イオロからは、ガーゴイル族はブリタニアの社会に溶け込んだと聞いたが、やはり、そう上手くはいっていないようだ。 そもそも、見た目があれだけ違うのだから、人間には簡単に受け入れられないとは思うが、こういった形で目の当たりにしてしまうと、より切実に感じる。 とりあえず、手がかりになりそうな鍵も手に入れたので、もう少し調査を続けてみることにした。 |
これが、ポウズの村で起こったシルバーサーペントの毒液盗難事件の顛末であった。 しかし、盗難事件の犯人は判明したものの、根本的な問題は解決していないように思える。 このブリタニアの社会や人々に巣食う闇は相当に深い。 きっと、それを解決するのが今回の旅の目的なのだろう。 この街道を北に進むと、間もなく首都ブリテインに到着する。 まずはロード・ブリティッシュに会い、ブリタニアに何が起こっているのかを知らなくてはならない。 |
ちなみに、ソルティー・ドッグの酒場の女将ポリーに求愛をすると言っていた水車小屋のサーストンは、夜になると酒場に向かう。 しかし、入口付近をウロウロするだけで、なかなか店に入ろうとしない。 やっと入ってカウンターで1杯注文したと思ったら、すぐに店を出て、また入口をウロウロしだす。 彼が幸福になれる日は、まだまだ先のようだ。 |