The Bard's Tale プレイ記録 04 壁の啓示

ここらでレベル9となり、術師2人が第5レベルの呪文を習得する。
このあたりでレベルアップに必要な経験値が跳ね上がってくるのはウィザードリィと同じだ。



第5レベルにはカンジュラーの攻撃呪文ショックスフィアや、マジシャンの呪文アンチマジックなどがあるが、ここらの敵は第3レベルのスターフレアやウォー ストライクでも十分に退治できるので、今は新しい呪文よりも高いSPが欲しい。




さて、レベルも上がったことだし地下3階へ挑む。
この階も、引き続き地下水路が続いているようだ。
地下3階まで来るだけでも何回かの玄室戦闘があるし、長時間歩くぶん灯りも消費するので、なるべく短時間でマッピングを完成させたいところ。

だが、このフロアは簡単にはいかなそうだ。
しばらく進むと、ここでもまたダークゾーンに入り込んでしまった。
しかも中はかなり広く、マッピングには時間がかかりそうな様子である。



こういう昔の時代のゲームは、方向キーを押したかどうかの反応が非常に曖昧なため、ダークゾーン内で方角を見失いやすく、いちいち座標表示の呪文で確認し なくてはならないのがもどかしい。
このダークゾーン内には何か仕掛けがあるのか、どうにもマッピングが狂ってしまって全貌が掴めず、そうこうしているうちにSPも残り少なくなってくる。
さらに悪いことに、前衛の2人が老化状態にされてパワーダウンしてしまっている。

仕方がないので、ダークゾーンを抜けるまで右手を壁伝いに歩き、そこからの座標でマッピングを再開することにした。
なんとかダークゾーンから抜け出すことには成功したものの、果たしてここから戻ることができるのか…?







先をマッピングをしつつ歩くが、こちらもワープゾーンがあるのか回転床があるのか、これまでに埋めた地図と一致しない。
しかし、もはや座標の呪文も無駄使いできないほどSPが減っているし、バードの歌もいつまで持つか分からないので、今はとにかく進むしかない。



『7つの言葉を発するまで、ここを出ることはできない』と壁に書かれたメッセージが不気味だ。
このゲームには救助隊などはないので、本当に出られなかったらゲームオーバーである。



その後も、行きずりのオークンやゾンビを仲間に加えつつ、おびただしい数の敵を殺して下水道を歩く一行…。
かなり奥まで来たが、もうグループ攻撃呪文も使えなくなり、座標表示もあと一回だけ…。
緊迫した状況の中、玄室の壁に奇妙な口の彫像を見つけた。



魔法の口は言った。
「聞くがよい、100年前にスカラブレイの町に、タージャンという狂った男がいた。彼は魔法の力を通して、 自身を神と宣言した。彼の姿は、再びその時が来るまで石の中に封じられている…」

唐突すぎて何のことだか分からないが、メッセージのみで戦闘はなかった。
これは何かしら重要な手がかりのように思える。

…が、せっかくのヒントも今はどうでもいい。
言葉よりも階段を見つけたかったものだ。
今は、ここから生きて出ることが最優先事項だ。




しかし、ついに運命の時が来たる。
モーフラン、コランともにSPが尽きて呪文が使えなくなってしまった。



カーネイも死亡し、ウェイリンとボーデンも老化状態。
あとは階段の方角に目星をつけてガムシャラに進むしかないが、それでも、どうしても辿り着かない。
途中で方角を見失ったのか、見慣れない景色ばかりである。
そうこうしているうちに、タリーシンの喉も枯れて歌が歌えなくなり、松明も全て燃え尽きてしまった。

暗闇の中、灯りも地図も無しに探索を続けるのは、もはや不可能である。
こいつは、なかなか手強いダンジョンだ…。







仕方がないからリセットして再スタートする。
これまでに貯えた2万ゴールド近い財産は全て失われてしまった。
もちろん、地下3階で大冒険した経験値も無かったことになる。
このハンデを考えると、生き返らせる資金があるうちは意地でも生きて戻るべきだろう。
手元に残ったのは、前回の冒険で途中まで作成した地図のみ。
これを手がかりに再び地下3階へ挑む…。


だがダンジョンに降りた早々、大変なことに気が付いた。
なんと、開始地点の座標と方角がいきなりズレており、前半にマッピングした内容が完全に間違っていたのだ。
これでは、どれだけ歩いても戻れるわけがない。
なんというイージーミス!

これまでに作成した地下3階の地図を全て消去し、再び最初からマッピングをし直したところ、今度は難なく地図は埋まっていった。
ワープや回転床などもない、ごくごく普通の迷路である。
ダークゾーンの中も広かったものの、特に中に何かがあったわけでもなく、迂回することもできるような、どうでもよいエリアであった。
前回の苦難の冒険と失った2万ゴールドは、いったい何だったのか…。

オートマッピングに慣れてしまうと、時としてこのような致命的なミスを犯す。
デジタル機器に依存した現代人が中世ファンタジー世界で冒険するということは、かくも危険なことなのだ…。



正しい地図を得た今回は、スラスラと迷宮を歩き、順調にトラブルも無く探索することができた。

<下水道 地下3階のマップ>



隅々まで見回ったが、もう下に降りる階段も見つからなかったので、どうやらあの口の彫像のメッセージが何かの鍵になっているようだ。
他には、『トールはオーディンの偉大なる息子である』と壁に書かれたメッセージが見つかったくらいか。



トールとオーディンといえば北欧神話の大御所であるが、この先のシナリオにどう関わってくるのであろうか…?







下水道から出てスカラブレイの町に戻る。
結局ワインボトルは見つからなかったが、下水道で見つかったワインなど店で出されたらたまったものじゃないので、これでよかったのだろう、たぶん。




さて、下水道地下3階の口の彫像から聞いたメッセージで心当たりといえば、スカラブレイの中心部にある寺院だ。
ここには多くのヒーラー寺院が並んでいるが、その中に狂神の寺院という場所があり、中に入ると狂神の名を尋ねられる。
おそらくは、彼らの崇める神というのが、地下で聞いたタージャンという者なのだろう。

さっそく行って、彼の名を告げてみる。



すると、「彼が目覚めるまで、その高貴なる名をみだりに口にしてはならぬ。信者よ、カタコンブに入るがよい」
と言ってカタコンブ(地下霊廟)に通してくれた。

どうやら、ここが次なるダンジョンのようだ…。











カタコンブに降り、少しだけ敵の様子をみてみたが、下水道よりもかなり強力になっている感じだ。



特に敵の攻撃力がかなり上がっており、毎回の戦闘でかなりのダメージを受けてしまう。
パーティーも強くなってきたとはいえ、このまま挑むとなると苦戦が続くのが目に見えている。
少し作戦を練った方が良いのかもしれない。


まずは、前衛の戦力を考える。
ここらで、ミスリルソード、ミスリルシールドなど、店で扱っていない武具が少しずつ手に入り始めてきた。
まだそこまで強力な物はないが、敵の攻撃が激しさを考えると、前衛のACはもう一段階下げたいところだ。
しかし、前衛3人分の盾、鎧、兜、小手ともなると、なかなか揃わなそうだ。
ちなみに、バーズテイルではDXの能力値が15を超えるとACが1ずつ下がるため、前衛にとっては非常に重要なステータスである。

武器の方は、ウォーリアとパラディンは攻撃回数が増えたおかげで、店売りのハルバードでも十分すぎるほどの威力を叩き出すことができるのだが、ハンターは 攻撃回数が増えないため、いつまでたっても1回ヒットの弱いダメージのままだ。
特殊能力のクリティカルヒットは、ウィザードリィのニンジャと比べると遥かに高い確率で発動するものの、今のところウォーリアのカーネイが攻撃して倒せな い敵はいないので、ありがたみは薄い。
それよりも敵の数が多すぎるので、グループを一掃できる呪文攻撃の方が、今後も重要になってくるであろう。


次に後衛の術師2人だが、現在の彼らのSPだけでは正直心許ない。
グループ攻撃呪文は強力なものの、長引く探索の中では、そうも連発してられないのが実情だ。
ウィザードリィの場合は呪文が回数制なので、レベル10くらいになっていれば、マハリト5回、ラハリト4回、マダルト3回、デュマピック9回、といった感 じで使用できるが、このバーズテイルでは、実質のところウィザードリィよりも呪文の使用回数は少ないだろう。
消費SPに対して最大SPの量が少なく、レベル10マジシャンのモーフランでも、中級グループ攻撃呪文のドラゴンブレスを6〜7回も使えば、ほぼ全てSP が尽きてしまう。
カンジュラーのコランは若干高めのSPだが、毎回の戦闘後に罠開錠の呪文を使わなくてはならないので、こちらもすぐに尽きる。
もう1人、呪文を使う者が欲しいところだ。
幸い、このバーズテイルはウィザードリィと同様に冒険中のパーティーメンバー入れ替えが可能であるので、これを期に再編成してみるか。


現時点では、4番目の隊列に位置するバードのタリーシンが明らかに戦力外である。
後列なので直接攻撃もできないし、バードの歌も戦闘中にはほとんど歌っていない。
歌には攻撃力アップ、回避率アップ、回復など合計6種類あり、便利なことは便利なのだが、呪文と同様に回数に制限があるため、そうやたらとは歌えない。
今のところ彼はダンジョンで明かりを灯す<冒険者のバラード>しか歌っておらず、それ以外にはほぼ何もしていないという無駄飯喰らいぶりである。
かといって前列に出しても1回ヒットしかできず、あまり戦力としては期待できないため、現在のリストラ第1候補である。

しかし、このゲームのタイトルはバーズテイル。
バードは主人公である。
後々、絶対にバード用の強力な楽器が出てくるに決まっている。
今は歌の効果が薄くても、いつの間にか反則的に強力になってるのが目に見えているんだ!
説明書にも、絶対にパーティーに加えておくようにと書いてあるくらいなんだから、彼を外すなんてとんでもない話だ。


そんなわけで、色々考えた結果、体力の若干低いパラディンのウェイリンをパーティーから外すことにした。
現在の戦力では、ハンターのボーデンが1枚劣っているが、後々になって耐久力が超絶に高い敵が出てこないとも限らない。
そんな時は、彼のクリティカル能力が役立つだろうとの判断だ。


代わりに新しく加えたのは、ホビットのマジシャン、グレン。



スピードで先制して呪文を唱えて、敵を一掃するような役割となってほしいものだ。
グレンのレベル上げを兼ねて、モーフランとコランがレベル11になって新呪文を習得したら、カタコンブに挑むとしよう。



<現時点ステータス>

名前

種族・職業

LV

St

IQ

Dx

Cn

Lk

HP

SP

AC

KARNEY
カーネイ

ドワーフ/
ウォーリア

10

18

16

16

18

12

146

0

-1

BOWDEN
ボーデン

ハーフオーク
/ハンター

10

18

11

18

18

13

123

0

-1

TALIESIN
タリーシン

人間/
バード

10

18

16

15

16

12

100

0

1

MORFRAN
モーフラン

ハーフエルフ
/マジシャン

10

17

17

16

16

13

53

48

8

CORANN
コラン

ノーム/
カンジュラー

10

18

18

16

11

11

44

72

8

Glen
グレン

ホビット/
マジシャン

1

13

13

18

12

15

27

16

7

WEYLIN
ウェイリン

エルフ/
パラディン

10

18

17

14

12

15

104

0

1


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