Ultima5 プレイ記録 01 ブリタニア再び

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ということで、念願のブリタニアに戻ってきた。
だが状況はまずいようだ。
ブラックソーンの圧政によりイオロ、シャミノらはお尋ね者となっている。
俺はアバタールとはいえ、どこまで過去の栄光が通用するか分からない。
むしろブラックソーンやシャドウロードからすれば邪魔者に他ならないだろう。

まず現状確認をする。
仲間は吟遊詩人イオロとレンジャーのシャミノ。だがシャミノはファイターということになっている。
アバタールはウルティマ4からの転送で最初からレベル5、ステータスもオール25で、他の2人よりもかなり強い。
とりあえず小屋の周辺には誰もいないようなので、ここを出て近くの街にでも行くことにした。
ブリタニアの地形が以前と比べてどのくらい変わっているのか分からないが、とにかく平野をつたって南の方向へと歩いた。
重症を負ったシャミノのHPが5しかなかったので戦闘となると危険だ。回復のポーションも今はないみたいなので、イオロの小屋で休んで回復してからにすれ ばよかったか……。

と思っていた矢先、南に街と城が見えた。


これは周囲の地形からして……ロード・ブリティッシュ城に間違いない!
行ってみると思ったとおりだった。
だがブリティンの街の他に、城の周囲に3つの街ができており、街や城の中の様子も大分変わっていた。

とりあえずブリティンの街に入り、人々から色々と話を聞いていると夜になった。
辺りが暗くなると、皆そそくさと家や宿屋に戻りだし、一直線にベッドに入り眠ってしまった。
いくらなんでも6時に寝るのは早すぎだと思うが、まあ仕方ない。
宿屋の食堂以外は真っ暗で何も見えたものじゃなかったので、我々も休むことにした。
そういえばシャミノはずっとHP5のままだった。瀕死の重体だったのに一日中歩かせて、すまないことをしてしまった。
宿屋のカウンターに行き部屋を借り、休息を取った。


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この日は一日中、人々から話を聞いて回った。
旅の吟遊詩人グレイソンから慈悲の神殿のマントラ「MU」を教わり、食堂「Wayfarer Tavern」ではグラスソードなるものの情報も聞いた。
そしてイオロの弓店には、彼の妻で吟遊詩人のグウェノがいて、仲間に加わってくれた。
彼女も夫と同じく職業はバードであった。
また、宿屋で一日中バルコニーにいる奇妙な客・アノンは、かつての大評議会のメンバーだと言う。
彼らの知っている力の言葉は、ダンジョンの封印を解くのに必要なものなので、ブラックソーンに追われているらしい。
そして彼から、デスパイスの封印を解く言葉を教えてもらった。

ウェストブリタニー、ノースブリタニー、と行ったところで日が暮れた。
ここらで話を聞いた限りでも、ブラックソーンの圧政に人々は苦しんでいるようだ。
特にシャドウロードの評判はかなり悪く、レジスタンスなるものの存在も聞いた。
当面は世界を回って、これらの情報を集めつつ、コデックスの神殿に行くために、それぞれの徳の神殿で瞑想をすることになりそうだ。
やれやれ、またあの瞑想をやることになるのか……。


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残るイーストブリタニーで話を聞き、そしてついにロードブリティッシュ城へ!
入り口付近で道化師チャクルスが出迎えてくれた。
あいかわらず皮肉がかった奇妙な言い回しで不気味さを感じる。
一通り城の中を回ったが、皆ロードブリティッシュの不在を嘆くばかりで、特にこれといった情報は得られなかった。
魔法の鍵のかかった部屋も多く、また隠し通路などもありそうな感じだったので、鍵などが揃ったらまた来ることにするか。

そこで城を後にし、近くの町から順に回っていくことにした。
グウェノから聞いた話によると、北西のユーの町もかなりひどい状況になっているらしいので、まずはそこに行ってみる。
おおよその位置は分かっているが、以前の記憶では公正の町ユーは深い森の中にある。
森の中では視界が極端に狭くなるので、地図を見ない俺にはけっこう苦労しそうだ。
我々は深夜のうちに北西に向かって出発した。


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案の定、途中で迷う。
森や山を抜け、ひたすら北西に進んでいくが、それらしいものは何も見えない。
何度かモンスターとも戦った。
オーク、トロル2〜3匹くらいならば問題なく斬り捨てていけたが、スケルトンの大群に襲われた時はかなり危なかった。
特にシャミノはまだレベルが低いからHPが低く非常に脆い。
かつて共に苦難の道を歩んだ仲間だというのに、なんでこんなにレベルが低いんだろうか。
グウェノよりレベルが低いってどういうことだ?

やがて日が高くなってきた頃には、HPもかなり少なくなり危険な状態であった。
そろそろ野営をして休息しようかと思った矢先、前方に道路が見えた。
おそらく道なりに行けば町にあたるだろう、何とか助かりそうだ。
進んでいくと城が見えた。……城?ユーの町じゃないのか?




この城はユーの西にある城、エンパス・アビーだった。
進路はおおよそ間違ってはいないようだったので一安心だ。
とにかく城に入ってみることにした。 
   
昼間のうちに情報を集める。
中を回っていると、礼拝堂のようなところで城主のロード・ミカエルに謁見できた。
この城を含め、かつての三原理を司る三つの城にはシャドウロードは入りこめないため、独立を保っているらしい。
シャドウロードの一人、「Hate」についての詳しいことは、東の大砂漠に住む悪魔に聞くよう言われた。
また城の食堂で、かつての仲間ジュリアと出会った。ちょうど食事中だったようだ。この女もシャドウロードに抵抗しているらしい。
元はミノックの住人だったはずだが、ここにいるということは、ミノックも危ないということか。
話しかけると仲間になり、共に戦ってくれることになった。悪いね、食べかけのところ。

そして今度こそユーを目指す。
今度は道が続いていると思われるから迷わないだろう。
しばらく進むと道中にムーンゲートが現れているのを見つけた。



このゲートには覚えがある。ユーは近い。
だが体力が大分減っているので回復しておくことにした。
ヒーラーや宿屋は有料なので外で野宿する。
見張りは体力満タンのジュリア。
バードだからか野営中にリュートを聴かせてくれた。
ていうか今気づいたが、こいつ昔は鍛冶屋だったよな?これも戦うためだろうか。


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ユーに入り町を一回りする。
町の広場にはギロチンがあり、親子が首枷をかけられて晒されていた。
罪状は「収入の40%しか寄付しなかったこと」。そして子供は「それを改めさせなかった罪」だと言う……。
他に牢屋や拷問道具も数多くあり、衛兵からは50GPもの寄付を迫られた。
まさに圧政の下にある不気味な町になってしまったな。
あと、こんな立札も見つけた。



俺、こんなに堂々とうろうろしていいのかな、と思ってしまった。
色々話を聞いて回ると、チャムフォートという男から公正のマントラ「BEH」を教えてもらう。
また彼は、武器屋「Arm of Justice」のオーナーでもあった。
この武器屋については先日ブリティンで、オーナーがレジスタンスに関わりがあるらしい、ということを聞いた。
ということでレジスタンスについても聞き込み、協力を誓うと、まずランドンを探せと言い、合言葉「DAWN」を教えてくれた。

……といったところで辺りには夕闇が。今日はここまでにしておくか。
宿屋がなさそうだから、また野宿することにした。


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