Ultima6 プレイ記録 02 牢獄と霊園


ユーの町

ブリティンで一通りの情報を集めた後、どこに行こうかと迷う。
ジョフリーの討伐隊が療養しているというコーブの町か、地理的にはおそらく一番近いユーの町か、街道で繋がっているポウズの町。

思案の末、北西のユーの町に行くことにした。
川を越え、森を潜り、道なき道を歩く……。
途中の橋でたむろしていたトロルの集団を倒した先に、目的地のユーの町が見えた。

ここは公正・正義を象徴としており、ウルティマ4の時代には森と共に生きるドルイド僧の町だったのだが、いつの間にか裁判所や牢獄が名物となっていた。時代は変わっていくものだ。
ウルティマ5の圧制時代に取り付けられたものであろうか、町の中心にはギロチンや首枷台などがまだ置いてある。

町長のレノラは厳正な統治を行っているらしく、平和ではあるのだが住民の鬱憤は大きい。
彼女から正義のマントラを教わり、ルーンの在り処についても尋ねて、これを入手した。

また、この町にはかつて共に冒険した仲間・イアナが暮らしていたため、仲間に誘うと喜んで加わってくれた。 


旅の写真集


時代の流れと共に町はどんどん発展しているが、少し町外れを歩くとすぐに広大な森や険しい山に迷い込んでしまう。
視界の悪い夜には、こういった地形を歩くことは非常に困難で、オオカミやヘビが襲ってくるので野営する時にも見張りが必要となる。


ユーの町長レノラ。
とにかく仕事と法に厳格なため、町の人からの評判はイマイチよくない。
アバタールである俺が正義のマントラを知らないと言うと、露骨に疑ってくる。
ちなみに、ご覧のように彼女は夜になっても眠らず、ベッドの上で朝までずっと起きている。
過労で病んでる感じだなぁ……。


ユーの牢獄の独房に閉じ込められている泥棒ボスキン、罪状は前町長の墓を盗掘したこと。
貧しさ故にやむなくやったと言い張るが、罪は罪ですね。
盗掘くらいでこんな狭い独房にブチこまなくても……とは思うが。
盗みなんてアバタールである俺でもたまには……おっと……。


武器屋ウトモは、異国の島から流れ着いたらしく片言で話す。
彼の店で売っているスワンプブーツは毒の沼でも歩けるようになる、おなじみの便利靴なので購入しておいた。
この会話の中にある『あの人』とは、この町の酒場『スロータード・ラム』の女将アンドレアのこと。
ちなみにこんな人です。
まあ……その……頑張れよ。


かつての仲間イアナ。
ポートレートといい、装備品といい、なぜか服を着ていないように見えるが…。
質素を旨とするドルイド僧だけど、かつての冒険の刺激が忘れられないと言い仲間に加わる。
朝から夜中までほぼ一日中、酒場のカウンターに座っているところを見ると、荒んだ生活をしているみたいだ。
会話では『この前の旅では、あまりお役に立てなかった』と言っているが、ウルティマ4・5時代のイアナは、少なくともここにいる3人の仲間より遥かに強力であった。
今回は何故か魔法も使えなくなり、能力も低くなってしまっている。





エンパス・アビー

ユーから西へ向かうと、すぐにエンパス・アビーに到着する。
以前は城だったのだが、今は修道院となったようだ。

現在のところ特に目ぼしい情報はなかったので、町の人の話を聞いた後、そのまま南へと向かう。
この先には、スカラブレイの町があるはずだ。

道中でイオロの小屋を見つけたので立ち寄ってみる。
ここは懐かしい、ウルティマ5の始まりの場所だ。
喋る馬のスミスも相変わらず元気そうにしていた。

旅の写真集


エンパス・アビーの象徴である愛の原理の炎は、今でも祭壇で燃えている。
この町はブドウ栽培と養蜂が盛んなようで、修道院の外では蜂やブドウをよく見かける。
上の部屋にはワイン倉があり、最高級のワインを造っているとか。


墓会社の社長グレンの部屋には、南にある墓場に埋める予定という死体が沢山置いてある。
墓堀人のモールとは、給料問題で揉めているようだ。
顔つきからして危ない奴だが、言っている事は更に危ない。
奥の鍵のかかった部屋の中にはいったい何が……。


上でも出てきた詩人ジャノックは、実はイオロの弟子らしい。
これは夜中に墓場で未亡人と逢引している現場を押さえたものです。
ちなみに、上でも話に出てきた墓堀人モールは、このちょっと上の墓石の側で野宿しています。
なんだ、ブリタニアって平和じゃないか。
お前らこんなところでいかがわしい事するなよー、バチ当たるぞー。


喋る馬スミスは、残念ながら乗ることはできない。
これからも干し草との果てしなき戦いを頑張ってくれ。
なお、イオロはブリティンの一等地に店を構えている他、ここにも私有地を持っている。
さらにこんな珍獣まで飼っているというブルジョアなのだ。




〜アバタールの不徳〜


エンパス・アビーの墓地から動かした墓石と、中から掘り起こした遺骨を使って「U6」の文字を書いた!
パーツが足りなかったからデュプレにも手伝ってもらってるよ!
こんなことする奴ってロクな死に方しないよね!

ちなみにここの墓、骨だけでなく、犬、ペンチ、水差し、といった意味不明な物まで埋まっています。
墓石に刻まれた文字も、なかなか味があってよいです。
「ジョーンズの遺体ここに眠る 首は紛失したままだが、もういらないだろう 死人に首なしだ」
「私どもの保存液を一度お試しあれ〜ビルマ葬儀社〜」などなど……。



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