ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(FC)
第11章 ノルダの奴隷市場




いよいよ次はアカネイアです。
ドルーア帝国に占領されたアカネイアの首都パレスを奪還するため、マルスらはまず城下町ノルダで敵軍と戦ったのでした。


ここでは、敵軍にシューターが初登場します。



このシューターは、SFC版以降だと移動できない代わりに、非常に遠い距離から攻撃をしてくる砲台のようなユニットでしたが、このファミコン版では射程が弓兵と同じです。
しかし、攻撃力と守備力が高く、短い距離ながら移動もできるため、性能的にはアーマーナイト+弓兵といった感じでしょうか。
遠くから攻撃される心配は無いのですが、近づいて攻撃してもなかなか倒せないので、これはこれで厄介な相手です。


開始後、まずはミネルバとシーダを東の山の向こうにある村に派遣して、周辺にたむろする傭兵達を殲滅します。



守備力の高いミネルバは、こいつらの攻撃を完全に無効化するため、これを機に経験値を稼いでおきました。


そして、マルスで村に入り、奴隷商人に捕えられている魔道士リンダを仲間に加えます。



リンダは、実はミロア大司祭の娘ということで、父の遺品であるオーラの魔道書を持っています。
この魔法は固定ダメージ20、追撃まで発生したら40というゲーム中で最大の威力を持ち、エクスカリバーと並ぶ必殺の魔法です。
反面、リンダ自身は守備力も低く素早さもあまり高くなく、むやみに切り込むとあっさり死ぬため、マリクと同じく強敵用の切り札として使っていくことになるでしょう。





さて、次は北側の砦を越えてパレス城に攻め込みます。
入口にいるシューターや騎兵を倒して内部に入ると、早くもこのマップのボスであるマムクートのショーゼンと戦うことになります。
彼は前マップのマムクートと違って自ら移動してくるため、遠距離から安全に攻撃というわけにはいきません。さらに付近にはスナイパーもいるため、2人を同時に相手にしなくてはならず、生半可な強さのユニットを出すと危険です。
SFC版と違い、マムクートの攻撃は守備力で軽減できるため、ここはアーマー並の堅い肉体を持つバーツで誘き寄せます。



バーツの腕力であれば市販の鋼の斧でも火竜の装甲を貫けるため、互角以上の勝負となりました。
まさしく、彼こそがドラゴンキラーです。


ショーゼンとスナイパーを倒したら、もう敵はいません。あとは城を制圧するだけですが、その前に敵シューターのジェイクをシーダで説得して仲間に引き込みます。



SFC版ではシューターというクラス自体が味方ユニットからいなくなってしまいましたが、このファミコン版では使い方によってはなかなか有用です。
なにせ非常に固い上に、アーマーやドラゴンナイトと違って弱点がほぼ無いため、壁にしておくだけでも活躍できるし、初期装備のクインクレインは飛行ユニットを瞬殺できる破壊力です。
欠点は終盤まで武器の補充ができないことで、これが割と致命的だったりしますが…。



このジェイクは成長率もそこそこなので、育てれば結構強くなります。
味方の弓兵はいまいち頼りないのばかりなので、彼を起用してみようかな。



全ての敵を倒して城を制圧する前に、ミネルバにスピードリングを使用しておきました。



ファミコン版のドラゴンナイトは速さがかなり低いため、ここで補っておきます。
一気に6も上がったので、十分に追撃を出せるスピードとなりました。
ミネルバはまだまだレベルも多く上がる余地があるので、バーツと並んでエースになりそうな予感。
一方で、レベル10を超えたユニットは成長機会も限られているので、見切りをつけて戦力外にした方がいい者もちらほら…。
上級職から開始するユニットも、ここらで仲間になり始めるので、どちらを育てていくか悩ましいところです。

(+は上昇したステータス )

名前 LV 武器 速さ 幸運 守備 HP
マルス 9 9 8 9 9 13 9 33
シーダ 10+ 4 13+ 14+ 20 14 10 19
アベル 11 9 13 12 10 5 8 25
カイン 12+ 10 11+ 13+ 12 8 9 28+
オグマ 11 10 11 13 14 7 8 27
バーツ 13+ 15 9 8 13+ 12 11 28+
カシム 11+ 11 5 7 9+ 4+ 6 25+
ジュリアン 8 7 8 2 15 11 6 21
ナバール 11 8 14 12 14 4 7 26
マリク 9+ 1 6 11+ 9+ 6 5 27+
ウェンデル 6+ 3 4+ 11 14 9 9 25+
ウルフ 11+ 7 5 13+ 12+ 9 5 25+
ジョルジュ 5+ 7 11 11 12 4 8 27+
ミネルバ 3+ 10+ 3 11 13 1+ 15+ 22
リンダ 1 1 4 7 7 7 3 20
ジェイク 1 5 1 8 3 3 14 20


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