前章でカチュアから依頼されたマルス達は、ミネルバの妹マリアを助けるためディール要塞とやらに攻め込みます。
ここは野戦と城内戦とが並行されるため、ユニットの役割を考えた進軍をしなくてはならないマップです。
第一目標は、この砦の奥に囚われたマリアを助け出すことですが、この中には銀の弓を装備したスナイパーが守備をしています。
名も無き雑兵とはいえ、大陸一のジョルジュに匹敵する強さのスナイパーなので、簡単には突破できません。
そして、自軍が砦の中に突入するあたりで、敵のドラゴンナイト隊が後ろから迫ってきます。
ドラゴンナイトは非常に堅いため、弓兵と魔道士を配置。
カシムの力が結構上がっているので、ボウガンを持たせておけば簡単に射落としてくれます。
そして、砦の中では問題の銀の弓持ちスナイパーと戦わなくてはなりません。
こいつはアーチャーにブロックされているため攻撃が届かず、誘き寄せようにも、近づくとお供のアーチャーの射程内にも入ってしまうため、生半可なユニットだと一斉攻撃を受けて戦死してしまいます。
スナイパーは攻撃力も攻撃速度も非常に高いため、カイン・アベルでも必殺を受けたら即死してしまうし、バーツも追撃を受けたら危険です。
そこで抜擢したのは、アーマーナイトのロジャー。
この男の守備力であれば、必殺攻撃を受けたとしても何とか耐え切れます。
ゲーム中で初めてアーマーナイトが活躍した場面です。
ちなみに、ドーガだと必殺を喰らったらアウトなので、ここはロジャーじゃなくてはなりません。
こうして、誘き寄せたスナイパーを次のターンに囲んで倒し、そのまま奥の牢にいる僧侶マリアを救出します。
このマリアは能力値が非常に低く、特に速さが2しかなく、アーマーナイト以下の数値です。
これでは、どんな敵からも追撃を受けてしまうため、経験値を稼ぐことすら難しい上に、成長率も大半が0%という、どうしようもないキャラです。
僧侶なので杖さえ使えればいいのですが、それにしても使うのを躊躇われるような能力です。
マリアを救助したら、次はボスまでショートカットするために、砦の北側の扉付近にいる勇者を倒します。
こいつも上級職だけあって手強い相手ですが、装備しているのはアーマーキラーなので、攻撃力はさほど高くありません。
自軍のエースであるバーツならば、勇者相手でもタイマンで十分に倒せます。
この勇者は、クラスチェンジアイテムである『勇者の証』を落とします。
つまり、ここから先は上級職にクラスチェンジするのが前提の難易度となっていくということ。
クラスチェンジ無しという縛りがジワジワと厳しくなってくるのは、このあたりからでしょうか。
勇者を倒して扉を開いたら、その辺をうろうろしているミネルバと話して仲間にします。
通常では、シーダや後に加わるペガサス三姉妹をクラスチェンジさせた方が圧倒的に強いため、後半以降はあまり使われなくなるミネルバですが、今回の縛りでは自軍で唯一のドラゴンナイトです。
特にファミコン版では守備力14と非常に堅く、その機動力と合わせて活躍してくれるでしょう。
後は、これといった敵もいないので、東から沸いてくる増援を迎え撃った後に、ボスのジューコフをエクスカリバーで片付けます。
相変わらず、ボスは存在感が皆無ですね。
城を制圧すると、ニーナ様が唐突にミロア大司祭という人物の話をしてきます。
この話が、次の章の布石になっております。
さて、主力のレベルも大分上がってきましたが、バーツ以外はイマイチ頼りないです。
序盤であれほど優秀だったカインやシーダも、ここのところすっかり成長が止まってしまい、全体的に停滞モード。
ナバールなどは、ヘタしたらジュリアンにも追い抜かれかねないです。
一方、ロジャーはアーマーとしては優秀だけど、新しく加わったミネルバの方が守備力も高いし機動力もあるしで圧倒的に使いやすいので、ここらで二軍落ちかな。