The Bard's Tale　プレイ記録 09　キリアランの塔

キリアランの塔はスカラブレイの北東の隅に位置しており、入口に至る２つの通路は門を閉ざされていて通ることができなかったのだが、今回狂神タージャンを倒したことにより、この門の内側にワープしたようだ。
魔術師キリアランはマンガーの塔を開く鍵を持っていると言われているので、この塔を攻略すれば決戦の時も近い。
とりあえず、塔に入る前に町へ戻って回復し、商店で装備を整えておくことにした。
そして準備を終えた後、いよいよキリアランの塔へ挑む。

が、挑もうとした矢先に…

塔の前の通路は再び閉ざされていた。
え？どういうこと？
俺さっき、ここを通って出たんだけど、何で律儀にまた鍵をかけてるの？

…どうやら、このゲームではそういったフラグ立ては記録されないようであった。
ウィザードリィなどと同じく、ダンジョンを出たらボスやアイテムが何度も復活するようなシステムなので、また同じようにマッド・ゴッドを倒してここにワープしなくてはならないのだろう。
門を開く鍵のようなアイテムが無い以上、この方法しかなさそうだ。

しかし、マッド・ゴッドと戦うにはウィッチキングの『目』が必要となるが、あのアイテムは一度マッド・ゴッドと戦うと無くなってしまうようなので、またカタコンベにも潜らなくてはならない。
なんと面倒くさい。
しかも、今までのダンジョンの難度から考えて、キリアランの塔も一度の探索で全て攻略できるような生易しい所ではないだろう。
町に戻って回復するたびに、またカタコンブで目を取ってハーキン城でマッド・ゴッドを倒さなくてはならないということか…。

仕方ないので再度カタコンブに潜る。
ついでに、以前は倒せなかったマスターソーサラーにも挑んでみた。
今度は相手がストームジャイアントを召喚する前に、こちらが召喚したストームジャイアントが先に行動し、一発で叩き潰して戦闘終了。

このストームジャイアント、速いし強いし呪文も無効、さらに打撃もほとんど当たらないというチート性能。
タイマンの戦いならまず敵はいないだろう。
マスターソーサラーを倒した先には宝物庫があったが、そこには宝ではなく彼のペットのスフィンクス（カッパードラゴン）がいるのみだった。
こいつは雑魚敵なのであっさり倒して終了。
他には何もなかったので、これだけのイベントだったのだろう。

もう１体の強敵ソウルサッカーにはまだ敵わないような気がしたので、そのまま地下３階へ行ってウィッチキングことスペクターを軽く倒す。
これもストームジャイアントがいれば敵のドレイン攻撃が来る前にブッ潰せる。

テレポートの効かないカタコンブ地下３階に何度も行くのは面倒なので、ここで何度か階段を出入りしてウィッチキングを復活させ、『目』を４つほど入手しておいた。

もっと集めておいてもよかったかな。
果たして４回以内でキリアランの塔を攻略できるものか？

ハーキン城は、テレポートの呪文で直にマッド・ゴッドの座標までワープできるので、さほど問題ない。
マッド・ゴッドも動く前にストームジャイアントさんが一発で叩き潰してくれるから何の苦労もいらない。

なんだか古の邪神よりも、こいつの方が危険な気がしてきた。

さて、こうして下準備を整え、ようやくキリアランの塔の探索を開始できるようになった。
まずは最初の小さなエリアを歩き回って敵と戦ってみる。
ハーキン城よりも強い敵が出てくるが、今までと同様に全体攻撃マインドブレードの連打でなんとかなる範囲だ。

どうでもいいが、このレッサーデーモンにはもう少し適したグラフィックがなかったものか。

入口付近を探索していると、いきなりワープ床があり、遠く離れた場所に飛ばされる。
早々に戻れなくなってしまったようだ。

そして、飛ばされたエリアでは、またいつもの魔法の口がリドルを出してきた。

『予言された２つの、冷たき名を答えよ』だそうだ。
答えよと言うが、質問文の意味が分からないという高度な謎かけだ。
だが、よくよく注意して周囲を探し回ると、このリドルのヒントと思わしきメッセージが見つかった。

『彼は守護者として歩まねばならない…彼の名の最初の部分の意味は岩』、『大地より造られるが魂を持たず、彼はまさに生ける石像である』、だそうだ。

このヒントから導き出せる答えは何となく見当が付く。
ファンタジー世界ではポピュラーな石像守護者ゴーレムのことであろうか。
うん、きっとそうだ間違いない。

…がしかし、この答えではダメであった。
これしかないと思ったのだが、壁の口は頑なである。
他に似たような奴がいたものかと色々調べて答えてみるが、どれも正解とはならない。

他の場所はどこも行き止まりで、このリドルに答えないと先に進めないようである。
ここは何としても正解しなくてはならない。
こんな所まで来てリドルが解けなくて諦めてしまうのもバカバカしいので、攻略情報を調べることにした。
さあ、気になるお答えは…！

『ストーンゴーレム（ＳＴＯＮＥ　ＧＯＬＥＭ）』

だそうです。

そっかぁー、ああ、そういうことねー。
単にゴーレムだと一般的には土だから、質問の答えとしては不十分ということかぁ。
まあファンタジー世界では常識的な問題なのかもね～。
……

リドルを解くと、またしてもワープする。
今度のエリアはダークゾーンであった。

ダークゾーンでは座標表示の呪文を多用しなくてはならないし、このダンジョンの敵からはやや逃走しにくいため非常に消耗が激しい。
しばらく歩くと、広いダークゾーンの中にポツンと１つ小部屋があった。
中にはまたしてもリドルの壁。

『終わりなき道の名を答えよ。さすれば汝の道は保証される』
だそうだが、相変わらず意味が分からない。
もうリドルいや。

しかし、このリドルに答えずとも進めないということは今の所ないようなので、どこかにまたヒントがあるのかもしれない。
とりあえず無視して先に進む。
リドルのあった平易な広間と細い通路を抜けると、さらに複雑な迷路状のエリアになっていた。
ハーキン城３階の一方通行ダークゾーンもきつかったが、ここはとにかく広く、進めど進めど終わりが見えず、探索は困難を極める。

途中、暗闇の中で『シルバートライアングル』というアイテムを入手する。
用途は全く分からないが、名称からしてハーキン城で見つけた『シルバースクエア』と対になるアイテムのような気がする。
しかし、アイテムは見つけたものの、先に進む道は見つからない。
座標表示の呪文を駆使して、ようやくダークゾーン内のマッピングを完成させるも、どうやらここで行き止まりのようであった。
壁に片っ端から体当たりしても隠し扉は開かず、全ての通路を歩いてもワープ床は見つからない。
１つだけ怪しいメッセージは見つけたが、これがリドルのヒントなのか何なのかサッパリ分からない。

『サーペントの道の尾（南）に気をつけろ』と言われてもね。
さて、これはどうしたものか…。
とりあえずＳＰも残り少なくなってきたので、一旦町に戻って回復をして仕切り直したいところ。

…が、なんと、戻ろうにもテレポートの呪文が効かない。
フロア内のワープができないのはもちろんのこと、外に出ることもできないのだ。
ワープしてここまで来ているので、歩いて入口まで戻ることもできない。
外に出るためには別の方法を見つけ出さないといけないということだ。
まじですか…？

セーブはギルドでしかできないので、ダンジョンの途中で中断などという気の利いた機能は無論ない。
仕方なく暗闇の中で出口を探し回るも、いたずらにＳＰを消耗するだけで何も見つからず、もう打つ手なしといった状態である。
もはや気力的にも限界。
なんとしても外に出て中断したかったので、最後に残された禁断の方法を使うことにした。

それは…全滅！
前にも書いたが、全滅した場合はウィザードリィとは違って死体は酒場に運び込まれ、所持品、金ともに失われる物はない。
現在９万ゴールドほどあるので、６人の復活代金６万ゴールドほどを差し引いてもまだ３万ゴールドは余る。
リセットして一文無しになるよりはマシだという計算だ。
凶悪な仕様の多いこのゲームにおいては、全滅時の扱いに関しては非常に良心的に思えてくる。

ということで行動に移す。
てっとり早く全滅するために、召喚したストームジャイアントを混乱させて味方を襲わせることにした。
ソーサラーの第６レベルの呪文マインドワープは標的を混乱させることができるが、何故か味方や召喚モンスターに対して唱えることができてしまうのだ。
そもそも、このゲームにはパーティーアタックなどという気の利いたコマンドまである。

画面ではカーネイが敵側に回ったようになっているが、実際に味方を襲っているのは『NUTS』の状態異常となったストームジャイアントさんである。
彼のパワーたるや凄まじく、敵の攻撃をほぼ無効化するほどにＡＣを強化した前衛メンバーですらも一発だ。
なんかもうラスボスより強いんじゃないかと思うほどだ。

こうして、ストームジャイアントさんの奮闘により、一行は強制的に塔の外に出ることができた。

まだ１階の半分だというのに、このさき大丈夫なんだろうか…。

＜現時点ステータス＞

名前	種族・職業	LV	St	IQ	Dx	Cn	Lk	HP	SP	AC
KARNEY カーネイ	ドワーフ／ウォーリア	16	18	18	18	18	15	246	0	LO
BOWDEN ボーデン	ハーフオーク／ハンター	16	18	14	18	18	17	227	0	-9
TALIESIN タリーシン	人間／バード	15	18	17	18	18	13	201	0	LO
MORFRAN モーフラン	ハーフエルフ／ウィザード	9	18	18	18	18	18	214	196	-1
CORANN コラン	ノーム／ウィザード	9	18	18	18	18	18	193	222	-1
Glen グレン	ホビット／ウィザード	8	18	18	18	18	18	171	167	-1
WEYLIN ウェイリン	エルフ／パラディン	10	18	17	14	12	15	104	0	1

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