「狼の刺青を入れて、料理の準備もした。あとは狼のマントを着て祝宴会場に行くだけだな。ちょっと催促してくるか」
「おーい、マントまだ?」
セリア
「まだよ!丸一日かかるのよ!」
シャミノ
「気を付けろ、アバタール。彼女はとても鋭いナイフを持っているぞ!」
セリア
「いつ、どうやってこれを使うべきか、ちゃんと知っているのよ…」
「し、失礼しました!」
「ふう、なんて気の短い女だ…。しかし、丸一日となると、まだまだ時間がかかるな。どこかで時間を潰さないと…」
「うっ…!な、なんだ?急に痛みが…!まるで毒に冒されているかのような感じだ…」
シャミノ
「調子が悪そうだな、アバタール。何か悪い病気にかかったんじゃないか」
「そ、そうかな…。牢獄の樽の中にあったチーズを食べたのが良くなかったかな…」
シャミノ
「ヒーラーに行った方がいいぞ」
「ヒーラーか…。そうだな、一度見てもらうか。えーと、この町のヒーラーは確か…」
ハーンナ
「何のご用でしょう?私はモニトーのヒーラーで、未亡人のハーンナです。また、自分の食べ物も育てています」
「やあ、あなたがヒーラーだね」
ハーンナ
「私は魔法のヒーラーではありません。モニトー人は魔法に疑念を抱いているのです。私はハーブなどを用いた自然の治療法を使います。治療が必要ですか?」
「ああ…そうだ…ちょっと頭が痛くてな…」
シャミノ
「アバールが高熱にうなされているんだ!」
「一時的な治療はできます。しかし、あなたを苦しめているものは簡単には治せません。とても運が良ければ、このような毒は時間が経つごとに弱っていくわ。でも、恒久的に治すには、ヴァロの葉で作った特別な軟膏を使うしかありません」
「え?やっぱり病気じゃなくて毒なのか。しかし、どこでそんな毒にやられたかな…」
ハーンナ
「あなたの苦痛は、思いがけない所から来ています。その血に混ざった毒は、普通の物ではありません」
デュプレ
「誰がアバタールにこんなことを?」
ハーンナ
「その感染源は、あなたが刺青を入れた時ではないかと、私は疑っています。リディアがあなたにその刺青を入れたと思いますが、彼女が毒を盛ったとは考えられません。彼女にこの事を尋ねてみると良いでしょう」
「なにー!あの女、間違えて変な薬品でも使ったのか?そういうことなら、謝罪と賠償を要求してこなくてはならんな」
「では、問い詰めてくるとしよう。おーい、リディア!」
リディア
「こんにちは、アバタール」
「体調が悪くなったからヒーラーに見てもらったら、どうやら毒に冒されているみたいなんだ。さっき刺青を入れてもらった時に、何か変な薬品を使わなかったか?」
リディア
「そうよ!分かってしまったのね。ええ、私があなたに毒を盛ったわ」
「ほら、やっぱり!…って、ええ!?わざと?」
リディア
「でも、それが誰の要請によるものかは、言うつもりは無い!
解毒剤なんて無いから、あなたは長く苦しんで死んでいくのよ!軽蔑するわ、悪魔ブリティッシュの手先め!」
「ちょ、ちょっと待て…!」
シャミノ
「アバタールに毒を盛ったのはロード・ブリティッシュのせいだと…?」
リディア
「そうよ、悪鬼ブリティッシュ!
あの怪物が憎い!あいつは悪そのものよ!毒では殺せなかったみたいだから、私が手を下さなくてはならないみたいね。私と戦って倒さないと、ダンジョンに連れて行くことはできないわよ!」
「ダンジョン?何を言っているんだ、この女は…?」
「いかん、これは戦わざるを得ない…!シャミノ、デュプレ、あとは頼んだ!」
こうして、アバタールを殺そうと襲い掛かってくるリディアと戦うこととなった。 しかし、彼女もモニトーの騎士とはいえ、さすがに女1ではアバタール達3人がかりには敵わず、敢え無く討ち取られる…。 |
「成り行き上、仕方なかったとはいえ、殺してしまったか…。しかし、騎士の試験の管理人シュメドもそうだけど、彼女も町にとってわりと重要な人物のような気がするが、こんなことをしてしまって、大丈夫なんだろうか…?」
ベア司令部![]() 彼はベア司令部のリーダーで、槍兵達の司令官でもあります。その地位に相応しい男で、多くの戦いを経て鍛えられたベテランです。彼はゴブリンを非常に嫌っています。 ![]() ルーサーはベア司令部の1人です。戦場では尊敬される戦士ですが、それ以外ではゴロツキのような人ですね。彼には近づかない方がいいでしょう。また、彼は非常に怒りっぽいといわれています。我を失うと、ひたすら剣を振り回し始めます。 ![]() 彼は宿屋スリーピング・ソルジャーの亭主です。静かな男で、モニトーで一番の年長者です。酒を飲むことが好きで、特にファウンの珍しい種類の酒を好んでいます。私は彼に、深酒を止めるよう話したのですが、聞こうとしません。ヒーラーの観点から言うと、禁酒するべきです! ![]() 彼はモニトーの南門を守っており、長年この仕事をしているにもかかわらず、鋭い目をしています。フリッケンは、ベア司令部の1人です。議論好きですが、自分の仕事もしっかりこなす、とても良い人ですよ。 ![]() テンプラーはベア司令部の高潔な騎士で、しばしばトーナメントでも勝利しています。また、彼はゴブリンの専門家でもあります。 ![]() 彼女はモニトーの騎士が試験を突破した時や、何かしら困難な冒険を達成した時に刺青を入れてくれます。 |
ウルフ司令部![]() ブレンダンはウルフ司令部のリーダーです。彼は狡猾な戦士で、聡明な戦略家、ちょっとした悪党でもあります。彼は自分の事を女好きだと思っており、それを弁明しないわけでもありません。 ![]() ルシラは酒場の主人です。本当のことをお話しますと、彼女は浮気者です。悪意があって言っているのではありません。彼女は良い心の持ち主ですよ。 ![]() レンフリーは非常に変わった人です。彼は火葬炉を扱い、町の葬儀屋をしています。彼は愉快な人ですが、自分の仕事を楽しんでいます。 ![]() クライグは戦士でしたが、以前に戦いで腕を負傷してしまいました。今では町の配給係をしています。彼は未だに戦っていた頃の場所をよく訪れています。一人で長い時間散歩をしていますね。 ![]() セリアはモニトーの町の毛皮屋であり、皮なめし工であり、仕立屋です。彼女は時折、町を出入りする罠猟師から毛皮を買っています。セリアは働き者で、現実的な女性ですよ。 ![]() シュメドは兵士でしたが、早いうちに引退し、今では騎士の試験を管理しています。ダンジョン自体が騎士の試験なのです。その仕事に関しては、彼は良い人物ですよ |
レオパルド司令部![]() マーステンはレオパルド司令部の司令官です。やや小柄かもしれませんが、サーペントアイルでも他にいないくらい粘り強い戦士です。彼は荒っぽくて頑強ですが、社交的ですよ。 ![]() とても知性的な、レオパルド司令部の一員です。彼は町の出納官で、家には非常に沢山の本をコレクションしています。彼は不眠症に苦しんでおり、胃腸も神経質です。彼が眠れない時には私の所に来るので、特別な薬を処方しております。彼は泥棒のことで悩んでいるのではと思います。スペクターは町の出納官ですから、お金が合わないと彼が疑われることになります。 ![]() スタンダールは町の武器屋であり鍛冶屋です。彼は誉れ高い戦士で、熟練の職人です。武器や防具を売ってくれますよ。 ![]() アンドラルは戦士ではありません。戦いに関しては、彼はみじめなものだったと聞いているので、それはよいのです。その代わりに、彼は芸術家です。多くの騎士達が彼に自身の石像の製作を依頼しています。 ![]() シャザナは戦闘技術の教官であり、レオパルド司令部の騎士です。いずれ、彼女はモニトーのチャンピオンナイトになるのでは、と言われています。とてもお似合いだと思いますよ! |
奇妙なアイテム ・松ぼっくり これは松ぼっくりね!普通は、この近郊では見つからないものです。北にある大森林の松の木から取れます。 ・月絹のストッキング 素敵のストッキングね!私は普通の女なので、こんな物は履いたことがありません。おそらく、モニトーの女性のほとんどが同じでしょうね。彼女らは皆が騎士ですから!ブレンダンに聞いてみると良いでしょう。彼はとても、オホン、町の外から来た女性に経験がありますから。 ・骨壷 ええ、これは葬式用の骨壷のようですね。私達の町では遺体を火葬して、遺灰をこのような壷に入れる風習があります。たしか…キャラディンが祖父の遺灰を失くして怒っていました。この壷の中身は、それなのではないでしょうか。 ・器具 この奇妙な器具は、私が見たことのある物で、似ているものはありませんね。石像の一種なのか、それとも魔法の道具かしら?ファウンであれば、このような石像のことが分かるでしょう。そしてムーンシェイドは魔術師の町です。そこに行って尋ねてみるのが良いでしょう。 ・軽石 この類の石は、この辺りでは見かけませんね。クライグに聞いてみれば、何かの助けになるかもしれません…。 彼は散歩が好きで、たまに奇妙な石や植物を見つけてきます。時々、私にマンドレイクの値を持って来てくれるんですよ。 ・失くした指輪 魔法の力は無いようですが、見るからに特別な指輪のようですね。ルシラなら、私よりもこういった装飾品に興味があると思います。より詳しく教えてくれることでしょう。 ・毛皮の帽子 この町のセリアは革なめし工であり毛皮屋です。この帽子は彼女の仕事ではないでしょうか。 ・スリッパ きっと、この町には所有者はいないでしょう。配給係のクライグならば、誰がこのようなスリッパを売ったのか知っているかもしれません。 ・胸当て そのことは、武器屋のスタンダールに聞くと良いでしょう。 ・青い卵 ある種の鳥の卵のようですね。殻は厚いですが、そこまで堅くはありません。この殻は雛を寒さから守るためのものでしょうか。私は、北に住む鳥の卵ではないかと思います。 ・奇妙なヘアブラシ そんな物を持って来ないで!知りたいのだったら、テンプラーに尋ねてください… でも、もう二度と持って来ないで! ・ワインのボトル シモンは宿屋で酒場をやっています。珍しい飲物については、この町の誰よりも彼が詳しいですよ。 ・奇妙なコイン これは別の町のコインですね。きっと、スペクターなら分かるでしょう。彼は町の出納官で、他所のコインをモニトーの良質なコインと両替していますから。 ・血塗られた手 これは野戦で失われたもののようですね。誰であれ、失った者は生きてはいないでしょう。腐敗の兆候は無いようなので、ごく最近のものでしょう…。レンフリーに、最近このような怪我をした死体を見なかったか聞いてみると良いでしょう。 ・普通の盾 この盾は、この町の誰もが持っています。緑と白はモニトーと戦士の色です。誰か盾を失くしていないか聞いてみると良いでしょう。 ・輝く石 この輝く石は、どこか別の自然界ではない場所のものですね。こういった石は、ここれでは見たことがありません。 私は、この石から並外れた力を感じます。信じられないエネルギー…隠された能力を…。 ・網タイツ この町にはブレンダンという騎士がいます。恐らく、彼はこういった物を女性から脱がす経験が私よりも多いのではないでしょうか。 |