Ultima6 プレイ記録 エンディング


コデックスの神殿

アバタール島の中央にあるコデックスの神殿にはムーンオーブでもワープすることができる。
これまでは中に入ることが出来なかったが、統一性の神殿で宣託を受けた今であれば、中に行くことができる。
そして、遂にコデックスと対面した。
コデックスに書かれている通り、これまでに揃えたものを使用する。


旅の写真集


アバタール島の中央に続く一本の道は、コデックス神殿へとつながっている。
神殿の前では石像が行く手を塞ぐ。
宣託を受けた者でないと、この間を通過することはできない。


神殿の中はコデックスと2つの炎のみがある。
祭壇の上のコデックスは既に開かれており、そのページには必要とされること記されている。
究極の智恵の書の中には、いかなる時でも答えがあるのだ。


2つの炎とコデックスの祭壇の間に、人間とガーゴイルの造ったボルテックスレンズをそれぞれ配置し、ボルテックスキューブの中に、これまでの冒険で神殿か ら入手した8つのムーンストーンを入れる。
そして、コデックスの前にキューブを置いて、それを使用すると……











エンディング


床からゲートが現れた!
その真紅の輝きの奥から、ロード・ブリティッシュが姿を現した。ニスタルも一緒だ。
ニスタルの顔は、あまりの驚きに歪んでいる。
ロード・ブリティッシュは、石のような視線をこちらに向け、泣きじゃくる子供にわけを問う父親のように静かに言った。
「アバタールよ。そなたが我々のコデックスを消滅させてしまうとは思わなかった。
だが、ひとつだけ教えてくれ……
一体、コデックスに何をしたのだ?」

その答えとして、凹レンズを取り上げ、ロード・ブリティッシュに渡した
「コデックスは本当に私達のものだったのでしょうか。
ブリタニアの人間のためだけに書かれたものなのでしょうか。
コデックスを手放すと、そこから学んだ知識も消えますか?
さあ、渦の中をご覧ください。そしてコデックスにお尋ねください!」


ロード・ブリティッシュがレンズを掲げると、究極の知恵の書、コデックスが無数の輝く星の中に浮かび上がった!
しかし、コデックスは開かれてはいない。


その時、熱い空気が伝わったかと思うと、新たなゲートが現れた!
ガーゴイルの王、ドラクシヌソムが無翼ガーゴイルの兵士達を引き連れ、ゲートから歩み出た。
彼もロード・ブリティッシュ同様、理性で怒りを抑えているようだ。
「やはり汝は人間か。服従は本心からではなかったのか!」
彼は悲しそうにそう言うと、ウロコが鈍く光る手を向けた。
とたんに、服従のアミュレットが強い光を放ち、胸を焦がすほどに熱くなった!
早くレンズを渡さなければ!
急いで凸レンズを手に取った。
「裏切ったのではありません!
どうか、ロード・ブリティッシュと共に平和の道をお探りください!」


ドラクシヌソムは、黙って示されるままレンズを光にかざす。
ロード・ブリティッシュもレンズを掲げている。
ここにいる全員が、人間もガーゴイルも皆、呼吸も忘れて輝くコデックスを見つめる。
ゆっくりとコデックスが開いてゆく!
2人の王は、黙って同じページを読んでいる。
そこには、究極の知恵が二つの文字で書かれている。
たとえ王でなくとも、二つの種族の誰もがそれを読めるだろう。2人は読み、考え……

……ついに答えを導き出した!
ロード・ブリティッシュとドラクシヌソムは見詰め合っている。
その目には、憎しみも恐れもない。
その目に映っているのは、種族こそちがうが、本当の友の姿なのだ。




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