The Bard's Tale プレイ記録
12 激闘
次は4階。
上がってくるなり、いきなりマンガーのクリプト(聖堂)という部屋があった。
礼拝堂を思わせるようなただっ広い部屋だ。
ここにはどんな悪辣な罠が仕掛けられているんだろうかと注意して進む。
そして奥には黒く大きな棺が置かれていた。
たとえ聖人の墓だろうが掘り起こすのが冒険者達。
一切の躊躇もせずに棺を開ける。
中から出てきたのは…
ヴァンパイアロード!
こいつが出てくると、いよいよ正念場といった感じである。
まあ、単体であれば別段恐れることはないので、あっさり倒す。
いかにも中ボス的な存在っぽいが、このフロアの雑魚敵としても普通に登場する。
ヴァンパイアロード×5とか、そういった感じでだ。
この場合は、相手のヴァンパイアロード5人が必ず最初に攻撃してくるので、もうたまらんぜよ。
お供が30匹くらい付いてたら、間違いなく前衛は壊滅する。
しかし、全員DEXが18でスピードブーツとか装備しても敵の方が早く行動するってのは、レベルが足りないからなのか…。
それとも、これは決して変わることのない順番なのか…?
さらに先に進むと、通路に2匹のドラゴンが眠っており、パーティーが通ろうとすると目を覚まして襲ってきた。
こちらもイベントバトルのようだ。
相手はブレスの強力なレッドドラゴンであるが、出現したのは2匹だけなので楽勝。
そう、相手の数が少なければ何てことはないんだ。
で、こいつらを倒した先には、またしても口壁リドルがあった。
今回の質問は、『オーディンの偉大なる息子の名を答えよ』、であった。
これは簡単だ。
確か最初に入った下水道の壁にも書いてあったし、北欧神話を多少知っていれば解ける問題である。
答えは『THOR(トール)』
自信を持って答えると、口壁からトールの像というアイテムを入手した。
この像というアイテムには、他にもオーガの像やジャイアントの像、サムライの像などがあり、それぞれ使用することで同名のモンスターを召喚できるものだ。
ということは…。
うおお!トールを召喚できた!
北欧神話の超強力神が我らの支配下に!
アイテムは1度使うと消滅してしまうが、このフロアに入るたびにリドルは復活するので、毎回必ずトールを召喚できるということだ。
グレーターデーモンとデーモンロードは早くもお払い箱…。
強すぎる雑魚敵とまともに戦っても不毛なだけなので、ひたすら逃げ続けてマッピングのみに集中したいのだが、逃走できる確率もかなり低くなってきた。
逃走失敗しても敵の攻撃を受けることはないため、戦闘になったら必ず毎ターン逃走を試みている。
ここから先は、どれだけボロボロになっても出来る限りマッピングをし、全滅したらリセット…そんな感じで少しずつ歩を進めていく。
あ、ちなみにトールは別にそんなに強くなかった。
攻撃にクリティカル効果があるものの、HPはそこまで高くないのでブレスとか喰らったら普通に死ぬ。
トールやデーモンロードが弱いというよりも、ここの敵がちょっと強すぎるような気がしてきた。
さて、4階の探索を続けていると、不意に周囲の様子が変わった。
今までに通った部屋や通路が明らかに違った形になっている。
またワープゾーンに入ったのかと座標を確認するも、間違いなく今までに通った場所である。
これは一体、どういうことだ?
周囲を注意深く観察してみると、ある法則に気付く。
どうやら全ての壁が扉となり、逆に扉だった部分が壁に変わっていたようであった。
おそらく、途中で壁と扉を切り替えるスイッチのようなものがあり、それを踏んだのだろう。
これによって、壁という壁が通過できるようになり、あっという間にフロア全体のマッピングが完了した。
<マンガーの塔4階 マップ>
5階に上がるための天井の穴も発見。
4階は大きな空洞がフロアの大半を占めていたので、今までの階に比べて探索がかなり楽であった。
いよいよ次が最上階だという言葉、信じているぞキリアラン…。
「強大なるお方に敵対する者に死を!」という壁のメッセージを口火に5階の探索が始まった。
この階は敵が本当に強く、もうシャレにならない。
ストームジャイアントやバンダースナッチ、アークメイジなどなど、今までの強敵を超える最強の敵が立ち塞がる。
雷神トールですら瞬殺される有様だ。
一見大したことなさそうな敵でも魔法一発で倒せないし、数もスピードも攻撃力もやばいやばい。
もう、まともに探索できるようなレベルじゃない。
何度もリセットしつつマップを完成させて、何とかマンガーまで辿り着ける最短ルートを見つけ出さないといけない。
恐ろしいのは敵だけではない。
とある部屋に入るなり、いきなりカーネイがPOSS(憑依)状態となって戦闘になってしまったのだ。
憑依は最も危険な状態異常の1つで、そのキャラクターは一切の命令を受け付けず味方に攻撃をし続けてしまう。
この部屋は必ず通らなくてはならないので、探索の度に必ず誰かが憑依されてしまうという、恐ろしい仕掛けであった。
同じような状態異常の発狂と違って、こちらはヒーラー以外では治療は不可能……と思っていた。
実は、治すための呪文はウィザードが覚えるのだが、あまりマニュアルを読んでいなかったせいで、これをプレイしている時はその呪文の存在を知らなかったの
だ。
そのため、憑依されたキャラは殺すしかないと思い込み、このステータス異常になる度に皆でリンチして殺していたのだ。
ほら、昔のヨーロッパって、ちょっとおかしくなった人とかを、悪魔に憑かれたとか言って村中で秘密裏のうちに抹殺したりするようなイメージがあるじゃな
い。
実際そうするしかないと思い込んでたわけよ。
死んだ後に復活させても状態は戻らなくて一切の命令は不可能だけど、その代わり味方を襲うことはなくなるようだったから、攻撃しかできない前衛のキャラが
憑依される分には特に問題ないかと思ってたんですよ。
むしろ、後列に配置しても何故か攻撃してくれるからラッキーってくらいな…。
はい、これは完全に自分のせいです。
無駄に難易度上げてました。
それにしても、5階に入ってから何度全滅したことか…。
いや、5階にすら辿り着かない時もある。
テレポートの呪文で行けるのは3階までなので、そこから結構な距離を歩いて、何度も戦闘をしなくてはならない。
運よく逃走できればいいが、上でも書いたように、ここまで来ると体感成功率は相当に低い。
特に5階では、まず逃げられないような敵ばかりだったので、結局は戦って全部倒すことになった。
バルログを倒し、デーモンロードを叩き潰し、全滅を繰り返しつつ先に進む。
間違ったルートに入っては全滅し、正しいルートを少し歩いては全滅し、屍を踏み台にして先に進んでいるような状態である。
ここが最終階でなければ、もう断念していたことだろう。
それほどの猛攻であった。
それでも進み続けると、連続ダメージ床の突き当たりの壁に何かが書かれている。
四角、円、そして三角の形が彫られていたのだ。
それを見終わると、突然壁に扉が現れた。
おそらく、今までに入手したシルバースクエア、シルバートライアングル、シルバーサークルがここで必要だったのだろうか。
扉の先はダークゾーンであった。
これまでに作り上げたマップを見るに、おそらくここが最後の区画である。
奴がいることはほぼ間違いないだろう…。
<マンガーの塔5階 マップ>
<現時点ステータス>
名前 |
種族・職業 |
LV |
St |
IQ |
Dx |
Cn |
Lk |
HP |
SP |
AC |
KARNEY
カーネイ |
ドワーフ/
ウォーリア |
21 |
18 |
18 |
18 |
18 |
18 |
323 |
0 |
LO |
TALIESIN
タリーシン |
人間
/バード |
20 |
18 |
18 |
18 |
18 |
18 |
307 |
0 |
LO |
KENDAL
ケンダル |
ドワーフ/
モンク |
17 |
18 |
18 |
18 |
18 |
14 |
146 |
0 |
LO |
MORFRAN
モーフラン |
ハーフエルフ
/カンジュラー |
14 |
18 |
18 |
18 |
18 |
18 |
328 |
300 |
-6 |
CORANN
コラン |
ノーム/
マジシャン |
14 |
18 |
18 |
18 |
18 |
18 |
317 |
323 |
-6 |
Glen
グレン |
ホビット/
ウィザード |
11 |
18 |
18 |
18 |
18 |
18 |
300 |
268 |
-5 |
WEYLIN
ウェイリン |
エルフ/
パラディン |
10 |
18 |
17 |
14 |
12 |
15 |
104 |
0 |
1 |
BOWDEN
ボーデン |
ハーフオーク
/ハンター |
16 |
18 |
14 |
18 |
18 |
17 |
227 |
0 |
-9 |
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