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Ultima Under World
エンディング




君は山麓から海に向かって走った。
すぐ背中には、溶岩が迫っている。






海に飛び込み、1隻の船に向かって泳いだ。
船に救助され顔をあげると、君の手を引いているのはコルウィン男爵だった。
なんと、これは男爵の船だったのだ!






「そなたには感謝しなければならない。いや、それ以上だ。
もし、そなたがいなければ、余は最愛の娘を失うだけでなく、この世に甚大な被害があったろうと、娘が教えてくれた。
そなたを疑って、まことに申し訳ない。取り乱した父親を、どうか許してはもらえぬか?」




「あなたは、ブリタニア始まって以来の最高の英雄です!
転移のアミュレットで地上に戻り、すぐに父に報告しました。みんな死んだと思ってたんです。
あなたは、誰にもできなかったことをやり遂げ、しかもこの国を救ってくださったのです!」






船は静かに、崩れ落ちたカビルスの夢の跡を離れていった。






君はついに、眠りにおちた。
家に帰ってからの三夜というもの、興奮が覚めやらず、なかなか眠ることができなかった。






ウトウトとまどろんでいると、夢うつつにガラモンが現れた。
「ありがとう、アバタール!これでやっと休むことができる。
ブリタニアを救い、我が弟の暴走を食い止めてくれたことに、一言礼を言いたかったのだ。
君が島から脱出するとき、何の役にも立てず、とても心苦しく思っていた…。
…だが、私は最後の力をふり絞って門を開けたのだ。アビスの住人全員のためにな。
彼らは今、デスタードと呼ばれる場所に住居を移している。
さらばだ。あのような事態で君の助けを必要とすることが、ブリタニアに二度とないよう祈っている。
この次は、名誉ある賓客としてブリタニアを訪れてほしい。
命を危険にさらすためにではなくな」




 
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