The Elder Scrolls5 - Skyrim
プレイ記録03 リバーウッド


スカイリムというのは、この世界全体を指す名称のようだ。
ヘルゲン砦から脱出したことで、ようやくスカイリムの本編が始まったと言える。

さて、共に砦を脱出した頼れる帝国兵ハドバルだが、ここで別行動をしようと言い出す。
自分の叔父がこの付近のリバーウッドの村で暮らしているから、会って手助けしてもらうといいとのこと。



そして、おまえのような人間が今の帝国には必要だから、是非ともソリチュードへ行って帝国軍に加わってくれと説得された。
あのドラゴンを反乱軍ストームクロークが使役していたのだとすると、帝国のテュリウス将軍しか止めることはできないそうだ。
反乱軍リーダーのウルフリックは英雄と崇められているが、自身がスカイリム上級王になりたいだけだ、彼は言う。




今の所、世界の情勢はもちろん、周辺の地理や歴史なども全く知らないので、とりあえず彼の助言に従がって帝国の様子を見に行くことにした。
砦の中ではハドバルに頼りっぱなしだったが、これからは1人で戦わなくてはならない。
世界も不安になるほど広い。



教わった方角を目指して、野を駆け森を抜け、全力で走る。
そう、こいつ常に全力ダッシュなんだ。操作しにくいったらない。



森の中をウロウロしていると、どこからともなく狼が襲ってくる。



操作に慣れていないので武器の照準が上手く定まらないが、狼くらいであれば鉄の剣で2〜3発で倒せる。
こちらのHPは時間と共に割と早く回復するので、ダメージを受けてもあまり気にはならない。



こうして野山を彷徨っていると、不意に人間の声が聞こえた。
おお、やっと集落に着いたか、と喜んで周囲を見回すと、突然背後からモヒカンヘアーの女が剣を手にして走ってきた!



どうやら彼女は山賊で、ここはその住処だったようだ。
慌てて剣を振り回していたら、このモヒカン山賊は意外とあっさり倒せた。
この主人公、実は結構強いのかもしれない。




彼女が持っていた鋼鉄の剣を奪い取り、山肌にある扉を開けて中に入ってみると、そこは鉱山だった。



エンバーシャード鉱山という名前のようだ。
目指していたのはリバーウッド村だったのだが、全然違う方向に歩いていたらしい。
さすがにちょっと手強そうな様子だ。
まだレベル1だし、いきなりこんな危険そうな所に入るべきじゃないな。
山賊殺しといてなんだけど、ここは出直すとしますか。



今度はよく方角を確認しながら進み、無事に村を発見した。



やれやれ、やっと見つけた。
ハドバルからは鍛冶屋の叔父に会えと言われていたが、誰が誰だか分からないから、とりあえず目に付いた人に話しかけてみる。




この母子は、あの砦に現れたドラゴンのことを話していた。
ドラゴンなんているわけがない、というのが共通認識のようなので、皆半信半疑のようだ。

この息子スヴェンは、カミラ・バレリウスという女性に恋をしているらしく、この手紙を渡してほしいと唐突に頼まれた。



いきなりのことで何が何だか分からないが、これはフェンダルという男が書いたように見せかけた偽の手紙のようだ。
フェンダルというのはカミラを狙う恋敵のようである。
見ず知らずの旅人にそんなこと頼むとは、彼はゆとりなのだろうか。


村にはリバーウッド・トレーダーという商店があった。
さっきの老母ヒルデの話だと、ここは少し前に略奪にあったらしい。



中に入ると、店主と女性が言い争っている。
店主に詳しい話を聞いてみると、数日前に盗賊団に教われて、金の爪なるアイテムを奪われてしまったそうだ。
そこで、この妹のカミラが取り返しに行こうとしていたが、危険なので止めるんだ!と言い合っていたと。
ほほう、ここは私の出番のようですな。



爪を取り返す仕事を請け負うと、店主は盗賊の居場所を教えてくれた。
町から北東に向かった所にあるブリーク・フォール墓地という所にいるらしい。
RPGの序盤クエストの定番中の定番である盗賊退治だ。
盗賊なんてボコボコにしてやんよ。


この商店で不要な持ち物を売り払い金に換えておいた。



このゲームでの取引は、たとえ商店であろうとアイテムや所持金に限度があるため、無限に売り買いすることはできないようだ。
また、他人の所有している物を取ることは窃盗行為となるようである。
この辺はウルティマと同じだ。
盗んでもバレなければOKなのか、カルマのようなパラメータがあるのか、気になるところ。



そして、この店主と言い争っていた妹というのが、さっきのゆとり青年スヴェンから偽の手紙を渡すように頼まれた、カミラ・バレリウスであった。
どぎつい顔だが、スカイリム的には美人のカテゴリーに入るのだろう。



彼女に手紙を渡すこともできるし、スヴェンの企てをバラすこともできるようだ。
もう1人の関係人物フェンダルと会ってから、どうするべきか判断することにした。



続いてこちらは村にある宿屋兼酒場のスリーピングジャイアントという店。
料理を買って食べたり、部屋を借りて寝泊りができる。



こういった中世の酒場ってのは何とも言えず味わいのある雰囲気だ。
どこからともなく詩人の楽曲も聞こえてくる。


と思って後ろを見たら、さっきのゆとり青年スヴェンが太鼓を叩き鳴らして歌っていた。



おまえバードだったのか。
彼はソリチュードの吟遊詩人大学という所で音楽を習ったらしく、なかなかの腕前である。
ちなみに、このスカイリム日本語版では人々のセリフは全て日本語のボイスに吹き替えられており、この詩人が歌う楽曲も同様に日本語訳された音声が入ってい る。
しかし、元々こういった曲はフレーズに合わせた歌詞となっているので、翻訳すると非常に収まりが悪くなる。
音楽に合わせて日本語で無理矢理に歌っている様子はなかなか面白い。


ついでに、宿屋の主人オーグナーから山賊討伐の情報も聞く。
さっきの金の爪のクエストとは別件のようだが、覚えておこう。






さて、こうして村を歩いていると、ようやく鍛冶屋を見つけた。
ここの主人が、バドバルの親戚アルヴォアという者だった。



話は聞いているから、できる限りの協力をしようと申し出てくれた。
ありがてえ、ありがてえ。
常識の範囲内で家にある物を持っていっていいと言うので、宝石やら金貨やら根こそぎいただいておいた。
ありがてえ、ありがてえ。

彼からは、この世界の政治情勢も簡単に教えてもらった。
スカイリムにはいくつかの城砦都市があり、それぞれ首長が治めているようだ。
そのうちの1つがストームクロークの首長ウルフリックで、彼がソリチュードの首長を暗殺したことで戦乱が起こったらしい。
このリバーウッドが属しているホワイトラン城砦にも行ってみるよう勧められた。
ホワイトランの首長はバルグルーフという者で、帝国側でもストームクローク側でもないようだ。


ついでに、ここには先ほど別れたハドバルもいた。
どうせここに来るなら一緒に連れてってくれてもよかったのに。






といったところで日も暮れたので、宿屋で休むことにした。
連行されて処刑されそうになってから、ドラゴンに襲われて砦を探索して野山を駆けてと、実に長い1日だった。



しかし、こんな小さな村だというのに、あまりにも広大なマップと細かなオブジェクトに唖然とする。
人々と話したり、アイテムを探したり、本を読んだり、なんてしていたら時間がいくらあっても足りないだろう。



翌朝、世界の広さを噛み締めながらベンチに腰掛け、しばし無気力な時間を過ごす。
少年、君も大人になったら分かる時が来るさ…。






とりあえず村の探索は中断して、商店を襲った盗賊がいるというブリーク・フォール墓地へ向かってみることにした。



まあ話を聞くに、そんなに遠い所ではないだろう。
穏やかな山の風景を見ながらピクニックのようなものだな。



と思ったが…



道はどんどん険しくなり、空も吹雪いてきた。
こいつは半袖半ズボンで歩けるような所じゃないぜ!

雪降り積もる山を駆け登っていくと、彼方に塔のような高い建物が見える。
墓地というには、ちょっと違う気がするが…。



塔の前まで近づくと、そこでたむろっていた山賊3人に襲われた。
ヘイ、おまえらが商店を襲った悪党かね?



3対1では少々厳しいかとも思ったが、やはりこの主人公はなかなかの強さだ。
鋼鉄の剣とダガーの二刀流で、あっという間に山賊共を切り伏せる。



こいつは帝国軍が勧誘するのも頷けるものだ。



ここでレベルが2に上がる。



スカイリムでは、片手武器、破壊(魔法)、ステルスなどの数多くのスキルレベルを上げていくことで、総合レベルが上がるシステムとなっている。
総合レベルが上がるとステータスの上昇と、スキルに対応した特技を1つだけ覚えることができる。
今回は回復のスキルから、『回復術の素人』を習得した。



変な名前だが、これは日本語訳が悪い。
ノービス(初級者)クラスの回復術の消費マジカ(MP)を半分にしてくれるという特技である。


しかし、塔の中には肝心の金の爪は見当たらなかった。
ここは明らかに墓地ではないしな。



山賊達が見張りに使っている塔なのだろうか。


なお、この強靭な男であっても塔から足を踏み外して落下したらあっけなく死ぬ。
 


RPGでも高いところから飛び降りたら死ぬってのは、昔ながらの洋ゲーらしさだ。


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