Wizadry7 プレイ記録 25.ホーリー・サクラメント

メタル
「まずは、このボートでエリン川の上流地帯まで行ってみようか」



アイス
「上流地帯には、ぐるっと山を大回りするか、あのファンハウスを通り抜けないと行けなかったから、随分と行き易くなったね」

ファロウ
「前に行った時は、ファンハウスを突破した直後だったから、疲れ果ててロクに周囲の探索ができなかったっけ」

ディージア
「それにしても、この川って結構広いのね」

トシ
「泳いで探索とか、馬鹿なことをしなくてよかったよ……」

ルガード
「おや……川辺にゴミが投棄されていますよ」



アイス
「あれはゴミじゃなくて宝箱よ」

トシ
「どっちにしろ、こんな所にあるってことは、捨ててあるのと同じだな」

ファロウ
「中身は……お、結構いい感じの鎧兜と、ごつい斧が入ってたぜ」

メタル
「チェインメイル+1と、クルセイダーヘルム、そしてクルセイダー2Hアクス+1……騎士の装備一式といった感じだな」

トシ
「騎士の装備で斧っていうのが渋いな」

ディージア
「ねえ、そろそろ川の上流に着いたんじゃない?」

アイス
「そうね……川の終点が見えてきたわ。ボートで行けるのは、この辺りまでね」

ルガード
「以前にマッピングした部分とつながりました。あとは上陸して歩いていきましょう」

メタル
「確か、この辺りに洞窟があったんだよな」

ディージア
「そんなもの、あったっけ?」

ファロウ
「この崖を降りて……あった!これだ!」



トシ
「いかにも何かがありそうな洞窟だな……まあ、今回は体力も魔力も万全だから大丈夫だろう」

ファロウ
「よっしゃ、じゃあ中に入ってみるか!」

アイス
「地下じゃない洞窟って久々ね」

ルガード
「しかし、この洞窟……何かが棲んでいるような……」

アイス
「きゃあっ!」



ディージア
「び……びっくりした……何よこいつ!」

ファロウ
「うわっ!襲ってくるぞ!」

メタル
「とうっ!」

ルガード
「あ、動かなくなりましたよ。杖が急所に当たったみたいですね」

ディージア
「見かけ倒しな奴ね」

ファロウ
「ふう、驚かせやがって……じゃあ奥に行くか……」

ルガード
「ここはもしや……この巨人達の住処なのでは……?」

トシ
「やけに巨大な洞窟だと思ったら、こいつらが暮らしていたからか」

メタル
「仕方ない……襲ってくる奴等は殲滅するぞ」

アイス
「え?あの……襲ってくるのは、私達が勝手に領域に侵入したからじゃ……」

ディージア
「どう見ても、こいつら悪者でしょ。退治しなきゃ」

トシ
「い……いや、ほら、人を見た目で判断するなって、言ってたじゃないか……」

ルガード
「この弱肉強食の世界で、そんな甘いことを言っていたら、真っ先に餌食になりますよ。彼らに話が通じると思いますか?」

メタル
「その通りだ。話し合いで解決できない場合は武力で解決。これが鉄則だぞ」

トシ
「ジャイアントって、いつもこんな扱いだな……」

















ディージア
「何体いるのよ!!」

ルガード
「総じて知能レベルは低いみたいですね」

メタル
「ノロマな直接攻撃しかしてこないから、当たらなければどうということはないな」

ファロウ
「洞窟の中も、それほど入り組んではないから、そんなに苦労はしなそうだぜ……お、壁にスイッチが!(カチッ)」

アイス
「保護色で見つけにくいスイッチだったね。隠し通路が出てきたわ」

ルガード
「奥に何かがありそうですね」

ディージア
「巨人達の宝でも隠してあるのかしら」

メタル
「壁に何か書いてあるぞ……『SPOT』……どういう意味だ?」

トシ
「おい、この悪臭……何かヤバそうな雰囲気だぜ……変な音も聞こえる……」

アイス
「部屋の中に何かいるわ!」



≪動画 : スポットとの戦い≫



ファロウ
「スポットっていうのは、この恐竜のことだったのか……頑丈な奴だったぜ」

メタル
「こいつは巨人達のペットか何かだったのか……?」

ディージア
「巨人よりも強かったじゃない」

ルガード
「部屋に何かないか探してみましょう……人間の死体だらけですね」

トシ
「ん……?この死体の下に、変なヘルメットが埋もれてるぞ」

アイス
「死体はペチャンコだけど、このヘルメットは傷一つない状態ね」

ディージア
「他にも探してみたけど、これくらいしか値打ちのありそうな物はないわ」

メタル
「周囲にルーン文字が彫られていて、目の部分には赤いガラスのレンズが嵌まっている……不思議なヘルメットだな」









ファロウ
「さて、宝も入手したことだし、そろそろこの辺で……」

メタル
「奥の水のエリアにも行ってみないとな」

トシ
「う……やっぱり、そこにも行くのか……」

ディージア
「泳ぐのやだ〜」

アイス
「いくらレベルが上がっても、こればかりは一向に慣れないわ……」

トシ
「(バシャバシャ)……ん?これは何だ?」



ルガード
「これは薔薇の花ですね。何故こんな所に1本だけ薔薇が咲いているのでしょうか……?」

メタル
「これは……ジーン・ゼンから言われていた5つの花の、最後の1つじゃないか!?」

アイス
「パープルプラム、イエローリオン、ブルーミシア、ホワイトダリア、そしてレッドローズ……これで5つ全ての花が揃ったわ!」

ファロウ
「これで、やっと弟子入りさせてもらえるんだな」

ディージア
「最後の1つが、こんな所に隠されてるなんて……あの爺さん、本当に弟子を取る気あったのかしら……」

メタル
「こっちの方に、まだ何かありそうだ」

トシ
「ゴボゴボ……最近泳いでばっかりだな……」

ルガード
「スタミナの呪文をかけてもキリがないから、なるべく戦闘中に休み続けて体力を回復させましょう」

ファロウ
「もはや戦闘が休息のようなもんだな」

ディージア
「あった!こんな所に宝箱よ!」




アイス
「プレートメイル+2に、バルカンハンマー、その他もろもろが入ってたわ」

ルガード
「これで大体一回りしたんじゃないですか?もう何も無さそうだから、洞窟を出ましょう」









メタル
「レベルアップして呪文もほとんど覚えたから、いよいよ俺にも転職の時が来た……」

ファロウ
「みんな随分と時間がかかってるな。やっぱ呪文を覚えるのに時間がかかるのか……」

メタル
「新しい職業はレンジャーだ」



ディージア
「確かレンジャーって、前にファロウが就いてた職業でしょ?すっごく使えなかったじゃない」

ファロウ
「その言葉は聞き捨てならんぞ」

ルガード
「まあ、昔は色々と酷い扱いを受けていたようですが、今ではそんなことはありませんよ。レベルアップも早くなったし、装備できる武器防具も大幅に増えているみたいです」

メタル
「イメージ的にもロードと並んでアバタールに近いし、今の俺にはピッタリだろう。じゃあディージア、そのカシナートの剣を返してくれ」

ディージア
「え?これって、あんたの剣だったの?」

メタル
「この日のためにアラム城から宇宙の彼方まで持ってきたんだ。やっぱ主人公たるもの剣で戦わないとな」

ディージア
「じゃあ……私の武器はどうしよう……。何か手頃なの余ってない?」

トシ
「さっき洞窟の中で見つけたバルカンハンマーなんか丁度いいんじゃないか?」

アイス
「エリン川の川辺にあったクルセイダーの2Hアクスも、なかなかの性能よ」

ディージア
「もっとスタイリッシュな武器はないの?斧とかハンマーって、どうも頭の弱そうな感じでイメージ悪いのよね」

ファロウ
「何という偏見だ……」

ルガード
「これを装備できる職業は限られているのですから、有効活用してくださいよ」

ディージア
「うーん……じゃあハンマーかなぁ……イケてないけど仕方ないか」

メタル
「さて、それじゃあ……5つの花を手に入れたことだし、ジーン・ゼンに会いに行くか」

トシ
「ジーン・ゼンって、他の冒険者達みたいに歩き回ってるみたいだから、探し出すのは大変だぜ」

アイス
「ガーディアは広いから、人づてに居場所を聞いて探しても、いつ出会えるか分からないわ」

ルガード
「そこは心配無用です。私の秘術『ロケートパーソン』で、誰がどこにいるか簡単に分かりますよ」

メタル
「そうか!その手があったな!」

ルガード
「では早速……ロケートパーソン!!」

ファロウ
「おお、初めてサイオニックらしい活躍ができるな!」

ルガード
「こ……これは……!」

ディージア
「どう?見つかった?」



ルガード
「……既に死んでいます……」

トシ
「な……なんだってー!!」

ディージア
「それって……他の冒険者に殺されたってこと……!?」

メタル
「あのニンジャマスターを殺せるような人物がいるとは……」

アイス
「ど……どうするの……?苦労して5つの花を見つけたのに、肝心のジーン・ゼンが死んじゃったんじゃ……」

ファロウ
「俺のニンジャガーブ(下)はどうなるんだよ……あの爺さんからしか買えなかったのに……」

ルガード
「……ついでに、以前ニューシティーで助けたゴーンの将校、ボエリガード中尉も死んでいることが判明しました」

トシ
「ボ……ボエリガード中尉まで……」

メタル
「さすがに、このような事態は予測できなかったな……どうしたものか……」













メタル
「とりあえず、ムンクハラマのジーン・ゼンの道場まで来てみたが……」

トシ
「この道場も懐かしいな。夢の宮殿で悪夢を見た後に、いきなりここに着いたからビックリしたぜ……」

アイス
「中には誰もいないわ……」

ルガード
「やはり、彼らを殺したのはダーン族なのでしょうか……」

ファロウ
「ん?何か紙が落ちてるぜ」



ルガード
「これは……ジーン・ゼンのノートのようです……!」

ディージア
「な……何て書いてあるの?」

メタル
「では……読んでみるぞ……」

ジーン・ゼン
「ニューシティーの寺院でファーザー・ルラエを探し、『ホーリー・サクラメント(聖なる儀式)』を学んだことを告げよ。彼は君達の旅の助けとなってくれるだろう」


ファロウ
「これは……もしかして、俺達のために残してくれたメッセージなのか?」

トシ
「もう聖なる儀式は終わったということか……」

アイス
「ファーザー・ルラエさんに、この事を伝えればいいみたいね」

メタル
「まだ続きがある……」

ジーン・ゼン
「追伸:五つの花の秘密は分かったかね?赤い薔薇と青いミシア、黄色いリオンと紫のプラム、これらを合わせ、最後に白いダリアの溶液で清めるのだ……」


ファロウ
「集めた5つの花を合わせる……?」

メタル
「なるほど……赤を青に、黄を紫に、それぞれ合わせることができるぞ」

アイス
「赤、青、黄、紫の花が合わさって、伝説のアンブロシアの花になったわ!」

ディージア
「これを最後に白いダリアに合わせれば……あれ?何も起こらない……」

ルガード
「ダリアの溶液とありますから、液体に溶かすのでしょう。清めるということは、聖水か何かで……」

トシ
「そうか!確かファーザー・ルラエが聖水を売っていたから、さっきの報告のついでに買っていこうぜ」

ジーン・ゼン
「幸運が君達に微笑まんことを!」




メタル
「ジーン・ゼン………」


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