Ultima Martian Dreams
06 甦る文明

オリンパスの鉱山でジャンの形見を受け取った後、もう1つのクエストである、ウィリアム・ハーストからの依頼を片付ける。
この山の上に向かったカメラマンを見つけ出し、カメラと写真を入手するというやつだ。
確かに、火星の写真を新聞に掲載できれば特ダネどころではないだろう。
スペクターもカメラくらい持ってくればよかったのに。


鉱山の入口からぐるっと山を迂回し、反対側から山を登る。
そろそろ山頂かといった所に差し掛かかると、そこには妙な生物の集団がいた。



どうやら、この緑色の人間もどきはプロト火星人というようだ。
緑色だし、やはり植物から進化した種なのだろうか。
プロト(試作)とはどういう意味なのか分からないが、いきなり襲い掛かってきて会話はできなかったので戦うしかない。
数は多いがそんなに強い相手ではなく、銃と剣であっさりと返り討ちにしてやった。


そして周囲をよく見回してみると人間の死体らしき物が見つかり、側に拳銃とカメラが落ちていた。



Oh…こんなことだろうと思っていたが、とりあえずカメラが無事でよかった。
それにしても、明らかに危険がいっぱいの星だというのに、何で彼らは単独行動ばっかりするんだろうか。


山を降りてハーストにカメラを見せると、次は中身を現像するように言われる。



ここはもちろん19世紀なので、写真を現像するのも容易ではない。
聞くところによると、エリシウムにいるメリエスが写真技術に詳しいので、彼に聞いてみるとよいとのこと。
しかしエリシウムの住民は皆、現在は火星人に乗っ取られているので、まずは夢の世界に行って彼らを救い出さなくてはならなそうだ。
というか、何もここで現像しなくてもいいだろう…。
地球に帰るまで我慢しようぜ…。







オリンパスの町に戻り、地下で見つけたコントロールパネルをエジソンに渡すと、それを即座にドリームマシン用のパネルに改造してくれた。



これがあればマシンを起動できるということだ。
エジソンであれば、いずれドリームマシンの仕組みを解明することも可能であっただろうに、破壊されてしまうとは実に勿体ない。



続いて、肝心のドリームマシンを警備するルグランに、ジャンの形見のフリーメイソンの記章を見せる。



彼は兄の死を嘆き悲しむが、結局マシンのある部屋に通してくれることになった。
ついでに、フリーメイソンの記章も持って行ってよいとのこと。
いや、いらんのだけど。


そして、部屋の中に入ってドリームマシンに対面。



思ったよりデカイ。
何かの生き物を象っているのだろうか…。
ドラゴンのように見えなくもないが、何とも不気味な外見である。

こいつはセガールが破壊してしまったこともあり、エジソンのコントロールパネルを使っても動く気配はなかったが、マシンの傍に落ちていたヘッドギアは何か に使えそうなので持って行くことにした。
今現在ちゃんと動くドリームマシンは、火星人の住むエリシウムの町と、追放された男・マーカスの暮らしていたヘラスの町にしかなさそうだ。
聞いた話によると、ヘラスのドリームマシンは通行不可能な運河の向こう側にあるというので、まずは電力を復旧させて橋を架けないとならなそう。

しかし、これでようやく様々なプロセスが一本につながった感じがする。








それでは発電所に行く。
壊れたコンベアベルトは町で修復したので、これを再び元の場所に置けばOKだ。



これでコンベアは元に戻り、石炭を運ぶロボットが再び坑道とコンベアの往復を始めるようになる。
しかし、コンベアは直ったものの、まだ動いていない。
動力をONにしないとならないのだ。
ここにいるロボット達から聞いた情報によると、炉に火を起こすことでボイラーが熱されて発電されるということ。
一旦電気が起これば、あとはコンベアが自動的に石炭を運んで供給し続けてくれるらしい。
じゃあ、いってみよう。



その辺に落ちている石炭を炉に投下する。
この石炭は、スコップを使わないと運ぶことができないため、最初はどうして動かせずに途方に暮れたものだ。

炉に石炭を投下したら即座に炉に火が着いた。
マッチや酸素石などのアイテムも使用するかと思ったが、それらは不要だったようだ。
同時にボイラーやコンベアが動き、周囲の電灯も一斉に点灯した。



発電成功だ!あとはロボット達が勝手に装置を動かし続けてくれる。

 


電力復旧に伴い、施設の中にあった自動ドアも開くようになった。
奥には大量の酸素石が貯蔵されている部屋も。



ここだけで実に500個以上の酸素石を入手したので、当面は酸欠になることはないだろう。
これは火星では通貨としても使われているので、一気に大金持ちだ。



そして、坑道の奥の扉も開くようになったので、そこから外に出る。
と、そこには鉄塔が何本も立っていた。



いずれの塔も切れた電線が付いており、なんだかバチバチしている。
聞いた話だと、これは送電塔であり、この塔を通じて火星全土に電力送られているらしい。
こいつを何とかして修理しないことには、せっかく発電に成功しても意味がないというわけだ。
手持ちのアイテムを見回してみると、さっき工場の中で見つけたケーブルドラムがあった。
このケーブルを新たに繋ぎ直せばいけそうな感じである。


このアイテムは、普通にアイテムを使っただけでは何も起こらず、ペンチを使ってケーブルを切らなくてはならない。
さらに、素手で触れると感電してダメージを受けるから、ゴム手袋を装備しておく必要があるようだ。
ゴム手袋程度じゃどうにもならないと思うし、そもそも本来は電気を一旦止めてからやるべき作業だと思うが、ほんとよくやるわ。

 


こうして、アバタールの身を挺した作業によって電力は完全に復旧した。
これで、町にある街灯は明るく輝き、スイッチを押せば橋が降りるようになったのだ。




それだけではない。
閉ざされていた扉も開くようになり、町の近くにある不思議な装置も使えるようになった。



この4本のシリンダーは、それぞれエリシウム、オリンパス、アルギレ、ヘラスの4都市に対応しているらしく、中に入ることで、それぞれの都市の付近に設置 されている同施設に転送してくれるのだ。
前作Savage Empireにもあったが、超文明の転送装置というわけだ。

しかし、アルギレの都市だけは入口を塞がれてしまっているので、この装置を使っても入ることはできなかった。
これで移動は大幅に楽になった。



ここには、不穏な動きをするラスプーチンの一行がいると言われているが…。







運河の向こうにも渡れるようになったので、もう火星中で行けない場所はないだろう。
とりあえず、目的のドリームマシンを探すためにヘラスの町にワープし、運河の橋を降ろして都市の対岸部へと渡る。




この運河には、大砲が備え付けられている地点が何箇所かある。
これは主人がいなくなった現在でも、ちゃんと発射できる代物だ。



やはり、火星人達にも争いの歴史があったということだな。



向こう岸にある建物を探すと、はたしてそこには、オリンパスで見たものと同じ形状の装置が安置されていた。
こいつは壊れてはいないようだから、起動させれば夢の世界へと行くことができる。




まずはエジソン作のコントロールパネルを外部デバイスに入れ、オリンパスで見つけたヘッドギアをマシンに装着。
そして鉱山で見つけたラジウムの結晶を、後部にある窪みに嵌めこんで動力を入れる。
これで起動の準備が整う。



さらに、アバタールが1人で座席に座ると同時に、仲間の誰かをソロモードで動かしてコントロールパネルを操作しなくてはならない。
ウルティマって、こういう所がやけに細かいゲームなんだよな。

ともあれ、いよいよ噂のドリームマシンを起動だ!

 

こうして、アバタールは夢の世界へと旅立つ。



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