Ultima Under World2 プレイ記録08 氷の洞窟1
ブリティッシュ城
用も済んだのでブリティッシュ城に戻り、キローン城で入手したブラックロックジェムにニスタルに呪文をかけてもらった。
こうして異世界で集めたジェムを全て地下の巨大な塊に使用すれば、おそらくここから出られるのであろう。
ついでに、城の中の様子も見て回る。
ミランダにこれまでの経緯を話すと、城の現状を教えてくれた。
どうやら、城内の水が不足しつつあるらしく、このままじゃ大変だと懸念している。
さらには、フェリドウィンとデュプレの様子がおかしいとか。
まったく、人が苦労して異世界に行き来してるというのに、そんな瑣末な問題まで押し付けてくるとは…。
というか、アバタールが脱出の手掛かりを探す間に城内を取りまとめるのが君の仕事ではなかったのかね?
続いては、身分の不満を訴えてロード・ブリティッシュに改革を要求した使用人のナンナだ。
話してみると、少し落ち着いた様子であった。
ガーディアンの策略に乗せられて、あんな事を言ってしまったのだと告白した。
うむ、分かってくれればいいんだ。これからも馬車馬のように働いてくれたまえ。
そして、懸念していたパターソン。
やること成すこと全て空回りし、ついに城内の皆から嫌われてしまったと、しょげこんでいる。
そういえば、この前にレディ・トリーに話した時には、パターソンに言い寄られて困っているとか言ってたな…。本当に懲りない奴だ。
だが、本人に悪気が無いのなら可哀想だとは思うが、城内の人間関係の不和の発端を作っているわけだから、手放しで信用するのも難しい。
彼はもともとフェローシップの人間である。
わざと目立つような失敗をして、城内のみんなを苛立たせるように仕組んでいるという可能性も、無きにしもあらず…。
他には、ジョフリーとシリアが剣の模擬試合をして、ジョフリーが一方的に負けてしまったそうだ。
シリアは女性でありながらデ・スネルの元で剣の修行をした生粋の戦士であり、その腕前はウルティマ7の頃から折り紙つきだ。
一方のジョフリーは、古 くからのアバタールの徳の仲間であり、現在はブリティッシュ城の親衛隊長という結構な身分に付いているが、その戦闘スタイルは腕力任せで、いささか古臭く て時代遅れな ようである。
一方的にジョフリーを降したシリアは、呆れ返ってジョフリーをけなしている。
ジョフリーさんは相変わらず噛ませ犬感がハンパないな。
これが後々の火種にならなければいいが…。
ミランダから様子がおかしいと聞いたデュプレは、手持ち無沙汰で殺気立っているようだ。
彼は留守番を命じられているのが気に入らないらしく、自分も異世界へ行って冒険したいと主張する。
確かに、アバタール1人にこれほど危険な役目を押し付けるのはおかしい。
パーティー制を導入して、こいつやジュリアのような輩をこき使うべきである!
もう1人、様子がおかしいと言われていたフェリドウィンは、話しかけてもパターソンの愚痴を言うだけだったので、心を読めるレディー・トリーに話を聞いて みた。
彼女が言うには、フェリドウィンは他人からの目線に脅えているらしく、罪の意識が無いままに悪事を働いているか、濡れ衣を着せられるのを恐れているかのど ちらかだそうだ。
どちらにせよ、彼女はフェリドウィンのことを信用できないようである。
フェリドウィンも、元フェローシップのメンバーなのでガーディアンに近い位置にいた人物であるが、果たしてどうであろうか。
さて、これで用も済んだので、ニスタルに呪文をかけてもらったブラックロックジェムを地下の巨大な塊に使って、次なる世界へ行ってみよう。
1
3番目の異世界は、氷に覆われた洞窟であった。
床も壁も天井も見渡す限り一面が凍りついており、非常に寒そうである。
そして、厳しい環境ならではの狂暴なモンスターの出現も予感させる…。
2
早速スケルトンが現れた!
まあ、大して強くはなかったからメイスで軽く粉砕。
さらに進む、何やら白い塊が飛んできてダメージを受ける。
なんだと思って振り向いてみると、巨体を白い毛皮で覆った雪男が!
こいつは見た目どおり、耐久力とパワーが高かったため苦戦した。
城の武器庫でメイスを拾っていて良かった。
もうすぐ壊れそうだから大切に使わないとな。
スケルトン共からの戦利品を漁っていると、バックパックの中にいくつかの文書と地図を見つけた。
どうやら、彼らはここを調査しに来た探検隊らしい。
この氷の洞窟はアノデュノスという幻の都市に通じているそうなのだ。
全員がスケルトンになってしまったことから、この探検は失敗に終わっているようだが…。
見つけた地図は、アバタールが持っている地図に貼り付けて使用できる。
『我々は伝説の都市アノデュノスがこの洞窟のどこか奥深くにあると 推測した。この層の西の方に川があることに注目した。これはかつて都市の水道として使われたと思われる。
我々の探検の最も大きな障害は、ここに住むおびただしい数の危険な 生物になりそうだ。アイスワームと雪猫は南方の同類よりも獰猛だ。しかし、雪玉を投げる狂暴な雪男は最も恐ろしい氷の世界の生き物だ。我々は未だ知性のあ る生き物の痕跡を発見できていない』
3
行ける所は色々と探索してみたが、氷とモンスターばかりで何も見つからない。
道中、氷を踏み抜いて水の中に落ちてしまったり、滑ってコントロールが効かなくなるエリアがあったりと、なかなか起伏に富んでいる。
一番奥まった所まで来て、ようやく下に降りる坂を見つけた。
この洞窟の探索は長くなりそうである。
今までの2つの世界ではほとんど戦闘が無かったため、久々に本格的なアドベンチャーだ。
下に降りる前に少し回復しておこうと寝袋に包まると、不思議な夢を見た。
「よく来たなアバタール!私は友人たちを連れて、ちょっと休暇に出か けてくる。コーブの近くのビーチがよいと聞いている。おまえも来られたらよかったのにな」
…とのことだ。
ブリティッシュ城に来る少し前のことを思い出しているのであろうか。
アバタールの知人のようだが、これは誰だろうか…?
ともあれ、こんな所で寝てアバタールが凍死せずに済んでよかった。
***現時点のステータス***
LV 9
STR:23 DEX:13 INT:20
VIT:66 MANA:30
スキル
攻撃:13 守備:14
メイス:18
マナ:11 呪文:11
学問:9
軽業:2
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