Ultima6 プレイ記録 04 幽霊と海


スカラブレイの町

ミノックを出た後、再びブリティンへ戻り、そのまま西へ向かってスカラブレイの町に辿り着いた。
昔は離れ島だったから船かムーンゲートでないと行けない場所だったが、現在は徒歩でも浅瀬を渡って往来できるようになっている。
世の中便利になったものだ。

さて、この町でもまずはルーンとマントラを探すが、どうにも町の人々の様子がおかしい。
というのも、この町のルーンを預かっていたクエントンという男がガーゴイルに殺されてしまい、その幽霊が出るともっぱらの噂になっているのだ。

しかし、町の人々の事件に対する証言や、殺されたクエントンを始めとする各人の人物像をさぐっていくと、どうにもこれは単純な事件ではない印象を受ける。
小さな町なので住民の数も少ないが、各々との会話内容は膨大な量に及び、話していく中で事件当時の様子や人間関係などが少しずつ炙り出されていく。

旅の写真集


スカラブレイの町長トレントンは、何かと高慢な態度を取るので町の人々からの評判はあまり良くない。何か過去を隠している、という噂もある。
クエントン殺人事件の現場目撃者であるスタイビアスの証言を元に、犯人はガーゴイルだとして懸賞金をかけているが、彼自身も犯人がガーゴイルだということに疑問を抱いている様子。
ちなみに、一日中町の中をほっつき歩いて全然仕事をしない。


殺されたクエントンの娘・マーニー。
実は彼女の母エリザベスも、昔にモンデイン配下の邪悪な者達によって殺されている。
父が殺されて孤独になった現在では、父の親友であったヨールが面倒を見ている。
父クエントンの遺体が握っていた、母の形見のロケットを大切に持っており、中に書かれている詩を聞かせてくれる。
家の中の宝箱には、父が管理していたと思われる崇高のルーンが入っていた。


町外れに暮らす謎の男マイケルは、ほとんど町に寄り付かないので人々との交流はなく、その素性も知られていない。
クエントン殺人事件について、犯人はガーゴイルではない、と唯一断定している。
過去にはモンデインの部下として悪の道を歩んでいたと言われているが……。


町の北の孤島に住む錬金術師ホランス。
多くの知識を持つ偉大な男だったらしいが、現在は薬の飲みすぎで頭がおかしくなっているという噂で、その言動は奇怪極まりない。
殺人事件や町の各人についての抽象的な評を聞かせてくれる。
ガーゴイルを邪悪と見なさない意見からは、単にこの事件だけでなく、旅の行方をも予見させる。
また、多くの魔法を売っているので、今回は扉の開錠の魔法を購入した。


町には死んだクエントンの幽霊が出没する。
写真では海にいるが、主にスタイビアスの葡萄棚にいる。
喋ることはできず、こちらの質問に身振りと周囲の自然を使って反応する。
殺人事件について尋ねるも、明確な犯人は分からず、ただ海と埠頭を指すのみ……。
犯人はいったい誰なのか……?





ブリティンの町 〜 ユーの町 〜 崇高の神殿

スカラブレイでルーンを手に入れた後、いったんブリティンに戻ると、酒場の前に変な集団がいた。
彼らはブリティンとポウズの間を往復している旅のジプシーの一座で、お金を渡すとダンスや占いやジャグリングなどをしてくれる。
そして何故か、この一座のジャグラーであるブラインは誘ったら仲間に加わる。
いくら自由がモットーのジプシーとはいえ、ホントにいいの?

その後、ブリティンの隣の慈悲の神殿でデュプレのレベルを4に上げ、次はユーの町へ向かう。
ミノックのギルドで言われていた、パンパイプの材料であるイチイの木材を入手するのだ。

イチイの丸太を購入した後は用はないので、先ほどスカラブレイで手に入れたルーンを使うために崇高の神殿へ行く。
この神殿は2つの月の相が満月の時にムーンゲートに入らないと行けないという面倒な所だ。
満月まではまだかなり待たなくてはならないが、シャミノとイオロのレベルを早いところ上げてしまいたいので、ムーンオーブを使うことにした。
このオーブは便利すぎるのであまり使わないようにしようと思っていたが……まあ今回は仕方ないだろう。

一瞬で崇高の神殿にワープし、ルーンを使用して神殿を解放する。
ここは異空間だからかガーゴイルも出てこないので安全だ。
そして、神殿で祈りを捧げてイオロとシャミノのレベルを4に上げた。


旅の写真集


ジプシーの王(自称)ゾルタン。
彼の一座は色々な芸をしてくれるが、一番の芸達者は、娘のカリーナが買っている仔犬・カダーだろう。
愛嬌のある姿でお皿を咥えてオヒネリをせびったり、お手・お座りなどの基本的な芸をしてくれるのだが、「喋れ」と命じると一度だけ非常に高尚な内容をツラツラと喋る。
その後はワンとしか鳴いてくれなくなるが……。


ユーの西の森の中に住む、きこりのベンは、イチイの丸太を売ってくれる。
多くの町の人には装備画面がないのに、何故か彼は2Hアクスをバッチリ装備している。
是非とも仲間に加わって欲しかった。


崇高の神殿はブリタニアとは別の空間にあるため、ムーンゲートを使わないと行くことができない。
ここで祈りを捧げると、STR、DEX、INTの全てが1ずつ上昇するので、イオロやシャミノのようなバランスタイプのキャラのレベル上げにはうってつけだ。





〜アバタールの不徳〜


結局のところ、スカラブレイで起こったクエントン殺人事件の犯人は最後まで分からない。
唯一の目撃者であるワイン職人のスタイビアスが、いつも酔っ払っているような、いいかげんな男だから事件が迷宮入りしてしまったんだ!
せっかく事件の現場を目撃したのに、何でガーゴイルと見間違ってしまうのか…!
いつもワインなんて飲んでいるから…こんな…こんなけしからんものを…!

罰として店と地下倉庫にあったワイン計20本以上を全て飲み干した。
さすがにこれだけ飲むと酔って思った方向に進めなくなります。
これに懲りたら彼も酒をひかえるようになるでしょう。




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