Ultima1
プレイ記録 中

さて、前回の続きです。
見事ロード・ブリティッシュのクエストを達成したアバタールは、次なる町を探して、ただ一人遥かなる道を歩みます。


と言っても、徒歩だと食料の消費が激しいので、稼いだ金で買った車に乗って行きます。
やはりこの時代、男はマイカーくらい所有してなくてはいけませんね。



行く手を遮る悪人達をライトソードで斬り捨てつつ荒野を疾走!
もはや地上に怖いものはありません。


ウルティマ1の舞台であるソーサリアは中世のような時代ですが、魔術師モンデインが高度な文明を持った宇宙人達とも取引をしているため、世界には怪しげな近代兵器が溢れて混沌の極みにあります。

そういう情勢を反映してか、フィールドに現れるのはダークナイトやイビルレンジャーといった人間タイプばかりなのです。
まさに北斗の拳のような世紀末の様相を現しています。



しばらく北に進むとロストキングの城という名の城が見えます。
ソーサリアの4つの大陸にはそれぞれに2つの城があり、そこでクエストを受けることでゲームが進んでいくのです。



他にも町が多数あるのですが、どこに行っても特に何かイベントがあるわけではなく、もっぱら買い物でしか用はありません。

そして、この城の領主からクエストを受けます。
『行け、そしてゼラティナスキューブを倒すのだ!それまでは戻って来るな』とのこと。
ゼラティナスキューブというのはダンジョンにのみ出現するモンスターです。
世界には数多くのダンジョンがあり、深層に行くにつれて強力なモンスターが出現します。
基本的にどのダンジョンに潜っても出てくる敵は同じなので、この城の近場のぺリニアのダンジョンへ行きます。




そしてレベル3まで潜って、見事ゼラティナスキューブを撃破!
この正面の宝箱の向こうにいる、通路一杯に広がる長方形がゼラティナスキューブです。



防具を破壊してくる上に、見た目が通路と区別がつかないので、気づいたらボコられていることも多い危険な敵です。
500ダメージほど受けましたが、危ないところで何とか倒したので地上に戻ります。



王に報告すると褒美としてレッドジェムを貰えます。
これこそが、後々にイベントを進めるための重要アイテムとなるのです。



残る3つの大陸でも同様にクエストを進めてジェムを集めることが、今後の目的の1つとなります。


ということで、フリゲート艦に乗って、いよいよ隣の大陸へと移動します。
このAPPLE版では、海を越えて大陸間の移動をする際にディスク入れ替えの作業があります。
おそらく容量の都合なのでしょうが、ウルティマ1の公式の地図が4枚に分けられているのは、このことに起因しているのでしょう。






さて、隣の大陸に到着しました。
早速城を見つけたので入りますと、シャミノ城という名前が表示されます。
後々のウルティマにおいても重要な役割をするシャミノの初登場です。
このシャミノというのは、製作者リチャード・ギャリオットがTRPGで使っていた名前なのだとか。






で、シャミノから託されたクエストは『バルロンを倒せ』というものです。
バルロンというのはダンジョンの最深部に出現する最強モンスターで、現在の力では到底そこまで辿り着けないため後回しにして周囲の町に向かいます。


町で売っている武器防具・乗り物は、時間とともにグレードアップしていきます。
経験値か経過ターン数が関係していると思われます。
ウィーラーの町でエアカーが売りに出されていたので、早速購入しました。
やはりこの時代、男はエアカーくらい所有してなくてはいけませんね。



エアカーはハイスピードで海も進める上に、レーザービームまで撃てます。
ネッシーだってこの通り射殺できるほどの高威力!
しかし森の中には入れません。




そして、この大陸のもう一つの城であるホワイトドラゴン城で『ロストソウルの墓を探せというクエスト』を受けます。
シャミノのクエストよりもこっちの方が断然楽で、前回同様に能力値アップもできます。






そのまま大陸の北西までエアカーを飛ばし、目的のロストソウルの墓を見つけました。
ここではAGIが上昇します。



さらに戻って王に報告すると、ロードブリティッシュの時と同様にSTRが上昇。
例によって、これをしばらく繰り返すことで強化できます。

ついでにエアカーで移動速度が上がったので、先ほどのロードブリティッシュの大陸に戻り、INTが上がる知識の塔と、さらにその東の島にある守りの柱という場所を往復します。
この守りの柱ではSTMが上昇します。

これらのイベントは、同じ箇所に連続で入って能力値をアップさせることはできないのですが、このように違うポイントを交互に行き来することで発生条件がリセットされるため、簡単に能力値アップができます。
特にここは場所も近いので、INTとSTMの2つはメキメキ上昇していきます。
ここで鍛えてSTMとINTは80となりました。ここから先は1ポイントずつしか上昇しないので時間がかかりますが、当面はこれだけあれば十分でしょう。

ちなみにSTRは攻撃力、AGIは命中回避率、STMは守備力に関わる重要パラメーターですが、CHA,WIS、INTは町でのアイテム売買の価格にしか影響しないため、そこまで必要ではありません。
一応INTは、唯一の攻撃魔法マジックミサイルの魔法威力にも影響しますが、普通に殴った方が手っ取り早いです。
カリスマや聡明さといったものは、この暗黒時代にあっては不要!
戦闘能力と生き残る知恵さえあればよいのです。



ブリティンの町へ戻ると、スペースシャトルが売りに出されていたので購入しました。
やはりこの時代、男はスペースシャトルくらい所有してなくてはいけませんね。



すでに宇宙服も着ているので宇宙へ飛び立つこともできるのですが、宇宙では大量の金が必要になるので、いましばらくは稼ぎます。



シャミノから受けたクエストのバルロン討伐は現状では厳しいので、先に他の大陸へ行くことにしました。
愛機のケープ号(仮)に跨って東の海を駆け抜け、到着した大陸で城を探します。

これまで同様、1つの城ではモンスター打倒のクエスト、もう1つの城ではステータスが上昇する看板を探すクエストが待っているのですが、残ったステータス上昇クエストはWISとCHAの2つなので、もはや必要ありません。
今のアバタールに心は不要。
なので、それらは無視してロンドリンの城でキャリオンクリーパーを倒せというクエストを授かります。



キャリオンクリーパーが出現するのはダンジョンのレベル5の階層からです。
この辺りから敵も強くなるし、5層もの間を階段を探して歩くのは中々大変なものがあります。


そこで、今回から魔法を使います。
シーフといえど初級レベルの魔法は使えるのです。
町の魔法屋に行き、ラダーダウン、ラダーアップの魔法をいくつか購入しました。
迷宮内でこの魔法を使うと、その地点に突如として昇り・降りの階段が出現するのです。
唱え続ければ容易に地下5階へ到達でき、その後地上に戻ることができるでしょう。
階段が見つからないならば、その場に造ってしまおうという、実に大陸的な解決方法ですね。



ということで、近くにあったダンジョン『ヘラクレスの死地』に行きます。
ここは落とし穴が多かったので、行きはラダーダウンの魔法を使わずに地下5階まで降りました。



そしてキャリオンクリーパーを撃破。
思いの他強い相手で、1000ダメージ以上受けてしまいました。
気づいたら防具を何も装備してなかったというのも大きいです。
どうやら途中で遭遇したゼラティナスキューブに溶かされてしまったようです。

帰りはラダーアップの魔法で安全に地上まで戻り、ロンドリン城の王に報告。
今回はグリーンジェムをいただきました。



しかし、キャリオンクリーパーとの戦いで思わぬ苦戦を強いられたので、少し鍛え直すことにしました。
例の看板往復とホワイトドラゴン城のクエストを繰り返し、STR・STM・AGI・INTを90まで上げておきます。



なかなか時間がかかりましがた、アップル版では90が最大値のようです。
HPも王様に金を払ってアップしてもらっています。
今の時代、命は金で買えるものであり、持てる者が肥えて持たざる者が飢えるのは普遍の真理です。

さらに、町に最強の武器防具であるブラスターとリフレクトスーツが売っていたので、これを装備します。
もはやアバタールに隙なし。



この後、隣の大陸のブラックドラゴン城にて、リッチを倒せというクエストを受けます。
やることは今までと同じですので、近場のメタルツイスターのダンジョンに入り、レベル7の階層で見事リッチを討ち取ります。



さすがにこのあたりの階層まで来ると1000や2000のHPはすぐに無くなってしまうので、ラダーアップ・ダウンの魔法は必須です。

王様に報告すると、褒賞としてブルージェムを頂きます。
これで、あと残るはシャミノ王のクエストのみとなりました。



しかし、その前に……
毎回ジェムを貰うたび、王様が『姫はスペースエースにタイムマシンを与える』というような話をしてくれます。
何のことやらサッパリ……といった情報ですが、スペースエースとは、その名の通り宇宙に関係しています。
更に言うと、町の酒場で入手できる情報の中に、これに関連した物がいくつかあります。



モンデインが過去の世界にいること、そのためにタイムマシンを使わなくてはならないこと、宇宙で敵を撃墜するとスペースエースの称号が貰えること……などが聞けますが、なんだか全てが1つに繋がりそうな情報です。


長い旅でゴールドが随分と貯まってきたので、そろそろ宇宙に行ってもよい頃でしょう。
宇宙にはもちろんスペースシャトルで行くのですが、途中で頻繁に燃料を補給しなくてはならないため、多くの金が必要となります。
単独で宇宙に行くとなると、やはり並大抵の資本力では不可能なのです。
民間人で宇宙に行ったロード・ブリティッシュ公ことリチャード・ギャリオット氏は、まさにウルティマを地で行きましたね。



さて、いよいよフライトの時です。
スペースシャトルに乗ると発射します。



ちなみに、宇宙服かリフレクトスーツを着ていないと宇宙空間で窒息して死んでしまいますので要注意です。

こうしてアバタールは遥かなる宇宙へと旅立つのでした。
(続く)


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