Ultima Under World2 プレイ記録19 エセリアル・ボイド1


ブリティッシュ城に戻る前に、骨を見つけ出してあげた男、トリステロの言っていたことを思い出した。
ここに生えている植物を食べて眠ると、変な夢を見るという話である。
ちょうど王の墓に少し生えていたので、むしり喰らって眠ってみる。
すると…

ずいぶんとグロテスクな夢を見た。
黄金の床、真っ暗な空間から覗く巨大な目玉、柱に囲まれた祭壇…



祭壇を見てみると、『霊性の神殿』と書かれていた。
おお、ということは、ここは虚無空間(エセリアル・ボイド)ということか。
幻覚を見ることができる草について、以前にキローン城や氷の洞窟で話を聞いたが、このことなのだろう。

祭壇の中にはブラックロックのジェムが入っていたが、取り出すことはできても、持ち物に加えることができない。
ここは夢の中だから、まあ当然といえば当然か。
そうこうしているうちに夢が醒めて、元の場所に戻った。


ブリティッシュ城

ブリティッシュ城に戻ってミランダに報告をすると、プレイコル・ロスについてはニスタルが知っているはずだから、彼に話してみるといいとのことであった。
また、この城を封じ込めた呪文に関する物を見つけたら、何でもいいからニスタルに届けてほしい、と仰せつかった。




ニスタルにはブラックロックジェムに魔法をかけてもらうついでに、そのことを尋ねてみた。



プレイコル・ロスのホルンは強力なパワーを持っているため、これを使うことができればブラックロックなど吹き飛ばせるだろう、とのことである。
となると、8つの世界の封印を解いた後に、このホルンを使うということかな。


エセリアル・ボイド 赤

さて、これでいよいよ最後の世界に行ける。
準備を整え、ブリティッシュ城地下のブラックロックの面に飛び込んでみると…



けばけばしい色の床と真っ黒な空間、これは夢で見た光景と同じだ。
ということは、最後の世界はエセリアル・ボイドということか。
地図にも何も表示されず、方角のコンパスも動かなくなるため、ここはかなり大変そうだ…。


どこに進めて、どこが進めないのやら、非常に分かりづらい世界ではあるが、道らしき床を歩いて行くと、途中で人を見つけた。
こんな虚無空間に何故人間が?



話しかけてみると、この男には見覚えがあった。
かつて氷の洞窟で会ったことのある、モクポという男だ。



モクポは、例のトリップする草を食べて幻覚を見続けることで、過酷な現実世界から逃避していた男だ。
氷の洞窟では話しかけてもラリっていて何を言っているのか全然分からなかったが、この世界では勇者モクポと名乗っており、饒舌に話してくれる。
彼にとっては、もうこちらの方が本当の世界のようだ。



モクポの話によると、ここには4つの色の世界があり、それぞれを通過することで第5番目の霊性の神殿に行くことができるらしい。
モクポのオススメは赤色で、多少地獄をみるかもしれないが、眺めは壮観だそうだ。


とりあえず、今いるのは赤い道なので、モンスターを倒しつつ、ひたすら進んでみる。
赤い色のムーンゲートに入ることで先に行くことができるようだ。



しかし、ここはかなり厳しい。
モクポの言っていた多少の地獄どころではなく、本物の地獄そのものだ。



ひっきりなしに飛んでくる火炎や、インプの唱える魔法、溶岩、などなど、耐火の革ベストを着ていなかった即死クラスの猛攻が続く。
夢を見ている者ならともかく、生身の人間がこんな所に来るのは間違ってるだろう。


しばらく進むと、悪魔デストロイヤーがいる部屋にセプターを見つけた。



これはもしかして、死の闘技場で会った魔術師ゾランサスが探していたセプターではないか?
確か、セプターを持ち出して行方不明になっているとかいうゾランサスの同僚は、夢について研究していたと言っていたが、この骨がおそらくは…。


セプターを回収し、ズタボロになりながらも、ようやくゴールを見つけた。
この扉の向こうに金色のムーンゲートがあり、それを潜ることで、ようやく赤の世界から脱出できた。





辿り着いた先は、モクポからも話の中で聞いた真っ白なピラミッド。




このピラミッドに乗ると、白い色が赤い色に変わっていく。




全ての石を赤にすると、最上部に赤いムーンゲートが出現し、このゲートを通ると元の場所に戻った。
なるほど、残りの色でもこれと同じ事をしろということだな。





エセリアル・ボイド 青

続いて青い道を行ってみると、またしても人を見つける。
ん?こいつは、イオロ…?



話しかけると、イオロも夢を見ているようである。
この世界には毎晩やってきて、霊性の神殿を探しているらしいが、なかなか見つからないと言う。



そして、話が終わらないうちに朝のベルに起こされて消えてしまう。
もしや、こいつも危ない草をやっているのか…?


その先には、また別の人間がいた。





今度はアバタールが知らない人間であったが、こいつには言葉が通じないようで、しきりに身振り手振りしている。
頭を目を指してパタパタと空に飛ぶようなジェスチャーをしているが、何のことだか分からない。


さらに、ここには恒例のウィスプもいる。



ウィスプは、ゴブリンの塔に閉じ込められていたビショップの安否についての情報が欲しいと言う。



何故そんな情報が欲しいのかと聞いても、詳しくは教えてくれない。
ある特定の事件において、そのビショップの存在が重要なのだとか。

とりあえず、ビショップは無事に脱獄したことを教えてやると、代わりにいくつかの情報を教えてくれた。



キローン城で放し飼いにされていた猫、トリルクンについて、その歴史を教えてくれる。
トリルクンは類人猫の種族であったが、進化の過程で人間との戦争に敗れてしまい、『道具の使用』を人間に奪われてしまったそうだ。
他の情報、ブラックロックの破壊方法、エセリアル・ボイドでの位置確認方法、などは、聞いてもよく分からなかった。


青い世界のゴールは、簡単に見つかった。
少し離れた空間にあったため、大ジャンプの魔法を使わないと届かなかったが、特に敵と戦うこともなく、あっさりと終わった。



扉の先は、先ほどの赤い世界の最後に辿り着いた所と同じピラミッドで、既に赤く染まっていたピラミッドを同様の手順で青く塗り替える。
これで青い世界もクリアだ。


エセリアル・ボイド 黄

さあ、次は黄色に行ってみる。





黄色の世界は立体的な大迷路になっており、ここも一筋縄ではいかなそうだ。



入口にあった水晶にゴールらしき地形が映っていたので、浮遊の呪文で空を飛び、その景色を頼りにゴールを探す。


迷宮の中には、キローン城にいたガーディアンの手先の女、ミステルがいた。





彼女も毎晩ここにガーディアンに連れ出されているそうである。
印を探せ、ホワイトゲートを探せ、という声が聞こえると言って消えてしまった。
ピラミッドの他にも、まだ謎がありそうだ。


空中から、ムーンゲートのあるゴール部屋に辿り着くと、そこには脳と目だけの怪物、その名もブレインクリーチャーがいた。



こいつはエセリアル・ボイドで数多く出現するモンスターだが、魔法とも違う回避不能の遠距離攻撃をしてくるため、非常に厄介である。

近づいてメイスで叩き潰すと、その目を残して死んだ。
他のブレインクリーチャーは倒してもこんな物は落とさなかったが…。




ともあれ、これでゴールのムーンゲートに入り、ピラミッドを黄色に塗り替える。



これで黄色もクリア、残るはあと一色だ。



***現時点のステータス***

LV 15
STR:23 DEX:13 INT:20
VIT:99 MANA:67

スキル

攻撃:27 守備:23
剣:3 メイス:25
マナ:26 呪文:24
学問:18
軽業:8


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