Ultima 7 プレイ記録 14 次なる任務

ミノックを出て、ブリテインまで歩いて戻った。
この道中は結構距離があるし、毒の沼があったり、モンスターが襲って来たりと、なかなか大変なので、他の交通手段が欲しいところだ。







「ふう、ようやくブリテインに着いたか。そろそろ馬車でも買っておこうかな…」




「ま、とりあえずはフェローシップのバトリンの所へ行こう」







「おい、食事中にすまんが、仕事の報告だ」


 バトリン

「アバタール、あなたはミノックのエリノーへ荷物を届けてくださったのですか?」




「ああ、バッチリだ」


 バトリン

「荷物を開封しましたか?」




「もちろん、そんな事はしていないぞ(セーブ・ロードして開けたけど)」


 バトリン

「おめでとうございます、アバタールよ。無事にミノックのエリノーへ荷物を届けていただき、ありがとうございます。あなたがフェローシップに加入する前に、もう1つ仕事があります。あなたは荷物を届けたことにより、更なる任務を受けるに値するということを証明したのです」




「任務だと!?まだ何かあるのか?」


 バトリン

「トリンシックの西の山の中にある、ダスタードのダンジョンへと行ってください。ご心配なさらないでください、今は完全に廃墟となっています。そこで、フェローシップの基金の入った箱を探し出してほしいのです。それは、ちょうど数日前に安全に隠されて保管されております。箱には金だけでなくフェローシップのメダリオンも入っているから分かるでしょう。また、その場所にはフェローシップの杖が目印代わりに置かれています。金貨を1枚も失うことなく、私の所へ持って来てくだされば、任務は無事完了です。箱ごと持って来る必要はありません。金だけで結構です。さあ、それでは行くのです!」




「く〜…面倒な任務だな…」


ミノックへのお使いは果たしたものの、バトリンからは、更に次なる任務を申し付けられた。
今は廃墟になっているとは言え、さすがにダンジョンに潜るとなれば、それなりに準備をしていかないと危険だろう。









「造幣局で金塊の換金も済ませたし…次は、ミノックの鉱山で見つけたシルバーサーペントの毒液を処分するか」






 ケスラー

とても権威のありそうな老人が、君を思慮深く見ている。
「ケスラーと申します。このブリテインで薬剤店をやっております。
薬剤師の通常の仕事は、ポーションや魔法の秘薬を取り仕切ることですが、私は今日ではもっぱら、ロード・ブリティッシュのため、とある特殊な問題について研究しております。
ポーションは、ブリタニアのここ最近の革新によって出来た物ではありません!ポーションとは、様々な目的に使用される、魔法の力を持った液体のことです。たとえば、傷や病気の治療などがあげられます。私は大量に保持しておりますので、興味があるようでしたら、お売りいたしますよ」




「いや、ポーションを買いに来たんじゃないんだ。あんたが研究している事柄で、ちょっと用があってね」


 ケスラー

「私は、一般にシルバーサーペントの毒液として知られている物質の効用の研究をしております。しかし、数多くの困難に出くわしてしまっています。
名前で分かるとおり、これはシルバーサーペントから採取される毒液です。多くの人々が、この生物に感じている魅力から、この毒液に対する興味も非常に大きなものとなっています。




「困難ってのは何だい?」


 ケスラー

「最も困難なのは、十分な量の毒液を入手できないことです。しかし、問題がこれ1つというわけではありません。
シルバーサーペントの毒液の危険性について、人々は注意する必要があります。最終的には、このことをロード・ブリティッシュや共同体の長、そして市長に知らせる前に、広く一般に知らしめたいと思っています。しかし、そのためには研究を完成させなくてはなりません。
最近では、異様な物質を使用する人々が劇的に増加しています。人々は、はっきりとシルバーサーペントの毒液を摂取するようになり始めています」




「ポウズのモーフィンからも少し聞いたことがあるが、この毒液は、そんなに危険なのか?」


 ケスラー

「銀の蛇には、猛毒の毒液があります。しかし、それを致死量以下の量で摂取した場合、様々な強壮効果が現れます。
この毒液によって、人は身体的、精神的な機能が高められます。例えば、より激しい仕事などができるようになります。しかし、その効果が切れた後は、使用者を恒久的に悪化させます。
まず、使用者は強い疲労感を覚え、最終的には皮膚の壊死を引き起こします。この毒液は非常に危険な物質なので、いかなる状況下であっても、決して摂取しないでください」




「…(摂取してしまった、ポウズの子供は大丈夫なのだろうか…)
とりあえず、毒液を3本見つけたんだ。買い取ってくれるのかい?」


 ケスラー

ケスラーは、注意深く毒液の瓶を調べた。
彼は君を見上げ頷いた。
「確かにシルバーサーペントの毒液です。瓶1つにつき50ゴールドお支払いしましょう。よろしいですか?」




「ああ、俺はクスリより金の方がありがたいね」


 ケスラー

ケスラーはコインケースを開け、君に金を支払った。




「じゃあ、また見つけたら持って来るから、よろしく頼むよ」


 ケスラー

「お話できて楽しかったですよ、アバタール」




「さて…金塊と毒液を売って、かなり資金も潤ったな。イオロ、ちょっと計算してみてくれ」







「581ゴールドか…もうちょっとで船も買えそうだが、まずは装備を整えておくか」




「あ、そうだ!コーブの町長から、法案にサインを貰ってきたんだ!これを大評議会のミランダに渡せば、また謝礼が貰えるかも!」









「ん?城は今、食事の時間みたいだな。それにしても、なんで、ロード・ブリティッシュを差し置いて、ニスタルが誕生日席に座ってるのだろうか…」






 ブーツ

典型的な『おばあさん』といった感じの、年老いた女性だ。




「あ、どうも。ここの料理人ですか?」


 ブーツ

「はい、私はロード・ブリティッシュお抱えのコックでございます!お城中の食事を用意しております。
朝食時、夕食時に、食堂へいらしてください。夫のベニーが、おもてなしいたしますわ」




「え?もしかして、俺達にも食事を出してくれるの?ラッキー!」


 ブーツ

「ベニーは夫なのですが、最近は少々、物忘れがひどくなってきております。ポウズの屠殺場から、お肉を仕入れておくのを、いつも忘れているんです。おかげで、今は不足していますわ!
先週、彼に、スープの中に少しだけニンニクを入れるようにお願いしましたの。彼はニンニクを入れたのですが、そのことを忘れておりました。そして、更にニンニクを入れてしまったのです。ロード・ブリティッシュが、そのスープを口にした時の顔を、ご想像できるかしら?あのような君主の元で、お城にお仕えして暮らしていけることは、とても素晴らしいことだと思いますわ」




「ロード・ブリティッシュは、食っちゃ寝の生活ができて羨ましいよ。さぞかし美味い物を食ってるんだろうな」


 ブーツ

「朝食はいつも、王様が故郷からもたらした料理を用意しております。私達は、ブリティッシュ・エッグと呼んでおりますわ。果物やお茶と、よく合いますの。王様の大好物ですわ。
夕食は大抵、お肉かお魚か、あるいはロード・ブリティッシュからのリクエストとなります。その他に、いくつかのコースや、美味しいデザートが添えられます」




「ああ、話を聞いてたら腹が減ってきた。食事を出してくれるベニーさんってのは、そこにいる人のことか?」
 

 ベニー

滑稽で暖かな笑みを浮かべた、年老いた男だ。
「私は、この城の召使長です。他の召使達を規則正しく管理することと、食事の支度をいたしております」




「へえ、召使長なのか」


 ベニー

「そうです、もう長い間、召使長をしております。私の家族全てが、ロード・ブリティッシュのために働いております。息子は国王の侍従で、娘は王宮の掃除人です。妻は料理長をしています。私達は、ロード・ブリティッシュにお仕えすることに喜びを感じております」




「一家揃って召使なのか!そりゃまた徹底してるな」


 ベニー

「妻のブーツは料理長で、得意な料理はローストビーフです。素晴らしいパイも作りますよ。沢山食べたら、あなたはアバタールに似つかわしくない体型になってしまうことでしょう!料理を注文されますか?」




「そう、それそれ!是非とも食べてみたいものですな!」


 ベニー

「これをあなたに、ご自由にどうぞ!」
ベニーは君と仲間に、肉とパイの美味しい料理を持って来た。




「ウホッ!仲間の分もくれるのか!こりゃ、ありがたい!」


 ベニー

「また明日来てください。ただで料理をお出ししますよ」




「ほ…本当か!?こんな素晴らしい場所があっていいのか!?」



思わぬところでタダメシにありつくことができた。
何と毎日食事を出してくれると言うので、上手く活用すれば大幅な経費節減ができるだろう。
これは良いスポットを発見した。











「さて…メシを食ったはいいが、肝心のミランダが見当たらない…今は城にいないのかな?」




「じゃあ、彼女の家までお邪魔してみますか。確か、城の近くに家があったはず…」







「あ、いたいた。子供も一緒だ」


 マックス

この幼児は元気一杯で、一生懸命に遊んでいる。
君の方を見て、やっていることを中断した。
「ハーイ!」
マックスはにっこりと笑った。




「ハハハ、坊や、お名前は?」


 マックス

「まくす」


 ミランダ

「こんにちは、アバタール。また会えて嬉しいわ」




「この子が、あんたの息子さんだね」


 ミランダ

ミランダは微笑んだ。
「ええ、私の息子、マックスよ。ほら、マックス、アバタールに、こんにちはーって」


 マックス

「ハーイ、僕はヒョウキン者さ!」


 ミランダ

「この子は、とっても早熟なの」


 マックス

マックスはヒステリックに笑った。
「まくす、歌も歌う!」

マックスは真っ直ぐに立って、叫んだ。
「ロード・ブリティッシュの畑で、いーあいーあいおー!ないてるのはアヒル、いーあいいーあいおー!一緒に歌おう、歌おう、さあ、歌おう、歌おう、どこでも、歌おう、歌おう!ロード・ブリティッシュには畑がある、いーあいいーあいおー!」




「ハハハ、マックス君はヒョウキン者なんだな。よく見るとヒョウキンな顔だ」


 マックス

「きみも、ヒョウキン者だ!」
マックスは狂ったように笑い、君におしゃぶりを投げつけた。
そして、それを指差した。
「まんま!」

マックスは猛烈に頷いた。
「まんま!まんま取って!まんま取って!」
この少年は、君にそれを取って欲しがっているようだ。
それは幼児達のみが分かる遊びのようであった。
君はそれを取って彼に手渡すと、彼はすぐにそれを口に入れた。




「そうそう、例の法案に、ロード・ヒーターのサインを貰ってきたんだ」


 ミランダ

「素敵ね!それでは、見せてください…
確かに彼のサインね!ありがとう、アバタール!」




「いやいや、どういたしまして」


 ミランダ

「……」




「(…え?何もお礼をくれないのか?)」


 マックス

「バイバイ!」  




「……」



簡単な仕事だったとはいえ、謝礼は全く無し。
アバタールは、見事にタダで使い走りにされてしまった。











「ダスタードのダンジョンに行く前に、町をもう一回りしてみるかな…」








「ここは果樹園のようだな…リンゴの木かな?」


 フィグ

皺だらけの顔が不機嫌な表情を形作っている男だ。




「やあ、管理人さんかい?」


 フィグ

「フィグだ。ブリテインの王立果樹園の管理人だ」




「これだけ広い果樹園だと、管理も大変そうだな」


 フィグ

「俺の責務は、木の世話をしたり、刈り入れの時期に取っていこうとする奴を見張って、この王立果樹園を泥棒から守ることだ。
リンゴの木には、絶え間ない手入れが必要なんだ。木には水をやらなくちゃならないが、やり過ぎてもダメだ。全ての木をしっかり世話して、実に虫が喰わないように見ておかなくちゃならない。落ちたリンゴを拾い集めるのも、仕事の1つだ」




「泥棒?リンゴを盗む奴がいるのか?」


 フィグ

「そいつらの大部分は、ポウズから出稼ぎに来た農民だ。あいつらは、かつて農民だったから、俺よりも果樹園の世話が上手く出来ると思ってやがる!無論、馬鹿げた考えだがね。採っていく奴等は法律を守らねんだ」




「(そうだ…!ポウズのシェルターにいた、アリーナという女の夫が、ここで盗みを働いて捕まったとか言っていたな…)」


 フィグ

「あいつらは、俺が油断したら強奪して行っちまうだろうさ!俺は体を張って命懸けで、この果樹園を守ってるんだから、ロード・ブリティッシュは俺に勲章をくれるべきだと思うぜ!最近、俺は泥棒を捕まえた。ウェストンとかいう名前の奴だ」




「(ウェストン…彼のことだ…!)その泥棒について、ちょっと話を聞かせてくれないか?」


 フィグ

「そいつは、俺のおかげで今は牢獄に入れられてるぜ。そいつが行動に出ようとした時、俺が見つけたんだ!冷酷なリンゴ泥棒みたいだったから、俺はそいつを衛兵に引き渡したんだ」




「彼は、確かに盗んだのか?その時、何か言っていなかったか?」


 フィグ

「ああ、そいつは、お涙頂戴といった話をしてくれたぜ。俺のように、人の本質を見抜く機敏な観察力があれば、そいつらの言うような事が、大抵は真逆のことだってことが分かるぜ。
話は、はっきりとは思い出せねえな。困窮した妻や家族が、ポウズだかどこだかで飢え死にしそうだから盗んだ、とかじゃなかったかな」




「…何故、あんたにはウソだと分かるんだ?」


 フィグ

「俺は、個性の判別には自信があるぜ。どうして、俺がそうなれたか分かるかい?じゃあ、話してやるよ。俺はフェローシップのメンバーなんだ!」




「(やはりか…)」


 フィグ

「あんたにも親切で売ってやるよ。この美しいリンゴを、たったの5ゴールドで、どうだい?」




「(リンゴが1つ5ゴールド…高過ぎる…)いや、今はいいよ。王宮で沢山食べてきたからな」


 フィグ

「分かった。だが、またとない機会を見過ごしたんだぜ。まあ、とにかく、今の些細な話は、誰にも話すんじゃないぜ?分かったか?」




「なぜだ?他の人に知れたら、何かマズイ事でもあるのか?」


 フィグ

「なに!ああ、そうかい、分かったよ」




「…これは、城の牢獄にも行ってみる必要があるな…」











「この塔の1つが牢獄になってるんだっけな…」








「いた…!中に男が囚われている!」


 ウェストン

すっかり失望した若い男だ。
鉄格子の中で、悲劇的に思い悩んでいる。




「やあ、あんた名前は?」


 ウェストン

「ウェストンだ。この牢獄に入れられてからずっと、仕事などない」


 衛兵

「お前の仕事は、お前の犯した罪を償うことだ」




「なぜ、ここに入れられているんだ?」


 ウェストン

「俺の罪は王立果樹園でリンゴを盗んだことだ。確かに俺はやったし、それを認めた。もし、同じような状況が、もう一度あったら、俺は再びやるだろうさ」


 衛兵

「ああん!?罪を悔いていないばかりか、プロの泥棒になるってのか!折り良く正しい場所に入ったもんだぜ!」




「あんた、本当にリンゴを盗んだのか?」


 ウェストン

「俺は最初は、それを買うと言ったんだ。だが、果樹園の管理人のフィグは法外な値段を付けた。俺が思うに、奴は自分の懐に入れるつもりだったんだろう。そう、だから、俺は盗んだことを認めるよ」




「(やはりそうか…)」


 ウェストン

「この事には核心を持っているが、奴はロード・ブリティッシュの承諾もなく、果物を自由にフェローシップに届けている」


 衛兵

「このような明らかな誹謗中傷は、聞いてはなりませんぞ、アバタール!こんなものは噂にすぎません!」




「盗んだことは事実のようだな…ならば、捕まるのも仕方がない」


 ウェストン

「ただ一つの後悔は、もっと大きいのを盗まなかったことだ。そうすれば、そいつを持って行けなかったからな…
アバタールさん、俺はブリテインじゃなく、ポウズから来たんだ。そして、俺が粗末に扱われてるのは、これが理由さ」


 衛兵

「この囚人はポウズから来た!知っているとも!こいつの言うことを信じるなら、こいつは盗みの前に、ほぼ一日中町に居たことになる。ポウズの住民は、その出自と同じように正直者だからな!」


 ウェストン

「ポウズの町に行ったなら、あんたも貧困の爪跡を感じると思うよ」




「ああ、知っている。俺もポウズの村は見てきた。確かに酷い有様だったよ」


 衛兵

「あ〜、忌々しい!こいつは我々に、自分の悲劇的な身の上話をしようとしているんだ!あなたの涙がこぼれ落ちないように、ハンカチを用意しますから、それまで待っててくれますかね!?」


 ウェストン

「そんなに前のことではないが、ポウズは沿岸の素朴な町として栄えていた。だが、ブリテインが巨大になるにつれ、俺達の地域の商売は、そこに移っていき、農業の町になった。そして、7年間の干ばつによって、俺達は二度と立ち直れないくらいに打ちのめされた…。
俺は、自分の運命を嘆きたいわけじゃない。だが、ポウズに住む俺の家族…妻のアリーナと、子供のキャシー…。皆飢えていたから、俺は食べ物を手に入れるためにブリテインへ来たんだ」


 衛兵

「オーノー!犯罪に至った原因に貧困を持ち出すな!俺の親父も貧乏で、家族はヒドイ物を食ってたんだ。だが、親父は俺を立派に育ててくれた。俺が不正な事をしていると見たら、こてんぱんに殴られたもんだ!」




「(うるさい衛兵だな…)」


 ウェストン

「俺に哀れみはいらない。俺は自分の罪を認めている。だが、俺の命は俺だけのものじゃなく、俺の妻と子のものでもあるんだ。俺がいないと、耐え難い困難に苦しみ、生きていけなくなるかもしれないんだ…。
ブリタニアでは悪しき階級制度は滅んだ、とか言ってるバカがいるけどな、少数の人が以前よりも楽しい生活をしている一方で、毎晩ひもじい思いをしながら眠ってる人は大勢いるんだ。俺の妻と娘も、そのうちの2人だ」


 衛兵

「おお!それで思い出したが、もうすぐ食事の時間だ!今日はファーマーズマーケットの魚が旨いだろうな」


 ウェストン

「我らが友人の衛兵君のようなバカは、ブリタニアは200年以上、何も変わっていないと信じている。我々が、何の問題もなく生活しているとね。こういった人間こそが、俺達の抱える問題なのだと、あんたに言いたいよ」




「階級制度は無くなった、か…。ここの市長も、そんな話をしていたな。だが、俺もそうは思えない」


 ウェストン

「ロード・ブリティッシュは、まさに公正な君主だと思うが、この王国で起こっていることに気付くべきだ。彼は、この不公平を容認しているように見える」


 衛兵

「分かった!これは騒音だ!一日中ペチャクチャ続く、階級制度の驚異ついての無駄話なのだ!あなたは次に、この犯罪は社会のせいだ、という話を聞かされるでしょう。法や規則を守り、正しく理解する、という言葉ではないでしょう。ええ、もちろん、そうですとも!世界を真に脅かす法律違反者達への哀れみを!といったところでしょう!」


 ウェストン

「俺のことを、ロード・ブリティッシュに話してくれませんか?彼は、俺の事例に全く気付いていないと思うんだ。どうか!話してくれませんか?」




「分かった。彼にも事件について聞いてみるとしよう」


 ウェストン

「ああ、ありがとう、アバタール!俺の運命、そして俺の妻と子の運命は、あなたの手の中にあります!」




「心配するな、俺と国王は、ブリちゃんアバちゃんの仲だ。じゃあ、早速探しに行こう」


 ウェストン

「俺の所に来てくれて、ありがとう」




「あ、いたいた。中庭で日なたぼっこしてるぞ。おーい!」









「国王を上から呼びつけるのもどうかと思うが、ちょっと話があるんだ!牢獄に囚われているウェストンという男のことだ!」


 ロード・ブリティッシュ

ロード・ブリティッシュは、君からウェストンの話を聞いた。
彼は心配そうに見える。
「その件は思い出せぬ。少し調べさせてくれ……フム…」

彼は、長い巻物を素早く見通した。
「王立果樹園でリンゴを盗んで投獄されている者…馬鹿げている!何者かが、余の権限を不法に侵害している!汝は、この男を許してほしいと考えているのだな。では、彼の逮捕の際の周囲の出来事を、ただちに調査させよう。そして、このフィグという者もだ。感謝するぞ、アバタール」




「お、さすが。アクションが早くていいね。じゃあ、頼んだぞ」



その後、ロード・ブリティッシュの調査の結果なのか、牢獄からウェストンの姿が消える。
後ほど果樹園の管理人フィグに会いに行ってみると、フェローシップに不正にリンゴを渡していたことで告訴されたとボヤいていた。
これで、一応は一件落着か?



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