Ultima Under World2 プレイ記録05 牢獄の塔


1F

地下水道の最深部にあるブラックロックに入り、異世界へ旅立つ。



行き着いた先は石造りの部屋の中。
樽や箱が置かれているから、倉庫か何かであろうか。

注意深く扉を開けて外に出てみると、同様の石造りの床が続き、チラホラと武装した人影が見える。
どうやらゴブリンのようだ。



そこかしこに散らかったガラクタ、ものものしい衛兵、  堅牢な鉄格子や扉…不穏な雰囲気である。


とりあえず、ゴブリンどもは襲ってくる雰囲気がなかったので話しかけてみる。



どうやら、ここは「牢獄の塔」というらしいことが分かったが、ゴブリンの衛兵は合言葉を言え、などとすごんでくる。
この先の扉を開けてもらうためには合言葉を言う必要があるようだが、ここに来た早々で答えられるわけなどない。


とりあえず金貨を10枚ほど握らせると、こっそりと扉を開けてくれた。
うむ、ずさんな警備だ。



牢獄の塔というからには、中には囚人がいそうだな。
しかし何故こんな塔にワープしたのだろうか…。



1F奥

入った早々、また通路の奥の扉が閉ざされていたため、近くいたゴブリンに頼んで開けてもらうおうとしたが、またしても賄賂を要求された。
しぶしぶと金貨10枚を払うと、この扉のからくりを教えてくれた。
入ってきた扉を先に閉めないと、先に進む扉が開かないのだそうだ。
…たったこれだけの情報で金貨10枚か…。


 

2F

塔の中はゴブリンの詰所となっており、多くの衛兵が暮らしている。




こちらから何か仕掛けなければ襲ってくる様子は無いようだが、ここのゴブリンは基本的に人間には敵意を持っているようだ。
このフリーミスというゴブリンは、ことさら食って掛かってくる。



聞くところによると、彼らはガーディアンに仕えることで繁栄がもたらされてとか。
ここは全くの別世界というわけではなく、ガーディアンと関わりのある世界ということか。



3F

上の階には台所があり、ジャナーという名のゴブリンが働いていた。



彼は王様の又従兄弟の従兄弟という血縁から、台所の配属に便宜を図ってもらっているそうだ。
王様は摂政様と呼ばれており、ガーディアンから自治を認められているらしい。
ガーディアンがそんな約束をするとは到底信じられんがなぁ。


台所の奥には2人の人間が捕らえられていた。



ようやく見つけた人間に、この塔について色々聞き出そうと話しかけてみるが…



そのうちの1人、マーカスは舌を切り取られていた!
このゴブリン共、ひょうきんな口調のくせに、なかなかえげつないことをする。


もう1人の男は、ちゃんと喋ることができた。
彼の名はフェリックス、この北のフィルナという国の王子で、ゴブリンとの戦いに敗れて奴隷になったと言う。
どうやら、ガーディアンによって国の農作物と家畜を全滅させらて敗北したらしい。



彼によると、この塔にはビショップという男が囚われているそうだ。
この戦の勝利を導くと言われる男で、あまりの強さのために悪魔と手を結んでいるという噂もあるそうだが、やはりガーディアンのせいで敗れてしまったとか。
とりあえず、その男に会ってみる必要がありそうだな。


さらに、フェリックスはアバタールに依頼をしてくる。
下にいるフリーミスというゴブリンを殺してほしいとのことだ。



フリーミスとは、先ほど会った敵対的なゴブリンである。
さっき話しかけた、舌を切り取られていた男(マーカス)は、実はこの王子の右腕の騎士だったのだが、フリーミスに敗れて捕らえられ、舌を切られてしまった そうなのだ。
仇を討ってくれたら、王国の最後の家宝である豊穣のバスケットをくれると言う。
これは自然に食べ物が溢れてくるというステキなアイテムのようだ。

ゴブリン1匹程度殺すのは造作ないだろうが、まだ十分な情報を集めていないので、ここで全面戦争となってしまってはまずい。
もう少し待ってもらおう。


4F

その上の階にはゴブリンの武器職人がいた。
ゴブリンの武器職人とか、いかにも腕が悪そうだ。




話しかけてみると、注文された品が作れないらしくイライラしている様子。
本当に腕が悪いようだな。



彼はフラズニウムという材料でガントレットを作るように言われているらしいが、このフラズニウムは蝋のように柔らかいため、扱いづらくて困っているらし い。
一体なぜ、そんな物を作らされているのか彼自身にも分からないが、とにかくガーディアンのためだと言う。

とりあえずアバタールは、普通のガントレットの上からフラズニウムでコーティングしたら?と助言する。
単純なゴブリンは、これで問題解決したらしく大喜びした。
そしてすぐに大量生産に成功し、お礼としてフラズニウムガントレットを1つアバタールにくれた。
いや、何に使うんだよこれ。


5F

次の階には強固に閉ざされた扉があった。
「危険 入室の際には武装兵士を同行のこと」とある。



近くにいたゴブリンも、この扉は開けてくれないようだ。
どこか別の場所に鍵があるのかな。


その隣にあるゴブリンの旗のかかった部屋には、この塔の警備隊長ボーンがいた。

 


ボーン隊長は、待ちわびていたような話しぶりであった。
上にいる人間に手を焼いていたのだ、とのこと。
どうやら、隊長はアバタールのことを「ローカ・バタン」という別の人間と間違えているようだ。



適当に口裏を合わせつつ、彼から情報を引き出していく。
上にいる人間というのは、先ほどフェリックス王子から聞いたビショップという男のことである。
ビショップには仲間がいるらしいが、彼は口を割らず、牢の中でひたすら黙って救援を待ち続けているそうなのだ。
戦争はゴブリンの有利に進んでいるが、隊長はビショップの仲間にこの塔を攻められることを心配している。



しからば、これ以上待つのは無駄!
この私が牢に赴き、ビショップめを始末いたしましょう!

と進言すると、「ローカ・バタン」をすっかり信用しているボーン隊長は、フラズニウムガントレットを手渡し、合言葉「くねくね」を教えてくれた。
なんつー合言葉だ。


7F

通路のゴブリンに合言葉を告げて上の階に行くと、そこは牢獄だった。
これが塔の名前の由来のようだな。

牢獄といいつつも、そこには「動物調教場」と書かれた部屋もある。
中にはモンバットの群れが!



開けるなり襲ってきたので、全部メイスで潰しておいた。
調教がなってねーな。


奥にはフォースフィールドで守られた扉がある。
どうやら、このフィールドを通るためにフラズニウムガントレットが必要となるようだ。




小手を付け替えてフィールドを通過して奥の部屋に入ると、中には男が閉じ込められていた。
この男がビショップか。

 

驚いたことに、彼はアバタールの存在を知っていた。
ここと同様に、ガーディアンと戦う数多くの次元でアバタールの名は知れ渡っているらしい。
彼はこの世界でガーディアンと戦うレジスタンスのリーダーであり、他の次元ともコンタクトを取っているという。



彼らはアバタールのように次元間を行き来することはできないが、それぞれの次元には地理的、人的、運命的な共通点を持つことが多く、それらの地域や建物を 使えば、コンタクトを取ることはできるそうだ。
名前は言えないらしいが、砂漠の上空に浮かぶ要塞にいる魔法使いの女性に会うように言われた。

とりあえず、ビショップはここから脱出して自軍に合流するつもりらしかったので、フォースフィールドを通るためのフラズニウムガントレットを1組あげた。
さっき隊長から貰ったのと、武器職人から貰ったのがそれぞれあるので、これで2人ともここから出ることができる。

ビショップは去り際に、数日前に突如極小のブラックロックジェムが部屋の中に現れたことを話してくれた。
ジェムはゴブリンの衛兵に持っていかれてしまったが、これを捜し出すようにとのことだ。



5F

ボーン隊長の部屋に戻り、ブラックジェムについて尋ねてみると、どうやら彼が回収して手元に持っていたようだ。
ビショップの牢にブラックロックジェムが現れる、という手紙が都から届いていたらしい。
だが回収したものの、彼は魔法的なことにはとんと疎いので、あまり関わりたくないと言う。



では、魔法に心得のある私めが預かりましょう!
と言うと、ボーン隊長は喜んでアバタールにブラックロックジェムを渡してくれた。

ついでに、ガーディアンの命令で他の牢獄も調査するから鍵を貸してほしいと頼むと、鍵番のジャナーに告げる合言葉を教えてくれた。
まったく、この連中はやりやすい。
その足で、ジャナーから鍵を借りに行った。


5F 牢獄

借りた鍵で、ボーン隊長の居所の隣の扉が開いた。
「危険 入室の際には武装兵士を同行のこと」、と書かれていた部屋だ。
中には巨大な人影が見える。



人ではなく巨大なトロルであった。
襲ってくる様子は無かったので話しかけてみる。
オレ、オマエ、トモダチ!



どうやら見た目に反して、このトロルには人語が通じるようだ。
この牢獄から出してやる旨を伝えると、彼は喜んで飛び出してゴブリンを殺しに行った。
程なくして、ゴブリンの大きな悲鳴と鎧が床に叩き付けられる音が響いてくる…。


後を追ってボーン隊長の部屋に入ると、既に隊長は亡き者となっており、周囲に隊長の遺品が散らばっている。
通路にいたゴブリン達も皆同様にアイテムと化してしまっている。
身一つで武装したゴブリンの集団に勝つとは、驚異的な強さだ。

 

牢獄の塔は、こいつを閉じ込めておくための施設だったのかもしれない。
なお、この大トロル・ガーグは、頼めば素手のスキルを教授してくれる。
こんなヤツが敵じゃなくて本当によかった。



3F

台所に囚われていたフェリックス王子達に会いに行く。
行く途中のゴブリンも全員いなくなっており、王子達もここから脱出する準備をしていた。



彼らの仇のフリーミスもトロルに殺されたらしく、思い残すことは無い様子。
約束どおり、王家の宝物である豊穣のバスケットも貰った。

さて、これで要人達は牢獄から解放され、ゴブリンも全滅し、ブラックロックジェムも入手したから、この世界はクリアかな。
この牢獄の塔では戦闘がほとんど無かったため、ステータスは変わっていない。


***現時点のステータス***

LV 8
STR:23 DEX:13 INT:20
VIT:66 MANA:30

スキル

攻撃:13 守備:14
メイス:18
マナ:11 呪文:11
学問:3
軽業:2


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