Wizadry7 プレイ記録 28.ドラゴン

ファロウ
「ここから先は船では進めないみたいだ。歩いて奥まで行くしかねーな」

メタル
「中は完全に洞窟になっているようだな」

アイス
「道がいくつかに分かれてるわ」

ルガード
「海の果てにそびえる岩山に秘密の入口……伝説の怪物の棲む入り江……絵に描いたような冒険となりましたね」

ディージア
「あとは宝でも見つかれば言うことなしね」

トシ
「俺もそろそろ侍用の刀や鎧兜が欲しいところだぜ」

メタル
「洞窟内は結構複雑だな……奥に進むほどに分岐しているぞ」

ファロウ
「じゃあ、こっちに進んでみようぜ……」



トシ
「うぎゃん!!」

ディージア
「きゃっ!!なに!?なに!?」

ファロウ
「痛ててて……何かが爆発したぞ!」

ルガード
「かなり強力でしたね……罠でしょうか……?」

アイス
「あっ!さっき来た道が……爆発の土砂で塞がってる!?」

メタル
「なに!?ということは……!」

ファロウ
「戻れなくなっちまった……ってことか……」

アイス
「どど……どうしよう……」

トシ
「い……生き埋めはイヤだー!」

ディージア
「誰か!瞬間移動の呪文とか使えないの!?」

ルガード
「そんな都合のいい呪文があるわけないでしょう」

メタル
「落ち着くんだ!とにかく……こうなった以上、先に進んで行くしかない。奥から迂回して分岐の地点まで戻れるかもしれない」

アイス
「だといいけど……」

ファロウ
「回復に戻れないってのは、ちょっとキツイな……」

トシ
「くっそ〜、こんなことなら食料を買い込んで持久戦に備えておくんだった……」

ルガード
「マップを見ても全体を把握できないから、1つ1つの分岐点を順番に確かめていくしか方法は無さそうですね」

アイス
「このルートは、ここで行き止まりみたいね。じゃあ、戻って……」

メタル
「待て!部屋の中に何かいるぞ!」



ファロウ
「ド……ドラゴンだ!!この洞窟にはドラゴンがいるのか!」

ディージア
「それでドラゴン連峰って名前なのね……!」

ルガード
「そういえば、我々は本物のドラゴンと戦うのは初めてですね」

メタル
「くっ!!ブレスを吐いてくるぞ!やはり強敵だ!」

トシ
「とうっ!……こういうタイプは、やられる前にやるしかないぜ!」

ディージア
「えいっ!バルカンハンマーでクリティカル!」

アイス
「アイスボール!」

ルガード
「サイオニックブラスト……倒しました!あまり上位のドラゴンではなかったようですね」

ディージア
「あ、見て!奥に宝箱があるわ!」

ファロウ
「グレートボウに、カブト、シルバーサラレット……なかなかの物が入ってたぜ」

メタル
「ドラゴンが洞窟の宝を守っているのは、ガーディアでも同じなんだな」









ルガード
「何とか入口まで戻れましたね。やはり分岐点は奥でつながっていたようです」

トシ
「ふう、このまま出られなかったら、どうしようかと思ったぜ……」

メタル
「そこら中を歩き回ったおかげでマップも大体出来上がったから、とりあえずは安心だな」

ファロウ
「じゃあ、後はこまめに補給しながら進もうぜ」

アイス
「まだ行ってないルートは……こっちね」

トシ
「この洞窟には、まだまだ色々隠されてそうだな」

ディージア
「あ、またドラゴンがいるわ!」



メタル
「今度は数が少ないから、そんなに危険ではないかな」

アイス
「ディープフリーズ!」

ディージア
「私は休んでるから適当に頑張ってね」

ファロウ
「さっきの奴とは違う種類みたいだな」

トシ
「奥にはまた宝箱が置いてあるぞ!」

ルガード
「足元には骨が落ちていますよ。ここに来た冒険者でしょうか?」

メタル
「この宝の持ち主かもな」

アイス
「宝を持って行ったら起き上がって襲ってきたりして……」

ファロウ
「まあ、今までのパターンからして、有り得ない話ではねーな……」

ディージア
「こうやって粉々に砕いとけば、二度と起き上がることもないでしょ(グシャ!バキ!)」

トシ
「あまりにひでえ……」

ルガード
「死んだ戦士を天界へと導くと言われるヴァルキリーの行為とは思えませんね」

ディージア
「ここの宝箱も結構イイ物入ってたわ」

メタル
「じゃあ、ここも行き止まりだから戻るとするか」

ファロウ
「……あれ?こんな所に通路なんてあったっけ?」

トシ
「いや、俺の地図には書いてないけど……ん?壁にスイッチもあるぞ(カチッ)」」

ルガード
「壁の奥から、更にレバーが出てきましたよ(ガチャリ)」

アイス
「どこかで音がしたわ。隠し通路が開いたんじゃないの?」

ファロウ
「こっちに、それっぽい通路があるぜ……いったい何があるってんだ?」

ディージア
「何だか、まわりくどい仕掛けね」

トシ
「奥に部屋があるぞ!これは……!」

メタル
「宝の部屋だ!」



ファロウ
「す……すげー!宝箱が……こんなに!」

アイス
「この宝箱にはエルブンボウが入ってるわ……!」

ディージア
「こっちにはファイアソード!」

メタル
「こっちはカシナートの剣……まさに伝説の中にあるような、ドラゴンの宝の数々だ……」

ファロウ
「変な鍵も入ってたぜ。『ドラゴンキー』……何か重要そうな鍵だな」

アイス
「……『ドラゴンの巣の中で、人は目的を求め彷徨い、怪物はあらゆる影に潜む。彼の夢は高貴なる報酬を渇望している一方で、彼の世界は無意味な闘争、挫折、無に満ちる。既に見つけし物を再度見る者のみが、彼の脆い知識の亀裂の中に隠されている物の、新たなる意味を見つけることができるであろう。かくして、人は影のドラゴンに立ち向かい、隠されし迷宮の財宝を見出す。かくして、人は影の恐怖に立ち向かい、隠されし人生の財宝を見出す』……」

メタル
「それは……『ドラゴン』の地図の内容か?」

ルガード
「こうしてみると、さっき見つけたスイッチと、この宝の部屋のことを指しているようですね」

トシ
「たまたまスイッチが見つかったからよかったものの……こんなヒントじゃ普通見つからないぜ……」

ディージア
「じゃ、取るもん取ったし一旦戻りましょ」

ファロウ
「大漁だったな。もう持ちきれないぜ」

ルガード
「おっと……ケチな家主のお帰りのようですよ」


≪動画 : エメラルドドラゴンとの戦い≫


アイス
「エメラルドドラゴン!」

トシ
「ここは、こいつの巣だったのか!」

メタル
「宝物の守護者というわけか……!」











トシ
「ふぅ、エメラルドドラゴンを倒しても、まだドラゴンがいるぞ……奥には何があるんだ?」

ディージア
「宝はもう持ちきれないから、今度はお金が欲しいな」

ファロウ
「あれ、行き止まりか?」

ルガード
「いや……これは……」



トシ
「上に続く階段だ!何でこんな洞窟の中に……」

アイス
「やっぱり、ここは自然にできた洞窟じゃなくて……」

メタル
「よし、行ってみよう……!上にある物こそが、この洞窟によって隠されている物なのかもしれない」

ファロウ
「この上ってことは、ドラゴン連峰の崖の上につながってるんじゃねーのか?」

ルガード
「隠された入口……『サーペント』『ドラゴン』の2枚の地図……海の悪魔ブロンバデグ……そして数多くのドラゴン……これらの障害は、秘密を隠すためなのか、来る者を試みるためなのか……。いずれにせよ、何者かの強い意志を感じます。我々の探求の旅は、それらの意思に沿ったものなのでしょうか?また、それと結び付くことで、果たしていかなる……」

ディージア
「ねえ、後がつかえてるんだから早く上に行ってよ」

トシ
「おーい、何か見えたか?」

メタル
「これは……」



メタル
「都市……なのか……?」

ファロウ
「うおっ!こりゃ凄え!どうなってんだ!?」

アイス
「誰かが来るわ……あれは……ヘラゾイド!」



ヘラゾイド
「オハヨ、高貴なる者よ!天空の都市へようこそ!楽しき日々を送られんことを!」

メタル
「ヘラゾイドの町……天空の都市か……」



ルガード
「ガーディアのどこで暮らしているか謎に包まれていた種族でしたが、こんな所に町があったとは……」

ディージア
「そこら中にヘラゾイドの赤い乗り物が飛び交ってるわ……町の景色も何だか不思議……」

トシ
「あいてっ!な……なんだ!?見えない壁が……」

ファロウ
「おっと……こっちにもあるぜ!」

ルガード
「透明で弾力のある金属のような材質で通路が造られているようですね。こんな物は見たことありませんね」

アイス
「見えない壁で、そこら中を遮られてるわ」

メタル
「とにかく、うぐっ!町の様子を見てみるか」

ディージア
「見た目は広いのに、いたっ!もの凄く歩きにくいわ!」

ファロウ
「こんな構造で快適に暮らせるのかよ……」

アイス
「ヘラゾイドは空を飛んでるから関係ないんじゃない?」

トシ
「あの乗物、どっかで手に入らないかな〜……」

メタル
「ふう……ようやく、ちょっと広い場所に出たみたいだぞ」

ファロウ
「この広場……ヘラゾイドの衛兵が大勢立ってるぜ」

ルガード
「中央に偉そうなヘラゾイドがいます。様子からして、この町のリーダーか何かでしょうか?」



≪動画 : ヘラゾイド女王ケ・リ・デイム≫



ケ・リ
「外界から来た者達よ、古代ハイガーディアの天空の都市へようこそ!ここは我らの世界の首都にして城塞、ヘラゾイドの故郷、ハイガーディの防衛線……」

アイス
「古代ハイガーディア?ハイガーディアって確か、ワンダーランド教授が話してた……」

ケ・リ
「我らは祖先達が残した秘密を守る者……偉大なる創造者によって託された義務を守る者なり。彼らの帰還の日……我々が彼らと共に楽園に飛び立つ日まで守護することを誓いし者なり!彼の名に祝福あれ!我らは長い間待ち続けた……だが、それも間もなく終わる!星が並び、兆候が現れた……予言の時は近い!」

ディージア
「どうでもいいけど、この人ちょっとゴツ過ぎない?」

ケ・リ
「我らは、『偉大なる試練』に挑む者を手助けしない……だが、諸君がここに居る間は、聖域を提供しよう。諸君のように外界から来た者が、既にここに訪れている……。運命が誰を選ぶかは分からないが、我らは『聖なる計画』の邪魔はしない。我、ヘラゾイドの女王ケ・リ・デイムは、諸君らクルセイダーを歓迎する!運命に打ち勝つのだ!」

ルガード
「ハイガーディア……ガーディアの星の先住民が、あなた方の祖先ということですか?」

ケ・リ
「我らの祖先ハイガーディアは、『聖なる計画』に従って、遥かなる昔に旅立った……。我々は、彼らの帰還を待っている。彼らは我々を永遠の楽園に連れて行くのだ!我々は、彼らの神秘……遺産の寺院『ホール・オブ・プリザヴェーション』の守護者である」

メタル
「クルセイダーとか聖なる計画とか、一体何のことだ?」

ケ・リ
「運命のみがクルセイダーを選ぶ……。そして聖なる計画は生ける神託!全てはクルセイダー到来の予言なり。我らを解放する使者、我らの祖先との再会、我らの義務の完遂……それは偉大なる創造者の再来の夜明けなり!」

アイス
「さっき言ってた『偉大なる試練』というのは……?」

ケ・リ
「偉大なる試練は、予言の真実を証明するであろう。クルセイダーのみが恐れることなくその危険に打ち勝つ。もし諸君が運命に選ばれた者であるならば、ホール・オブ・クルセイダーに入り、運命に打ち勝つのだ!」

トシ
「何のことだかサッパリ分からないんだけど……」

ルガード
「どうやら、彼女達ヘラゾイドは、遠い昔にいずこかへ去った先祖・ハイガーディアの民を待ち続けているようですね。そして彼らが再び戻る時、ヘラゾイド達の言う楽園や夜明けが訪れるようです。それを引き合わせるのが運命に選ばれて偉大なる試練を突破したクルセイダー、ということでしょうか」

アイス
「ハイガーディアの民は高い文明を持っていたって聞いたわ」

ファロウ
「ふーん……凄いけど、今はダークサヴァントを何とかしないといけないから、こんな事に関わってるヒマはないんじゃねーの?」

メタル
「いや、もしかしたらアストラル・ドミナは、ハイガーディアの民と深い繋がりがあるのかもしれない……現在ガーディアに暮らしている者達ですら、この宝珠についてほとんど何も知らないからな」

ディージア
「じゃあ、そのハイガーディアって人達に会えれば、何かが分かるかもね」

メタル
「運命に選ばれしクルセイダーが到来する時、ハイガーディアの民は再び戻ってくる……この聖なる計画とやらにある通り、俺達は偉大なる試練に挑んでクルセイダーと認められる必要がありそうだな……」


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