Wizadry7 プレイ記録 16.山に咲く花

ディージア
「ねえねえ、どの職業でも途中から成長ペースが同じなら、ヴァルキリーに転職してもいいでしょ?」

トシ
「そうだな〜……もう昔ほどチートじゃなくなったみたいだし、いいんじゃないの?」

メタル
「ディージアもヒールくらい使えないと先が厳しそうだし、ヴァルキリーなら丁度いいかもな」

ディージア
「やったー!やっぱ私って、こういう職業じゃないと輝けないのよね」



アイス
「ヴァルキリーなら装備もそのまま使えるから、呪文が使える分だけパワーアップね」

ルガード
「じゃあ行きましょう。この先は、前にティーラングのスパイを探したトラモンテンの森ですね」

メタル
「この森は、俺達がガーディアで最初に降り立った場所だったな」

ファロウ
「そういえば、いきなりベラの奴に船から降ろされたんだっけ……あいつはコズミックロードを追って行ったけど、今どこにいるんだろうな?」

ディージア
「どうせ、まだコズミックロードを捕まえられてないんじゃない?あいつ何だか鈍そうだったし」

アイス
「アストラル・ドミナを探せとか言われたけど、今のところ何の手がかりもないままね」

トシ
「あの『クリプト』とか『サーペント』とかの地図が怪しいんだよな……。あれを集めていけば、いずれ辿り着くような気がするぜ……」

メタル
「他の奴等に奪われなければいいけどな」

ファロウ
「それにしても、アンパニ達が見つからないどころか、森がどんどん深くなってきてるぜ」

アイス
「ここ最近、森ばっかり歩いてる気がするわ……」

ルガード
「分岐だらけですね。ここの地図を作るのは相当根気がいりますよ」

トシ
「作るのは俺だけどな……」











ディージア
「あー、もう!敵が多い!」

ファロウ
「なあ、そろそろ素手の方が強くなってきたから、このポイズンダガーを外したいんだけど……」

メタル
「次にリムーブカースの呪文を覚えてやるから、もうちょっと我慢しろ」

アイス
「この森どこまで続くのかな……さすがに疲れてきたわ……」

トシ
「俺達って体力無いよなぁ……」

メタル
「そういえば、少し風景が変わってきたな。辺りに岩壁が増えてきたぞ」

ファロウ
「おい、あっちに山が見えるぜ!」



アイス
「あの東に見える山が、アクパイル山脈という所みたいね」

ルガード
「深い青紫色に霞む山頂……花の彩りを添えた麓の森が描くなめらかな地平線……いい風景です」

メタル
「見てる分にはいいけど、登るとなると大変そうだな」

トシ
「山を見ると、アラム城のジャイアントマウンテンを思い出すぜ。あそこのマッピングは今でも夢でうなされるよ……」

ディージア
「あそこに綺麗な花が咲いてるわ!摘んでこようかな」



ファロウ
「あの崖の亀裂の中か……結構高い場所だな」

アイス
「高山植物を摘んじゃダメなのよ!」

ディージア
「せっかく綺麗な花なんだから、崖の上でひっそり咲いてるより、ちゃんと皆に見てもらった方が花にとって本望なはずよ。じゃあ、ちょっと登ってくるね!」

ルガード
「あんな場所に逞しく咲いた花を、身勝手な理由で摘むだなんて、モラルの欠片もありませんね」

ディージア
「ここに足を引っ掛けて……もうちょっと……きゃっ!落ちる……!!」

メタル
「うわっ!」

トシ
「ぎゃっ!」

ファロウ
「いてて……」

ディージア
「……何であんた達まで一緒に登ってるの……?」

メタル
「い……いや……何となく……」

トシ
「思わず登りたくなってしまって……」

ディージア
「もう!みんなで登ったら、落ちた時に大変でしょ!じゃあ、もう一回登るけど、今度はちゃんと下で待っててね」

ファロウ
「お……おう、すまんな」

ディージア
「ここに手を引っ掛けて……もうちょっと……きゃっ!落ちる!!」

ルガード
「うわっ!」

ファロウ
「ぎゃっ!」

アイス
「いたた……」

メタル
「うう……やはりクライミングのスキルが低いみたいだな……」

ディージア
「だから皆で登る必要ないでしょ!」

トシ
「す……すまん、分かってるんだけど、何故か体が勝手に……」









ディージア
「ふぅ……ようやく摘んで来れた」

ルガード
「これはイエローリオンという花ですね」

メタル
「イエローリオンと言えば、五花道場のジーン・ゼンから探して来いと言われてた花じゃないか」

トシ
「そういえば、そんな話もあったな。5種類の花を集めてくれば入門させてくれるんだっけ」

ファロウ
「ここらに生えてる花だったのか。他の花もあるかもしれないから、もうちょっと探してみようぜ」

メタル
「岩陰とかの隅っこが怪しいな」

ルガード
「見つけましたよ。この木の下に白い花が咲いてます」



ディージア
「じゃあブチッっと……」

ファロウ
「この花がホワイトダリアか……やけに刺激的な香りがするな」

アイス
「この辺りには、もう無いみたいね。別の場所へ行ってみましょう」

メタル
「一度森まで降りて、別のルートから登らないといけないから苦労するな……」

ファロウ
「でも、ようやくここらの地形が分かってきたぜ」

トシ
「おーい、こっちに青い花があるぞ。ちょうどこの岩の窪みの中に見えるぜ」

ルガード
「あの花は……ブルーミシアですね。窪みの中に手を入れればギリギリ届きそうですよ」

ディージア
「じゃあブチッと……」



トシ
「あ、虫がついてた」

ディージア
「いゃあああぁぁ!!」









メタル
「ん……?なんだ……?」

ルガード
「鳥が空で何かに追われていますよ。今にも捕まりそうです」

アイス
「あ、鳥が降りてきたわ!」



トシ
「この鳥……俺達に何かを伝えようとしているような……」

ディージア
「気のせいでしょ。ああ……捕まっちゃったわ」

ルガード
「やっぱり自然界は弱肉強食ですね」

ファロウ
「なんだか不気味な所だぜ……」

メタル
「この先は結局行き止まりだったから、別の場所へ行ってみよう」

トシ
「なかなか他の花が見つからないな……」

ルガード
「こっちに通路が続いていますよ」

メタル
「ここは……洞窟か……?」

アイス
「そんなに広くはなさそうね。すぐに湖で行き止まりになってる……」



ディージア
「ここの水、波打ってるから湖とは違うんじゃない?」

ルガード
「ゴクゴク……水もやけに塩辛いですよ」

トシ
「腹壊しても知らないぞ……」

メタル
「この先に何かありそうだな……久しぶりに泳いでみるか」

ディージア
「え〜?もう疲れた〜……」

トシ
「スタミナの呪文で回復しながらじゃないとキツイな」

ルガード
「(バシャバシャ)塩辛い水だというのに、体が浮かぶわけではないんですね」

ファロウ
「お、スイッチ見つけたぜ!(ガチャン)これで何かが起こるんじゃねーか?」

ディージア
「洞窟が振動してる……」

メタル
「…じゃあ通路に戻ってみるか。狭い洞窟だから、変化があればすぐ分かるだろう」

アイス
「あ、こっちの壁が開いて先に進めるようになってるわ!」

トシ
「でも、この先も湖だぜ」



メタル
「何か変だぞ……水流が激しすぎる……!」

ルガード
「激しいだけではなく、この流れでは水中に引き込まれそうですよ」

ディージア
「いかにも向こう岸に何かありそうだけど……」

ファロウ
「泳ぎを極めた俺でも、この中はさすがに泳げないぜ」

メタル
「とすると、ここで行き止まりか……。行ける所は全て回ったと思うが、先に進む道は無いみたいだ」

ルガード
「じゃあ、とりあえず引き返しますか。回復の泉へ行きましょう」

トシ
「何か別の情報を入手してから、また来ることになりそうだな」

ディージア
「はぁ……結局、花も3つしか見つからなかったし、疲れただけだったわ……」

ファロウ
「次はどこへ行くんだ?」

アイス
「まだ行ってない所って、どこかあったっけ?」

ルガード
「あとはニクタリンス周辺ですかね」

メタル
「じゃあ回復がてら、ニクタリンスの方へ行ってみよう」


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