Wizadry7 プレイ記録 31.啓示



魔女
「ネズミの尻尾と悪魔の血、南の魔女に冠せられた名は何ぞ」


メタル
「南の魔女は……ザンダサだ!」

アイス
「煙が……不思議な色の煙が湧き上がってきたわ……」

ルガード
「渦巻く煙の中から、人影が出てきました!」

 

南の魔女ザンダサ
「我が名を呼びし者、汝は破滅を知る者なり!」


トシ
「こいつが魔女か!」

南の魔女ザンダサ
「汝、1000ゴールドで我が器を満たすか?」


ディージア
「……え?1000ゴールドって……?」

ルガード
「遠まわしに金を払えと言っているようですね」

メタル
「まあ、1000ゴールドくらいなら払えるが……」

ファロウ
「まさか金をせびられるとは思ってもなかったな」

南の魔女ザンダサ
「予言は成された!」


メタル
「うっ!再び煙が立ち込めてきたぞ!」

トシ
「何か別の人影が浮かんできた……!」

南の魔女ザンダサ
「彼により一つの宇宙は終わり、新たなる宇宙が誕生する!」


ルガード
「こ……これは……!」

 

アイス
「フォーンザングの像!?」

ファロウ
「何でこんな物が……うわっ!襲ってくるぞ!」

ルガード
「これは魔女による幻覚か何かでしょうか……とにかく、迎撃しましょう」

トシ
「金をせびっておいて襲ってくるなんて、やっぱ極悪な魔女だぜ」

メタル
「フォーンザングに恨みはないが……やるしかないな」

ディージア
「こんな石像、ハンマーで砕いてやるわ!」

ファロウ
「とうっ!……倒したぜ!大した事ない奴だったな」

アイス
「倒れた体から黒い霧が立ち昇っていく……」

トシ
「これは……霧の中から魔女の死体が出てきたぞ!」

ルガード
「やはり、さっきのフォーンザングの像は、この魔女が化けた幻影だったということですか」

メタル
「床に黄金の歯が落ちている……この黄金の顔の部位を全て集めれば、ハイリンダは元に戻るかもしれないな」

ディージア
「他の姉妹も退治して全部のパーツを回収すればOKってことね」

アイス
「全員の居場所も名前も分かってるから、後は同じように呼び出せるわね」

ファロウ
「よーし!じゃあ、どんどん行こうぜ!」









魔女
「蛙のイボと黒猫の血、西の魔女に冠せられた名は何ぞ」


メタル
「次は西の魔女カーメラだ」

ルガード
「また霧が立ち込めてきましたよ」

西の魔女カーメラ
「彼女の眼窩の暗闇に、秘められた啓示が眠る!」


 

トシ
「これは……ヴィ・ドミナ!」

アイス
「眼窩の暗闇って、彼女の眼帯の下のことかな……?」

メタル
「こいつも幻影だろうが……戦いづらいものがあるな」

ディージア
「とりゃー!脳天直撃!」

ファロウ
「容赦ねえな……」


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東の魔女バルバナ
「我が名を呼びし者、汝は破滅を知る者なり!」


ファロウ
「さあ、次は何が出てくるんだ?」

東の魔女バルバナ
「彼の主の陰謀により、新たなるゲームが始まる!」


 

トシ
「あれ?こいつ誰だっけ?」

アイス
「コズミックロードよ。コズミックフォージを奪っていった謎の人物……」

ディージア
「そういえば、私達ってコズミックフォージを取り戻すために、こんな星まで来たんだっけ……あまりに長い旅で、すっかり忘れかけてたわ」

ルガード
「この者を追って行ったベラは、今どこで何をしているのでしょう……?」

ファロウ
「俺達がこんなに苦労してるってのに、あいつの噂は全く聞かねーぞ」


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メタル
「さあ、いよいよ最後の魔女だ」

魔女
「ドラゴンの翼とオーガの血、北の魔女に冠せられた名は何ぞ」


メタル
「ナラルダだ!」

北の魔女ナラルダ
「汝は死に出会う、そして死こそ勝利!」


 

アイス
「これは……まさか……!」

トシ
「ダ……ダークサヴァント!」

メタル
「これも幻影だ!恐れずに戦うんだ!」

ファロウ
「うっ!とはいえ、なかなか強力な攻撃だぜ……!」

ディージア
「このっ!」

メタル
「聖光剣アークライトスラッシュ!」

トシ
「そうやって、恥ずかしい技の名前付けるのは止めとけよ」

アイス
「倒した……これで最後の部位、黄金の目を手に入れたわ!」

ルガード
「それにしても、何故この魔女がダークサヴァントやヴィ・ドミナの存在を知っていたのでしょうか……?」









ファロウ
「じゃあ、取り戻した4つの部位をハイリンダの顔に戻そうぜ」

アイス
「この台座の上の黄金の顔に、直接付ければいいみたいね」

トシ
「ペタ……ペタ……と」

ディージア
「あ、目がちょっとズレちゃった。ま、いっか」

メタル
「よくない!ちゃんと直しておけ」

ルガード
「む……青白い光が!」


 

ファロウ
「出てきたぜ!こいつがハイリンダか!」

トシ
「すっかり元に戻ったみたいだな」

アイス
「手に持ってるピラミッドみたいな物は何だろう……?」

ハイリンダ
「最後の暗黒の時、戦いは血塗られ、全ての希望が失われる……。この聖像『Elysiad』によって汝の魂を導き、運命の地へ辿り着くための助けとせよ。汝が我が元へ導かれたごとく……」


ディージア
「手に持ってるピラミッドが黒くなった……」

メタル
「目のような模様の付いたピラミッド……これがイコン(聖像)か」

ハイリンダ
「この領域には謎の一部が眠る……。予言は成され、それが明かされる時が来た……。汝は、常に汝自身を探す旅をしていることを忘れるな……」


トシ
「ハイリンダが……霧の中に消えてしまった……」

ファロウ
「出てくるなり、いきなり意味不明な話をされてもなぁ……」

ディージア
「そうやって、お高くとまってるから姉妹に嫌われるのよね」

ルガード
「さっきのイコンが台座の上に置かれていますよ。これを持って導かれよとか言っていましたね」

メタル
「いったい、このピラミッドが何だって……うっ!こ……これは……!!」

トシ
「力が……沸きあがってくるぞ……!」

アイス
「凄い……何だか限界を超えて強くなった気がするわ!」

ルガード
「ステータスアップですか……さすが魔女ですね」

ファロウ
「おい、こっちの壁が開いて、奥の部屋に入れるようになってるぜ」

ディージア
「中には宝箱があるわ。そっけない態度だったけど、御礼はしっかりしてるわね」

ファロウ
「やっぱ善良な魔女って言うだけあるな(ガチャリ)」

メタル
「この包みは……地図だ!」



トシ
「久々に見つかったな」

アイス
「『スフィンクス』の地図……これが、ハイリンダが去り際に言ってた謎の一部なのかしら」

メタル
「読んでみよう……『そして、ナメクジの桶は彼女の子宮なり。そのおぞましい悪臭の中、彼女の魂の種が眠る。渦巻く水の上にある塩の寝台からは、汚れなき再生と混沌の海からの解放がもたらされる。人生も同様に、奇声の海に産まれ落ち、塩の大地にて暮らし、密やかな囁きを永久に捜し求め、その眼を見開き、空に向かって立ちはだかる。かくして、人は橋を見つけて不安の泡沫より出でる。かくして、人は自身を発見し、人生の混沌より出でる』……」

ファロウ
「……で、これが何の謎だって言うんだ?」

ディージア
「ナメクジとか悪臭とか、あんまり解明したくない感じの謎ね……」

トシ
「うーん……何かスフィンクスにちなんだ場所とかあったかな?」

メタル
「なるほど……分かったぞ」

ルガード
「またですか。というか分かるの早すぎませんか?」

アイス
「普通、こんな内容からじゃ何も読み取れないわ」

メタル
「いいから行くぞ。山を少し降った所にある洞窟だ」









 

アイス
「ここは……激しい水流で先に進めなかった洞窟ね」

ファロウ
「狭い洞窟だけど、この塩湖があるだけで、他には何もなかったんだよな」

ルガード
「ここの岸辺には、湖の塩分が堆積して高く積もっていますね。地図にある、塩の寝台とか塩の大地とかいう言葉と何か関係があるのでしょうか?」

メタル
「『スフィンクス』の地図に書かれているのは、この渦巻く水流の先に渡るための方法だろう……『橋を見つけて不安の泡沫より出でる』という文がある」

トシ
「じゃあ、地図の前半部分に書かれてる内容が、その方法ってことか?」

メタル
「つまり……地図にあるように、『ナメクジの桶』にあった『魂の種』を、『渦巻く水の上にある塩の寝台』にて『汚れなき再生と混沌の海からの解放』をするんだ」

ディージア
「?? まだ分からないんだけど……」

アイス
「塩の寝台っていうのは、この場所のことだと思うけど……ナメクジの桶とか、いったい何のことなの?」

メタル
「以前に、ナメクジの桶のような所で手に入れたアイテムがある……この『レバスエッグ』だ」

ルガード
「それは……確か、ニューシティーのミュージアムの中で手に入れたアイテムでしたっけ?」

ファロウ
「そうか!あそこに展示してあった、宙に浮かぶ4つの珠の中に手を突っ込んだら、やけにヌメヌメした感触で気分が悪くなっちまったっけ……。あれがナメクジの桶ってわけか」

メタル
「そういうことだ。あの中に入っていた、この『レバスエッグ』こそが、まさに地図に記された『魂の種』といことだ。これを、こうやって堆積した塩の上に置けば……きっと中身が孵るのだろう」

トシ
「相変わらず、とんでもない理論だぜ……」

ディージア
「あ、卵の殻が……塩で溶けていくわ!」

アイス
「こんな孵化のさせ方でいいのかしら……」

ファロウ
「うわっ!!な……なんだ!?」

トシ
「ば……爆発したぞ!」

ルガード
「卵の中の者が生まれたようですね……!」

 

アイス
「スフィンクス……!?」

スフィンクス
「苦役から食物を生み出すのは体ではない……?苦悶から理解を拾い集めるのは心ではない……?混沌から秩序をもぎ取るのは精神ではない……?そして、虚無から実り多き創造を生み出すのは、これら以上の何なのか……?」


ファロウ
「ひええ……こんなのが入った卵を、ずっと持ち歩いてたのか……」

ディージア
「生まれたばっかりだってのに、何か悩んでるわよ」

トシ
「あ、向こう岸に飛んで行っちまった」

スフィンクス
「よく考えるのだ……これこそ、最大の謎に至る唯一の鍵なのだから……」


ルガード
「スフィンクスの飛び立った跡に、虹のような橋が……」

 

メタル
「これを渡れば、向こう岸へ行けそうだな」

アイス
「本当に地図に書いてある通りになったわ……」

トシ
「これまた、とんでもない謎かけだな……INTが30あっても解ける自信がないぞ」

ディージア
「自力で橋を建造した方が早かったんじゃないかしら……」

ファロウ
「とにかく……渡ってみようぜ」

ルガード
「対岸は小さな部屋のようになっていますよ」

メタル
「ん?床に穴が開いている……」

 

ファロウ
「ゲッ!こ……これは……!」

アイス
「きゃああ!!ナ……ナメクジが中で大量に蠢いてる!」

ルガード
「部屋には他に何もありませんね」

トシ
「この穴に……何かがあるってことか……?」

メタル
「誰かが、このナメクジの中に入って調べてみる必要があるかな……」

ディージア
「誰かって……誰が……?」

ルガード
「こういうのは、探し物が得意な人に任せるべきでしょうね」

アイス
「じ……じゃあ、私の出る幕じゃないわね」

ファロウ
「俺もスカウトは苦手なんだよな〜。いや〜、役に立てなくて残念だ」

ディージア
「わ……私もこの穴からは何の気配も感じないわ!最近スカウトの調子がよくないのよね〜」

トシ
「な!お前は俺よりもスキルが高いはずだろ!」

メタル
「じゃあトシ……頼む。これは、お前にしかできない仕事だ」

トシ
「おい……ちょっと……」

アイス
「頑張って!きっと、トシなら上手くいくわ!」

ルガード
「人のため、自身を投げ打って危地に飛び込む……なかなか出来ることじゃないですね」

トシ
「………」

ディージア
「やっぱ、こういう仕事を平然とこなす男の人って頼りになるわ〜」

ファロウ
「頼むぜ、ヒーロー!」

トシ
「くっ……うおおおーッ!南無阿弥陀仏!」

メタル
「おお、飛び込んだ!」

トシ
「おほおおおぉぉ!こ……この感触!この臭い!!」

ルガード
「地獄絵図ですね……」

トシ
「ぐひゃっ!せ……背中に入った!」

ファロウ
「見てるだけで気分が悪くなるな……」

トシ
「うう……せめて手袋を装備するべきだった……ん?このヌルヌルの中に、なにやら硬いモノが……!」

メタル
「何か見つけたか?」

トシ
「これは……杖だ!みんな、見てくれ!不思議な杖を見つけたぞ!」

 

ルガード
「マジェスティックワンド……この杖が、地図により導かれた先にある物でしたか」

トシ
「体中がヌメヌメするぜ」

アイス
「とりあえず、その杖を洗ってきてもらえると嬉しいな」

ディージア
「あと、あなたもしばらく離れて歩いてもらえると嬉しいな」

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