Ultima Savage Empire
エンディング



黒い巨大なムーンストーンは爆発し、無数の破片となって消えた。







ミルミデックス達は、混乱した様子で周囲を歩き回る。
女王と石を失ったことにより、その目的をも失ってしまったのだ。







アバタールは崩れゆくミルミデックスの巣から生還した。
そして、勝利の喜びに沸く戦士達の先頭を歩くき、ドラム・ヒルへと戻ってきた。

さあ、祝宴だ!







祝宴には全ての部族の人々が集まり、盛大に行われた。
いがみ合っていた部族が並んで座り、互いの和平を誓い合う。

アバタールは、間もなく次の世界へと呼び出されるであろう……。
だが、今夜一晩くらいは、歌と踊りと愛と友情を味わうことができそうだ……。







夜明けに、過去の現実がアバタールを呼び覚ました。
ロード・ブリティッシュの姿が現れたのだ。

ロード・ブリティッシュは言った。
『よくやった。しかし、またそなたの助けが必要となったのだ。
多くの友人と別れる辛さは分かるが、出発の準備をしてくれ……』







アバタールはアイエラに別れを告げる。
しかし彼女はすがる。
『私はあなたの世界を知らない、あなたの世界を知りたい』

しかしアバタールは首を振った。
『私の世界は、君にとって奇怪すぎる。君はここに居た方がいい。
私の心には君のことがあるが、私の使命は彼の世界にあるんだ……』

彼女は涙で頬を濡らす。
『使命を無くしてしまったら、あなたは私の愛した戦士ではなくなってしまう。
あなたは使命を選んで、元の世界へ戻るべき……。
私は全てを失ってしまった……さようなら……』







ロード・ブリティッシュはムーンゲートを出現させた。
ジミー、スペクター、そして戦いに参加したフリッツが荷物を持った。

しかし、ラフキンは荷物を持とうとしない。
『私は行かないよ。誰かが残った方がいいと思う。
別の科学者が来るまで待つさ。達者でな……』

そして、アバタールは友人達と共にムーンゲートに入り、イーオドンの谷を後にした。
またいつか、戻って来れることを信じて……。







そして終了……3ヶ月と6日間の旅であった……













……さて実は、このサベージエンパイアには、条件によっては更なるエンディングがあります。

まず、アイエラに愛の告白をしていない場合には、アイエラとのエピソードがエンディングからカットされます。
救出して仲間にするだけでなく、ちゃんと話して愛の告白をする必要があるのです。





そして!
実はもう1人愛の告白をできる相手がいるのです。


それは、このゲームのヒロインであるアイエラ……の義妹トリスティア!



そう……このサベージエンパイアには、まさかのヒロイン分岐エンディングがあるのです!


トリスティアに告白できる条件は、アイエラが仲間にいないこと、アイエラに愛の告白をしていないこと、みたいです。

つまり、ほぼいつでもOKです。
トリスティアはゲーム開始時の村にいるので、すぐにでも告白できてしまいます。


彼女に告白した場合、アイエラの場合と同じく以下のエピソードがエンディングの間に挟まれます。





アバタールはトリスティアに別れを告げる。
『私は行かなくてはならない。
心が張り裂けそうだが、私の義務はロード・ブリティッシュと共にあるんだ』

トリスティアは魅惑的に笑う。
『私は気にしないわ。別のカッコイイ人……ボトロクって人を見つけたの。
彼は、あなたよりも断然ステキよ。
ほら、さっさとあなたの王様と一緒に行っちゃいなさいよ』




……ひどすぎる(笑)
アバタールのダメ男っぽい表情が哀愁を感じます。
苦労した結末がこれでは、そりゃアバタールが引き篭もりになるのも無理ないってものです。

情報収集がてら話かけた時に間違って告白したら、どうすんだこれ(笑)


最後の最後まで、遊び心がいっぱいのサベージエンパイアでした。


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