Wizadry7 プレイ記録 22.グレートタワーの試練



アイス
「おはよう……ここはどこ?」

ルガード
「ダーン族のグレートタワーの2階ですよ」

メタル
「この階は『聖なる秩序の寺院』というらしい」



ファロウ
「また壷があったからジョンガパウダーを入れておいたぜ。これで罠も回避できるだろ。でも穴の仕掛けがなぁ……」

アイス
「罠?仕掛け?」

トシ
「各所にあるスイッチを踏むと、穴だらけの床が少しずつ埋まっていくという仕掛けみたいなんだ」

ディージア
「えーと……こっちのスイッチを踏んだら、この穴が消えて、変わりにあそこの穴が開いちゃうのよね……でも向こうのスイッチを押すためには、先にあのスイッチを……ああ〜!!もう、めんどくさい!!」

アイス
「それで『聖なる秩序』ってことなのね」

ルガード
「危険ではないのですが、とにかく面倒なところですね」

ファロウ
「ダーン族の偉い奴に会うためには、こういった試練を通過して塔を登らなくちゃならないみたいなんだ」

トシ
「ふう……ようやく通過できた」

メタル
「通路の先には、また下の階で見つけたような黄金の彫像があるぞ」

ルガード
「なるほど、先ほどと同じように、これを祭壇に捧げれば上の階へ続く道が開く……というわけですね」

トシ
「ここの試練の概要が分かってきたな」

ディージア
「ねえ、こっちに見たような看板があるわよ」



ファロウ
「これは……ニューシティーにいたベルカンゾの魔法店じゃねーか」

ルガード
「先ほどチラシを見かけましたよ。どうやら彼は、昼はこのグレートタワーで、夜はニューシティーの店で営業しているようですね」

アイス
「ずいぶん仕事熱心ね」

トシ
「中は留守みたいだ。塔の中じゃ分からないけど、今は昼間みたいだな」

メタル
「いないなら仕方がないな。じゃあ先へ行こう。こっちに階段があった」

ファロウ
「あれ?このダーンは……」



トーレン・ダーン
「よくぞ参られた兄弟よ!汝は聖なる秩序の寺院の試練を通過した!協会は汝を『Holy Canon(聖なる会員)』として迎え入れる!汝の信仰と位に値する代価を見せるのだ……協会の会費を払うか?」


ディージア
「え?またお金払うの!?」

ルガード
「『Disciple』『Canon』……どちらもダーン族によく見られる称号ですね。彼らも皆、こうして階位を得ていったのでしょう」

トシ
「こういうシステムになってたのか……こりゃ協会は大儲けだな」









ディージア
「3階は『永遠の夜の寺院』だってさ」



ルガード
「中は一面のダークゾーンですね」

トシ
「この暗闇が試練ってわけか」

アイス
「あ、回復の泉があるわ!」



ファロウ
「全回復の泉か……この塔がどこまで続くか知らないけど、途中で補給ができるのはありがたいぜ」

メタル
「このダークゾーンは迷路状にはなっているが、マップを見ながらだったら迷うことはないな」

ディージア
「オートマッピングでよかったわね」

トシ
「前はダークゾーンのマッピングで散々な目に遭ったからなぁ……」

ファロウ
「と言ってる間に、不思議な部屋に着いたぞ」

アイス
「暗闇が晴れたわ!」



トシ
「なんだ……?ダーンが大勢で座ってるぞ……いったい何をやってるんだ?」

ファロウ
「みんな目を瞑って微動だにしない……不気味な光景だぜ……」

ルガード
「どうも瞑想をしているようですね」

メタル
「部屋の奥にいるダーンがこちらへ来るぞ……」

ダーン
「そこを旅した者のみが、その先に何が広がるかを知る……。そこは精神が宇宙の中心となり、無限なるものの全てが目の前で明らかになる……。見るのみで、触れることはない……。そこは全ての罠や外界の要求からも逃れられる、真の本質の場所……。それは内なる王国、平和と知識の地……これを学ぶ気はあるか?」


ディージア
「なんだか、あまり関り合いたくないわ……」

アイス
「えーと……私達、間に合ってますから……」

ルガード
「まあ、話だけでも聞いてみましょうよ」

ダーン
「言葉を捜せ……獣の住処にて……そしてここへ戻れ……。それを知らば、何をすべきかもわかるであろう……」

アイス
「……行っちゃった……」

ルガード
「床に鍵が落ちています……この鍵で、その『獣の住処』を開けろということでしょうか」

ファロウ
「部屋の奥には黄金の彫像があったぜ。これで上の階に行けるな」

メタル
「だが、さっきの話が気になるな……」

ディージア
「さっさと上に行っちゃおうよ」

トシ
「獣の住処で言葉を捜せ……か……こんな塔の中に、獣の住処なんて、いったいどこにあるんだ?」

ルガード
「ありました!獣の住処という看板があります」



メタル
「そのままだな……」

ファロウ
「この中には獣がいるってことだよな……じゃあ、心して入るぜ……!」

アイス
「中は真っ暗……でも何か物音が聞こえるわ」

ディージア
「ん?何か光るものが天井から落ちて来……キャアァ!」



トシ
「サイ・ビースト!こいつが、ここに巣食う獣か!」

ディージア
「虫じゃないの!」

ファロウ
「とう!倒したぜ!」

メタル
「弱い奴だったな。ここで言葉を捜せというのは、どういうことだ……?」

アイス
「あ、虫が死に際に何か呻いたわ!」

ルガード
「……『MOO』と聞こえましたよ。これが、先ほどのダーンが言っていた『言葉』のことでしょうか?」

メタル
「本当にこんなのでいいのか?とりあえず、さっきの瞑想の広間へ行ってみるか……」



ディージア
「あれ?部屋には誰もいないわ……どうしろって言うのよ」

トシ
「せっかく言葉を見つけたってのに」

ルガード
「さっきの言葉を頭に浮かべながら修行することで、彼らの言う精神領域に到達できるのでしょう」

ファロウ
「ええ〜!?本当かよ?」

ルガード
「試しにちょっと瞑想を実践してみましょう」

アイス
「MOO……MOO……MOO……MOO……」

メタル
「ひたすらにマントラを唱えて修行していた頃を思い出すな」

トシ
「眠くなってきた……」

ファロウ
「でも……確かに……何かこう……新しい力が目覚めるような……」

ルガード
「この瞑想で『マインドコントロール』のスキルが身に付いたようですね」

メタル
「『マインドコントロール』か……確か精神的な状態異常に対する耐性が高まるというやつだな」

アイス
「ぐー……zzz」

ディージア
「アイスがまた寝ちゃったわ」

ファロウ
「あれだけ寝たのに、よくまた眠れるな……」

ルガード
「眠ってしまったらスキルが身に付かないようですから、全員が習得できるまで続けてみましょう」









トーレン・ダーン
「よくぞ参られた兄弟よ!汝は永遠の夜の寺院の試練を通過した!協会は汝を『Priests of Dane(ダーンの僧侶)』として祝福する!汝の信仰と位に値する代価を見せるのだ……協会の会費を払うか?」


ファロウ
「またこいつか」

メタル
「今回は『プリースト』か。どんどん位が上がっていくのが楽しみだ」

トシ
「権威に弱い奴……」

ルガード
「じゃあ4階へ上がりましょう。次は『気まぐれな空気の寺院』という看板がありますよ」



ディージア
「いきなり行き止まりよ」

アイス
「これはワープゾーンみたいね。行き止まりの箇所まで行けば……ほら、ワープしたわ」

ファロウ
「おわっと!ワープした先からも、すぐまたワープしたぜ!」

メタル
「なるほど、連続ワープゾーンのエリアか……。これはワープの箇所を地図に書いていくしかないな。マップキットだけじゃ対応できないぞ」

ディージア
「じゃあ、よろしくね」

トシ
「きがるにいってくれるなあ」









ファロウ
「ん?ここだけダークゾーンだぜ……」

メタル
「な……なんだ?周囲がグラグラと……目眩か?」

ディージア
「部屋が……震えてる!」

ルガード
「あれは……」



アイス
「……珠?」

トシ
「幻覚か?地面に沈んでいく……」

メタル
「くっ……動けない!」

ルガード
「珠の消えた場所に人影が見えます……!」



ファロウ
「この女は……確かこの星へ来る前に聞いた……」

メタル
「ヴィ・ドミナという謎の女……!?」

ディージア
「消えていくわ……これも幻影……?」

トシ
「う……やっと動けるようになった……」

ルガード
「珠と女性が消えた場所に、例の黄金の彫像が落ちていましたよ」

アイス
「このエリアからもワープで出られたわ……さっきの幻影は、いったい何だったの……?」

ディージア
「さっき別の場所の宝箱から見つけた『ストーンオブゲート(門の石)』ってのも、使い道が分からないわ」



メタル
「それは別の場所で使うものかもしれないな。とにかく、彫像が見つかったから上へ進もう」

トシ
「じゃあ祭壇にセットして、と……」

ファロウ
「扉の先には、例によってこいつが待ち構えてたぜ」

トーレン・ダーン
「よくぞ参られた兄弟よ!汝は気まぐれな空気の寺院の試練を通過した!協会は汝を『Bishops of Dane(ダーンの司教)』に任命する!汝の信仰と位に値する代価を見せるのだ……協会の会費を払うか?」


ディージア
「はいはい、また支払いね」

トシ
「だんだん支払う金額が大きくなってきたな」

アイス
「この塔、何階まであるんだろう……」


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