Ultima 7 プレイ記録 19 ユーの森

デ・スネルの死体を放置して、そのまま足早にジェロームの町を出る。
正当防衛なので衛兵に襲われることはなかったが、少々気が引けるものであった。

来た時と同様に、ムーンゲートに入る。








ワープした先は森の中であった。
座標からして、ここはユーの付近の大森林に間違いないだろう。
ここからならば、歩いてブリテインまで戻ることが出来る。







「ユーの森か…せっかくだから、ユーの町も探索してみようかな」




「ん…?よくよく見ると、付近の森の中を人が歩いてるぞ…」


 タイラー

学問が好きそうな、魅力ある男だ。




「おーい、あんた、こんな森の中で何をしてるんだ?」


 タイラー

「修道院で、この地方の植物学、動物学、そして地学を勉強しています。
この地域には、多くの美しい植物が咲きます。それらの全てを学んでおります。また、森の中には、数多くの種の動物が暮らしています。研究をしている時に、魅惑的な動物に何度か出会いました」




「修道院…そうか、エンパス・アビーの修道院も、ユーの近くにあるのだったな」


 タイラー

「我らの会は、薔薇の僧院と呼ばれております」




「実地見聞をして学んでいるとは、勉強熱心なんだな」


 タイラー

「自身の勉学の手助けとするために、この地域の地形の知識を用いています。より良く知るためには、アビーの僧院から、一層遠くへと旅立たなくてはなりません。しかし、ちゃんと戻るつもりです。私のモンク僧仲間とは違って…」




「仲間…?」


 タイラー

「彼は、この地域の鳥を観察している時に亡くなりました…『金頬鳥』という鳥だったと思います。悲しいことに、彼は遠くへ行き過ぎたため、我々は彼の声が聞こえなかったのです。もう、同じような思いをしたくはありません」




「そうだ!その話でナスターシャから頼まれた事を思い出した!ジュリアスという者を知らないか?おそらく、この森で死んだと思われる男だ」


 タイラー

「ジュリアス?確信は持てませんが、おそらく今は…共同墓地の中で眠っている者でしょう。アビーに運ばれて埋葬された人で、そのような名前を聞いたことがあります。誰が、その者を運んで来たのかは知りませんし、誰からその名前を聞いたのかも思いだせませんが」
彼は申し訳なさそうに言った。




「そうか…とりあえず、修道院へ行ってみる必要があるな。えーと、他には…そうそう、この森にウィスプがいると聞いたんだが、何か知らないか?」


 タイラー

「ウィスプですって?」
彼は笑った。

「私は、そのような物は存在しないと思っています。多くの人々が信じていることは分かっていますが、私は一度も見たことがありません。あなたも、彼らがインプの森の付近に住んでいるという、有名な伝説を聞いたことがあるのかもしれませんね。おそらく、インプであればウィスプと話ができるでしょう」
彼は肩をすくめた。

「お望みならば、探してみるとよいでしょう。私は、そのようなことに貴重な時間を浪費したくないですがね。ここには、調査すべき面白い事が数多くあります。例えば、木や花など…」




「インプ…?なんだ、そりゃ?」


 タイラー

「ああ、インプですか。彼らについては、あまり多くの情報を知りません。彼らは深き森の東の端に住んでいます。ここからでも、そこまでは遠くないですよ。彼らは、ほんの少しですが猿に似ていますね。とても用心深く、滅多に人間に近づこうとはしません。私がインプを間近に観察できたのは、たまたま、蜂の洞窟から持ち帰った蜂蜜を荷物に入れていた時でした。彼らは、しばらく私を見つめ、蜂蜜を欲しがりました。ええ、多分欲しがっていたのだと思いますよ。彼らには感情があると思います。だから、名前を呼べば分かるはずですよ。興味深い種族です。そう思いませんか?」




「森の妖精の一種か…蜂の洞窟ってのは何だ?」


 タイラー

「洞窟の蜂蜜は、とても美味しいものです。しかし、戦闘をしないで得られることは、滅多にありません。蜂の洞窟は、とても危険な場所です。
蜂の洞窟は、アビーの南西に位置します。そこへ行こうとしているのでしたら、洞窟に住まう巨蜂にお気をつけください。非常に強い毒を持っています。もし、お望みでしたら、少しの間だけ蜂を追い払う煙玉を差し上げましょう。いかがですか?」




「へえ、じゃあ頂いておこうかな。色々ありがとう。じゃあ、しばらく森を散策してみるよ」


 タイラー

「アバタール、自然との出会いで、あなたの知識が深められんことを」


このユーの森には、いくつかの用事がある。
まずは、コーブの町の慈悲の神殿で出会った、美しき女性ナスターシャの父、ジュリアスの手がかりを探すこと。
そして、ジプシーの占師マーガレタの占いにあったように、この森に住むウィスプを探して、タイムロードについて聞かなくてはならない。
せっかく、ここまで来たのだから、できる限りの情報を集めておくことにした。











「しかし、ここは本当に凄い大森林だ…周囲が全然分からないぞ。ユーの町は、いったい何処にあるんだ?」










「お、やっと小屋らしき物が見えた!ここが町かな?」





 イオロ

「懐かしの我が家だ」




「我が家って…ああ、ここはイオロの小屋か。そういえば、ユーの近くにあるんだったな」



ここは、ウルティマ5のオープニングでもお世話になった、あのイオロの小屋であった。
数百年の時を超えて、ここからならば、歩いてブリテインまで戻ることが出来る。








「しっかし、汚いもんだ。こういうゴミ屋敷を見ると、持ち主の人間性を疑うよ、ほんと」




「お、グウェノからの手紙があるじゃないか、どれどれ…」






「親愛なるイオロへ

バッカニアーズデンで、海賊の老人に出会いました。
彼は、私が若かった頃の時代から、何度もブリタニア中の海を航海したと言っていました。
試しに、あの伝説の『サーペント・アイル』を知っているかと尋ねてみたら、彼は知っていたどころか、その島の場所を示した地図も持っていました。
私は地図を買い取り、調査を開始しました。
あなたが、今やっている冒険を終えた後に、私の後をついて来られるように、地図の複製も作りました。
複製は、ロード・ブリティッシュの所に置いてきましたが、彼は、あなたがアバタールとの探検を完了するまで、あなたにその地図を渡さないと約束してくださいました。

それでは、愛しき人よ、また会う日まで   グウェノ」




「なるほど、そんな理由でグウェノがいなかったのか。サーペント・アイルね…」





そして、このイオロの小屋では…もちろん彼も健在だった。








「お、いたいた」


 スミス

馬だ。
「何を期待しているんです?」




「久しぶりだな〜、ちゃんと喋ってて安心したぞ。自分の名前を言えるか?」


 スミス

「そう、私には名前があります」


 イオロ

「この、ならず者!名前を聞かれたら、丁寧に正しく答えろ!アバタールが、お前の名前を聞いているだろう!」


 スミス

「私の名前ですって?好きなように呼んでくださいよ。でもスミスって呼ばないと返事しませんけどね」




「相変わらず、世界を干草の侵略から守る仕事をしてるのか?」


 スミス

「仕事?仕事ですって?私は馬ですよ。どんな仕事があるって言うんです?」
彼は遠くを見た。

「あ、分かりました。とびきりのパン職人です。いや事実、私はインテリアの飾り付けが非常に上手いんです。私がアレンジした家を見てみますか?どうですか?」




「アレンジした…家…?」


 スミス

「よろしい。じゃあ、もう少しお話ししてあげましょう!うちのリビングか寝室か、どちらが好みですか?」




「この馬小屋の、どこがリビングで、どこが寝室だって言うんだ…。まあ、しいて言えば寝室かな…」


 スミス

「あなたは、いつだって趣味が悪い!」




「ふう…おまえと話すと疲れるよ、スミス」


 スミス

「ええ、そう呼んでくださいと、お話ししましたね。あ、分かりました!あなたは僕に何かをしてほしいのですね?」




「…何かしてくれるのか?」


 スミス

「そう思ってましたよ。あなたは、いつも自分勝手な人でしたから。で、何が欲しいのです?お金?アドバイス?幸福?いや、あなたはいつも、ヒントを欲しがっていましたよね?おっと、この200年で、あなたも少しは他人のことを思いやるようになっているかもしれませんね…。そうだ!ブリタニアを守りたいと思っているのではないですか!?」




「じゃあ、何かアドバイスをしてくれよ」


 スミス

「馬に聞かないでくださいよ!」




「……じゃあ、ブリタニアを守るための方法を教えてくれ」


 スミス

「あなた、私が本当に信じてると思ってました?どうせ、金のためにやってるんでしょ」




「ぐぬぬ…!じゃあ、ヒントだ!以前から、お前はしょうもないヒントを教えてくれただろう!」


 スミス

「OK、核心に迫ってきましたね。あなたにヒントをあげましょう。でも、代わりに私には何をくれるのです?お金?愛?いや、あなたは多分何もくれない。あわよくば、あなたは私を置き去りにして立ち去るでしょう」




「愛だ!」


 スミス

「申し訳ないですが、そんな物は要りません」




「悪いようにはしないから、さっさと話せ」


 スミス

「ほう、そのように扱うと?あなたは、それに対してどんな答を期待しているのです?慇懃に蹄を外すとでも?じゃあ、お話ししましょう。私を置いて、さっさと出て行ってください。そうしたらヒントを教えますよ。どうです?」




「ああ、分かった…俺も早いところ立ち去りたい」


 スミス

「決まりですね。では、お話ししましょう」
彼は周囲を見回し、誰もいないことを確認した。

「ガーゴイルは…」
彼は声を止めた。
「…悪ではありません。そして、ラスプーチンは火星人です…。以上です!さあ、お役立てください!」




「…まあ、そんなもんだろうと思ったよ。じゃあ、行くとするか…」


 スミス

「いいですね。あなたと一緒にいるのにも飽きてきました」


 イオロ

「こら、スミス!アバタールに対して、何て口の利き方だ!」


 スミス

「で、あんた誰です?ご主人様でしたっけ?」


 イオロ

「ああ、実はそうなんだ…」


 スミス

「そうですか、どうでもいいですがね」


喋る馬のスミスも、相変わらずであった。
彼の教えてくれたガーゴイルのヒントはウルティマ6のもの、そしてラスプーチンは火星人というのは、おそらくマーシャンドリームのヒントであろう。
無論、このウルティマ7では何の役にも立たない。
彼は、ウルティマ6の時にも、何の役にも立たないウルティマ5のヒントを話してくれたものだ。












「おーい、そこのレンジャーさん、ちょっと道を尋ねたいんだが…」





 ツェラメッド

「旅人よ、こんにちは。私はツェラメッドと呼ばれています。あなたはフェローシップのメンバーですか?何とお呼びすればよいですか?」




「俺は、あの伝説のアバタールという者だ」


 ツェラメッド

「アバタール!これは何と不思議な機会だ。お会いできて光栄です。高貴な物腰であられますな。あなたのお仲間を紹介してくださいませんか?」




「ああ、えーと、右から順にイオロ、シャミノ、スパーク…」


 ツェラメッド

「お元気ですか。ご尊顔を拝見でき、とても光栄です」


 イオロ

「アバタール、この旅人は、すぐに俺を追い抜くぜ」


 ツェラメッド

「おお、嬉しいことです」




「イオロは、この辺では有名人なんだな」


 ツェラメッド

「お元気ですか、シャミノ?あなたの森林学は、ブリタニア中に知れ渡っています」


 シャミノ

「ありがとう、知れ渡っているのは、アバタールと共に旅をしているからさ」


 ツェラメッド

「こんにちは、若者よ。何故、そのような若さで旅の仲間に加わったのですか?」


 スパーク

「僕は孤児なんです!僕の父はトリンシックの馬小屋で無残に殺されて、バラバラにされたんです」


 ツェラメッド

「何と嘆かわしい話だ!しかし悲嘆は過去のものだ。君は今、偉大なる旅の仲間なのだ」


 スパーク

「あなたの仰る通りです。僕は父を殺した者に、正義か死をもたらしましょう」




「…そして、デュプレ、イアナ、ジュリアだ」


 ツェラメッド

「ご機嫌麗しゅう、お知り合いになれて光栄です」




「…で、挨拶が長くなったが、あんたはいったい何者なんだ?」


 ツェラメッド

「私は一介のきこりです。森で生活の糧を集め、その深淵で知識を見つけます。
私の知識は、この森の全てを網羅しています。山の洞窟ですらもです。
森は野生の地ですが、近年はいくらか制御されてきました。ここでは、伝説でしか語られなかったような生物を見つけることもできるでしょう。私の小屋の北には、山の中に続く深い洞窟があります。そこには、羊や猟犬にも匹敵するほどの大きさの蜂が生息しています。彼らが飛ぶと羽の振動で木の葉が舞い、その音は人間を恐怖に陥れます。何人かが入って行きましたが、戻ってきません。おそらく、彼らは既に…。死というものは、そのような者達の運命を貪欲に掴みます。




「そんなに詳しいなら、この周辺について色々と教えてくれよ」


 ツェラメッド

「私は長年、山で暮らしています。この足で歩き、未踏の地は消えていきました。暗い沼の深部へも行きましたし、山の頂上へも行きました。私は森の木を知り、この大地の秘密の地を知っています。尾根の北には、深い沼があります。そこに巣食うスライムを殺し、澄んだ泉を守るのです。そこの水は全て、汚く澱んでいます。その汚い混ぜ水に靴で踏み込むと、中に染み込んでしまい、吐き気がして目眩がしてしまうでしょう。賢き冒険者は、そのような場所に行く時にはスワンプブーツを履きます。
東、北、そして西では、そのような沼は干乾びました。ユー、そしてアビーを越え、川は西へ流れています。他には北の海へと支流が流れます」




「へー、ふーん」


 ツェラメッド

「アビーとは、エンパス・アビーというのが適切な名称です、アバタール。そこには古代の技術があります。古い発光酒や蒸留酒があります。ユーでは、それらの品の需要がとても高いのです。
ユーは、世捨て人のような者にとっては、とても落ち着く地です。森の中に住居を構え、その多くは時と共に木と一体化しているかのようです。私の住処の東には木が密生しているのですが、森に長けた冒険者であれば、そこでも家を見つけられるでしょう。
また、洞窟や山の近辺、いや、おそらく蜂の洞窟の中には、何者かが住まっています。彼らは隠者です」




「(話の長い奴だな…)」


 ツェラメッド

「そして海!甘美に、そして荒々しく波打ち、その激情は無比のものです。そこで暮らす者に尋ねるのが良いでしょう!その自然の収穫物や産物こそが、海で暮らすことの贈り物です。私がそこへ行った時には詩を読みましょう。海は神秘的だと思いますか?」




「え?ああ、うん…思う思う」


 ツェラメッド

「私もそう思います。ですが、その上を旅する者の方が、私には馴染みがありますね。私は、北の浜辺に上陸した海賊を見たことがあります。おそらく、彼らは森の中に略奪品を隠すために上陸したのです。彼らをつけた事はありませんがね」




「ふわあぁ〜…」


 ツェラメッド

「山は、浜辺ら弧を描き、か細き背骨を織り成します。危険で鋭い背面は、山の岩角です。そこにある洞窟がはらむのは、危険と不意の死です。貪欲なる死。穴の住人から盗みし者の死です。
ここの生物は、ええ、軽率な者を骨まで貪り食います。森にはハーピーが、沼の隙間にはスライムが、そして洞窟には蜂がいます。森には動物もまた暮らしています。狐などがいますね。狐の毛皮の輝かしさを見てご覧なさい。狐は狡猾で、人間を避けます。我々は、決して彼らのようには森と一体化できないでしょう。
このことで、1つ思い出したことがあります。お聞きになりたいですか?」




「え?ああ、うん…聞きたい聞きたい」


 ツェラメッド

「ある日、沼の淵を歩いていた時、奇妙な光景に出くわしました。1匹の狐が、沼の真中にある、小高い丘に取り残されていたのです。そして、丘にはグリーンスライムが滲り寄っていました。ゆっくりと、スライムは狐に近づきます。すると突然、その狐は液体に向かって駆け出したのです!狐は傷つくことなく、滲み寄るスライムを背後に残して、木の中へ逃げて行きました。このことから推測するに、スライムによる犠牲者というものは、眠っていたか、気付いていなかったのではないかと思います」




「ああ、うん…すごいすごい」


 ツェラメッド

「緑色のスライムは危険なる有機体です。触れると酸のようであり、3歩の距離からでも、体液のような物を獲物に浴びせるでしょう。決して眠ることはありません。思考を持たず、毒の物質から構成されています。不幸なる動物を貪欲に襲い、貪り食います。炎を使って攻撃するのです!スライムは、それには対抗できません」




「スライムに、ハーピーに、蜂がいるんだっけ…?ああ、そういえば、さっき森で会ったモンク僧が、蜂蜜がどうこう言ってたな…」


 ツェラメッド

「そのような蜂には、出会ったことがないでしょう!羽を広げると狼のように巨大です。刺された生物は、深く、死んだように眠ります。私は何度も、そいつらを狩ってきました。私の矢には、そいつらの毒を使うからです。それに、私はそいつらの蜂蜜が好きです。巣穴へご一緒しましょうか?」




「え?ああ、うん…じゃあ一緒に……って、仲間に加わってくれるのか?」


 ツェラメッド

「光栄です、アバタール。
私の矢は、巨大蜂の針を使ってこしらえています。これを敵に使えば、眠らせることができます。ご所望でしたら、喜んで、私の特製の矢を3ダース差し上げましょう。いかがですか?」




「(まさか、仲間になるとは思わなかった…)」


 ツェラメッド

「気をつけてお使いください。引っ掻いただけでも眠ってしまいますよ!」
彼はそう言って、君に矢を手渡した。




「ありがとう、じゃあ行くとしようか…」


 ツェラメッド

「もしよろしければ、私に教えてください。私が森での生活を学び始めてから、長い時が経ちました。学んだ物の中には武器の技もあります。そして、アバタール…教えていただきたいのですが、あなたは敵と対峙する時に、神秘の魔法の力か、武器を使った身体的な力と勇気、どちらを使うのが好きですか?」




「え?(どっちでもいいよ、そんなもの…)まあ、断然武器だな、うん」


 ツェラメッド

「私も、しばしばそう思っていました!あなたと旅ができて光栄です。あなたは、かつてなく偉大な戦士でしょうから、私はじっくり観察したいと思います。我々の冒険が終わった時、我らの手柄話で、お互い楽しみましょう。あなたは接近しての戦いと、距離を置いた武器の、どちらが好きですか?」




「え?(どっちでもいいよ、そんなもの…)まあ、断然遠距離だな、うん」


 ツェラメッド

「それは私の選択と同じですね。弓の腕で私に匹敵する者は少ないです。鋭い目と揺るがない腕が必要とされ、今日では、それらを持った男は稀です。女はもっと稀です。悲しいことに、ブリタニアの女は、これらの技術に無知なのです!」




「ああ、そう…。なあ、そろそろ行かない…?」


ということで、この話の長い男、ツェラメッドが仲間に加わった。



弓の達人で森と共に暮らしているということで、イオロとシャミノのアイデンティティを奪うような男だ。

なお、彼との長大な会話についてですが、彼はかなり独特な口調で話すため、正確には上記のような標準語口調とはならないと思われます。
おおよその意味は掴めていると思いますが、一応、参考のため…。











道なりに北に進んで行くと、途中で野盗との戦闘となった。
相手は、魔術師と戦士。
特に魔術師は、遠距離から強力な魔法を唱えてくるので、非常に手ごわい相手であった。
この他にも、狼に襲われたり、ハーピーに襲われたりと、この森はかなり危険である。









小さくて見難いが、森にはウィスプもいた。
モンク僧のタイラーは、ウィスプの存在を信じていなかったが、割と簡単に見つかった。
しかし、話しかけても反応してくれないため、彼が言っていた通り、まずはインプを探さなくてはならないようだ。









そして、ようやくエンパス・アビーの修道院と、ここの名物である葡萄畑が見えた。
どうやら、この時代には、ユーとエンパス・アビーは、1つの町となっているようだ。
いや、ユーの町が、森と一体化してしまったと言うべきか…。





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