ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(FC)
第2章 ガルダの海賊




第2章は港町ガルダを海賊から開放する戦いです。
開始と共に、タリス王から寄越された傭兵オグマと、その部下であるサジマジバーツが仲間に加わります。
ここで重要なのは戦士バーツ。
ファミコン版ではサジマジの色違いなので、あまり重く用いられることのない男だけど、実はその成長率はオグマ隊長を上回っていて、初期能力もかなり高いのです。



使い勝手の悪い斧を武器としていることと、クラスチェンジができないことを差し引いても、通常の一軍キャラにも引けを取らないため、今回の縛りではエース候補となる資質を持ちます。
ついに斧の時代が来た!

また、おまけで付いてくるサジとマジについても、このファミコン版では決して成長率は低くはなく、共に重要なパラメータである力、守備力、HPの伸びが良いため、彼らも下手したらソシアルナイト達よりも強くなる可能性があります。
逆にオグマ隊長の方が、力や守備がヘタれて一軍落ちする可能性があるくらいです。
こればかりは運なので、控えメンバーは手厚く育てていきたいところ。


さて、このマップは北に陣取る一団と、西から迫るソシアルナイトを含んだ一団が主な敵となります。



北の海賊は乱戦になるのを防ぐため、ドーガやジェイガンらの頑丈なユニットで沿岸と橋を塞ぎ、手槍や弓で遠距離攻撃して倒す。
初代暗黒竜では、どんな雑魚からも必殺攻撃を受ける可能性があるため、遠距離攻撃で削ることは非常に重要です。
ひ弱なゴードンであっても、使用価値はそこにあります。


ここに群がる海賊の中には、マルスに近寄ってきて仲間になる者がいます。



彼は船乗りダロス、SFC版の移植では削られてまったキャラです。
クラスが海賊というだけあり、海エリアにも入ることができる希少なユニットなのですが、技が2しかない上に、その成長率が0%と、今後伸びる見込みが一切無い。
武器が斧ということもあり、序盤ですら既に危うい命中率なのに、苛烈な後半戦には到底耐えられそうにもない者です。
しかも、特徴である海エリア移動は、飛行ユニットがいれば必要なくなるため、当然即二軍行き。
仲間にする前に、瀕死の状態にまで痛めつけて経験値を稼ぎたかったくらいですな。


また、西にいる一団の中には、シーダの説得により寝返るハンターのカシムがいます。



SFC版では情けない顔になり、再登場した二部でも病気の母をダシに金をせびる強欲なキャラにされてしまったため、好んで使っていた人は少ないだろうと思われます。
しかし、このファミコンではハンターはクラスチェンジこそできないものの、ハンコで押したような顔ばかりの弓兵の中で、彼は凛々しい顔グラを当てられており、成長率も随一。
何故あのような酷い扱いになってしまったのか…。


カシムを仲間に加えたら、もう残る敵はほとんどいないので、順次ボスに進撃していきます。
その間、生き残った盗賊が執拗にリフを攻撃してきたけど、砦に篭って延々と攻撃させて経験値を稼いでおきます。



攻撃力の低い盗賊なら、いくらリフでも一撃ではやられないので、その気になればここでレベル20まで上げるのも容易いでしょう。やらないけど。


ボスのゴメスは手斧を装備しているため、遠距離から削ることはせず、主力で一気に斬り込む。
ドーガでも再攻撃できるほど斧戦士というのはトロい相手であるので、特に手こずることもなく、さっくりと倒します。




この辺は初期能力でも余裕で勝てる敵ばかりなので問題ないけど、すでにアベルの能力の伸びが怪しい。
こういうのって、なぜか期待値通りにはいかないんだよなぁ…。
オグマ隊長も、いきなり武器レベルとHPだけアップというお茶目な姿を見せてくれたけど、次はちゃんと伸びてくれると信じている。

(+は上昇したステータス )

名前 LV 武器 速さ 幸運 守備 HP
マルス 2 6 4 6 7 8 7 19
シーダ 2+ 3 6 8+ 13+ 10+ 8+ 16
ジェイガン 1 7 10 10 12 9 7 20
アベル 3+ 6 9+ 6 7 2 7 20+
カイン 2+ 7 6+ 6+ 7+ 3 7 19+
ドーガ 2+ 7 4+ 5+ 3 1 11 19+
ゴードン 2+ 5 1 6+ 4 4 6 17+
リフ 5+++ 1 5 3 8+ 1 3 16
オグマ 3+ 6 11 7+ 12 3 6 21+
バーツ 5 10 6 6 9 5 5 24
サジ 3 8 4 5 7 1 5 20
マジ 3 7 5 3 9 5 5 20
カシム 3 7 2 6 6 2 4 21
ダロス 3 6 2 6 7 5 5 21


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