Ultima Under World2 プレイ記録09 氷の洞窟2

1

地下2階も変わらず氷づくしである。
危険と言われていた雪男を含め、モンスターにはそんなに手こずることはない。
まだスキルはそれほど高くないはずだが、武器が高性能なおかげだろう。

しばらく進むと、氷の床が途切れ、洞窟の地肌が現れている箇所があった。
奥に進むと、なんと人がいる。
探検隊の生き残りであろうか?とりあえず話しかけてみる。



男の名はモクポ。
出会うなり、これが現実であるはずがない!と言い出す。

まあまあ、落ち着くんだ、と話を聞いているうちに、彼は虚空を見上げながら、不思議な生き物や、光る地面、大きな柱などが見える…などと言い、何か様子が おか しい。
どうやら、彼は薬で幻覚作用を見ているようだ。
異世界にトリップすることができるという薬の話を、前にキローン城のキンタラから聞いたが、おそらくこのことであろうか。

どこまでも続く青い道から高く跳び上がり、空中高くで跳ね飛ばされた後、金色の迷路で壁をよじ登りゴールを目指したり、燃えるような地獄で翼のはえた悪魔 と戦って死のセプターを手に入れたり、そんな支離滅裂なことを言っているうちに、彼の幻覚は醒めた。
彼はこの過酷な環境から逃避するために薬を飲んでトリップしているとのことで、 傍から見ると普通にヤク中である。
これ以上話しても無駄な感じであったので、ここを後にして洞窟を探索する。


2

氷窟を流れる大きな川を泳ぎ、さらに探索を進める。
普通に凍死してもおかしくない環境であるが、男アバタールはチェインメイルひとつで寒中の川を泳ぎ切る。




しかし、苦労して泳いだ先も氷原が延々と続くばかりで、南東の端まで行ってみたが、雪男の住処があったくらいで、特に目ぼしい物は見当たらなかった。



滑る床がとにかく厄介で思うように進めず、また、大部分が川と氷のみで何も無い。
完全に氷に閉ざされてしまった世界のようだ。


3

(6)の滝の近くにあった階段を上り、再び地下1階に戻る。
道なりに進んで部屋に入ると、突然変な奴に話しかけられた。



どうやら、ここを守る番人のようだ。
この先はアノデュノスの貯水ダムを管理する制御室になっているらしく、オペレーターが2人同時に入らないと通せないと言う。
上の階の探検隊が探していた伝説の都市アノデュノスは、ここにあったということか。
この機械仕掛けの番人といい、ダムという高度な装置といい、なかなかの文明を持っていたようだ。

こんな状況でオペレーターも何もあったもんじゃなかろうと、無理矢理中に入ろうとすると、この番人コンストラクト868は襲い掛かってきたので、仕 方なく撃退する他なかった。



強そうな外見ではあったが大した相手ではなく、この忠実なる番人はアバタールのメイスで粉砕されて役目を終えた。


4

ダムをコントロールすることで、おそらく周囲の地形に変化が起こりそうなので、中に進んで行く。
途中、スイッチを操作して床や壁を動かすと通路が開くようになっており、なかなか入り組んでいた。



ガチャガチャといじり先に進んで行くと、橋の先にそれっぽい十字型の部屋があり、プレートには「ダム制御室」と書かれていた。





部屋の中に散乱している骸骨のそばに紙切れが落ちており、何かが書かれている。



かすれてイマイチ読めないが、どうやらコントロール室へ入る方法が書いてあるようだ。
この骸骨が、かつてのオペレーターだったのであろうか。


5

メモ書きにしたがって中央の柱に付いているスイッチとレバーをいじると、不意に景色が変わった。どうやら、ここがコントロール室のようだ。





中は大した構造ではなく、ほどなくして鍵を拾う。




そして、その鍵を使う部屋も見つかり、中にはレバーがある。





主水門制御室と書かれているので、これを引いたら水門が開いてダムの水が流れるのだろうか。
では、グイっとな。


6

再び地下2階に降りてみると、ダムから放流された水が一面を覆い、氷だらけの床だったのが、全て水になっていた。
これによって今まで行けなかった通路に泳いで行けるようになっている。







しかし、この通路を歩いていると、突然ガーディアンが!



「お前はここで、お前自身の未来を見るのだ」
とアバタールの脳内に語りかけ、すぐに消えてしまった。
この先は何だか危ない予感がするのう…。


7

通路の先には凍りついた町があった。
ここが伝説のアノデュノスで間違いないだろう。




さすがに生きている者は居ないだろう…と思い周囲を探すと、何と幽霊が居た。




この幽霊ビアトリスは、アノデュノスの町に起こった出来事を語ってくれる。



アノデュノスの町は、かつて交易の中心地と、フィラニウムの産地として栄えていたが、ある時に北の国家との戦争が起こった。
その際に、町の魔術師達がガーディアンに助けを求めたそうだ。
ガーディアンのおかげで戦争には勝ったものの、その代償として生活物資や奴隷などを取られ、ついにはガーディアンに反抗したものの、ガーディアンによって 町の中心の噴水から強烈な冷気が噴き出されて、こんな状況に…ということだ。


他の手がかりを探すため、町の中を探索する。
まずは点々とある家の扉を開けなくてはならない。



叩きなさい、されば開かれん。これがアバタール流。

…と言いたいが、ここの町は非常に頑丈な扉ばかりで、全然開かない。
ここは本当に開錠のスキルか、専用の鍵が必要なのかもしれない。


いくつかの扉は破れたので、中に入ってかつての居住者の財産を物色。



まあ、そこそこ色々落ちているが、大した物はない。
ガーディアンに搾取されて貧しくなってしまったのだろうか。


気になったのは、「全てが凍り付いた中で、凍っていないのは南東のフィラニウムの池ぐらいのものだ」と書かれたメモ書きである。



フィラニウムというのは、さっきの幽霊もいっていた、このアノデュノスの特産品である。
以前にゴブリンに作ってもらった、バリアを無効化するガントレットもフィラニウムでコーティングされており、なにやら特殊な物質のようだ。
メモにもある通り、南東部分には雪男の住処があり、最初の方に襲撃して壊滅させたが、そういえば池のようなものがあった気がする。(地図の8あたり)



また、とある家でこんな宝珠を見つけた。



宝珠には、なんとアバタールの姿が映っている。
古代ソーサリアでモンディンやミナクスと戦っていたり、火星のオリンパス山に登っていたり、ディープフォレストの森の中でインプと語っていたりと、これま での冒険の時の姿が映し出されているようだ。

宝珠は順次に時代を追って映しているようで、ブリティッシュ城でホルンを吹いている姿や、2本の巨大な柱の間を通って冒険の航海に向かう姿など、心当たり のないものも見える。
そして、ここで最後に見えたものは、善の心のために命を捧げた懐かしい親友の姿だった。

これはいったい何なのか…?ガーディアンが言っていた、自身の未来とはこのことか…?



8

町は全て探索してみたが、肝心のブラックロックジェムは見つからなかったため、まだ探索していない氷原に行ってみたら、あっさりと見つかった。






つるっつるに滑る大氷原の端っこに、一箇所だけ凍っていない床があり、そこに無造作に置いてあったのだ。
踏み外して滑ってしまったら川に落ちてしまい、また大回りしなくてはならないので、結構苦労した。

これで、この氷の世界のマップは全て埋まった。
必要な物も手に入ったと思われるし、一度城に戻るとしよう。



***現時点のステータス***

LV 9
STR:23 DEX:13 INT:20
VIT:66 MANA:30

スキル

攻撃:13 守備:14
メイス:18
マナ:11 呪文:11
学問:9
軽業:2


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