Ultima 7 プレイ記録 34 原理の試練

真実の試練の石像に話しかけると、不思議な部屋にワープした。
この部屋を突破するのが真実の試練のようであるが、ここは複雑な迷路になっており、罠や仕掛けが行く手を塞ぐ。
部屋の隅から飛び交う雷撃、手に取るとダメージを受ける宝物、見えない壁、ワープ床… どれも他の場所では見ない仕掛けなので、なかなか苦労させてくれる。

  








しばらく進むと、「TRUTH」という文字を反転させたオブジェのようなものが置かれた部屋に着いた。
部屋の隅には、真っ白なキャンバスが置かれており、その反対側には持ち主らしき死体もあった。
このオブジェを造った芸術家だったと思われるが、これが何を意味するものなのかは分からない…。








モンスターが閉じ込められている独房を開け、中に置かれていた鍵を使って順次扉を開けていくと、最後に控えていた部屋でグラスソードを入手した。
これで試練は終わりかと思ったが、まだ先にワープ。

  












続く細い通路を進んで行くと、終着点の扉の前に2体の石像が立っていた。
これこそが、守護者のゴーレムであった。
有無を言わさず戦いとなるが、このゴーレム、非常に強く、8対2だというのに下手したらこちらが負けるかと思ったほどだ。
一方的に袋叩きにできた、町でのイベントバトルとは大違いだ。







ゴーレムの守っている部屋にはアミュレットが置かれており、これを取って試練達成!

…と思ったが、何も起こらない。
まだ何かあるのか?と周囲を隈なく探したが、もう何も見当たらない。
これは一体、どういうことか…?








それもそのはずで、ゴーレムが守っていたアミュレットは、何と偽物だったのだ。
『真実』への道は、意外なところにあった。試練の部屋にワープしてから少し進んだところにある、この通路だが…





なんと、壁を通過できてしまうのだ。
そして、そのまま見えない道を進んで行くと、いきなりアミュレットの置かれた部屋に辿り着く。
これこそが、本物の『真実のアミュレット』というわけであった。






ヒントは(多分)ない。
分かるわけないだろ。










 




「お、アミュレットを取ったら元の場所に戻った!ようやく試練をクリアしたか!?」


 真実の神殿

「汝は真実の試練を極めた。偉大なる知恵と魔法の力の恩恵を汝に授けよう。その力を役立て、そして敬うのだ、アバタールよ。汝は今、真実の原理の全ての意味を経た。真実とは、汝の人生における努力を導くものであり、その価値は計り知れないものだ」
石像の声が、警告の様相を帯びた。

「この真実を知るのだ、『精神は核に戻る…』」
そう言って、石像は再び静かになった。




「『精神は核に戻る』…それは、エクソダスのことを言っているのか…?」



そして、真実の試練を突破した褒賞として、アバタールのINTが30に上がっていた。



30はステータスの最大値なので、これによってアバタールの知力は極まったことになる。
ということは、他の2つの試練も受けることで、アバタールの全能力を最高値まで高められそうだ。
追加シナリオだけあって、かなり気前のいいボーナスである。











続いては、愛の試練へと赴く。


 愛の神殿

この世のものとは思えないような美しい声が、君の意識の中に優しく溜息をついた。
「ようこそ、アバタール。私は愛の権化。汝が啓蒙を探す者であるなら、愛の試練を受けなければなりません。南の輝く青い扉に、その道があります」




「南の青い扉って…これのことか…」









扉に入ると、先ほどの真実の試練と同じくワープした。
今度は、ダンジョンではなく野外のようだが、ここには何が待ち受けているのか…。








「あそこにゴーレムがいる…!あいつらが試練の守護者だな!」







「…?襲ってこないぞ?何か様子が変だ…」


 ボルックス

頭を下げた石像が立っている。
その堅固な容貌には、意気消沈した表情が表れていた。
驚いたことに、それは振り向いて君に話しかけた。


 イオロ

「たまげたな、こいつは生き物のようだ!」


 ボルックス

ゆっくりと、あたかも凄い力を要するように、それは頭を上げた。
「何の…用?」

「彼を助けてくれる?」
そいつは、傍に横たわっている崩れた石像を指差し、注意深く尋ねた。




「彼…?そこに倒れてるゴーレムのことか…?その前に、おまえらは一体何者なんだ?」


 ボルックス

「ご主人様は私をボルックスと名付けた。私は原理の神殿の守護者。我々は…原理の神殿を守るために造られた。アバタール…のみが、その力を使える。アジャハーと私は…見張りをしていて…そして壁がアジャハーに崩れかかった。そして大きな音が聞こえて…私は彼をここに運んだ。彼を直すため…でも、私には、どうやるのか分からない」




「エレシアンから、ゴーレムがドラゴンの崩した壁の下敷きになったって聞いたな…。こいつらのことだったのか…。その壊れたゴーレムは、アジャハーという名前なんだな?」


 ボルックス

「彼は私の…兄弟…そして友。一緒に…神殿を守っていた。彼を…このままにしておけない。助けてほしい…」




「助けるって…俺にも、何をどうしたらいいか分からないぞ。ゴーレムなんて造ったことないし。おまえらを造った、主人は…もういないのか…。この島は、ずっと海底に沈んでいたんだしな…」


 ボルックス

「アステレロンが私達を造った。彼はご主人様。私達は…小島の採石所の岩から造られた。どうやって造られたかは知らない。でも、前にアステレロンが話してくれた。何かの…魔法を使って、私達に生命を与えて…動くようにした」
ゴーレムは言葉を止めた。
次の言葉を考えているようだ。

「彼は…孤独が好きじゃなかった。彼は…一人ぼっちだと言っていた」




「この島には人間がいなそうだからな…」


 ボルックス

「アステレロンは言っていた…近くに誰もいない時に人間は孤独というものを感じると。彼は話してくれた…我々が…誕生して、どれだけ幸福に感じたかを。彼は私を…息子と呼んだ」




「まあ、とにかく、そのアステレロンが使った魔法が分かれば、壊れた相方を甦らせることができるかもしれないな」


 ボルックス

「それが…何なのかは分からない。でも、彼の家には本が沢山ある。多分…その中に…魔法について書いてあるものがある」




「何か手がかりになりそうな本は分かるか?」


 ボルックス

「私は本を持っている…アジャハーが言っていた…我らの…創造についての本だ。アジャハーを元に戻す手助けとなるかもしれない」
彼は君に、とても古い学術書を手渡した。この本は数多く使用されたようで、皮の表紙が破れて木の下地が剥き出しになっており、ページはボロボロであった。

「岩は既に置いた」
彼は付け加えた。
「この本に…書いてあったように」




「『カスタンブレの石』…?この本は…」


<カスタンブレの石 マッカス著>

伝説の岩だって?そうかもしれない。
強力な遺物だって?確かにその通りだ。
『カスタンブレの石』…(これに魔法をかけたと噂される魔術師から名付けたものだ)…は、炎の島にあると言われている。
3原理の神殿のある場所だ。
もちろん、この島についての情報は長いこと失われていたから、この悪名高い石も、また謎に満ちている。
しかし、カスタンブレの日記を調べて研究してみると、この石についての、少しばかりの手がかりを掴むことができた。

この石の力の主な目的は、生命の無い物質に生命を与えることだ。
石像、ゴーレム、道具、etc…。
それに加えて、その物質には、会話をする力まで吹き込まれる。
この石は、そのような力を物質や、あるいは生物に付与して、独立した思考を持たせられるんだ。
歴史学者達は、カスタンブレが、このように深い人格を持った生物を秘密裏に造り上げたのは、この石を用いたからだと主張している。
彼の造った生物と人間とを区別することは不可能だ。

だけど、どうやって私がこの能力を得たのかって、君が尋ねる声が聞こえてきそうだ。
まず最初に、君は既に炎の島を発見したているものとする(難しくはない、君なら出来る)。
そこで、『五芒岩』を探すんだ。
5つの岩が、あたかも五芒星のように並んでいるものだ。
その中央に、第6の岩があることに気付くだろう。そこから、大きく逞しい木が生えている。
これが『生命の木』だ。
この第6の岩が、『カスタンブレの石』なんだ。

でも、石を見つけたとしても、それはまだ道のりの半分だ。
これから君は、常人の能力を超えた魔法を使わなくてはならない。
…を使って…をするんだ…。


 イオロ

「このページは汚れていて文章が読めないぞ」




「まったく…肝心そうな部分なのに…」


……

そして『心臓』を、その生き物の『胸』に置いたら、儀式の始まりだ。
まずは、同じくツルハシを使って、木を強く打ちつけて、血を流れ出させるんだ。
木の血だなんて、不思議に思ったかい?
そうさ、この木は石に集められた養分で育った、生命のエネルギーなんだ。
『カスタンブレの石』から、苦痛の悲鳴が聞こえてくる、なんて言う人もいるかもしれないが、そいつは噂に過ぎない。
そして、木の生命力を満たすための容器が必要になる。
血が適量になったら、それを生物の体の5点に塗るんだ。
あたかも『カスタンブレの石』のように、その血を五芒岩のように滴らせるんだ。
事前に5つの小さい石でも置いて、どこに血を塗るか印をつけておく必要がある。

そして、Vas Flam Uus(この本の最後の付録を参照)を唱えて、それぞれの血の溜りに火を付けるんだ。
続いて、カスタンブレの日記に書かれた秘密の言葉を唱える(これもまた、付録を参照)。
これで、生物には魔法がかけられた。
もちろん、こいつには指導をしてやる必要がある。
子供に教育をするようにね。
しかし、ストーンゴーレムは、学ぶのがとても早い…。



 ボルックス

「まだ…多くの本が、家の中にある。何の本かは…分からない。アジャハーはそれを読んでいた」




「ん…?ゴーレムの足元に何か落ちているぞ…。さっきの『カスタンブレの石』から抜け落ちたページか…?」






<Vas Flam Uus>

この書は、石の生物を創造、あるいは再構築し、それらに思考能力を注入するために必要な儀式を執り行うためのものである。
最初に、前項で論じた材料を集める。
そして、それを行った後に、この書を参照し…




「ふーむ…。しかし、これだけじゃ何も分からないな。アステレロンって奴の家の中も探してみよう」









家の隣には、石を積み上げられた墓が見つかった。
おそらく、これがアステレロンという男の墓であろう。








そして、家の中に置かれていたアステレロンの蔵書の中から、手がかりになりそうな物を探す。






<アステレロンの手記>

 …私はこの島で孤独に育った。
ゴーレムはいるが、私には話をできる者がいない。
人格を持った者がいない。
動物でさえ、ここでは本島よりも少ない。
来る日も来る日も、私は誰かの姿を探して水平線を眺めている。
他人に会うのは怖くない。
敵意を持った来訪者は、私が神殿を守るために造ったゴーレムが駆逐するから、私が会うことになるのは、アバタールであろう…


 …私はワクワクしている!
本島で木を見つけた。
別におかしな事ではないのだが、その木は土からではなく、巨大な岩から生えていたのだ。
同様に珍しいことに、その周囲には5つの石が、それぞれ中央の石から等間隔で置かれていた。
それらの頂点は、五芒星を形作るっているかのように見えた。
そして、その時、私にはそれが何だか分かったのだ。
それは伝説の『カスタンブレの石』だ。
私が気付いていなかった、岩から芽生える木の生命の力を、五芒岩が気付かせてくれた…


 …最初のテストは成功した。
私はピックを使い、石の欠片を少しずつ削っていった。
最初は、血が吹き出たことに驚いたが、苦痛を訴えるような音は何も聞こえなかったので、私は続行した。
次の行動に際しては、本を参照する…


…これらを続けるためには、私にはもう時間が無いかもしれない。
真の学者は、日々成した事や見た事を、最大限正確に記録に取るものだ。
だが毎日の仕事により、私はもう疲れ果てる所まで疲れ果ててしまった…


…私は成し遂げた!
新しい2体のゴーレムは、確かに喋ることができる!
そして、私の繰り返しだけではなく、独自の意見を述べるのだ。
本の指示は正しかった。
最初の試みであるボルックスは成功したが、私の経験不足からか、想定したよりも、若干知性が少なくなってしまった。
しかし、彼の"兄弟"のアジャハーは、失敗を活かしたことにより、完全な会話能力を持つ。
今、私はこれを書いているが、彼らが天気について話しているのが聞こえる!
私は今から彼らに話しに行かなくては。
奇しくも、もはや空は晴れ晴れとしている…




<ゴーレム 泥から石まで キャスタドン著>

ストーンゴーレムは、あらゆる頑丈な石から造ることができる。
しかし、重要なことは、彼らを擬人的な形状とするためには魔法が必要である。
その他の構築方法や、未完成の物では、生命を宿したり、動かしたりすることはできないであろう。
十分な量の石材を集めて人の形にしたら、岩を人間とするためにVas Rel Ailemの呪文を唱えるのだ(呪文について記したQQの注釈を参照)。

書くまでもなく、その生物は、単に人間に似せただけの物であるが、それに近い機能を持つ。
次の呪文はKal Maniである(注QQ)。
これは、新たに造ったゴーレムに『生命の息吹』、あるいは、呼吸をする動作をそれらに与える。
こうして造られた各ゴーレムは、3つの命令単語や、あるい長い命令にも従い、反応するだけの基本的な知性は持っているであろう。

注釈K:カスタンブレの石 この神秘の岩は、伝説的な力を持っている。
これを使うことで、長く時間のかかる昔の手法を取らずとも、ほんの短い儀式で、岩からゴーレムを造ることができるのだ。
この石の存在については確証がなかったものだが、他にも力を秘めているようだ。
危険な調査ではあるが、やりがいはある。更なる情報については、マッカス著の『カスタンブレの石』を参照せよ。




「ここに書いてある『カスタンブレの石』ってのが、どうも必要みたいだな。アステレロンの日記によると、この島にあるみたいだが…」



ということで、カスタンブレの石を探すべく、島の中を探索した。
小さな島だったので、すぐに1周できてしまったが、島の端にあった洞窟を抜けると、突如、奇妙な場所にワープした。
岩から生えた大きな木、そして、その周囲に置かれた5つの石…。
本の中の記述にあったとおりの、カスタンブレの石であった。








この木を調べても何もないので、アステレロンの手記に従って、ツルハシで木の生えている岩を削る。
すると、記述にあった通り、岩から血が滴り落ちてきた。
『カスタンブレの石』の本には、血を満たすための容器が必要とあったので、井戸の傍に置いてあったバケツを持ってくると、そこに血を一杯満たすことができた。
これで必要な物は揃っただろう。









そして、先ほどのゴーレムの所に戻り、用意されていた5つの石にバケツの血を塗る。
最後に、抜け落ちたページに書かれていた呪文を唱えた。








「どうだ…?」


 シャミノ

「書物によると、この儀式には"心臓"が必要なようだ」




「心臓か…。どうやって用意したものかな…」


 ボルックス

「私のものを、彼に与えよう!」




「え?何だって?…おい!待て、何を…!」


 ボルックス

君は衝撃的な恐ろしい光景を見た。
ボルックスが自身の指で、胸を突き刺したのだ。
彼はハートの形をした石を取り出し、最後のあがきと共に、アジャハーの胸の上にそれを落とし、地面に崩れ落ちた。




「自分の心臓を…これを、もう1体の心臓にしろと言うのか…」







ボルックスの取り出した心臓をアジャハーの死体に入れ、もう一度先ほどの呪文を唱えると、5つの石に炎が灯り、中心に稲妻が走った。
そして… 







「もう片方のゴーレムが…生き返った…」


 デュプレ

「彼は自分の心臓を差し出した…だからアジャハーは生き返ったんだ!そう、気に病むことはない。魔法の効果はあったんだ」


 アジャハー

「こんにちは、名誉ある者よ。私がここにあるのは、おそらく、あなたのおかげでしょう」
この者は、彼の倒れた友人よりも優れた会話能力を持っていることが、すぐに分かった。




「アステレロンの手記にもあったが、やはり、こちらの方が知性が高いようだな」


 アジャハー

先ほど起き上がったゴーレムは足元のボルックスの命無き躯体を見つめた。
そして、素早く顔を上げて君を見た。

「な…何が起こったのですか?」




「それはな…」


 アジャハー

君は、ボルックスが胸から心臓を取り出して、それをもう1体のゴーレムに置いて死んだ事についての詳細を手短に述べた。
彼は自分の胸を見つめた。

「彼は犠牲になったのだ。私に自分の心臓を与えて…なんて愚かな!」
その言葉は侮蔑的であったが、優しい口調であった。

「彼を助けなくては。彼が私を助けてくれたように!手伝ってくれますか?」




「ああ、それは構わないが…」


 アジャハー

「素晴らしい」
彼は安心して言った。

「まずは御礼を言います。私はアジャハーと呼ばれるゴーレムです。原理の神殿の守護者の1人です。壁が崩れ落ちて私に降りかかってきた時、私とボルックスは、確かにその仕事をしておりました」




「死んだ時のことは覚えていないのか?」


 アジャハー

「その出来事は、はっきりとは思い出せませんが、思い出せる事をお話ししましょう。ボルックスと私は、この城に何者かが侵入したことを感知し、原理の神殿の部屋を守っていました。私が思い出せるのは、非常に強い熱を感じたことだけです。そして、私の頭上の壁の一部が崩れてきて、私の足に当たりました。ボルックスは幸運だったと思います。彼が私を、ここまで運んだのでしょうか?」




「ああ、そうみたいだぞ」


 アジャハー

「では、早急に彼を元に戻さなくては!借りを返さなくてはなりません」




「何か方法があるのか?」


 アジャハー

「哀れなボルックスはカスタンブレの石について知りませんでした。彼の自己犠牲は、おそらくは必要なかったのです。あなたは、マッカス著の『カスタンブレの石』を見たことがありますか?」




「ああ、この本のことだろう」


 アジャハー

「ボルックスは、私を甦らせるためには、自分の心臓を差し出さなくてはならないと考えたのだと思います」
そんなことが可能なのか信じられないことだが、君はゴーレムの右目から水が流れ落ちるのを、はっきりと見た。

「あの哀れな愚か者は、自分の命を私にくれたのです。私も同じ事を望むばかりです。しかし、そんなことをしても、何にもならないでしょう。私が死んでも、ボルックスはまた同じ事を繰り返すだけです」
ゴーレムから溜息が聞こえた。


 イオロ

「死に関わることだから、不敬なことは言えないが、2体のゴーレムが、お互いに心臓を渡し合って、起きたり倒れたりするのは滑稽な光景だな…」


 アジャハー

「しかし」
アジャハーが微笑んだ。

「その必要はありません。ボルックスは、このシミが何なのかを知っていました。彼は、新しい心臓が『生命の木』から切り出されることを、あなたに話したかと思います。これをご覧ください」
彼は、乾いた泥の塗られた書物の中の一文を指差した。

「私は以前に、これを見たことがあります。これと同じ手法で血を集めて、ボルックスの心臓を手に入れることができます。もちろん、ボルックスの体に心臓を入れる時には、再度同じく血の儀式を行わなくてはなりません」




「なるほど…ここに書いてある通り、カスタンブレの石を直接削り取って心臓にするということか…」









ということで、再びカスタンブレの石の場所に行き、ツルハシで木の生えている岩を削り取った。
そして、先ほどと同様に、バケツに血を満たして儀式の準備をする。    








削り取った岩を心臓としてボルックスの体に入れ込み、周囲の岩に血を塗って、同じく呪文を唱える。
先ほどと同様の炎と稲妻が起こり、倒れていたゴーレムが起き上がった…。  


 


 ボルックス

ボルックスは、ぼんやりして上を見つめていた。
仕草や表情が乏しいとはいえ、カスタンブレの魔法は、彼の中にまだ残っているようであった。

ボルックスは振り返り、傍に立っているアジャハーを見た。
彼は生きている。
すると、ボルックスの表情が見るからに変化した。
アジャハーは微笑んだ。

「やあ、兄弟」




「よかった!成功したみたいだ」


 アジャハー

アジャハーは、伝統的なゴーレムの守護者のように、揺るぎない不動の姿勢を再開したようだ。
しかし、彼の目から知性の光を見逃すことはできなかった。




「よかったな、君たち。両方とも元通りになって一件落着だ。さて…俺は君たちの再会を邪魔するわけにはいかないから、そろそろお暇するが、その前に、何か話しておきたかったり渡しておきたかったりするような物事はあるかね?」


 アジャハー

「『愛のタリスマン』が欲しいのですか?」




「おお、そんなつもりではなかったんだが、そこまで言うなら仕方ない!」


 アジャハー

「私は神殿を守り、タリスマンを探す者を阻止するために、ここに配置されています。その知識を示し、愛について理解しているアバタールを除く全てをです。アバタールよ、タリスマンは、あなたの物です」
彼はその石の手を心臓に当て、胸のパネルを開いた。
そして、もう片方の手を中に入れ、美しい黄色のタリスマンを取り出した。

彼は君の掌にタリスマンを置いた。
「あなたは、この名誉と力を得た。あなたは真のアバタールです」




「やった!これで2つ目のタリスマンを手に入れたぞ!」




タリスマンの入手と共に、再び城の中にワープした。
これで愛の試練も完了したようだ。





 愛の神殿

「あなたが愛の試練を達成し、愛が原理だということを示したことで、私の心は喜びに溢れています。それでは、あなたの俊敏性と技を祝福しましょう」




「よし!今回はDEXがアップだな!」


 愛の神殿

「今、あなたは愛についての全てを真面目に学びました。愛というものは、簡単に得られるものではありません。愛は恐ろしい衝動なのです。あなたが極めた、慈悲、献身、そして正義の教えを常に忘れないでください」
愛の守護者の慈悲に溢れた声が満ちた。

「気をつけてください、アバタール。ブリタニアで、巨大な悪が目覚めようとしています。それが何なのかは、私にも分かりません」




「巨大な悪ってのは、エクソダスのことなのか?それとも…」


愛の試練を終えたことで、アバタールのDEXとコンバットが30になった。
これで残るは1つ、勇気の試練のみ。



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