥス
「あんまりじゃないか!」
メネッティ
「オルドゥス弱い、罠解除も役に立たない」
ベッス
「前衛が攻撃力も体力も頼りないからさぁ、何かと危険な目に遭うんだよね〜」
ハーメイ
「武器が未だにロングソードなんだから仕方ないだろ」
オルドゥス
「あ〜あ、盗賊の短刀でも見つかれば、俺がニンジャになって手裏剣で戦えるのにな」
ストラッド
「なんにせよ、さっさとレベルを上げて究極呪文を覚えないことには、ワードナには勝てないから、今はひたすら戦うしかないな」
メネッティ
「ガツガツ…」
ハーメイ
「ん?メネ、何を食ってるんだ?」
ベッス
「あ!それはジャイアントの肉じゃないか!ずるいぞ!1人だけ経験値稼いで!」
そんな地下9階で、最もありがたい敵は、もちろんこのアースジャイアント。
稀にではあるが、ここは地下10階の敵も出現するので、上位互換版であるフロストジャイアントとも戦うことができる。
何故ジャイアント族の経験値だけが異様に高いのかというのは、ウィザードリィの謎の1つ。
この後もひたすら戦いを続けたが、メネッティとストラッドのHPが高いので、幸い全滅には至っていない。
この地下9階で全滅させられる危険性があるのは、レベル7メイジとレベル10メイジくらいだが、このIBM版では、体感的にではあるがランクの低い呪文を
使ってくることも多いため、若干安全に感じる。
まあ、十分危険ではあるが。
こいつらと戦う時は、少しでも攻撃される可能性を下げるため、モンティノやカティノの巻物で全力サポートし、マダルトで確実に倒すようにしている。
逃走などは絶対にしてはならない選択である。
さて、そんなこんなで、ようやくレベル13まで上がった。
小さな事故は数多くあったが、基本的には、そこまで劇的にヤバイ場面はなかった。
マーフィー先生のところで修行し過ぎたような気もする。
てことで、レベル上げ途中のシーンについては省きます。
ストラッド
「うむ…マリクトとカドルト、そしてマディ、この呪文を覚えれば、もうプリーストとしては免許皆伝といったところだろう」
メネッティ
「HP44上がった」
ベッス
「ティルトウェイトとマロール覚えたよ〜。これでワードナにも挑めると思うよ」
オルドゥス
「皆順調なようだけど…ハーメイ、お前、どんどん弱くなっていってないか…?武器が未だにロングソードのままだし…」
ハーメイ
「ふふ…この病に冒された体…せめてワードナと戦うまでは持ちこたえてくれよ…」
オルドゥス
「嘘くさいな…」
ストラッド
「俺とベッスの呪文でワードナの護衛を倒して、メネの一撃に賭けるというのが基本戦略になるな」
ベッス
「ハマンは外れる可能性があるから、確実に倒せるティルトウェイト方を選んだ方がいいかもね」
オルドゥス
「頼りにしてるぜ、メネ。ワードナは戦士の攻撃でなくては倒せないだろうからな」
メネッティ
「我が剣は、今やドラゴンをも一撃で貫く…」
ベッス
「俺は先にやられちゃうかもしれないから、いざという時はロクトフェイトで逃げてくれよ」
ストラッド
「わかった…。もしかしたら皆死んでしまうかもしれないが、勝てると信じてベストを尽くそう」
オルドゥス
「そうだな…武運を祈るぜ…!」
メネッティ
「ウウ…!」
ハーメイ
「……俺が全く戦力にカウントされていない…」
(続く)
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