Ultima 7 プレイ記録 15 ドラゴンの洞窟

バトリンの任務のために、ダスタードのダンジョンへと向かう途中、ポウズの村に立ち寄った。
フェローシップ幹部のエリザベスとエイブラハム、そして殺人事件の犯人を乗せていると思われる船・クラウンジュエル号が、この村に向かったという情報をミノックで聞いたからだ。



 





「クラウンジュエル号が、この村に寄ったという話は、誰からも聞けないな…。そもそも、この村って、村長とか村の代表者がいないからなぁ…」




「そうだ、シェルターのフェリドウィンなら、同じフェローシップだから、エリザベスとエイブラハムの行方を知ってるかもしれない」


 


 フェリドウィン

「申し訳ありません、あなたは彼らを探していたのですね!エリザベスとエイブラハムは、ここに基金を届けに来ました。しかし、彼らはジェロームへ行ってしまいました。そこには現在、フェローシップの支部所はありませんので、彼らが『内なる3つの原理』を説きに行ったのです!」




「また、すれ違いか!どうせ会えないとは思っていたが、今度はジェロームか…ちょっと遠いな…。先にダスタードの任務を終えて、次にどうするか考えるとしよう」


 アリーナ

農民の女だ。彼女の顔には悲しみが刻まれている。
「こんにちは、アバタール」 




「お、あんたは…そうだ!盗みをして投獄されていた、あんたの旦那のウェストンのことだが…」


 アリーナ

「いい知らせです、アバタール!ロード・ブリティッシュが、夫に謝られたらしいのです。王は、夫に短期の仕事も与えてくださりました。ですから、彼は私達をしばらく食べさせるだけのお金を持って戻って来るかもしれないのです!素敵なお知らせでしょう?」




「そうか、そりゃ良かった!彼も、たまには国王らしいことをしてくれるな」









続いて、ダンジョンに行く前に、トリンシックの町で装備を整えた。
とはいえ、金はあまり無いので、せいぜいレザーアーマーを人数分揃えて、イオロのクロスボウの矢を補充したくらいだ。
ブリテインは物価が高いので、多少遠くても、少しでも安く買える所でアイテムを揃えておきたいところ。














そして、トリンシックから西へ歩いて行くと、ダンジョンを発見した。
特に目印は無いが、地理的にはここがダスタードであろう。
ダスタードと言えば、かつては多くのドラゴンが巣食い、ブリタニアで最も危険な場所であったのだが、今はどうなってしまったのか…?









「ダンジョンに入るなり、何やら奇妙な生物がいるぞ…?」






 ラッシャー

馬のような大きさと形をした生き物だ。
その頭部からは、真っ直ぐの角が一本突き出ている。
その生き物は、知的な輝きを持つ瞳で君を見た。

「私の名はラッシャー」




「喋った!!…いや、別に喋る馬なんて驚かないけど」


 ラッシャー

ラッシャーは君を見て瞬きした。
「ようこそ、アバタール!私は人間社会のルールの中では暮らさない。そう、私はユニコーンだ。私には別の目的があるのだ」




「え、馬じゃないのか?」


 ラッシャー

ラッシャーは仰天して君を見つめた。
「君はユニコーンというものを知らないのか?」

ラッシャーはポカンとして君を見つめた。
彼の口は開いている。

「分かった。それでは、ユニコーンというものについて君に教えよう。ユニコーンは精霊の一種だ。遥か昔に、非常に強大な魔術師を手助けするために呼び出されたものだ。
長き時が過ぎてしまったから、その魔術師の名前は覚えていない。だが、これは確かなことだが、彼は王家の庶子であった。まあとにかく、その時の我らの一族には、シャープホーフ(鋭い蹄)という忌々しい馬の名前を名付けられていたリーダーがいた。彼は、魔術師からの正当な招聘に従わず、美しい雌馬達を追い駆けることにしたんだ」




「(なんだか、長そうな話だなぁ…)」


 ラッシャー

「私はどこに居たかって?それは、シャープホーフのところさ!そして、この雌馬達と出かけた次の朝、その魔術師は、また我々を呼んだ。この時のシャープホーフは、自分の行動を正しいと思っていた。申し訳はなかったが、我らもそう思っていた。だが魔術師は、それはもう恐ろしく怒った!そうさ、この種の人々との契約は、とても束縛的なんだ。我らは、その魔術師に何千年も仕えるように束縛されたばかりか、魔術師は我らに恐ろしい呪いをかけたんだ」




「呪いだって?」


 ラッシャー

「それは恐ろしい呪いだ。まず、我らが一族の女性全てを殺すように駆り立てるんだ。そして我々は、自分達のやったことを知るにつれて、罪の意識に苛まれるのさ」




「なるほど、ヒドい呪いをかけられたもんだな。…で、お前がここに居るのと、その呪いとは、何の関係があるんだ?さっき、別の目的があるとか言ってたが…」


 ラッシャー

「おお、私を恥ずかしがらせないでくれ、アバタール。君も、ユニコーンの目的をよく知っているはずだ。私達は、確実なる処女判別者だ」 




「…ナニを判別するって!?」


 ラッシャー

「その通りだ。我らの種族は、あらゆる性的なエネルギーに敏感なのだ。だから、我らが体の接触を許すのは、子作りや、その種のレクリエーションの経験が一切無い人間のみだ」




「何か聞いたことのある話だな。汚れ無き乙女でないと、ユニコーンには触れられないってやつか」


 ラッシャー

「そうだ。処女でない者に触れられるのは、非常に不快なのだ。だから私は、可能な限りそれを避ける。
君が気にしないのであっても触れられたくない。ところで、君は純潔か?」




「…ハハハ……このアバタールに対して、何を言い出すのかと思ったら…そこは、ほら、ブリタニアに多くの浮名を轟かせた伝説の英雄だからな。まあ、分かるだろ」


 ラッシャー

ラッシャーはゆっくりと首を振った。
「私を驚かすために、そんな自慢をしたり、その種の言葉責めをするのは本当に止めてくれ…。ああ、何だか肩甲骨のあたりが痒くなってきたから、ちょっと掻いてくれないか?」

ラッシャーは君に向かって伸びた。




「……」


 ラッシャー

「ああ、どうもありがとう」




「……」


 イオロ

「何も恥ずかしがることはないさ」
イオロが、とても真面目な顔で言った。


 シャミノ

「いや、これは至極当然だ。あんたは最近忙しいからな」
シャミノが言った。
君は、彼が頑張って平静な表情を保とうとしていることに気付いた。


 ラッシャー

「問いかける前から、それは分かっていたよ。君は選択してそうなったのか、周囲の環境でそうなったのか、どちらなんだ?」




「…き、傷ついた!俺は傷ついたぞ!!」


 ラッシャー

「それはお気の毒に。君の愛の手助けをしてあげたいが、そうしてしまうと私の目的も達成できなくなってしまうからね」




「俺は一刻も早く、このダンジョンに隠されている箱を探さなくてはならないのだ!これ以上、くだらない問答をしているヒマはない!さらば!」


 ラッシャー

「お気をつけて、アバタール」



謎のユニコーンが語っていた魔法使いとの昔話は、あまりにも脈絡がなかったので、本編とは関係ないものなのかもしれない。

とりあえず、ダンジョンの奥へと進んでみる。
ここには、地面にcaltrop(=鉄びし)というトラップが仕掛けられており、罠を取り除かないと踏んでダメージを負ってしまう。
保護色で見にくいため、注意して、ゆっくりと進まなくてはならなかった。













ここで出てきた敵はヘッドレス。
こいつは特に問題ない相手なので、軽く蹴散らしつつ奥へ奥へと進んで行く。
細い通路が一本続いているだけなので、なんのことはないダンジョンである。











そして、一番奥に置いてあった宝箱から、金貨と魔法の矢を入手。
しかし、これはフェローシップの基金ではなさそうだ。
バトリンの話によると、目印としてフェローシップのメダルが入っているということだからだ。
通路はここで行き止まりとなっており、他には何も見当たらないが、壁を隔てて隣にも空洞があることが分かる。
どうやら、このダンジョンには、別の入り口があるようだ…。














一度ダンジョンを出て、山をグルッと回って調べてみると、反対側にもう1つの入口を見つけた。
仲間達によると、ここがダスタードのダンジョンであるらしい。









「ふう、こっち側が、本物の入口のようだな。かなり迂回したぞ」



「入ってはならぬ!これは罠だ!分からないのか?これは罠だ!」




「ん…?なんだ?誰か、何か言ったか?」




「…時々、変な声が聞こえる…。前にも一度、眠る時に声が聞こえたことがあった…」






入るなと言われても、そういうワケにはいかないので、中に足を踏み入れる。
そして、少し道を歩くと冒険者の集団に遭遇した。









「敵か!?……いや、違うな。こんなダンジョンで驚かすなよ」


 カイアブレ

自信に満ちた戦士だ。
「カイアブレと呼んでくれ、アバタール」




「こんな所で何してるんだ?」


 カイアブレ

「俺は、この剣が売り物さ。だが今は、我が友の心を取り戻すのを手伝っている」




「??」


 カイアブレ

「俺は、コスモをこんな所に潜らせて危険な目に遭わせるわけにはいかない。だから、彼に同行を申し出たのさ。カリブラスも同じようにした」
彼はガーゴイルを指差した。

「彼は俺の戦友であり、コスモの友人でもある。俺は、こんなに信頼できる仲間には出会ったことがない。彼は、ガーゴイルに関する噂を全て覆すよ」


 カリブラス

無口そうなガーゴイルだ。
カリブラスは微笑み、頷いて君に挨拶した。

「カリブラスと呼ばれている。私の本当の名ではない。カイアブレから貰った名。彼は私のガーゴイル名を発音できない。
カイアブレは、もう長い間のパートナー。我らは、もはや結ばれている!」


 カイアブレ

「ああっと、彼が言っているのは、固い絆で結ばれているって意味だ。俺達は良き友人さ」

彼はガーゴイルに向き直った。
「言葉遣いには気をつけろと言っているだろ。お前にその気がなくても、数多くの間違った噂の元になっているんだぞ」


 カリブラス

ガーゴイルは、おどおどして頷いた。




「コスモってのは、そこにいる、もう1人の男のことか」


 コスモ

純情な表情で、世間知らずさ思わせるような若者だ。
「僕はコスモです、アバタール。オフェリアの許婚です」




「いいな…づけ?」


 コスモ

「ええ、アバタール。僕が戻ったら、すぐにでも麗しき彼女と結婚するんです」




「心を取り戻すって、何のことだ?」


 コスモ

「僕は、その、探し物をしているんです、アバタール。ええ、ごく個人的な物ですよ」


 カイアブレ

「アバタール、こいつが探しているのはな、自分の純潔だよ!」


 コスモ

「それは違う!」
彼は顔を赤らめた。

「僕は、自分の純潔を…証明する方法を探しているんだ!」




「なんだなんだ?イマイチ意味が分からないぞ」


 カイアブレ

「長い話になるぞ。コスモは、この洞窟に住んでいると思われるユニコーンを探している」

彼は君の目を見て肩をすくめた。
「彼は愚かだよ」


 コスモ

「それは、もう聞いたよ、カイアブレ!」


 カイアブレ

「ユニコーンというのは、古くから、若き乙女の純潔を証明する方法とされている。しかし、現在ではあまり知られていないが、若き男の、その…不足というか、そう、放蕩生活をしていないかを明かすこともできるのだ」




「……」


 カイアブレ

「オフェリアは、彼のことを愛してはいない!彼女は彼を排除するために、こんな冒険に送り出したんだ。彼女は、彼がユニコーンを探し出せることを期待してはいないだろう。言うまでもなく、彼女の元へ戻ることもな」




「オフェリアってのは、さっき言ってた許婚のことか?」



 コスモ

「彼女はブリタニアで一番美しい女性です。彼女が下級の戦士の僕と結婚の約束をしてくれたなんて、いまだに信じられません。僕は彼女のためなら、彼女の心を留めておくためなら、世界の果てまでも冒険しましょう!」

彼は足元を見た。
「愛しのオフェリアは、僕を純潔ではないと思っています。僕は彼女のような女性と出会うために、ずっと待っていたというのに。なぜ彼女は、僕が結婚のために自身を抑えているということを分かってくれないのでしょう?」




「で、その純潔を証明するためにユニコーンを探しているというワケか」


 コスモ

「アバタール、きっと、あなたはその価値を分かってくれるはずです。僕が…その…慎みのない人間だったら、僕のことを愛する女性など、いないでしょう。お分かりですよね。
僕がまだ童貞だということを、愛するオフェリアのために証明しなくてはなりません。そのためには、ユニコーンに触れさせてもらうという行動で示す必要があります。友人と僕は、その生物を見つけるために、ここにいます。最近の言い伝えでは、このダンジョンに生息していると言われているのです」


 カイアブレ

「彼女にはジェロームで出会った。彼女は『バンク&ストール』で働いているんだ。彼に言わせれば、それは"一目惚れ"ってやつだったらしい。
彼女の要求は実に当てつけだ。彼女は以前にユニコーンに避けられたのではないかと思うよ。コスモは彼女の好みではないと思うし、彼女を良く分かっていれば、彼女はコスモのものとはならないだろうと気付きそうなもんだ。だが、悲しいかな、愛は盲目なり、と俗に言うやつさ。誰が言ったのかは分からないが、その通りだと思わないかい?」





「あのイマイマしいユニコーンのことか…」


 コスモ

「あなたはユニコーンに会ったのですか?」
彼はしばらく眉をひそめたが、それはすぐに戻った。
「それでも、僕は見つけなくてはなりません。僕のオフェリアへの愛を引き離す物は、何もありません」



 カリブラス

「あまり良く分からないが、女性に関係があるものなのか?あとは、その…セックスというやつか?」




「ハッキリと言いやがったな」


 カリブラス

「だが、その言葉については知らない。出産と似たような意味か?」




「まあ…近いとも言えるな」


 カリブラス

「ガーゴイルの出産は、人間とは異なっている。だが、私の説明は貧弱だから、あまり役立たないだろう」




「ガーゴイルにも男女の区別があるのか?」


 カリブラス

「性別が違っているということか。だが、ガーゴイルには、そのようなものは見られない。コスモを送り出した人間…女性がいるのだろうと思う。コスモが"愛"と言っているのを聞いたことがある。だが、カイアブレは、そのようなものは無いと言っている。理解できない。だが、ともかく友を手伝う」


 カイアブレ

「こういうワケで、俺は終始一貫して、こいつのことが好きなのさ、アバタール」
彼はガーゴイルの肩を叩きながら言った。




「いい友人を持って良かったな…。ここを探していれば、ユニコーンは、そのうち見つかると思うぞ。ま、とにかく俺は行くよ。気をつけてな」


 カリブラス

「『また会う日まで、アバタール』というやつだ」  




とは言ったものの、少し気になったので、先ほどのユニコーンの所に戻って、話をしてみた。



 ラッシャー

「また会えて嬉しい。アバタール」




「おい、ラッシャー、お前の鑑定能力とやらは、確かなんだろうな!?」


 ラッシャー

「実際、処女判定者の一員として最も耐え難いことは、賢き魔術師やバード、英雄のような人々が、自分達の妻となる人を、私に触れさせようとすることだ。
それは悲劇だよ。男はいつも、処女を花嫁にすることにこだわるものさ。彼らは私を呼びつけて彼女に触れさせ、テストをするのさ。そして、その男は独身から卒業できるというわけだ。私が破棄した婚約は、リンパ腫瘍によるものよりも多いものだよ」




「…ユニコーンって、もっとファンシーな生き物だと思ってたけどな…」


 ラッシャー

「そんな理由で、私を探しに、ここらへ潜ってくる愚か者達が、まだ存在すると思う。彼らは、そんな馬鹿げた考えを止めるべきだ。私は女性が好きですよ。ええ本当に。そして、私は彼女らの辱めの道具として使われることに疲れてしまった。
私は魔法生物だ。私が望む限り、ここに潜って、そのような愚か者達を避けていられる。彼らは、私を捕まえる前に老いて死ぬだろう。私は、婚約不履行の手助けはしたくない。そのような者を見かけたら、そう話してやってくれ」




「実は、そんな馬鹿げた考えをした奴がいてな…かくかくしかじか…」


 ラッシャー

「婚約したがっている男が処女性のテストをしたいと?」
ラッシャーは驚きの笑い声を放った。

「私のこれまでの生の中で、そのような事は聞いたことがないよ!
きっとその女は、うっとりするような処女なのだろうね。彼が命を賭して、このような所まで来て、その美徳を証明したいとあらば」




「まあ、そうだといいんだがな…」


 ラッシャー

「その男は、その女に激しく殴られでもしたに違いないね。私が行って調べて来ようか。もし彼が、君の言った通りであったら、その哀れな男の手助けをしよう」



とりあえず、これでユニコーンと冒険者達の会話は終わりのようだ。
あとは、そのオフェリアという女性にも会ってみたいものだ。









再び、冒険者達がいた入口からダンジョンを探索すると、なんと、通路で突然ドラゴンが襲ってきた。
相手は1匹だったので、6人がかりで囲んで倒すことができたが、よく見ると、周囲にはまだドラゴンがいる。
昔と同様、このダスタードはドラゴンの巣窟だったようだ。
気付かれたら、さすがに勝ち目はないだろう。
ここは廃墟ではなかったのか?











通路を抜けた先の、広い部屋の中央には死体があった。
そして、傍らにはフェローシップの杖と箱が置いてあり、中にはメダリオンが2つ入っていた。
これこそが、バトリンの言っていた箱であろう。
しかし、肝心の基金が見当たらない…。
まだ他に宝箱があるのか?
だが、このドラゴンの巣窟で、これ以上の探索をするのは無理である。
ここは、メダリオンのみを回収して、一旦引き返すことにした。















「うーむ、どうしたものか…とりあえず、バトリンに事情を話してみるかな…。そもそも、あんなに危険なダンジョン、あまりにも話が違う」





 バトリン

「おお、ダスタードのダンジョンから戻って来たのですね!しかし、お待ちを!あなたが持って来るべき、フェローシップの基金を持っていないようです!いったい何が起こったのですか!?」




「盗賊に襲われた、海賊に襲われた、船が沈んだ…そんな理由ではなく、モンスターだ。ダスタードのダンジョンにはドラゴンがいたんだ!」


 バトリン

「モンスター!ダスタードのダンジョンにモンスターが巣食っていたのですか!?いや、ご迷惑をかけて、大変申し訳ありませんでした。
ともかく、あなたは探索を成し遂げました。何故ダスタードの箱が空っぽだったのかは、私には分かりません。ですが、そのことはもう忘れましょう。よろしいですか?」




「…まあ、あんたがそれでいいなら、構わんが…」


 バトリン

「今、あなたはフェローシップのために働き、我らの表すものが何なのかを学んだこととでしょう。今なお、加入の意志はありますか?」




「(本当に、ここに加入してしまって良いものか…。だが、ジプシーの占師の予言では、加入しなくては真実が分からないと言われた…)」




「…加入しよう」


 バトリン

「夜のミーティングで、あなたを正式に叙任いたします。どうぞ、いらしてください。そしてメダリオンを受け取ってください。もう一度、御礼を申し上げます。どうもありがとうございました、アバタール」


基金を回収できなかったにも関わらず、バトリンは、あっさりと加入を認めてくれた。
ダスタードの前で聞こえた声の通り、あれは彼らの罠だったのか?
しかし、それを証明できる物はない…。

夜のミーティングで、遂にフェローシップの正式なメンバーとして認められるとのことだが、今ここで加入してしまっても良いものだろうか?



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