次は、SFC版で削られてしまったマップその2、ペラティの火竜です。
マムクート支配するのペラティ王国へと逃げたマルス達ですが、彼らからは侵略者とみなされて攻撃を受けてしまいます。
タイトルのとおり、ここでは敵として始めて火竜のマムクートがボスとして登場するのですが、その他の敵は海賊ばかりなので、前回のワーレンに比べれば穏やかなマップです。
まずは主力を中央まで進軍させて海賊と戦わせます。
そして、マルスは東の村に向かわせて、ここにいるスナイパーのジョルジュを仲間に加えます。
このジョルジュは『大陸一の弓騎士』と称される射手で、ゲーム中では唯一最初からスナイパーで登場し、現時点のゴードンやカシムなどのより数段上の実力を持つユニットです。
しかし、確かに現時点では非常に強いものの、このゲームでは上級職にクラスチェンジしたら、そのクラスの基本値まで能力値が引き上げられるというシステムのため、これを考慮すると彼の能力は決して高くはありません。
スナイパーのクラス基本値は《力7、技10、武器10、速さ14、守備7、HP24》で、仮にゴードンがクラスチェンジしたとしても、全能力が最低ここまでは上がることになります。
しかし、このジョルジュは守備だけは辛うじて1だけ上回っているものの、弓兵として非常に重要なパラメータである速さは、基本能力にすら達していないことになります。
更に重要なことに、ジョルジュは成長率も非常に低く、全キャラの中でも下から数えた方が速いような有様のため、ヘタしたらクラスチェンジできないカシムやウルフなどにも最終的に追い抜かれる可能性があるほどです。
後々に雑魚敵で出てくるスナイパーにも明らかに劣るこのジョルジュに、なぜ大陸一の称号が付いているのか甚だ謎なところですが、現状では強いことに間違いないし、今回のクラスチェンジ無し縛りでは成長率の低さを考慮しても十分な活躍が見込めます。
さて、ジョルジュを加えたマルス達ですが、目の前にはデビルアクスを装備した海賊が迫っているので、さっそく大陸一の弓で射殺します。
使うとダメージが自分に返ってくる可能性のあるデビルアクスですが、敵が使う場合に限って呪いの効果は無くなっているため、まともに戦うと損です。
中央部では、橋を境に敵と正面からぶつかります。
スピードの遅い斧戦士や、装甲の柔らかいハンターばかりなので、ここは力押しで問題なし。
一定ターンが経過したら、島にある砦から増援が出てくるので、これもまとめて経験値に変換。
海賊や盗賊は、レベルを上げにくいユニットを育てるチャンスです。
ついでに、ここでマルスに天使の衣を使っておきます。
誰に使おうか迷いましたが、やはり死んだらゲームオーバーのマルスがベターでしょう。
増援も全部倒したら、ボスのマヌーを攻撃。
火竜は近距離攻撃しかできないので、魔法で安全安心です。
城を制圧したところで、以前レフカンディで戦ったマケドニアのミネルバ隊の１人、カチュアがマルスの元にやってきて、囚われたミネルバの妹、マリアを助けてほしいと頼み、次の章に移行します。
この第9章は、前マップに比べると急激に簡単になったように感じるし、先に攻撃されたとはいえ、難を逃れるために来ただけのペラティ王国を特に意味も無く滅ぼしてしまったような感じなので、ストーリー上よろしくないという理由もあって削られてしまったのでしょうかね。
今回は皆そこそこ良い成長をしてくれましたが、今後の伸びしろも見えてきた中で、アベル、ナバール、ハーディンあたりは、このままだと厳しくなってきました。
なお、大陸一のジョルジュはいきなり無音レベルアップを叩き出したので、この先がとても不安です。