Wizadry7 プレイ記録 20.もう一つの町



トシ
「ファンハウスの外は、やっぱり山みたいだな」

ルガード
「前に途中まで登ったアクパイル山の反対側ですね。向こう側からは頂上に行く道がありませんでしたが、こっち側からなら行けるかもしれないですね」

ディージア
「早く町で休みたいよ〜……」

メタル
「この辺は町とかあるような雰囲気じゃなさそうだぞ」

アイス
「こっちには川が流れてるわ」



トシ
「ここらはエリン川の上流かな?このまま下流まで泳げれば、ムンクハラマ付近まで行けるかもな」

ファロウ
「体力に余裕があれば泳げるかもしれないけど……さすがにこれだけ大きい川はキツイぜ……」

ルガード
「ここから先に進むには、この山を登っていくしかなさそうですね」



ディージア
「山っていうか崖ね……」

トシ
「まあ、一旦戻って、ゆっくり休んだ後にでも……」

メタル
「よし、せっかくここまで来たのだから、ちょっと山に登ってみよう」

ルガード
「ええ!?こ……これから山に行くのですか!?」

アイス
「あの……さすがに疲れたんだけど……」

メタル
「町に戻ってから、またここまで来るのも面倒じゃないか」

ファロウ
「いや、そうだけど……もう体力が……」

ディージア
「ファンハウスからここまでブッ通しで来てるのよ!」

メタル
「まあ、ちょっと周囲の様子を見て回るくらいだ。ずっと薄暗い廃屋の中だったんだから、気分転換に丁度いいじゃないか」









メタル
「ふう、やっぱり山は空気がうまいな!」

トシ
「ハア……ハア……」

ファロウ
「つ……疲れた……」

メタル
「ほら、元気出せ。きっと、もう少しで頂上だぞ」

ディージア
「あ……あんたは、歩いてればHP自動回復するディバインメイルガウンを着てるから楽でしょうけどね……」

トシ
「ちょっと周囲の様子を見るだけって言って、なんで頂上まで来てるんだよ……」

ルガード
「もうMPも尽きてきましたよ……」

アイス
「は……吐きそう……」

メタル
「お、こんなところに一輪の花が咲いているぞ」



メタル
「みんな、この花を見てみるんだ。こういった自然の中に生きる植物の強さを、俺達も見習わないとな」

トシ
「む……無性に腹が立つ……」

ファロウ
「花なんて見ても疲労は回復しねーよ……」

ディージア
「こんなもの、こうしてやる!(ブチッ!)」

メタル
「あ!何てことを!」

アイス
「疲れすぎて、みんな気が立ってきたわ……」

ルガード
「この紫の花……ジーン・ゼンから言われていた5つの花の1つじゃないですか?」

トシ
「こんな所にも生えていたのか。これでようやく4本目だな」

ファロウ
「おい、こっち側は下りになってるぜ……ようやく折り返したみたいだ」



アイス
「この高い崖を降りれば、アクパイルの町に着きそうね」

ディージア
「町……もうすぐ町……」

メタル
「険しい崖だな……ここを降りるには、ロープがないと無理そうだぞ」

ルガード
「丁度いいモノが、その辺にいっぱい落ちてましたよ」



ファロウ
「これは植物のツルじゃねーか……こんなので大丈夫か?」

ルガード
「たくさん見つけたから、こうやって繋いで一本にすれば……ほら、崖の下まで届きますよ」

ファロウ
「いや、届くとか届かんとか、そういう問題じゃなくて……」

トシ
「かなり怖いけど……早く休みたいから降りよう」

アイス
「途中で切れたら確実に死ぬわ……」

メタル
「崖の下は、以前に来たことのある場所だ。このまま歩いて行けばアクパイルに着くな」

ディージア
「やっと……やっと休めるのね……」

ルガード
「このまま崖の上からツルを垂らしておけば、登る時にも使えそうですよ」

メタル
「これで両側のルートが繋がったことになるのか……まだ山の上に続く道があったようだが、とりあえずは町に戻るとするか」

アイス
「早くアクパイルに行って……すぐに転送装置でニューシティーまで行きましょ……」









ファロウ
「ふぅ〜……ようやく回復できた。今回ばかりは本当に疲れたぜ……」

トシ
「俺なんて泉の水50杯も飲んじゃったよ」

ディージア
「歩いてる途中で何回も昏睡しちゃったわ……」

ルガード
「この後はどうします?ちょうどニューシティーまで来ているから、バルローンに聞いた地図を探してみますか?」

アイス
「ニューシティーの古い文書館に隠したって言ってたけど、そんな物どこにあるんだろう……?」

ファロウ
「この町は、ほとんど全て回ったはずだけど、それっぽい建物はなかったな」

メタル
「ファーザー・ルラエに聞いてみたが、彼も知らないようだ」

トシ
「うーん、あと知ってそうな人といえば……」

ルガード
「図書館のワンダーランド教授なら知ってそうじゃないですか?」





アイス
「ということで、何か知りませんか?」

ワンダーランド
「フム……少し考えさせてくれ……オールドシティに、いくつかの文書館があったはずだ。だがニューシティーが建造された時に、それらは埋もれてしまった。何年か前に、過去の記録を調べるため、そこに行ったことがある。確か、まだ鍵を持っていたと思うが……ちょっと待っていてくれ」


メタル
「この鍵は……オールドシティ・アクセスキー!」

ワンダーランド
「探し物に役立つことを祈るよ」


トシ
「どこからか、オールドシティに入ることができるということか」

ファロウ
「オールドシティって、ニューシティーの地下に埋もれてるんだろ?」

ディージア
「この町の地下に行けるような所なんてあったっけ?」

アイス
「前に町を回った時、怪しい建物があったわ」



ディージア
「『死刑囚の監房』……中に入ったことあるけど、何も無かったじゃない」

トシ
「もう使われてない建物のようだったな」

メタル
「いや、この一番奥の壁……よく見ると、何か書いてあるぞ」



ルガード
「かすれていますが、書かれていた文字はおそらく『Old City Access』……つまり、ここにオールドシティの入口があったのかもしれませんね」

ファロウ
「さっき教授から貰った鍵が、壁の穴に入ったぜ……!」

トシ
「奥に階段がある!」

メタル
「ということは、この下がオールドシティということか……ラツキン達が隠した地図は、ここにありそうだな」

ルガード
「本当にオールドシティの中に入ることができるとは、少し意外でしたね」

トシ
「中は完全に廃墟のようだな。人が住んでいるような所じゃなさそうだぜ」



ディージア
「あんなひ弱そうな教授でも来れるってことは、そんなに危険じゃないでしょ」

ファロウ
「お、宝箱だ。中身は……呪文の本か……」

アイス
「古文書といえば古文書ね」

ディージア
「大昔の遺跡だっていうのに、あんまり大した物が見つからないわ」

ルガード
「目ぼしい物は、ワンダーランド教授にあらかた発掘されてしまったのでしょう」

トシ
「こっちに隠し部屋があったぜ!宝箱もあるぞ!」

メタル
「あった!中に地図が入っていたぞ!」



ファロウ
「随分と簡単に見つかったな」

アイス
「行ける所もこれで全てのようね」

トシ
「マップもこんなもんだったぜ」



ルガード
「これだけの遺跡しか残っていないのでは、オールドシティについての研究も難儀するわけですね」

ディージア
「見つけたのは、何て地図だったの?」

アイス
「タイトルは……『ドラゴン』……内容は、相変わらず今までに見つけた物と同じで、抽象的なことばかり書いてあるわ」

ファロウ
「ドラゴンか……」

ディージア
「地図ばっかり増えていくけど、一向に書いてある内容の手がかりが分からないわ」

メタル
「じゃあ目的も済んだし、とりあえず外に出るとするか」

ルガード
「次はどこへ行きますか?」

トシ
「行けそうな所は、さっきのアクパイル山の上、エリン川の上流付近、あとはニクタリンスの先に続く道、ってところだぜ」

ディージア
「もう山とか川とかは疲れたから、ニクタリンスの南に行ってみようよ」


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