五つの試練プレイ記録 ノッキーの井戸 01

<バックストーリー (公式ページより抜粋)>

国防陸軍の大型輸送へリCH-47「チヌーク」のタンデムローターの爆音が夜のとばりの降りた北上山地に木霊する。
幾本のサーチライトが交差するその上空、、、 岩手県早池峰山中「拾ノ戸村」。
過疎化が進み、とうの昔に廃村なったこの村には、 国防陸軍「東北方面軍」の錬兵場が存在した 錬兵場の名は「ノッキーの井戸」。
兵士たちの間で、いつのまにかそう呼ばれていた。
「それ」は、比喩でも何でもない、文字どうりの古井戸である その古井戸は、村の中央広場に祭られるように掘られており、発見当初は、村の共用水場として使用されていたものと思われたが、調査の結果、井戸の枯れた時期は 四百年前におよび、明治の初頭に開拓された拾ノ戸村 よりも以前に井戸は存在していたことが判明した。
つまり、、、むらびとは枯れた古井戸の周りに村を拓いたのだ。


徴兵制度がこの国に復活してから、七年余り・・
この年の春にも、拾ノ戸村には、東北および北海道地区から徴兵された青年たちが新兵となって、続々と送られてくる。
新兵たちは「一年兵」と呼ばれ、村に着くと六人の小隊に編成されて、錬兵場である井戸へと放り込まれる。
「ノッキーの井戸」その渇いた井戸の底には、広大な地下迷宮が広がっていた・・




そんな奇妙なユーザーシナリオ、「ノッキーの井戸」です。
このバックストーリーだけを見て、「ああ、Wizardryのシナリオね」と連想できる人は、まずいないでしょう。
特にストーリーが楽しみなシナリオです。









さて、今回もランダムで作成した16人は、以下のとおり。
このシナリオは、近未来の日本が舞台のようなので、名前も近未来的にしてみた。


番号 種族 性格 職業 BP 名前
1 人間 女 中立 魔術師 6 輝星(きらら)
2 ノーム 女 魔術師 9 怜麗(れれ)
3 ホビット 男 中立 盗賊 7 流音(るい)
4 ホビット 女 僧侶 8 葉翔(はあと)
5 ドワーフ 女 戦士 6 愛李(らぶり)
6 エルフ 女 中立 戦士 6 幻巫女(まみこ)
7 エルフ 女 中立 魔術師 8 聖竜華(せりか)
8 ホビット 女 僧侶 6 絽るる(ろるる)
9 ホビット 男 僧侶 6 來塔(らいと)
10 ホビット 男 魔術師 7 悪駆愛(あくあ)
11 ホビット 女 中立 盗賊 7 音(むじか)
12 ノーム 男 中立 盗賊 8 零於(れお)
13 ドワーフ 女 17 而莉(じぇりー)
14 ノーム 男 戦士 9 三月(まあち)
15 ドワーフ 男 中立 戦士 6 清心(せしる)
16 人間 男 僧侶 9 界皇(ぜうす)


一応自分で考えた名前だけど、考えてて途中で嫌になってきた。
これからの日本を背負う若者だが、愛着が沸きそうにない。

パーティーの内訳では、異常に高いホビット率と、司教の不在が少々厳しい。
だが、代わりに初期ボーナス17で侍となった而莉(じぇりー)がいるので、彼女は大切に育てていきたいところだ。



最初のパーティーは、戦士・愛李(らぶり) 侍・而莉(じぇりー) 僧侶・絽るる(ろるる) 盗賊・零於(れお) 魔術師・輝星(きらら) 魔術師・悪駆愛(あくあ)
名前負けしないように頑張ってもらいたい。











最初から最低限の装備は所持しているが、ゴールドがほとんどないため、商店のアイテムは買えない。
準備も無いまま、いきなり迷宮へ挑むことになる。


まずは、いつもと同様に、入口付近の手頃な玄室で戦って経験値を稼ぐ。
このシナリオでは、序盤の敵がやや強い上に経験値が少ないため、この最序盤は、なかなかに大変である。




貧弱な防具ではダメージを受けっぱなしだし、僧侶も魔術師も能力値が低すぎて呪文が1回しか使えないので、毎回宿屋に逃げ帰るのが面倒であった。


何度か戦うと、金がある程度貯まったので、前衛にM3短機関銃などの武器を買い与えて攻撃力を強化する。
ちなみに名前はゴツイけど、警棒とかファイティングナイフと大して威力は変わりません。
他にも、迷彩服やポリカーボネート盾など、軍隊を髣髴とさせる装備品が多いけど、何故かその中に胴丸とかプレートメイルとかが混ざっているのが独特だ。



そうこうしているうちに、比較的経験値の高い敵、「ぬりかべ」の大群を倒し、一気にレベルが上がった。

 


幸い、ここまで死者はゼロ。
敵が2グループで出現することもあったので、運が良かったかな。
レベル2となれば、とりあえずは安全は確保されたようなもので、その後もしばらく経験値とゴールドを稼ぐ。
ここまで来れば、あとは順調なものだ。



そして、入口付近を少しばかり探索している途中で、木箱に座っている謎の兵士を見つけた。



後々の展開に関係していそうなメッセージだ。








順調にレベル3、レベル4と上がり、店に売っている装備も一通り揃える。
もう大丈夫だろうということで、ここらで本格的な探索を開始した。


入口付近には、警告文が書かれた看板があり、この先には難関が待ち構えていることを予感させる。






そこを奥に進んで扉を蹴破ると、突如メッセージが出てきた。

 

いかにもボスが出現しそうであったが、ここでは何も起こらない。




奥には更に道が続く。

この先の区画でも敵の強さも変わらないようだが、迷宮の構造は複雑になっている。
地下1階だというのに、ワープゾーン、ダークゾーン、そしてピットが仕掛けられており、まだデュマピックすらも満足な回数を使えないパーティーでは、なかなか険しい探索となった。






途中には、特定のアイテムを持っていないと先に進めない通路もあった。



リボンということは、エレベーター等があるのだろうか?




また、こんな話をしてくれる人物もいた。

やぁ・・バケモノじゃなかったか・・
目の前に現れた男たちは89式小銃を構えながら安堵の息を吐いた。
失礼!!また、てっきり、井戸をうろついているバケモノたちと勘違いしまして・・
しかし・・ここは一体どこのパラレルワールドなんです?あのバケモノたちは、何なのでしょう!?
防陸が開発した生物兵器とも思えませんが・・あんまりだ!!まるで、古い絵巻物の中の妖怪ですよ!!
おぉ、スイマセンつい興奮してしまって・・だけど・・僕らはさっき、東の方で「S・O・G」を見たんです!!
そうです!!そうです!!あの長官直属の特殊部隊ですよ!!
絶対、ここは・・ただの練兵場なんかじゃぁないですよ。
なにか・・僕らは軍の好からぬ計画にまきこまれているんじゃないかしら・・
あぁ・・故郷の札幌に帰りたいなぁ・・


ともかく、時代背景やストーリー、迷宮、モンスター、全てが未だ謎に包まれている…そんな世界観のようだ。








何とか迷路を突破した頃には、レベル5となっていた。

悪駆愛(あくあ)は無事マハリトを覚えたが、輝星(きらら)はあろうことか、いまだに攻撃呪文を1つとして習得していない。
メリトどころかハリトすらも覚えていないのだ。
ゆとり教育の弊害である。


迷路を抜けた先には、またしても何者かがいた。


日の丸、剣、榊、そして鷲で構成されるその”き章”は、まぎれもなく、国防陸軍の特殊部隊「S・O・G」のものだ。
やがて、男たちの中から一人、くたびれた白衣を着た、冴えない学者風の男が近づいてきた。
男は君たちの前まで来ると、自らを「ヤマグチ」と名乗った。
やぁ、やぁ、こんにちは!!まさか、こんな世界でキャンプファイヤーをするとは思わなかったですよ!!
しかし・・地底探検とは!!”ジュール・ヴェルヌ”じゃぁあるまいし酔狂御苦労な話だと思いませんか?・・まったく!!
ところで、この先の通路なんですが・・どうもテロリストたちが封鎖しているみたいなんです。
ヤマグチはSOGの方に顎をしゃくる
実は、特命を受けてましてね!!彼らは、私の護衛なんですが弾薬が尽きてしまって・・ここで立ち往生しているのですよ。
いやぁ・・兵士としてみんな優秀な人たちなんですが・・ただ・・どうもね
”ここ”では、勝手が違うようで・・ありゃ・・聞こえたかな?
そういって、ヤマグチが背後を気にすると・・ちょうど小隊の隊長と思わしき男が立ち上がって手招いた。
やれやれ!!・・どうやら撤収らしい。ありがたい・・これで1日振りに太陽を拝めますよ!!
まぁ・・すぐにでも、もう一度潜ることになるとおもいますがね・・
ヤマグチは左右に、首をふりつつ、ため息を吐くと、君たちに軽く手をふって部隊へと戻っていった。



彼らは軍の特殊部隊のようだ。
とりあえず、ヤマグチという名前をプレイヤーキャラに付けなくて良かったと安堵する。



彼らが引き返した後、この先に延々と続く細長い通路を進む。

そして、行き着いた先では…





というようなメッセージと共に、待ち構えていた敵が冒険者に襲い掛かった!

だけど…えーと…こいつは、色々と大丈夫なのだろうか…?まあ、倒すけどさ…。




相手は2人だけで、直接攻撃しかしてこなかったので、さほど苦戦はしなかった。
ポンチで強化した前衛の機関銃と、悪駆愛(あくあ)のマハリトで総攻撃をかけて、あっさり討ち取る。

そして、この部屋で下に降りる階段を見つけた。
これで地下1階は攻略したようだ。


しかし、キムの攻撃を受けて絽るる(ろるる)が毒に冒されてしまった。
現時点では解毒の手段がないため、町に戻る途中で息絶えてしまう。
この階段の部屋には、入口から相当に長い距離を歩かないと辿り着かないため、これから下に降りるにあたっても、毒には気をつけなくてはならないだろう。



なお、別の場所で隠し扉を発見し、下に降りる階段がもう1つ見つかったが、現時点では先に進むことはできないようだ。



こちらは明らかに雰囲気が違うから、当分は入れないのかもしれない。


まだ地下1階だというのに、なかなか謎が多い。










全員レベル5〜6となった。

前述のとおり、魔術師の輝星(きらら)ちゃんは、攻撃呪文を1つとして使用できないため、魔術師である意味がほとんどない。
もう少しがんばりましょう。

名前

種・性・属

職業

LV

HP

愛李(らぶり)

Dwf/女/悪

Fig

5

16

7

11

15

6

10

48

14

0

AC 2

ミネベア9mm機関銃 団牌 プレートメイル テッパチ

而莉(じぇりー)

Dwf/女/善

Sam

5

18

13

13

17

10

8

51

14

0

AC 4

ミネベア9mm機関銃 ポリカーボネート盾 胴丸 テッパチ

絽るる(ろるる)

Hob/女/善

Pri

5

6

10

16

9

10

17

35

15

1

AC 6

ミネベア9mm自動拳銃 鎖帷子 テッパチ

零於(れお)

Gno/男/中立

Thi

6

11

9

13

10

14

16

30

14

0

AC 6

ファイティングナイフ ポリカーボネート盾 防弾チョッキ テッパチ

輝星(きらら)

Hum/女/中立

Mag

5

12

13

7

12

11

11

19

14

0

AC 9

警棒 迷彩服

悪駆愛(あくあ)

Hob/男/善

Mag

5

9

15

9

8

11

16

23

15

0

AC 9

警棒 迷彩服



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