Ultima3
プレイ記録 〜死の章〜



「レベルも上がり、最強装備も手に入れ、4つの印も刻み、情報も手に入れた……もう準備は整ったのではないかね?」


「いよいよラスダンですね!」


「そうだな……その前に、もう1つ必要な物があるんだ」


「まだ何か要るの?」


「4つのカードを手に入れるため、もう一度アンブロシアに行く。ほら、カードが必要だって町の人も話しているだろう」




「また町の人ですか……」


「じゃあ、船に乗ってアンブロシアへレッツゴーだ!」




「そのカードはどこにあるの?」


「能力値を上げる4つの神殿で、それぞれ手に入るんだ」




「あ、本当だ。愛のカードってのを貰えましたよ」


「しかし、以前に何度もここへ来ているが、その時には貰えなかったじゃないか……?」


「レベルが16以上になって初めて、神殿で認められてカードを貰えるんだ」


「それで町を襲って、急遽レベルアップを図ったのね!」


「その通りだアイエラ。あの時の行為は、この世界を救うために必要な事だったんだよ」


「何だか本末転倒な気がしますが……」


「じゃあ、残りの神殿も回ってカードを貰ってこようか」


「STRの神殿で『愛』、DEXの神殿で『太陽』、INTの神殿で『月』、WISの神殿で『死』、これらが、それぞれ貰えるカードだ。ついでに、各神殿で能力値の底上げをしておこう」


「これで私もDEX99ね!もう攻撃を失敗することはないわよ!」


「最初に来た時には苦労したアンブロシアも、今となっては鼻歌交じりに歩けますね」


「回復魔法だけは未だに不安が残るがね」


「よーし、これで全部のカードが集まった!いよいよエクソダスに挑むぞ!」










「さあ、ここがエクソダスの島だ」




「ここですか……いや、船で色々回ってる時にも気付いてましたが、一体どうやって中に入るんです?」


「島の入口にいるのは……巨大な蛇に見えるな……」


「船から降りても、この上は歩けないみたいよ」


「ここを通過するために、以前体に刻んだ『蛇』のマークが必要なんだ」


「しかし、既に全員マークを刻んでいるのに通れないぞ」


「まだ必要なものがある……さあ、町の人との会話を思い出すんだ!」


「え?そんなこと言われたって……思いつかないわよ!」


「どれもこれも断片的すぎて判別できませんよ!」


「まったく、これだからゆとりは……いいか、ファーンの町の僧侶の言葉だ」




「……この言葉が何だと言うのだね?」


「そもそも、ここのどこが光の広場なんですか……」


「おいおい、君達しっかりしてくれよ。『叫ぶのです』って言ってるだろう。こうやって叫ぶんだ……“えぼけあー!”』」


「あっ!突然風景が変わった!」




「銀の蛇を通過して、エクソダス城に辿り着いたんだ」


「本当に言葉を叫ばなくてはならないとは……」


「『叫ぶ』コマンドなんて、すっかり忘れてたわ」


「さあ、ここがエクソダスの本拠地、デス城だ」




「うむ……入口から悪魔が見張っているぞ……さすがに悪の本拠地と言うだけあるな」


「不気味なセリフね……」


「片っ端からやっつけてやりましょう!」


「待て、早まるな!ここにいる敵は、通常の武器で倒すことができないんだ!」


「え?どういうこと?」


「以前に見つけたエキゾチックの武器……あれを装備しないとダメージを与えることができないんだ」


「なんと……そんな事を知らずに挑んでいたら、大変なことになっていたな……」


「そういうわけだから、ここでは飛び道具が一切使えない」


「なるほど……では、この伝説の武器『エキゾチック』を手に、悪の城のデーモンやドラゴンと戦うんですね……!いいじゃないですか、最終決戦って感じがしてきましたよ!」


「鍛え上げた力を発揮する時が来たわね!」


「そんなバカなことせずに、襲われたらさっさと逃げるぞ。何の得にもならないだろう」


「え……?」


「もうステータスはマックスだし、今さら金を稼いでも仕方ないからな」


「あの……一応気分的に……」


「まったく、淡白な男だ……」


「あ、ボス!城の牢獄に誰かがいます!」




「こっちにもいるぞ。エクソダスに捕まった人々か……何と哀れな……」




「どうせ助からんから放っとけ、先を急ぐぞ」


「ひどいわ!」


「あなたは、この世界に何しに来たんですか!?」


「本当に助けられないんだから仕方ないだろ。ほら、どんどん奥へ行こう」


「それにしても敵が多いわ……確かに、まともに戦ってたらキリがないわね」


「む……!ついに玉座の間に辿り着いたみたいだぞ」




「ついにエクソダスが!……って、あれ?何もいませんよ?」


「代わりに変な置物があるな……」


「4つの像……これは何?」


「これが……エクソダスだ!」


「ええ〜!?」


「こ……こんな置物が、恐怖のエクソダスですか!?」


「てっきり、オープニングに出てくる魔王とかドラゴンみたいな奴かと思ってたわ……」




「詳しいことは俺にも分からないが、エクソダスとは、モンデインとミナクスが造りだした破壊のプログラムと言われている……このプログラムを止めることが、エクソダスを封印するということだ……」


「どうやって止めるんです?」


「アンブロシアで手に入れた、この4つのカード……これをタイムロードから教わったとおりの順番で装置に入れるんだ。町の人も『カードで像を操作する』と言っていただろう」




「なんで普通の町人が、最後の大一番の重要な手掛かりを気軽に教えてくれるんですか……」


「タイムロードの話は意味が分からなかったけど、このことを言っていたのね」


「もしや……この4枚のカードというのは、コンピュータのディスクのことではないか?」


「そう……プログラムを止めるには、そのためのカード……つまりディスクを入れるしかないんだ……さあ、順番に入れるぞ!」




「全部順番通りに入れたわ……」


「奥に道が開きましたよ!」


「行ってみよう!」




「ん……?この部屋の中央に何かありますよ!」


「このエネルギーの塊がモンデインやミナクスの怨念か……?」


「きゃっ!地震が……城が崩れるわ!」


「まずい!さあ、早く脱出するぞ!」


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