Ultima Martian Dreams
エンディング



君はラクサチュクの運命を思い、彼の動かぬ外形の前に立ち尽くした。
彼は自らのプライドと誇大妄想で死に追いやられたのだ。
しばらく後、君はここに来ることになった理由である、世界を救うための任務に心を向けた。




君は転送装置にフロギストナイトを積んだ。
君の友人達が、君の体をドリームマシンに戻し、君は目が覚めた。



気付いたら、アルギレのドリームマシンの部屋であった。



部屋の隅には、夢の世界から転送したフロギストナイトが置いてある。
これを宇宙砲へ持っていけば任務完了だ!


夢の世界から巨大なエネルギーを転送した影響で、現実世界でも地震が小刻みに起こっている。
この星の地表は、もう間もなく大地震と大嵐で消滅してしまうのだ。




オリンパス鉱山の中には、火星探検隊のメンバーが全員集まっていた。
アバタールが燃料を持って戻ってくるのを、ここで待っていたのだ。





中には火星人達もいる。
彼らは夢の世界から脱出し、チュシェケトと同様に機械の体を与えられていた。
滅び行く故郷を目の前にして、彼らは共に地球へ行く決意をしている。





そして、待ち構えていたカーネギーにフロギストナイトを渡す。
これで全てが終わったのだ―










君が取り戻したフロギストナイトは宇宙砲の弾に注入され、ジャック・セガールが謝辞を述べた。
間もなく、皆が地球に帰る準備ができる。





君達のカプセルがオリンパス山の大砲から発射されると、また地震が惑星を揺らした。





数日後、弾丸は大西洋に着水した。
そこを通りかかった船が、君と火星探検隊の生き残りを救助した。




火星探検隊帰還のニュースが広まると、君と博士は英雄として迎えられた。





旅立つ前、君はテスラやフロイトをはじめとする火星での仲間達と集合写真を撮った。
突如、君は気付いた。
この写真は一世紀後に君の家に届けられることになるのだ!





だが、君が20世紀末から召喚されるよりずっと前に、赤い惑星の砂嵐は火星人の文明を全て消し去ってしまうだろう…。




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