Wizadry7 プレイ記録 23.狂気

アイス
「もう矢も尽きちゃったから、私も剣を持って前列で戦うわ」

メタル
「そういえば、バードは剣も装備できるんだったな。じゃあ俺が後に下がるか……」

ルガード
「5階は『死の箱の寺院』という名前らしいですよ」



ファロウ
「一面水のエリアか……ここは泳いで進まなくちゃならなそうだぜ」

トシ
「泳ぎか……ま、仕方ないな」

ディージア
「鎧着て泳ぐ身にもなってよー……」

アイス
「でも、そこら中に宝箱があるよ。泳ぐのは疲れるけど、実入りの良さそうな所ね」

トシ
「モンクの定めとはいえ、俺だけは武器以外の装備が最初から変わってないからな。そろそろ何かいい物が……」

ルガード
「Ops!」



ディージア
「キャッ!!」

アイス
「いたた……宝箱の罠が作動したの……?」

メタル
「おいファロウ、気をつけろよ」

ファロウ
「お……俺はまだ開錠してないって!」

ルガード
「中身は鍵……『コファーキー』ですか。次の宝箱を開けてみましょう。今度は気を付けてくださいよ」

ファロウ
「だから俺じゃねーって!」

メタル
「次の宝箱は……ん?まさか、また……!」

ルガード
「Ops!」

トシ
「うぎゃっ!!また罠が!!」

ディージア
「ちょっと何これ!しっかり開錠してよ!」

ファロウ
「何もしてないって言ってるだろ!」

アイス
「まさか……ここの宝箱は勝手に罠が作動するように仕掛けられてるんじゃ……」

メタル
「それで『死の箱の寺院』か……」

ルガード
「ここにも同じく『コファーキー』入っていましたが……先にある扉は、この鍵では開きませんよ」

トシ
「さっき手に入れた方の鍵でも開かない……これはもしや……」

アイス
「どれかの箱に正解の鍵が入ってるってことね……」









メタル
「くっ……それにしても、罠と分かって開けるのは苦痛だな……」



ファロウ
「それよりも泳ぎ疲れた……ムンクハラマでも、こんなに泳がなかったぜ……」

ルガード
「これは、下の階の回復の泉に頻繁に立ち寄らないと厳しいですね」

トシ
「一面水だから、下の階へ行く時にも泳いで戻らなくちゃならないけどな……」

アイス
「や……やっと2番目の扉が開いたわ!」

ディージア
「もう疲れた〜……そろそろ上に行く階段かしら……」

トシ
「うう……この先は更に水と宝箱だらけだぜ……」

メタル
「こ……これはキツイ……」

ルガード
「水泳のスキルは100じゃ足りませんね……」

ファロウ
「こ……ここを全部回るのかよ……」

ディージア
「心が折れるわ……」

メタル
「行くしか……ないか……」


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ファロウ
「ハアハア……回復に戻っても、この一番奥のエリアまで来るのにさんざん泳ぐから、あんまり意味ねーよ……」

トシ
「回復呪文を駆使しても、ちょっとずつしか進めないな……」

ルガード
「Ops!宝箱の罠も激しいです……!」

ディージア
「もう限界……ん……これは……?」

アイス
「スイッチよ!水路の壁にスイッチがあるわ!」

メタル
「(カチッ)壁の奥に隠し部屋か……」

トシ
「宝箱があるぞ!こんな隠し部屋にあるってことは、結構いい物が期待できるんじゃないか?」

ディージア
「ふう……この苦労も少しは報われそうね」

ファロウ
「(カチャカチャ)む……罠はなし……」

ルガード
「さて、中身は……」

トシ
「うおおお!これは……!」

アイス
「………あれ?」

ファロウ
「か……空っぽだ……?」

ルガード
「……既に誰かに持ち去られた後みたいですね」

ディージア
「そ……そんな〜……」

メタル
「中には、おそらく地図が入っていたんだろう。ここに入っている布は、これまでに見つけた地図を包んでいた物と同じだ」

アイス
「一体誰が持っていったの……?」

ルガード
「こればかりは、我らと同じく冒険をしている人達からの情報に頼るしかなさそうですね」

ファロウ
「あーあ……何だか一気に疲れたぜ……」


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トシ
「し……死ぬ……過労死する……」

ルガード
「あっという間に回復のMPも無くなりますね……」

ディージア
「さっきの宝箱もハズレ……全然先に進めないわ……」

アイス
「(昏睡中)」

ファロウ
「寝ると溺れ死ぬぞ……」

メタル
「む!この宝箱の中に……黄金の彫像が入っていたぞ!」

ルガード
「祭壇はさっきのエリアにありましたから、これでようやく先に進めそうですね」

ディージア
「やっと……ここから出られるの……?」

トシ
「嬉しいけど、もはや喜ぶ元気もないぜ……」

アイス
「(昏睡中)」

メタル
「ふう、かなり苦労したな……早く回復して先に進もう」









トーレン・ダーン
「よくぞ参られた兄弟よ!汝は死の箱の寺院の試練を通過した!協会は汝を『Apostles of Dane(ダーンの伝道者)』と認める!汝の信仰と位に値する代価を見せるのだ……協会の会費を払うか?」


ファロウ
「金なら払うから、早くこの階から出してくれ……」

アイス
「伝道者……だんだん偉くなってきたのかな?」

ディージア
「偉くなっても、あんまり見返りがないわ。ダーン族も相変わらず襲ってくるし……」

ルガード
「さあ、いよいよ6階ですよ。ここは『放浪者の寺院』というみたいですね」



トシ
「放浪者か……今度はどんな仕掛けなんだろうな」

ファロウ
「まあ、さっきの水のエリアよりはマシだろ。進んでみようぜ」

メタル
「ここの通路は行き止まりばかりだな。単なる迷路なのか?」

アイス
「そんな単純だといいけど……」

トシ
「あれ?ここの通路、さっきも通ったけど、確か行き止まりだったような……」

ディージア
「あんたがマッピングしてるんでしょ。しっかりしてよ」

ルガード
「こちらも行き止まりだったはずですが、道が開いていますよ」

ファロウ
「こっちは通路だったはずなのに、いつの間にか行き止まりになってるぜ……どういうことだ?」

アイス
「これはもしかして……床の各所に通路を開閉するスイッチが仕掛けられてるんじゃない?」

ディージア
「ええ!?でも、何の音も合図もなかったわよ」

メタル
「どこに仕掛けられているか分からないスイッチを探し回って迷路を歩く……これが『放浪者の寺院』か……」









ルガード
「黄金の彫像を祭壇に捧げましたよ。これで先に進めるはずです」

ファロウ
「意外とすんなり進めたな」

トシ
「狭いエリアで助かったぜ。もうちょっと広かったら、かなり苦労してただろうな」

トーレン・ダーン
「よくぞ参られた兄弟よ!汝は放浪者の寺院の試練を通過した!協会は汝を真の『Lords of Dane(ダーンのロード)』として昇華したことを認めよう!汝の信仰と位に値する代価を見せるのだ……協会の会費を払うか?」


メタル
「ついにロードの位か。これはもう最高位となったんじゃないか?」

ディージア
「お金も大分支払ったけどね」

アイス
「この場所から、次の階か1階にワープできるみたいね」

ファロウ
「戻る時に、さっきの水のエリアを進まなくて済むのはありがたいぜ」

ルガード
「この階には、まだ探索していない部分がありますから、上に進む前に行ってみましょう」

ファロウ
「スイッチの場所も大体把握できたから、ここはもう楽勝だな」

トシ
「こっちの方だっけか……」

メタル
「ん?壁に鉄格子が並んでいる……これは何だ?」

ディージア
「キャッ!!中から炎が……!!」



ファロウ
「うぐっ!!な……なんだこりゃ!?」

ルガード
「鉄格子の中から飛んできましたよ……!」


「さあ来い、我が子らよ!主は更なる歓喜を欲している!」


トシ
「な……この鉄格子の中にいるのは……!」

ディージア
「きゃあ!何よこれ!」

メタル
「こ……こいつらは何をしているんだ!?」

ルガード
「多くの肉体が破廉恥な快楽に身悶えする野生的なパーティー!これはまさに……!」

ファロウ
「乱こ……」

アイス
「それ以上は許さないからね」

メタル
「くそっ……うらや……けしからん連中だ!奥に進むぞ!」

トシ
「うわっ!!先の鉄格子からも炎が!!」


「HAHAHA!燃やせ!燃やせ!全て燃やせ!HAHAHAHA!」




ルガード
「何という狂気……!中にいるのは何者ですか……?」


「もっと!もっと!もっとだ!」


メタル
「ぐっ……また炎が……!どんどん激しくなってくるぞ……!」

ディージア
「こ……こいつら……!」


「我が子らよ、そいつらを逃がすな!」

トシ
「あっちちちち!!だが……奥まで辿り着いたぞ!」

ファロウ
「奥の扉は途中で見つけたクロームキーで開くぜ!さあ、中に入るぞ!」



メタル
「ハイファーザー……!こいつはダーンの幹部だな……呪文を唱えさせる前に仕留めるぞ!」

ファロウ
「信者から巻き上げた金で酒池肉林とは、とんでもない連中だぜ……!」

トシ
「サイレンス!」

アイス
「えいっ!」

ディージア
「天誅!!」

ルガード
「倒しましたか……やはりダーン族は身体能力は高くないですね」

メタル
「こいつらが炎を放ってたわけじゃなさそうだな」

トシ
「この先の鉄格子は開かない……炎が飛んできた部屋には入れないぜ……」

ディージア
「あ〜腹立つ!!どこか別の場所からじゃないと行けないみたいね」

ファロウ
「でも、ここにあった宝箱には、なかなかの物が入ってたぜ」

アイス
「プレートメイル+3、沈黙のリラ、耐魔のアミュレット……どれも、かなり良さそうな物ね!」

メタル
「この本は何だ……?『不死の書』……」



ルガード
「『デーモン・スポーンの祈り……穴の中に我らの敵の臓物を放り込め……その血は悪魔を誘い出す……。穴の中にダイヤの灰を撒き散らせ……その芳香は悪魔を刺激する……。穴の中に門の石を投げ入れよ……その魔力は悪魔を召喚する……。デーモン・スポーンを暗唱せよ……その言葉は悪魔を縛り付ける……!そして、地獄のスポーンは打ち破られる……』」

トシ
「なんだ、そりゃ?不気味な本だな……」









ファロウ
「痛ててて……戻る時にも炎を撃たれるとは思ってなかったぜ……」

ディージア
「この借りは絶対に3倍にして返してやる……!」

ルガード
「とりあえず、先に進みましょう。あの部屋に入る手がかりもあるかもしれません」

メタル
「上の階は塔の最上階みたいだ。ついに辿り着いたな」

アイス
「ここは回廊だけのようね。鉄格子に囲まれた中央のプールに何かありそうだけど……」

トシ
「なんだコレは……『デーモン・スポーンの穴』……?これって、さっきの本に載ってた……」



メタル
「何か危険そうなスイッチだな……」

ファロウ
「下に降りる階段があったから、先にこっちに行ってみようぜ」

ルガード
「なるほど……先ほどの6階から、一気に最上階までワープして、そこから降りるという構造のようですね」

アイス
「降りた先にも、またすぐに下り階段があるわ。なんでこんな構造になってるんだろう……?」

ディージア
「ここは……『マグナ・ダーンの寺院』!?」



メタル
「入口のダーンから聞いた話だと、マグナ・ダーンというのが塔の最高指導者のようだ」

トシ
「おい……俺の地図によると、この部屋はさっき炎が飛んできた鉄格子の中だぜ……!」

ファロウ
「な……なに!?ということは、この中にいるマグナ・ダーンって奴が、さっき俺達に散々炎を浴びせた奴だってのか!?」

ディージア
「思いのほか早く借りが返せそうね……!」

ルガード
「……では、中に入ってみますか……」

トシ
「ゴクリ……」



メタル
「こいつがマグナ・ダーンか……!」

マグナ・ダーン
「貴様はダーンの塔の高みまで辿り着き、『ロード・オブ・ダーン』の地位を勝ち取った!だが、貴様はダーン族ではない!ダーンでない者をハイファーザーの聖なる座に着けることはできぬ!」


ルガード
「部屋の中にいるのは、先ほど外から見たとおり……不敬な酒色に耽る退廃的集団ですね……」

アイス
「こんなのが協会の最高権力者だなんて……!」

ファロウ
「これがダーンの協会の実態かよ……」

マグナ・ダーン
「だが、このマグナ・ダーンのトルクエセイドが例外を設けてやろう……『スポーンの穴』に挑むのだ!」


ディージア
「何言ってるの、こいつ!さっさとやっちゃおうよ!」

メタル
「一応ダーン族の最高権力者なんだから、迂闊なことはするな。このまま言いなりになるのはシャクだがな……」

マグナ・ダーン
「穴の中に我らの敵の臓物を放り込め……その血は悪魔を誘い出す……。穴の中にダイヤの灰を撒き散らせ……その芳香は悪魔を刺激する……。穴の中に門の石を投げ入れよ……その魔力は悪魔を召喚する!」


ファロウ
「この言葉は……」

マグナ・ダーン
「不死の書を暗唱せよ……その言葉は悪魔を縛り付ける……!そして、地獄のスポーンは打ち破られる!さすればハイファーザー……ダーンの王のと呼ばれよう!」


ルガード
「これは……先ほどの宝箱に入っていた『不死の書』に書かれていたものと同じ内容ですね……」

マグナ・ダーン
「我が元へ悪魔の角を持ってくるのだ!我は貴様に力と富を授けよう!夜の臥所の奴隷を与えよう!ダーンの力を、猥らな暗黒の魔術を顕にしよう!さあダーンのロードよ、行くのだ!スポーンの穴を探求し、角を持ち帰れ!」


メタル
「………」

ディージア
「扉を閉められちゃった……せっかく復讐のチャンスだったのに!」

トシ
「悪魔を倒せ……か」

アイス
「さっき最上階にあった『デーモン・スポーン』と書かれたスイッチ……きっと、そこに悪魔がいるのね」

ルガード
「しかし、あのマグナ・ダーン達こそが、悪魔というイメージに近いですね」


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